中学生からでも留学できる?初めての留学で気をつけるべきこととは

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英語学習者の皆さん、こんにちは!ネイティブキャンプのこのコラムでは毎回、英語学習に従事する皆さんの役にたつ英語表現や会話表現をピックアップし、使い方を解説しています。さらに、英語を活かして留学をしたり、海外勤務を経験したり、海外に移住、旅行したりすることに興味がある方に有益な情報も特集していきます。

ズバリ、今回特集していくのは「中学生の海外留学」についてです!海外留学と聞くと、大学生や専門学生、もしくは社会人になってから行う人が多いと感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかしコロナ禍が過ぎ、再び世界の動きも活発化している現在、海外へ留学に行こうと考えている人は大人ばかりではないようです。

現在では中学生から留学できる制度やプログラムがいくつか存在しており、実際にそれらを利用して中学留学をするお子さんもいらっしゃいます。そこで今回は、まだあまり知られていない「中学留学」の実態と、中学で海外に留学することで得られるメリットと気をつけなければいけないデメリットを解説していきます。

その上で、どのような中学留学の制度が存在しているのかをご紹介していきます。今後、中学生のお子様の留学を検討している保護者の方や、将来自分のお子さんに中学留学を経験させてあげたいと思っている保護者の方にはぜひ、中学留学について知識を得ていただけたらと思います。

中学生でも留学はできる?

そもそも、中学生が日本から海外に留学することは可能なのでしょうか?その答えはズバリ、イエス!です。近年では、急速なグローバル化に伴い日本でも早期英語教育に従事するご家庭が増えています。

そんな中、お子様自身が英語や海外に興味を持ってくれたご家庭では中学生から海外経験を積ませてあげたいと考えることも多いです。そのようなニーズが増えたこともあり、中学生でも留学できる制度が整えられ、その認知度も上がってきました。

早いうちから日本を出て海外で英語に触れることで、英語力の向上はもちろん、多様な価値観を受け入れる姿勢自立心を育成することも可能です。

実際、近年中学生のうちから海外留学をする方が増えています。その理由としては、高校生や大学生の留学よりも入学条件が低く、求められる英語力も英検3級ほどです。

さらに、思春期という多感な時期に海外に出ると、さまざまな文化や価値観に触れることで自分の視野を広げる絶好の機会になります。その中で、語学を習得して、自分自身が挑戦したい進路の幅を広げることもできます。

参考資料:

中学生でも留学できる?メリットやおすすめの国、不安な場合の対処法もまとめて解説 | スクールウィズ - 英語力UPの留学エージェント -

https://schoolwith.me/columns/33429

中学留学のメリット・デメリット

続いて、中学生のうちから海外に留学をすることで得られるメリットと、注意しておきたいデメリットを紹介していきます。メリットとデメリットを比較することで、留学前に必要な心の準備や心の持ちようを確立できます。

中学留学のメリット1:英語を学ぶモチベーションが上がる

中学生は、学校で英語を学習し始めたばかりの年代。これから学年が上がるにつれて、英語学習もどんどん進んでいきます。この時期に留学を経験して英語でコミュニケーションをする楽しさを知っておけば、長く続く英語学習のモチベーションを自分自身で維持することができます。

中学留学のメリット2:自立心や向上心が芽生え、海外への興味がもっと増す

中学生という多感な時期に留学をすると、現地で立ちはだかった問題を自分自身で解決したり、文化の差による混乱を乗り越える力を身につけられます。これは、日本に帰った進学後、社会に出てからも大切なスキルです。

中学留学のメリット3:将来への選択肢の幅が広がる

さらに、中学生のうちに英語力を向上させることができれば将来なりたい職業や大学で集中して研究してみたい分野の幅がグッと広がり、躊躇なく挑戦することができます。

言語のせいで挑戦できないということがないように、中学留学によって英語の大切な基礎を作ることが重要なのですね。

中学留学のデメリット1:留学費用がかかる

日本の公立高校で勉強を続けるよりも、費用がかかってしまうことはデメリットの一つになります。中学生が単身で海外留学をする場合、留学する地域にもよりますが通常の費用に加えてガーディアン(現地生活をサポートしてくれる人)への費用を支払う必要がある場合もあります。

ガーディアンに支払う費用は1年間で約30万円ほどと言われています。未成年の留学になるので、現地での本人の安全面をしっかりと確保するためにもガーディアンの手配は譲れないという方が多いです。

高校や大学留学よりも費用は安く済むことは多いですが、ご家庭では大学受験準備や塾代、大学進学などこれからかかる教育費用などもしっかりと計算した上で中学留学に挑戦することが大切かもしれません。

中学留学のデメリット2:体調面や精神面のメンテナンス

若干13歳〜15歳という若さで日本の親元を離れ、現地で生活をする上ではさまざまな壁にぶつかります。時には慣れない土地での生活で疲れが溜まって体調を崩してしまったり、学校やホームステイ先、寮での人間関係で悩んでしまったり。その度に、相談できる誰かを見つけて聞いてもらったり、ストレスを解消する方法を自分で見つけたりするなどの対策を取らなければいけません。

親が自分のそばにいない状況で豊かな留学生活を送れるかどうかは、困った時に周りの人に声を掛けられるという力や、問題解決能力などをつけていくことが必要になります。

日本の学校の授業に遅れが出る可能性も

留学期間にもよりますが、小学校よりも学ぶ科目や寮が増える中学校では授業に遅れをとってしまう可能性もなきにしもあらず。特に、帰国後に高校受験を控えている場合は受験勉強に影響が及ばないような留学方法を検討するのもいいでしょう。

留学準備の段階で、帰国後のスケジュールについて考えておくことで普段お授業や高校受験に影響が行かないように工夫をしましょう。

参考資料:

中学生ができる留学とは?費用の安い国や実際の体験談・メリット | 留学くらべーる

https://ryugaku.kuraveil.jp/ages/junior-high-school#part-479bacc859dbcaaf

中学生の留学は早い?留学の種類やメリット・デメリットについて解説 - 目白駅英語教室 KYCS ENGLISH SCHOOL 幼稚園小学生向けの英語教室

https://kycs-english.com/中学生の留学は早い?留学の種類やメリット・デ/

中学留学の種類

さて、ここからは実際に中学生が利用することができる留学制度をピックアップし、紹介していきたいと思います。親元を離れて遠く離れた国で生活を送ることに不安はもちろんつきもの。でも、帰ってきた時の自分は一回りも二周りも大きくなっていること間違いなし!

自分にはどの留学スタイルが合っているのかをしっかりと検討して、現地での生活が有意義になるようにしましょう。

休暇期間を利用した短期留学

一つ目の選択肢は、中学校の休暇期間を利用した留学です。長期休暇とされる夏休みや冬休み、春休みの期間を利用して行うのが「サマーキャンプ」や「現地校体験」と呼ばれる短期留学です。

これは、半年以上や正規留学に挑戦する前に、海外生活を体験してみたいと思う学生さんにおすすめの方法です。

ボーディングスクールへの留学

「ボーディングスクール」と呼ばれる全寮制の学校は、他の学生たちと寝食を共にし、同じ屋根の下で生活をするスタイルの留学です。ハリーポッターの学校生活を想像していただけると、わかりやすいのではないでしょうか。

公立や私立の学校よりも生徒と教員の距離が近く、密接なコミュニケーションを行うことができます。先生は教科を教えてくれる教師でもあり、同じ屋根の下で寝泊まりをする半分親のようでもあります。

さらに、ボーディングスクールでは全寮制や少人数教育など独特の留学スタイルを経験できます。ある分野に関して集中して学習したい人や独自の教育方法で自分の成長を図る留学生活を送ってみたい方におすすめの方法です。

公立中学への留学

最後に紹介するのは、現地の公立中学校へ留学するという方法です。公立学校には現地で生活をするネイティブスピーカーの子どもたちが通っていることがほとんど。その国で育った人たちと交流をしたい方にはぴったりの留学方法です。その土地に馴染んだ言語能力を学校生活や普段の生活の中で身につけられるため、ネイティブのような英語の習得を期待することができます。

公立中学校に留学をする際は多くの場合、現地の住民の家に住まわせてもらう「ホームステイ」という滞在方法が一般的です。学校生活だけではなく、現地の人の家に泊まらせてもらうことで現地の生活スタイルや文化を肌で感じることができます。

学校での勉強だけでなく、その国の暮らしや文化、社会やライフスタイルにも溶け込んでみたいと考えている学生さんにはとてもおすすめできる留学方法です。

まとめ

このコラムではここまで、中学生が海外留学することについて特集しました。そもそも中学生は海外留学が可能なのか?という疑問にお答えした後、中学留学のメリット・デメリットを解説。その上で中学生が利用できる海外留学の方法を三つほどピックアップしました。いかがでしたでしょうか?

中学生という吸収力の高い時期に海外に出て現地で生活を送ることは、人生においてかけがえのない素敵な経験となること間違いありません。実際に筆者も中学一年生の時に初めて海外で過ごしましたが、今でも英語をはじめとした外国語を学ぶ原動力になっていますし、常に視野は世界に向いています。海外留学によって、中学生の皆さんの視野や価値観が少しでも広がりますように。

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