短期留学の費用ってどれくらい?留学費用を安く抑える方法

留学費用、オンライン英会話、ネイティブキャンプ

短期留学を考えている方にとって、費用がどれくらいかかるのかということはとても重要なポイントですよね。「できれば費用を安く抑えて、コスパよく留学できたらいいな」と考えている方も多いのではないでしょうか。

ひとくちに短期留学と言っても、高校生、大学生、社会人といった立場の違いや、オーストラリア、カナダ、アメリカ、はたまたフィリピンなど、どの国に留学するかによっても費用は大きく変わってきます。

今回は、国別の短期留学にかかる費用のほか、留学費用を安く抑える方法についても解説していきます。

短期留学の費用ってどれくらい?

短期留学では、海外の学校に1週間から3ヶ月ほど通いながら生活します。海外旅行とは違い、ある程度現地にじっくりと腰を据えて滞在することになるため、学費だけなく生活にまつわる費用がかかってくることが特徴です。

また多くの場合、留学全般のサポートをしてくれる留学エージェントにも費用を支払います。安心して短期留学を楽しむためには、留学準備期間から留学中にいたるまで何かと費用が掛かるのが実際のところです。

留学費用の総額や内訳は留学期間や留学先によって大きく変わってきますが、短期留学で必要となる主な費用項目をおおまかにまとめると、以下のようになります。

・渡航費(航空券代、空港使用料など)
・学費(入学金、授業料など)
・滞在費(寮、ホテルなど)
・海外旅行保険料
・パスポート・ビザなどの申請手続き費用
・生活費(消耗品代、ランドリー代など)
・学用品費(PCタブレット類、電子辞書、教材など)
・レジャー・アクティビティー費
・留学エージェント費用

短期留学は渡航費の占める割合が大きいことも特徴で、日本からの往復航空券だけで10~20万程度の金額がかかることもめずらしくありません。

学費の安い語学学校を選んでも、渡航費の高いエリアや時期を選んでしまうと、留学費用の総額が高くついてしまうこともあります。短期留学では、渡航費や生活費などを含めたトータルでの費用を比較検討していくことが大切です。

国別の短期留学の費用

英語の留学先は欧米諸国だけでなく、アジア圏やオセアニア圏にも広がっています。それぞれのエリアや国によって物価や渡航ルートの種類が異なるため、どの国に留学するかによって短期留学費用は大きく変わってきます。

学費・滞在費・生活費・渡航費を含めたおおまかな短期留学費用を国別に比較すると、以下のようになります。

国名 1ヶ月 3ヶ月
アメリカ 20~70万円 40~120万円
イギリス 20~60万円 60~150万円
カナダ 25~55万円 60~125万円
オーストラリア 25~50万円 60~120万円
ハワイ 25~50万円 50~150万円
マルタ 25~50万円 50~90万円
ニュージーランド 20~30万円 40~80万円
フィリピン 15~30万円 35~70万円

やはり、傾向としてアメリカやイギリス、カナダといった欧米諸国は留学費用も高めになる傾向があります。その一方で、ニュージーランドやフィリピンは比較的留学費用が安く抑えやすいといえます。

ニュージーランドは治安も良く、フィリピンはマンツーマンレッスンの割合が多いといったそれぞれの留学における個性もありますので、ニーズとマッチするようであれば、これらの国はコスパのよい留学先として魅力的な候補となることでしょう。

なお、上記に含まれていない費用として、海外留学保険費やレジャー費、アクティビティ代、交通費などがあります。特に海外保険費用は、留学には必須の出費と考えてよいでしょう。

海外保険については、クレジットカードに付帯しているサービスを使うという方法もありますが、留学に対するサービスとしては内容が充分でない場合もあります。出発前によくサービス内容を検討し、安心して留学生活が送れるような保険に前もって加入しておくことをおすすめします。

留学費用を安く抑える方法

留学費用を安く抑える方法はいくつかあります。留学準備の段階からできることも多くありますので、チェックしていきましょう。

物価の安い国・都市を選ぶ

留学先となる国や都市の物価は短期留学費用に大きく影響します。複数の国を比較して、できるだけ物価が安い留学先を選ぶことで費用を大きく抑えることができます。

たとえば英語留学では、アメリカやイギリスよりもニュージーランドやフィリピンの方が物価が安い傾向があります。

また同じ国の中でも、大都市や観光地エリアでは物価が高くなりがちです。地方都市や郊外のエリアを選ぶとぐっと費用が安くなることもありますので、留学先を選ぶときには大都市以外に物価の安いエリアを探していくのもおすすめです。

語学学校などの割引キャンペーンを活用する

語学学校や留学エージェントでは、時期によって様々な割引キャンペーンが提供されています。例として、早期予約による割引のほか、比較的人の少ない時期に割引を提供していたり、年末年始で休暇が多い時期にキャンペーンが行われていたりもします。

また、留学フェアなどのイベントに参加すると、参加者だけの特別な割引情報を手に入れられることもあります。こういったお得な割引情報は、語学学校や留学エージェントの公式サイトやSNSなどに掲載されていることが多いので、まだ留学する決意が固まっていなくても積極的にチェックしてみてくださいね。

ビザの申請方法

多くの国では、1か月未満の短期留学であればビザ無しで渡航することが可能です。たとえばフィリピンでは、30日以内の語学学校への短期留学は「無査証滞在」という扱いとなります。

ビザが必要となる場合にも、ビザの申請を自分でオンライン上で行うことにより、費用を節約することができます。現在では多くの国がオンラインでのビザ申請を受け付けていますので、ぜひ活用しましょう。

留学エージェントや旅行代理店でもビザ申請を代行してもらえますが、その分の手数料を支払うことがほとんどです。時間と手間はかかりますが、留学先となる国の大使館の公式サイトでビザ申請の必要事項について調べるなどして、自分でチャレンジすることもぜひ検討してみてください。

航空チケットの取り方

海外留学費用では、航空券が費用の大きな割合を占めます。とくに短期留学では、学費のかかる期間が短い分、総費用に占める航空チケット代金の割合はとても大きいものになります。

いかに航空チケットを安くお得に購入するか、という点が費用を抑えるポイントとなりますが、航空券を安くする方法としては以下のようなものが挙げられます。

・直行便より乗継便を選ぶ
・LCC(ローコストキャリア)を使う
・早期割引を使う
・閑散期に利用する

どの国に行くとしても、直行便を使うよりは乗継便を使う方が航空チケットは安くなる傾向にあります。乗継便をうまく計画すれば、乗継都市を観光するチャンスも作ることができるため、ぜひ積極的に活用してみてほしい方法のひとつです。

また、LCC(ローコストキャリア)が就航している留学先エリアの場合は、LCCをうまく活用することが費用を安く抑える有効な手段となります。

ただし、LCCを使う際には「悪天候等で欠航になったけれど代替便の設定がなかった」といったトラブルや、「空港の一番端に到着したので、移動距離がありすぎて次の便への乗継が間に合わなかった」といった思わぬ状況に陥る可能性があることを念頭に置いておきましょう。欠航時などの対応オプションがついたチケットを予約したり、前もって飛行機の到着する場所や空港での流れをチェックしておくことで、不測のトラブルを回避しやすくなります。

留学の滞在先

留学の滞在先は、寮、ホームステイ、ホテル、シェアハウスなどがあります。なかでも最も費用の節約になる滞在方法は、ホームステイです。ホームステイは現地の一般家庭でホストファミリーとともに生活する滞在方法で、1日2~3食の食事がセットになっていることがほとんどです。

食事の準備には時間とお金が意外とかかりますので、ホームステイを活用することで、費用をグッと抑えて滞在することができます。費用を節約できるだけではなく、ホストファミリーと交流したり、現地での暮らしを垣間見ることができるのもホームステイの良いところですね。

国内留学という選択も

日本への海外旅行者の増加に伴い、国内でも英語が多く使われる地域が増えてきました。たとえば北海道のニセコでは、上質なパウダースノーを求めて外国人観光客が多く訪れており、「ニセコの公用語は英語だ」などと言われることもあるようです。

ニセコではこの特徴を活かして「ニセコで働きながら英語留学をする」といったプログラムも行われています。日本国内にいながらにして、英語漬けの生活ができるというわけです。

また沖縄では、沖縄在住の外国人の住宅にホームステイをするといった国内留学のスタイルもあり、日本全国を含めると実はいろいろな場所で「国内留学」という形のサービスが提供されています。

国内留学の場合は、滞在先はもちろん日本国内となります。海外への渡航と比べると、移動にかかる時間や距離が格段に短いため、渡航費をぐっと安く抑えることができますし、場合によっては飛行機ではなく、鉄道やバスといった地上交通で移動を済ませることができたりもします。留学費用を抑えるための選択肢のひとつとして、国内留学について調べてみるのもおすすめです。

まとめ

短期留学費用には、語学学校や大学の学費だけでなく、滞在費、生活費、留学エージェント費用、航空券チケット代などいろいろな費用がかかります。

留学エージェントや語学学校をよく検討して選ぶことはもちろんのこと、渡航先となる国や都市をよく比べたり、少しでもお得に航空チケットを購入する工夫をしていくことで、留学費用総額を抑えていくことができます。

短期留学を検討している方は、今回の記事も参考にしながらいろいろな情報を探して行動してみてくださいね。

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