【2024年版】レベル別のTOEIC®対策のおすすめ本を紹介します!

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多くの社会人にとって、多少の英語スキルは持っていて当たり前のものになりました。

英語力が収入や昇進に大きな影響を及ぼす、という人も少なくはないでしょう。

その英語力を図る物差しとして、一般的なものがTOEICです。

Test of English for International Communicationの略で、日本国内ではもっとも信用されている英語力の物差しとして知られています。

面接時にTOEICの点数を聞く会社も増えています。

そのため、英語力が必要と言われたら、とりあえずTOEICの教材を買って勉強を始めるという人が多いですね。

しかしそんな人の多くがぶつかる壁が、「どの教材を選べばいいかわからない」ということ。

前述したとおり、TOEICは日本でもっともポピュラーな英語検定の1つです。当然、多くの出版社から無数の教材が販売されています。

いきなり本屋やオンラインで買おうとしても、自分に合ったものを選ぶのは至難の業でしょう。

ということで今回は、「レベル別のTOEIC対策のおすすめ本」を紹介していきます。

本屋さんに行く前に、オンラインショッピングアプリを開く前に、こちらの記事を一通り読んでみてください。いい道しるべになるはずです。

レベル別TOEIC対策におすすめの本

紹介の前に、なぜ「レベル別」なのかを理解しておきましょう。

参考書は自分のレベルに合ったもの使わなければなりません。

自分の英語力より高いものを使うと、スパルタトレーニングのように、無理矢理に英語力を上げられるような気がしますが、そういった漫画のような展開は英語学習にはありません。

英語は積み上げ型の知識が重要になります。そのため、まずレベル1を理解しなければ、レベル2に対応ができないのです。

無理して背伸びをして、高いレベルの教本を買っても、結局何も理解できないまま時間が過ぎることになります。

また逆に、自分のレベルより低い教材もよくありません。

たしかに、スイスイと進めることができて学習がはかどっている気分になるかもしれませんが、それは当然偽りです。

「勉強している感」だけを求めないようにしましょう。適度なストレスを感じていないときは、無駄な時間を過ごしていることが多いです。

TOEIC400点を目指す人におすすめの本

まずはTOEICスコア400点台を目指す人向けの本です。

TOEIC400点というと、基礎的な英語力はあるけど、仕事で使うにはまだまだ、といったくらいのレベルですね。初心者卒業、といったところでしょうか。

銀のフレーズ

「銀のフレーズ」は、TOEIC400から600点を目指す学習者が知っておくべき単語を収めた単語帳です。

基礎、頻出、必須、発展に分けられて単語が掲載されており、どこから始めればいいのかがわかりやすいのが特徴です。

スマホで再生できる音声も、無料で利用できるので、リスニング対策にも役立ちます。

はじめて受けるTOEIC(R) L&Rテスト 全パート完全攻略

「はじめて受けるTOEIC(R) L&Rテスト 全パート完全攻略」は、TOEICの各パートの説明、攻略法、練習問題が収録された、総合的な参考書です。

TOEICはテストの形式に慣れていないと、自分の本来の英語力が発揮しづらいことがあります。

早いうちから、TOEIC攻略に特化した勉強方法を身に着けておくべきでしょう。

TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問

「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」はTOEFLの文法パートの問題を1,000問収めた参考書です。

文法問題は数をこなし、パターンを覚えることが得点につながります。

この問題集では、数をこなしつつ、1つ1つの問題の解説を通してじっくりと知識を深めることができます。

TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート1・2

「TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート1・2」はタイトルの通り、TOEICのパート1と2の問題を収めた問題・解説集です。パート1と2はリスニングですね。

リスニング音源はMP3もしくはスマホのアプリで聞くことができます。

比較的簡単な問題をそろえているので、TOEIC初心者にぴったりです。

公式TOEIC Listening & Reading 問題集

「公式TOEIC Listening & Reading 問題集」はタイトルに「公式」とあるとおり、TOEFLの問題を制作する機関のETSから出ている問題集です。

TOEICの問題を作っている人によって製作されており、TOEICのナレーターによって問題の読み上げも行われています。

非公式の練習問題との微妙な違いが気になってしまう、という方はこれを練習に使うといいでしょう。

公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 1

公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 1

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TOEIC600点を目指す人におすすめの本

続いて、TOEIC600点を目指す人向けの本です。

TOEIC600点は、履歴書に書いても「英語力あり」と判断されるスコアですね。

しかし実践で使えるかと聞かれると微妙、といったところです。

初心者は卒業しているけど、これからもっと実践力とスコアを伸ばしていかなければいけない学習者に向けた本がこちらです。

世界一わかりやすい TOEICテストの英単語

「世界一わかりやすい TOEICテストの英単語」は、TOEIC600点越えを目指す人に合わせた単語帳です。

従来の単語帳とは異なり、単語を紹介するごとにフレーズ、コラム、関連知識などが掲載されており、単純作業になることがありません。

そのため単語の掲載数は少ないのですが、TOEIC頻出単語を確実に覚えることができます。

TOEIC L&Rテスト 目標スコア奪取の模試

「TOEIC L&Rテスト 目標スコア奪取の模試」は、模試集なのですが、少し変わったところがあります。

それは「捨てる」という技術について触れられているところです。

ゆくゆくは満点を取りたいけど、600点を目指している段階ではまだ難しいです。そこで現時点で解ける問題のみをピックアップして、効率よく点数を上げていく技術を公開しています。

TOEIC L&Rテスト 書き込みドリル【全パート入門編】

「TOEIC L&Rテスト 書き込みドリル【全パート入門編】」は書き込み型のドリルです。

同じ系統の問題を、いろいろな形式で解くことができ、無理なく基礎を固めることができます。

語彙や文法なども易しいレベルになっているので、挫折防止にもつながります。

TOEIC800点を目指す人におすすめの本

TOEIC800点は、「英語に関してはかなりの信頼を置ける人材」という認識がされるスコアです。

満点目指してもう一息、という学習者に向けた本がこちらです。

公式TOEIC Listening & Reading問題集6

400点台のところでも紹介した、TOEICテストを制作しているETSから出版されている公式問題集です。

こちらは先ほど紹介した本の強化版です。

どのレベルにいる人でも、公式問題集は1度解いておいた方がいいでしょう。

TOEIC L&R テスト 壁越え模試リスニング

「TOEIC L&R テスト 壁越え模試リスニング」は、TOEICのパート5・6にフォーカスした問題集です。

基礎固めと発展編が同時に学べることができるため、レベルアップにはもってこいの1冊です。

1駅1題! TOEIC TEST 文法特急

「1駅1題! TOEIC TEST 文法特急」は、文法問題をそろえた問題集です。

各問題に、回答の目標時間が設定されており、時間の感覚も身に着けることができます。

設定時間どおりに回答できるようになるまで、繰り返し解く、という使い方がおすすめです。

TOEIC900点を目指す人におすすめの本

TOEIC900点越えは、「英語マスター」の位置づけになるスコアです。

英語力だけでなく、読解力や社会情勢などの知識も兼ね備えた学習者ですね。

満点の990点を目指す猛者たちのための本がこちらです。

3週間で攻略 TOEIC(R) L&Rテスト900点!

「3週間で攻略 TOEIC(R) L&Rテスト900点!」は、800点台から900点台への壁を壊すことにフォーカスを当てたプログラムを扱っている参考書です。

800点台の学習者を900点台に乗っている学習者の間で正答率に差が出ている問題をピックアップし、詳しく解説しています。

TOEIC(R) L&R TEST 990点突破ガイド リーディング編

「TOEIC(R) L&R TEST 990点突破ガイド リーディング編」は、リーディングに特化した参考書です。

パート7の長文読解の攻略法を解説しています。

パート7で時間が足りなくなってしまう、点数が伸び悩んでいる、という方は必読の1冊でしょう。

TOEIC L&Rテスト990点攻略 改訂版

「TOEIC L&Rテスト990点攻略 改訂版」は、TOEIC満点まであと一歩、という学習者に手に取ってほしい参考書です。

毎回は出てこないようなレアな種類の問題を多く取り上げており、最後の1問まで確実に正解したい、という方にぴったりの1冊になっています。

TOEICの参考書の選び方

「TOEICの参考書の選び方」については冒頭で少し触れましたが、実際のところ正解はありません。

英語力は人によって違うし、弱点も違います。さらに勉強のスタイルや、やりやすい方法も変わってきます。

ここで少し、自分に合った参考書選びのコツを紹介します。

自分の弱点に合わせた参考書を選ぶ

自分の弱点、言い換えれば「自分が強化したい分野」に合わせた参考書を買うと良いです。

長文問題でわからない単語が多すぎるな→単語帳を買う
読めばわかるのにリスニングになるとわからない→リスニングの練習問題集を買う
英語力はあるはずなのにTOEICになると点数が伸びない→TOEIC模試集を買う

といった具合です。

練習問題や自身の過去のテストの結果を分析して、それに沿ったものを選ぶようにしましょう。

自分がやりやすい参考書を選ぶ

参考書にも個性があります。

同じリーディングの教材でも、文章の配置や言葉遣い、色合いなどが大きく異なり、それによって、学習の効率は大きく変わってきます。

周りの意見やレビューなどを参考にしつつも、最後は自分の感覚や好みを頼りに選ぶようにしましょう。

新しい参考書を選ぶ

絶対ではなくあくまで基本的に、という話なのですが、参考書は新しいバージョンのものが好ましいです。

TOEICテストの内容は、定期的に更新されています。英語そのものも変わっていますし、長文読解やリスニングの内容も時代に合わせたものになっています。

古い参考書を使い続けていると、そのアップデートについていけない可能性があるのです。

TOEICは英語力だけでなく、社会情勢や時事問題に関しての敏感さも必要になります。それについていけるように、改訂版が出たら、できる限り買いなおすようにしましょう。

目標点数と自分のレベルに合っているか

3つのポイントを説明しましたが、やはりもっとも重要なのが「目標点数と自分のレベルに合っているか」ということです。

冒頭でも触れましたが、自分のレベルにあっていない参考書を使うと、知識の吸収がスムーズにできず、モチベーションも下がるので、効率が大きく下がるのです。

背伸びをせず、低くも見積もらず、自分に合った参考書を買うようにしましょう。ギリギリついていけるかな、くらいのものがベストです。

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