留学に必要な英語レベルはどれくらい?留学前の勉強法も紹介!

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「留学がしたい!」そう考える人は多くいらっしゃると思います。留学をすることで、「英語圏の人とコミュニケーションが取れるようになりたい」「仕事の幅を広げたい」といった夢や目標を叶えることができます。ただ、いざ留学をしようと思った時に気になるのは留学前の英語力ではないでしょうか。

「英語を話せるようになるために留学がしたいけど、現時点の英語力でついていけるのかな?」「留学前に必要な英語力ってどのくらい?」など考えてしまい、英語力に自信がない方は留学をするのをためらってしまいますよね。

そこで今回は、必要になる英語力留学の目的別に解説します。そのレベルに達するためのおすすめの留学前の勉強法も一緒にご紹介するので、「留学したいけど英語力に自信がなくて一歩踏み出せない・・・。」という方はぜひ参考にしてみてください!

留学に必要な英語力

まずは、留学に必要な英語力についてお伝えします。結論、留学に必要な英語力はその留学の目的によって異なります。留学の目的には、語学留学、大学・大学院留学、インターンシップ、ワーキングホリデーなどが挙げられます。

「留学するためには高い英語力が必要そう」となんとなく思ってしまうのもわかりますが、それぞれ必要となる英語力は違います。まずは、現時点での自分の英語力と、目的に応じた必要な英語力を把握することが大切です。TOEFLや英検、IELTSなどで自分の英語力を把握することがおすすめです。

留学に英語力は必要ない?

「留学に英語力は必要ない」

留学に必要な英語力を調べていくうちに、そんな言葉を目にすることもあるかと思います。

留学は、元々英語が得意な人たちがさらにその英語力を磨くために行くものというイメージを持つ人も多くいらっしゃるかと思いますが、どちらが正しいのでしょうか。これも、留学がしたい理由や目的によって変わってきます。その目的によっては、英語力がなくても留学することは可能です。

英語を学ぶために留学がしたいという方であれば、自分のレベルに合わせた授業を受けるなど調整をすることで、英語力が高くなくても留学が可能です。

しかし、海外で専門分野をより深く学びたい方や、海外でしかできない体験をしたいというような方は、その目的を達成するために必要な英語力を持った状態で留学のタイミングを迎えることが求められます。

語学留学

語学留学とは、語学力を上げることを目的として海外にある語学学校に通う留学のことで、期間は最短1週間から長くても1年間ほどが一般的です。

留学の目的がこの語学留学であれば、英語力がなくても留学することができます。語学学校では、多くの場合事前にレベル分けテストがあり、ビギナーレベルのクラスも用意されているので、英語力がまったくなくてもその生徒に応じた授業をしてくれるためです。

とはいっても、もちろん授業はすべて英語で行われるため、英語力がまったくない状態だと授業についていくのが大変で、留学生活がストレスになってしまう可能性があります。事前準備として、最低でも中学レベルの英単語や文法はできるようにしておくことをおすすめします。英検準2級程度の英語力は持っておくようにするといいと思います。

また、語学学校で上のクラスに入れれば、より上達しやすい環境で英語を学習することができます。すでに英語力には自信があるという方でも、さらに磨くといいでしょう。

大学・大学院

大学・大学院留学では一定のレベル以上の英語力が必要になります。大学・大学院留学は英語力向上のためではなく、海外で専門分野をより深く学ぶためにするものだからです。英語でディスカッションしたりレポートを書いたりと、現地の学生たちと同じように学びます。

大学・大学院留学の場合、留学前に入学の基準としてTOEFLやIELTSのスコアを設けていることが多いので、留学前に一定の英語力の基準を満たしている必要があります。最低限TOEFL iBT61以上、英検2級以上程度は必要になることでしょう。

目指す大学によっては、さらに上のTOEFL iBT70以上や英検準1級程度の英語力を求められることもあります。現時点でそこまでの英語力に満たない方は、大学・大学院留学の前に一定期間語学学校へ通う場合もあります。

また、一般的な英語力だけでなく、学ぶ分野に応じた専門用語の習得も必要になりますので準備しておきましょう。

インターンシップ

インターンシップとは、特定の会社に正式に入社する前に仕事の場を実際に体験してみる制度のことを言います。実際の仕事を体験してみたり、企業で仕事をしている人から話を聞いたりすることで、自分のやりたいことをより明確にしたり、目標達成に向けたモチベーションをアップさせたりできます。

そして、インターンシップを目的として留学をする場合に必要な英語力は、受け入れ先の企業によっても異なります。

英語力に自信がない方は、日系企業を選ぶなどすれば英語力を問わず留学をすることは可能です。そうでない場合は、現地で働く社員とコミュニケーションを取りながら仕事をする必要があるため、大学進学レベルの英語力は必要になってくることでしょう。

また、携わる業界によっては、一般的な英語力だけでなく、携わる分野の専門知識や用語も勉強しておく必要があることもあります。インターンシップを目的に留学するには、事前にTOEFL iBT70以上、英検準1級程度の英語力があるといいでしょう。

ワーキングホリデー

ワーキングホリデー(通称ワーホリ)とは、18歳〜30歳(国によって年齢制限は変わります)の人が、1年以上の長期滞在をしながら渡航先で働くことができる制度です。自分次第でさまざまな経験や過ごし方をすることが可能です。

ワーキングホリデーの場合も、働く場所や職種などによって必要とされる英語力は異なります。日本人が多くいる環境であれば、英語力に自信のない方であってもさほど心配はいらないでしょう。

とはいっても、日本人以外のスタッフやお客さんと基本的なコミュニケーションが取れるくらいの英語力は必須です。英検準2級程度の英語力は目指しておくといいでしょう。

また、英語力を鍛えつつ海外で就労したいという方は、日本にいるうちにできる限り英語力をあげておいた方が就労先の選択肢も増えて、より英語力を上達させやすい環境に身を置くことができるでしょう。

ここまで、語学留学、大学・大学院、インターンシップ、ワーキングホリデーの4つの留学の目的別に必要となる英語力をご紹介しました。皆さんの留学がしたい目的に応じてどのくらいの英語力が必要かのイメージはつきましたか?

「思ったよりしっかり準備をする必要がありそう・・・。」という方も、このあと解説する英語力の準備・勉強法を参考に今から励めば、遅すぎるなんてことはありません。

逆に、さほど高い英語力が求められていないという方でも、英語力は高くて損することはありません。むしろ、その分より高いレベルでさまざまな経験をすることができるようになります。そのため、できるかぎり準備をして臨むことをおすすめします。

留学前の英語力準備・勉強法

留学において英語力が事前に必要かどうかは、その留学の目的によって違うということは先ほどお伝えしました。

しかし、皆さんに共通して言えるのは、海外留学をするのであれば英語力は高いに越したことはないということです。英語力が高ければ高いほど、より多くのことを体験したり吸収したりすることができます。

とはいっても、具体的にどのような準備をすれば求められる英語力の基準に達するのかは、イメージがつかないという方も多いですよね。ここからは、留学前の英語力の準備法・勉強法をご紹介します。

TOEFL iBTやIELTSを受験する

まずは、TOEFL iBTやIELTSを受験しましょう。自分の今の英語力がどのくらいのものかを把握するのは、今後の目標に向かって計画を立てる上で大切です。また、留学において必要なスコアがある方は、これらのテストの対策をすることがまずは必要です。

4技能(スピーキング・リスニング・ライティング・リーディング)のレベルを測ることができるので、早い段階で自分の苦手分野を特定し、それをなくすための学習をすすめていきましょう。

英会話スクールに通う

リーディングやライティングは、市販の参考書を使った自主学習でもある程度対策ができるかもしれません。しかし、スピーキングやリスニングは実践の場がないとなかなか上達させるのは難しいです。そして、海外留学で最大限のことを学ぶには、スピーキングやリスニングのスキルが非常に大切になります。

そこで、英会話スクールに通い、対面で講師と話したり、グループレッスンを受けて周りから刺激を受けたりして、実際に留学先でコミュニケーションを取る時の予行練習をすることが役立ちます。これらのことを事前に練習・経験して慣れておくことで、いざ現地に行ってからの緊張感や英語を話すことへの抵抗感を払拭することができます。

英語学習は独学でできる範囲ももちろんありますが、留学において必要な英語力は実践的なものです。実践練習を一人で行うのは難しいですし、フィードバックを他の人からもらうことにより得られるものもあります。試験を受けたり、英会話スクールを活用したりして準備をすすめていきましょう。

まとめ

今回は、留学に必要な英語力についての解説と、必要な英語力を身につけるための準備法や勉強法についてご説明しました。どのような目的で留学がしたいかによって、必要な英語力は変わります。

ただ、どのような目的で留学をするにしても、英語力が高ければ高いほど経験できることや吸収できることが増えるのは間違いありません。なので、現時点で英語力に自信がある方であっても、留学する日までより高いレベルを求めて準備をしておくことをおすすめします。

その一方で、英語力に自信がなく、留学を先延ばしにしてしまっている方もいると思います。それはとてももったいないことなので、まずは期限を設定し、それまでは勉強をすると決めたり、自分に合ったレベルの語学留学をしたりしてとにかく挑戦してみてください。一歩踏み出すことで初めて学べるものは確実に多いでしょう。

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