今回、ネイティブキャンプの魅力を語ってくれるのは、弱冠20歳にして海外を舞台に活躍するプロゴルファーの山口すず夏選手。

プロゴルファーとしての活動に、ネイティブキャンプがどのような影響や効果を与えているのかインタビューさせていただきました。

山口すず夏
ゴルフを始めたのはいつですか?

7歳の時ですね。父が昔から趣味でゴルフをしていて、兄を練習場に連れて行ってたんです。

そこに自分も一緒に行ってボールを打っていたら、ゴルフが好きになり、本格的に始めました。

最初は明確な目標はありませんでしたが、いつの日からか「やるならプロゴルファーを目指そう」という気持ちになりました。

どのくらい練習していたのでしょうか?

当時は、家の近くのゴルフスクールに週1回通い、後は練習場で自主練習という感じです。

10歳くらいからは毎日練習してましたね。夕方から夜にかけて、1日2~3時間練習していました。

山口すず夏
ネイティブキャンプの英会話レッスンを楽しんでいらっしゃる様子を拝見しましたが、
元々、英語が好きだったのでしょうか?

英語は中学校に入ってから興味を持ちました。学校の授業では体育が一番好きで、その次に英語が好きでした。

家の近くに米軍の座間キャンプがあり、そこの英会話レッスンへ週に一度通ってました。

普段ネイティブキャンプを使って、どのように英語を学習していますか?

ネイティブキャンプは、実は2020年5月にコロナで自粛期間に入ってから始めたんです。

アメリカでもお世話になっている日本人トレーナーの方に「いいよ」と薦められて始めました。

ネイティブキャンプでは、日常英会話を学んでいて、毎日、最低でもひとコマは学習するようにしています。

山口すず夏
英語学習に関しての目標や改善点などはありますでしょうか?

「単語力って重要だな」と、アメリカでのゴルフ生活で肌で感じているので、わからない単語を覚え語彙を増やせるよう心掛けています。

授業の終わりにネイティブ講師の方とフリーで話す時間があるのですが、そこが苦手というか、まだまだだなと思いますね。

もっと語彙力を増やして、自分の考えていることを英語でしっかり伝えられるようになりたいです。

山口すず夏
ネイティブキャンプの良い点を教えてください。

普段、日本では英語を話す機会はあまりありませんが、アメリカでゴルフをしていると当たり前ですが英語での会話がメインになってきます。ネイティブキャンプで毎日ネイティブの人と英語で話せるというのは、その感覚を保っておくためにも大切です。

学習を進め、少しずつ難しくはなってきていますが、日々楽しんで学習しています。

これまでに英語でのコミュニケーションで苦労したことはありますか?
また、話せるようになって変わったことはありますでしょうか?

ツアー転戦中、ホテルで何かを頼むにしても、昨年まではうまく通じないことがしょっちゅうあり、通訳を頼んだり、翻訳機を使っていました。

ネイティブキャンプを始めてからは、英語力はまだまだですが、ホテルやレストランで何か頼むなどのシンプルな日常会話であればまったく問題なく出来るようになりました。

山口すず夏
世界で活躍するプロゴルファーとして、英語の必要性を感じていますか?

デビューした2019年は、ずっとアメリカ人のキャディさんをお願いしていたので、英語でコミュニケーションをとる必要がありました。ただ、深い話ができるほどの英語力はなかったので、より英語力を高めれば、プレイし易い環境になったと思います。

また一昨年、アメリカのIMGアカデミーでテクニカルコーチに2週間見ていただく機会があったんです。その時、コーチに教えていただく内容は理解できたのですが、私の聞きたいことを英語で伝えることは、まだできませんでした。

伝えたいことを相手に正しく伝えるためにも、英語力は必要ですね。

ゴルフに限らず、海外は「言ってなんぼ」という部分もあるので、自分の考えや意見は積極的に伝えなければならないですから。

世界各国の外国人プロゴルファーと話す機会はありますか?

同い年でプロになったのも同年という、似たキャリアのゴルファーが一人いるのですが、彼女の母国語は英語。

今年一緒に練習ラウンドを回ったのですが、昨年よりも英語での会話が途切れず続いたので、英語力が少し上がっていると実感できました。

彼女をはじめ、多くの選手から「すず夏の英語、とってもいいよ!」と言ってもらえるようになりました。

コミュニケーションが取れるようになったので、練習ラウンドもより楽しかったですね。

ただ、選手同士で普通の会話はするのですが、技術的な話をする機会はあまりないですね。

山口すず夏
アメリカのツアーに参戦されていますが、アメリカでの生活はいかがでしたか?

この2年間、日本と海外を行ったり来たりしていますが、慣れれば楽しいですね。

試合会場がアメリカの西から東まで多岐にわたり、毎週移動があるので、大きな荷物を持っての転戦が大変でしたね。レンタカーを借りたり、ホテルを移動したりする時のやり取りでも「もっと英語が話せたら」と感じていました。

開催地のスタッフに直接電話をして疑問点を訊くところまで、自分の英語力でできるようになりたいです。

山口すず夏
プロゴルファーで憧れている選手はいますか?
また、ご自身はどのようなゴルファーになりたいですか?

タイガー・ウッズ選手を尊敬しています。若い頃からあれだけキャリアを重ね、82勝しているというのはやはり偉大です。

36歳でマスターズ優勝を遂げたダスティン・ジョンソン選手や今年の全米プロで史上最年長優勝を果たしたフィル・ミケルソン選手など、長いキャリアの中をずっと第一線で居続けられる選手に憧れますね。

私自身、最初の頃は「自分の目標を達成したら辞めてもいいかな」と思っていたのですが、今は彼らのようにゴルフを永く続けられたらなと思っています。

日本のスポーツ選手が世界で活躍するために必要なことは何だと思いますか?

ゴルフなどのスポーツでは、アメリカなど英語圏が本場という競技も少なくないので、実力は勿論ですが、それに加えて英語を話せることも大切だと思います。

能力や技術はあれど、英語でのコミュニケーションをとれずに、成功できなかった人もいると思います。インタビューなども、通訳を入れず英語で話せるようになったら、海外のファンや関係者も応援してくださると思うので、自分はそれを目指してやっています。

好きな英語のフレーズはありますか?

「STEP BY STEP」ですね。

今の自分もそうなんですが、ゴルフでも英会話でも、少しずつ地道にやること。

そうすることで、結果はついてくると思うので、自分にとってはこれが大切な言葉ですね。

山口すず夏
世界に挑戦したいと考えている方にメッセージをお願いします

自分は今ゴルフを通じて、アメリカに行って、全然違う文化に触れるという、20歳ではなかなかできない経験をさせていただいていると思います。

色々な人とコミュニケーションをとることで、自分の考え方も変わり成長できますし、広い視野を持てると思っています。そういった意味でも英語が話せるとより良いと思います。

今後の目標や夢を教えてください

まずはシード権をとって1勝すること。「勝ってなんぼ」の世界なので、やっぱり優勝したいですね。

いずれは、世界ランキング1位になりたいです!