今回、ネイティブキャンプの魅力を語ってくれたのは、Jリーグ『ギラヴァンツ北九州』に所属する椿直起選手。
海外での半年間のプレー経験を持つ椿選手にインタビューさせていただきました。
椿選手はいつからサッカーを始めたのでしょうか。
4歳か5歳ですね。サッカーが好きというよりは、ボールを蹴るのが好きという感じでした。
正式にサッカーを始めたのは6歳の時です。
『FCバルセロナに入りたい』と当時からいっていたようです。
海外ではどれくらいの期間プレーされたのでしょうか。
2020年の終わりから約半年間、2021年の6月までオーストラリアでプレーしていました。
渡豪された時の椿選手の英語力はどの程度だったのでしょうか。
単語力もほとんどないし、簡単な挨拶程度しかできませんでした。
完全な英語力が10としたら、自分は2ぐらいの状態でしたね。
オーストラリアでの暮らしはいかがでしたか。英語での苦労などあれば教えてください。
居住地はメルボルンで、食事も美味しいし、暮らしやすい場所でした。
ただ、当初は携帯電話の設定をしたり、銀行口座を開くも、英語が苦手な自分には大変でしたね。通訳を付けずに行ったので、そういった部分でも苦労がありました。
サッカーの試合や練習に関していかがでしたか。
サッカー用語は英語が多いので問題はなかったのですが、監督からの指示に関して、細かいニュアンスはわからなかった部分も多かったですね。
自分の意志や気持ちを監督やチームメイトに伝えることも常に苦労しました。
『より英語力があれば』と思うことが多かったです。
監督が使いたい選手、求めているプレーを自分が理解していたとしても、それを上手く監督にアピールできない。それで試合に出る機会を少なくしている期間もあったと思います。
どのようにして、コミュニケーション不足を解消していったのでしょうか。
試合に出られなくなった時期に、監督とコミュニケーションを取るために自分で言いたいことを英語で伝えられるように事前に調べ、直接伝えたんです
それでお互いに理解できた部分もあり、出場機会も増えました。
英語の必要性を、身をもって実感されたわけですね。
コミュニケーションがとれないと、プレーも萎縮した部分が出てしまうんです。
日本人の選手は指示通りに組織的に動くことはできるのですが、海外は我が強い選手が多い。
自分の主張を英語でしっかりと伝えないと『言いやすい選手』という扱いになってしまうんです。
監督や他の選手と英語でガンガンやりあえるくらいの英語力は必要ですね。
半年間で、どの程度英語力が向上したのでしょうか。
半年間を振り返ると、たとえ英語が苦手でも、一度話したり聞いた英語はわかるのだと実感しました。
ヒヤリングも慣れてきて、相手の伝えたい事が理解できるようになり、自分自身の英語で相手に伝えようという意識も強くなりましたね。
つたなくても、自分から知ってる単語で臆せずに話す。それだけでコミュニケーションの機会が増える。英語力だけでなく、英語に対する自分の意識も大きく変わりました。
半年間の海外生活で得られたものを教えてください。
日々の練習はもちろんですが、毎日得るものがありました。
フィジカルや技術的な部分だけでなく、練習中のコミュニケーション、主張の激しさが海外では必要と知りました。
メンタル的にも、日本にいた時よりタフになりましたね。
日本のサッカー選手が海外で活躍するために、最も必要なものは何でしょうか。
フィジカル、技術はもちろんですが、やはりコミュニケーション能力です。
監督やチームメイトと議論できるくらいの語学力。それがないと100パーセントの能力は発揮できないと思います。
椿選手はネイティブキャンプをどのように活用しているのでしょうか。
今は、時間のあるときに週1コマは学習するようにしています。
自分がオーストラリアでサッカーをしていたこともあり、当初はオーストラリア人の講師を選んでいたのですが、今は色々な国の講師を選んで学んでいます。
ネイティブキャンプの利点を教えてください。
自分のやりたい時に学べるのがいいですね。
ネイティブキャンプ以外にも、英語学習はしているのでしょうか。
勉強と言えるかわかりませんが、海外ドラマの『ペーパー・ハウス』、『ウォーキング・デッド』や洋画を字幕で見ながら英語力を高めようとしています。
海外移籍中に聞いた英語のフレーズが作品内で出てくることも多くて、勉強になりますね。
椿選手は英語力をどのくらいまで高めたいと思っているのでしょうか。
また海外に挑戦したいと思っているので、それまでには英語で話せるようになっていたいです。
英語で好きなフレーズなどはありますか。
『I CAN DO IT』ですね。
自分でも使う場面が多いですし、ポジティブな言葉なので好きです。
憧れている世界のサッカー選手を教えてください。
僕はリオネル・メッシ選手を目標にサッカーを始めたんです。
彼以外では、エデン・アザール選手、ネイマール選手、ラヒーム・スターリング選手など、自分と同じMFの選手が気になります。
椿選手の夢を教えてください。
夢ではなく具体的な目標として、1~2年のうちに国内でしっかりと結果を残し、2~3年のうちにはもう一度海外に挑戦したいと思っています。
海外で活躍したいと思っている方々にメッセージをお願いします。
どの職業でも、ある程度以上の英語力は絶対に必要だと思います。
スポーツは結果で証明する部分もありますが、それでも英語は不可欠でした。
コミュニケ―ションが上手くできないと成立しないという職種もあると思うので、英語は大切ですね。