今回、ネイティブキャンプの魅力を語ってくれたのは、トリッキング選手のKazukiさん。

最先端のエクストリームスポーツのひとつであるトリッキングの2019年日本チャンピオンにして、日本に7人しかいないプロ選手であるKazukiさんに、トリッキングと英会話についてインタビューさせていただきました。

Kazuki
そもそもトリッキングとはどのような競技なのでしょうか。

競技としての歴史は20年ほどで、元々はエクストリームマーシャルアーツ、演武の中の派手な動きから派生したスポーツです。

テコンドーの蹴り技など武術の動きと、ブレイクダンスのパワームーブ、それに体操の派手な動きなどをミックスして生まれた新しいスポーツです。

パルクールとは別のスポーツなのですが、動きなどには兄弟スポーツ的な共通部分もあります。

競技人口は世界で3万人、日本で1,000人前後です。

Kazuki
Kazukiさんは、なぜトリッキングを始めたのでしょうか。

高校2年生のときにYouTubeでアクロバットの動画を見て影響を受けたんです。

それからトリッキングを知りました。

それまでに、格闘技やダンスの経験は一切なく、動画を見て、見よう見まねで独学で始めたんです。

高校時代に競技を始め5年で日本チャンピオンとなったわけですが、練習場所や指導者など、色々と大変だったのではないでしょうか。

最初は、公園の柔らかい芝生の上で勇気を出してバク転の練習をしていました。

その後、近くの体操の練習場に『ワンコイン貸し出し』という制度があるのを知ってから、毎日通い、独学で動きや技を学びました。

先駆者が少ない競技だったので、指導者はいなかったですね。

国際大会などで英語を使う機会はありますか。

ありましたね。

でも、英語を話せないし、聞き取れない。

英語が得意な日本人選手に通訳してもらうという感じでした。

海外の動画を見て勉強するときも、英語の解説がわからない部分も多いので、聞き取れる英語のみをヒントに練習したり、苦労は多かったです。

英語が理解できれば、もっと練習も効率よくできたかもしれません。

Kazuki
海外の選手やファン、フォロワーと英語でコミュニケーションをとる機会もあるのでしょうか。

最近、DMやコメントを直接世界の方々から英語でいただくことが増えました。

なるべく英語で対応しようと、LINEの英語翻訳機能などで確認しながら、英語で返信しています。

英語が必要だと痛感したエピソードを教えてください。

単純に同じ競技者と仲良くなりたいと思っているので、海外の大会で外国人選手と英語で話せないのは辛いですね。

また、大会の主催者と英語で直接コミュニケーションをとれないのは、競技に臨む側としても不利だと感じる場面が多いですね。

これまでに英語でのコミュニケーションで苦労したエピソードを教えてください。

簡単な英語はわかるのですが、まだ技術的なアドバイスや踏み込んだ会話をしたりするのは難しいです。

ある海外の選手と会ったとき、向こうは沢山話をしてくれたのに、全く意味が分からないことがあったんです。

後で通訳の人に聞いたら『もの凄くKazukiを褒めてくれていた』と聞いたんです。

申し訳なかったし、英語が話せないことを本当に後悔しました。

普段ネイティブキャンプでどのように英語学習をしていますか。

まだ始めて3か月で、スマートフォンで学んでいます。

学習頻度にはムラがあって、週に1回から4回くらいは学んでいます。

今後はもっと習慣化していきたいと思っています。

Kazuki
実際にネイティブキャンプを受講した感想を教えてください。

無制限で自分の好きなタイミングで勉強できるのがありがたいですね。

講師を自由に選べるのもいいです。

自身の英語力の変化は感じていますか。

少しですが、実感はあります。

段々とですが、相手の話していることが理解できるようになってきました。

最終的に、どのくらいまで英語力を高めたいと考えていますか。

最低限でも日常的な英会話ができるようにしたいです。

将来的には海外の方と、仕事の案件の交渉まで英語で対応できるようにしたいです。

いまでもDMで案件が来るのですが、英語の内容がよく理解できずに対応できないものも多いんです。

それが非常にもったいない気がしているので、早く英語力を高めたいですね。

好きな英語のフレーズはありますか。

凄くシンプルですが『Tricking is my life.』です。

本当に今の自分の人生そのままの言葉なので好きですね。

Kazuki
世界のトリッキング選手で好きな選手はいますか。

アメリカのマイケル・ガスリー選手に憧れています。

パワー、クオリティ、技や動きの組み合わせのクリエイティブ、あらゆる面で抜群の選手。

完璧なんですよ。

日本人が世界で活躍するために必要なものは何だと思いますか。

競技やその分野での実力があるのは当たり前で、やっぱりコミュニケーションという意味で英語力が重要だと思います。

今後の目標や夢を教えてください。

まずは、また日本王者になりたいですね。

オランダで『Hooked』というトリッキングの世界大会があるのですが、それで優勝したいです。

コロナで2年間開催されていなくて、2021年も未開催となったので、2022年12月開催の大会を目標にしたいです。

Kazuki
Kazukiさんのように世界で活躍したいという方にメッセージをお願いします。

決して上から目線ではないのですが、とにかく目標を維持する事が大切です。

モチベーションって、大きな目標を立てた次の日くらいは維持できると思うのですが、継続するのが本当に難しいと思うんです。

とにかく、決めたら毎日コツコツやることが大切だと思います。