オーストラリアで「世界一幸せな動物」として注目を集めるクオッカ。笑っているかのような愛らしい表情が特徴で、SNSでも世界的に話題になっています。
今回は、クオッカの特徴や生態、主な生息地であるロットネスト島について詳しく解説します。
さらに、クオッカを守るためのルールや、出会いやすい時間帯・シーズン、現地で役立つ英語フレーズもご紹介します。
クオッカについて理解を深め、オーストラリア旅行を計画してみてください。
- クオッカってどんな動物?分類・外見・生態の基本を解説
- クオッカはどこにいる?オーストラリアの主な生息地と分布
- クオッカセルフィーが世界中でバズった理由と歴史
- クオッカに高確率で会うコツ!時間帯・スポット・シーズン
- クオッカについて英語で話そう!旅行で使えるフレーズ集
- クオッカの笑顔を守るために!野生動物に優しい観光を
クオッカってどんな動物?分類・外見・生態の基本を解説
クオッカはカンガルーやワラビーと同じ有袋類で、体長は約40cm〜50cm、体重は約3.5kg〜4.5kgの小さな動物です。ふわふわの毛に丸みのある耳、つぶらな瞳と上がった口角が愛らしいと多くの人を虜にしています。
見た目は小型のワラビーに似ており、跳ねるように移動するほか、食べ物を求めて木に登ることもあります。
食事は草や葉などを中心とした草食性で夜行性のため、日中は植物が生い茂る場所や日陰で休み、夜が主な活動時間です。
しっぽには脂肪を蓄える機能があり、水や食料がしばらくなくても生きられるそうですよ。
クオッカの「笑顔」の秘密!常に幸せそうに見える理由
クオッカが有名になった理由の一つが、まるで笑っているように見える表情です。
「世界一幸せな動物」と呼ばれており、世界中から多くの人が一緒に写真を撮るためにオーストラリアを訪れています。
クオッカが笑顔なのは人間のように嬉しいからではありません。顎の筋肉が発達して口角が上がっているからだそうです。
しかし、人懐っこさと愛らしさが相まって、一目見れば幸せな気持ちにしてくれます。
実は絶滅危惧種!クオッカが減っている原因と保護の現状
クオッカは、IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストで「絶滅危惧II類」に分類されています。
減少の原因は森林伐採や火災、キツネ、ネコなどの捕食者の存在で、特にオーストラリア本土は深刻な状況です。現在、本土では数か所の各エリアに、それぞれ数十匹しかいないとされています。
一方、クオッカの生息数が最も多いロットネスト島には住んでいる人が少ないことや、厳しい規制の下で自然が保護されていて安定して繁殖しているため、1万匹を超えるクオッカがいます。
そんな貴重なロットネスト島は、西オーストラリア州政府によって最高レベルの保護区として自然と生態系が守られているので、訪れる際はしっかりルールに従って過ごしましょう。
クオッカはどこにいる?オーストラリアの主な生息地と分布
クオッカは、オーストラリア南西部の限られた地域に生息する動物です。特に有名なのは、西オーストラリア州の沖合に浮かぶロットネスト島です。
ロットネスト島には世界最大規模の野生のクオッカの個体群が生息しており、島のさまざまな場所でその姿を見られます。
クオッカの聖地ロットネスト島とは?島の基本情報
ロットネスト島は、西オーストラリア州の都市パースの外港フリーマントルの沖合から約19km(パース市中心部からは約33km)に位置する小さな島です。
ロットネストという名前はクオッカが由来です。
1696年に島を訪れたオランダの探検家ウィレム・デ・フラミングが、クオッカを大きなネズミだと思い「Rat's Nest(ネズミの巣)」と呼んだことから「Rottnest」と名付けられたといわれています。
また、63のビーチと20の湾があり、クオッカ観察だけでなく海水浴やシュノーケリングなどのマリンアクティビティ、サイクリングなども楽しめます。
ロットネスト島以外でクオッカに会える場所はある?
クオッカは、西オーストラリア州本土南西部の一部の森林や沿岸、アルバニー市近くのボールド島にも生息しています。
ただし、本土のクオッカは非常に少ないため、観光中に出会える確率は高くありません。
そのため、野生のクオッカに会うのがオーストラリア旅行の目的の場合は、パース観光とあわせてロットネスト島を訪れるプランがおすすめです。
野生でなくてもよければ、以下の施設でも見られます。
ロットネスト島の観光については、下記の記事で紹介しています。
クオッカセルフィーが世界中でバズった理由と歴史
クオッカの人気を世界的に高めたきっかけの一つが、クオッカと一緒に写真を撮影する「クオッカセルフィー」です。
バズった理由やセルフィー撮影時のルールについて紹介します。
SNSで話題に!クオッカセルフィーブームの発端と広がり
クオッカセルフィーが注目され始めたのは2015年頃からです。
きっかけはアイルランド出身の冒険家・コンテンツマーケターであるアラン・ディクソンがインスタグラムに投稿した写真。
彼がロットネスト島でクオッカと一緒に撮ったセルフィーが、2015年に最も「いいね!」を集めた写真の一つに選ばれました。
その後、クオッカとのセルフィーを映え写真としてSNSで投稿する人が世界中で増えたのです。
さらに、著名人によるクオッカセルフィーの投稿もブームを後押ししました。
また、ロットネスト島のクオッカは警戒心が少なく人に近づいてくるので、誰でも比較的簡単にツーショットが撮れる点も人気を高めたポイントです。
クオッカと上手くセルフィーを撮るには、以下の点を意識してみてください。
クオッカは人懐っこいですが、臆病な動物でもあります。見つけて興奮しても、大きな声は出さずに静かにゆっくり近づきましょう。
クオッカを守る法律!触る・餌をやる行為の罰則と理由
クオッカとのセルフィーを撮る際は、守らなければならないルールやマナーがあります。
上記は法律で禁止されているルールであり、違反した場合は罰金を課せられる可能性もあるので、絶対に守りましょう。
愛くるしいクオッカの姿を見て、触りたくなる気持ちは分かりますが、彼らは野生動物です。噛まれるリスクや感染症のリスクもあります。
また、ロットネスト島では草や葉であっても、クオッカに食べ物を与える行為そのものが法律で禁止されています。自分で採っていない食べ物や水は健康を害するおそれがあり、特に人間の食べ物は大きな負担になります。
クオッカが安心して暮らせる環境を守りながら、貴重な出会いを楽しみましょう。
クオッカに高確率で会うコツ!時間帯・スポット・シーズン
ロットネスト島には多くのクオッカが生息しているため、島内のさまざまな場所で見つけられます。
クオッカに出会いやすい場所やベストな時間帯・シーズンなどを紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
クオッカが活発になる時間帯と最適な観察スポット
クオッカは夜行性なので、夕方16時頃から早朝までが活発になる時間帯です。
ただし、カメラのフラッシュはクオッカの目に大きな負担をかけ、強いストレスを与えるため使用は控えましょう。自然光で撮影できる夕方か早朝がおすすめです。
日中は木陰で休んでいることが多いので、木や建物の下を覗いてお昼寝している姿を見るのもよいでしょう。
クオッカには島のあらゆる場所で出会えますが、主に以下のような場所に集まりやすいです。
整備された場所から外れた森に入るのは危ないので避けましょう。
蛇が多いエリアに迷い込んだり、人慣れしていない警戒心の強いクオッカに噛まれたりする可能性もあります。
クオッカに会いやすいベストシーズンと天候の関係
ロットネスト島では、季節を問わずクオッカに出会うチャンスがあります。
ただし、赤ちゃんのクオッカを見たい場合は8〜9月頃がベストシーズンです。
8月には母親のおなかの袋から顔を出す赤ちゃんが見られるようになり、9月頃から袋の外へ出て跳ね回る姿を観察できる可能性があります。
また、涼しい季節のほうがクオッカが暑さを避けるために隠れる必要が少なくなり、日中でも姿を見つけやすくなります。
そのため、真夏にあたる12〜2月は避けたほうがよいでしょう。
オーストラリアならではの動物や絶景スポットについて気になる方は、下記の記事をチェックしてみてください。
クオッカについて英語で話そう!旅行で使えるフレーズ集
オーストラリアでクオッカに出会ったら、現地の人と話したり、SNSに写真を投稿したりする機会もあるでしょう。
また、ロットネスト島ではフェリーの利用や自転車のレンタル、観光案内所での情報収集など、英語を使う場面があります。
難しい表現を覚える必要はなく、旅行でよく使う短いフレーズを覚えておくだけでも便利です。
クオッカを説明する英語フレーズ(現地・SNS・会話で使える)
クオッカについて英語で説明する簡単なフレーズを覚えておきましょう。
SNSに写真を投稿するなら「I finally met a quokka!」(ついにクオッカに会えた!)や「Look at this smile!」(この笑顔を見て!)などを添えるとよいでしょう。
ロットネスト島で使える観光英語!入島料・レンタルなど
ロットネスト島を観光するときは、フェリーや自転車などを利用する場面で英語を使うことがあります。
まず覚えておきたいのが「admission fee(入島料)」です。ロットネスト島では全ての訪問者に入島料が設定されています。
「Can I pay the island admission fee by credit card?」(入島料はクレジットカードで支払えますか?)や「Is the island admission fee included in the ferry ticket?」(フェリーのチケットに入島料は含まれていますか?)というフレーズを覚えておくとよいでしょう。
そのほか、ロットネスト島内は自転車をレンタルして回ることもできます。レンタル時には、次のようなフレーズが便利です。
そのほか、観光案内所では「Could I have a map of the island?」(島の地図をもらえますか?)や「What's the best way to get around the island?」(島内を観光するにはどの移動方法がおすすめですか?)などのフレーズが役立ちます。
簡単なフレーズでも十分にコミュニケーションは取れるため、よく使いそうな表現をいくつか覚えておくと、現地での観光をよりスムーズに楽しめるでしょう。
クオッカの笑顔を守るために!野生動物に優しい観光を
クオッカは、笑っているように見える愛らしい表情から「世界一幸せな動物」として親しまれている、オーストラリア固有の動物です。
特に西オーストラリア州のロットネスト島は、多くの野生のクオッカが暮らす代表的な観察スポットとして知られています。
クオッカに会うなら、活動が活発になる早朝や夕方を狙うのがポイントです。
また、クオッカは保護されている野生動物のため、セルフィーを撮影するときも触ったり餌を与えたりせず、適切な距離を保って観察しましょう。
クオッカの生態や現地のルール、観光で役立つ英語フレーズを事前に確認しておき、ロットネスト島でのクオッカとの出会いをより安心して楽しみましょう。
◇経歴
幼少期から英会話スクールに通い、大学は英語専攻に進学、社会人を経験した後にオーストラリアで1年ほどワーホリをしました。
◇資格
英検準2級、現在IELTSの受験勉強中
◇留学経験
オーストラリアの語学学校で2ヶ月英語を学びました。
◇海外渡航経験
オーストラリアでワーホリ(約1年)、現在フランス人のパートナーとフランス滞在中
◇自己紹介
オーストラリアでのワーホリを1年経験しました。
その時に出会ったフランス人の彼と現在フランスに住んでいます。
彼との会話は英語です。以前ライティングの仕事をしていた経験を活かし、Webライターとして活動しながら、英日翻訳家になるための勉強もしています。