オーストラリアのビザ全種類まとめ!滞在期間や申請条件を徹底解説

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オーストラリアは、留学やワーキングホリデー、就労、観光、さらには永住まで、目的に応じて非常に多くのビザが用意されている国です。

しかし、滞在できる期間や就労の可否、申請条件はビザごとに大きく異なるため、正しい情報を整理して理解することが重要です。

本記事では、オーストラリアの主要なビザを種類別に網羅し、それぞれの滞在期間や申請条件、どんな人に向いているのかを分かりやすく解説します。

オーストラリアのビザに関する基礎知識

オーストラリアに滞在するためには、渡航目的に応じたビザの取得が必須となります。ビザは観光、留学、就労、ワーキングホリデー、永住などに分類されており、それぞれ滞在可能な期間、就労の可否、申請条件が明確に定められています。

原則として、ビザで認められていない活動を行うことは違反となり、場合によっては強制帰国や将来的なビザ申請への影響が生じます。

また、オーストラリアのビザは、すべてサブクラスと呼ばれる番号で管理されており、滞在目的ごとに明確に区分されています。

そして、ビザは原則オンライン申請となり、申請時にはパスポート情報、滞在目的を裏付ける書類、場合によっては健康診断や無犯罪証明書の提出が求められます。

ビザ条件はかなり頻繁に変更されるため、申請前には必ず最新の公式情報を確認し、自身の目的に合ったサブクラスを選ぶことが重要です。

観光や短期滞在で利用するビザの種類と有効期間

観光や短期滞在でも、オーストラリアでは目的に応じたビザの取得が必要です。滞在できる日数や申請の手軽さはビザごとに異なり、選び方を間違えると予定通りに滞在できない場合もあります。

ここでは、短期滞在向けビザの基本を整理して確認していきましょう。

ETAとeVisitorでの滞在可能な上限日数

ETA(Electronic Travel Authority)とeVisitor(サブクラス651)は、観光や短期滞在を目的とする渡航者が利用する代表的なビザです。

どちらもオンラインで申請でき、比較的手続きが簡単な点が共通していますが、滞在できる日数や適用条件には違いがあります。

ETAおよびeVisitorはいずれも、原則として1回の入国につき最大3か月までの滞在が認められています。また、ビザ自体の有効期間は通常1年間で、その期間内であれば複数回の入出国が可能です。

ただし、3か月を超えて連続滞在することはできず、長期滞在や就労を目的とする場合には別のビザを検討する必要があります。

なお、ETAは日本を含む一部の国を対象とした制度で、申請時に少額の手数料がかかるのに対し(2026年1月時点で20ドル)、eVisitorは主にヨーロッパ諸国のパスポート所持者が対象となり、申請料が無料である点が特徴です。

いずれのビザでも、観光や短期の商用活動は認められていますが、現地での就労は禁止されています。

サブクラス600の特徴と種類別の滞在期間や料金

サブクラス600は、観光、家族・知人訪問、短期の商用活動などを目的としたビザで、ETAやeVisitorよりも柔軟な滞在が可能な点が特徴です。

このビザには主に「観光」「家族付帯」「ビジネス」などのストリームと呼ばれる申請区分があり、申請時の滞在先がオーストラリア国外・国内からなのかによって条件が異なります。

申請料金はストリームによって異なりますが、200ドルから500ドルがかかります。

滞在期間はケースごとに異なり、3か月、6か月、12か月のいずれかが認められるのが一般的です。このビザは、特に長めの滞在を希望する場合や、特定の理由で短期ビザが適さない場合に選ばれることが多くなっています。

一方で、原則として就労は認められておらず、あくまで一時的な滞在を前提としたビザである点には注意が必要です。

なお、期間中にオーストラリア国外からのリモートワークを請け負う場合でも、解釈が分かれるため注意が必要です。

オーストラリア留学ビザの申請条件


オーストラリア留学には、必ず学生ビザの取得が必要です。学校の種類や留学期間によって条件が変わるため、申請条件や申請料金の事前チェックは欠かせません。

ここでは、滞在期間や主要な留学タイプの違いを解説します。

学生ビザの滞在期間と就労制限

学生ビザ(サブクラス500)は、オーストラリアの大学、大学院、専門学校(TAFE)、語学学校などで就学するためのビザで、滞在期間は原則として最大6年までの就学期間+前後の余裕期間が付与されます。

一般的には、コース開始前に数週間、修了後に1〜2か月程度の滞在が認められるケースが多く、短期留学から長期留学まで柔軟に対応できるのが特徴です。

ただし、実際の滞在期限は入学するコースの長さや開始・終了時期によって異なるため、教育機関から発行される入学許可証に基づいた確認が欠かせません。

学生ビザ保持者は、就学期間中でも条件付きで就労が可能です。2023年以降のルールでは、授業期間中は2週間で最大48時間まで、長期休暇中はフルタイムで働くことが認められています。

この就労制限は厳格に管理されており、時間超過が発覚するとビザ違反となり、最悪の場合ビザ取消につながるリスクがあります。

特に複数の職場で働く場合は、合算時間の管理に注意が必要です。

短期語学留学と長期大学進学の違い

オーストラリアでの学生ステータスは、短期語学留学と長期大学進学では大きく性質が異なります。短期語学留学は、英語力向上や異文化体験を目的とし、通常は数週間〜数か月程度のコースに参加する形が一般的です。

一方、長期大学進学は、学士・修士・博士課程など数年単位の学習を伴うもので、学生ビザの滞在期間もコース期間+前後の余裕期間が付与されます。長期留学の場合は学業の比重が高く、出席率や成績がビザの維持条件に直結する点が短期留学との大きな違いです。

さらに、長期留学は卒業後に一部の職業ビザや卒業生ビザ(サブクラス485)への切り替えが可能で、オーストラリアでの就労や永住を視野に入れる場合には重要なステップとなります。

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オーストラリアでのワーホリと就労ビザについて

オーストラリアで働きながら滞在できるワーキングホリデーや就労ビザは、人気が高い一方で条件も複雑です。年齢や職歴によって異なる選択肢について、わかりやすく解説します。

ワーキングホリデーの年齢制限

ワーキングホリデービザ(サブクラス417および462)は、オーストラリアで観光や就労、短期の学習を組み合わせて経験できる制度として人気ですが、利用できる年齢に制限があることが特徴です。

基本的には、ビザ申請時に18歳以上かつ30歳以下(一部国籍保持者は35歳以下)の方が対象となります。日本国籍の場合は、18〜30歳が対象となり、31歳以上は申請できません。

年齢制限に関して注意すべきポイントは、ビザ申請から発行までの期間も考慮する必要があることです。申請が遅れたり、書類準備に時間がかかると、申請時は対象年齢でも発行時に年齢オーバーとなり、ビザ取得ができなくなるリスクがあります。

さらに、ワーキングホリデービザは滞在期間や就労条件と合わせて考える必要があります。通常は最長12か月の滞在が認められ、就労制限は1雇用主あたり6か月までですが、農業や建設業の特定条件を満たせば延長も2回まで可能です。

現地での就労から永住権取得へつなげるフローとは?

オーストラリアでの就労経験を将来的に永住権取得につなげるには、計画的なビザ選択と現実的なキャリア戦略が不可欠です。

理想的には、学生ビザやワーキングホリデービザで渡豪し、現地で学業や就労経験を積むことで、卒業生ビザ(サブクラス485)や就労ビザ(サブクラス186・482など)への道が開けます。しかし、現実は少し厳しいのが実情です。

特別な資格(看護師・保育士・ITエンジニアなど)のない場合、オーストラリアでいきなり就労ビザをもらえる職に就くのは非常に難しいです。現地の大学を卒業した場合でも、学位やスキルだけでは職探しは簡単ではなく、人気の職種や高技能職は競争が激しいため、ビザスポンサーをしてくれる雇用主を見つけるのに苦労するケースも多くあります。

卒業生ビザや就労ビザで経験を積んだ後に、永住権を目指す場合は、スキルドビザ(サブクラス189)や州指名ビザ(サブクラス190)、雇用主指名ビザ(サブクラス186)などが候補となります。

ポイント評価やこまめに変更される指定の職種リストに合致するかが重要で、職歴・英語力・年齢などの条件を早期に確認し、戦略的にキャリアを積む必要があります。

つまり、オーストラリアでの就労から永住権取得までは、いきなり理想の仕事に就くことを目標にせず、段階的に学業や就労経験、さらに資格やネットワークを積み重ねるプロセスが現実的になります。

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ビザ申請の必要書類チェックリスト

ビザ申請では、書類の不備が原因で時間がかかるケースも少なくありません。事前に必要な書類を把握し、準備を整えておくことで、申請をスムーズに進めることができます。

ここでは、基本的なチェックポイントを確認していきましょう。

オンライン申請の手順と目的別の必須書類一覧

オーストラリアビザはオンライン申請が可能です。

まずオンライン申請の基本的な流れは、公式移民局サイト(Immi Australia)でアカウントを作成し、希望するビザの申請フォームを選択、必要情報を入力して書類をアップロードするというステップになります。申請完了後には、受付確認メールが届き、審査状況はオンラインで随時確認できます。

ビザの種類ごとに提出書類は異なりますが、観光ビザの場合は、パスポート、渡航目的を証明する書類(旅程やホテル予約確認書、滞在先の情報)、十分な資金があることを示す銀行残高証明が基本です。

留学ビザでは、入学許可書、学費支払い証明、英語能力証明(IELTSなど)、健康診断書や無犯罪証明書も求められます。ワーキングホリデービザは、パスポート、資金証明、必要に応じて健康診断書が必須です。

就労ビザでは、雇用先のオファーレターや職歴証明、資格証明書、英語能力証明書などが追加で必要になります。

発給までの処理時間と現地で必要な保険

オーストラリアのビザ申請後、気になるのが発給までの処理時間です。

ビザの種類や申請時期によって大きく異なりますが、一般的には以下のような目安となります。

ビザの種類 処理時間の目安
観光ビザ 1〜3週間
留学ビザ 2〜6週間
ワーキングホリデービザ 1〜4週間
就労ビザ 数か月以上
永住ビザ 数か月以上
パートナービザ 1年以上かかることも

また、移民局サイトでは、定期的にバグやシステム障害が発生することがあります。筆者も書類をアップロードしようとした際、エラーで4日間ビザ申請を完了できなかったことがあります。

さらに、学期開始前や繁忙期は審査が混雑することもあるため、余裕をもった申請スケジュールを立てることをおすすめします。

ビザ発給後、オーストラリア滞在中に必須となるのが保険です。観光やワーホリ、留学で滞在する場合、医療費は非常に高額になることがあり、万が一に備えて海外旅行保険や海外学生保険に加入することが強く推奨されます。

留学ビザでは、政府指定のOSHC(Overseas Student Health Cover)加入が義務付けられており、ビザ申請時に証明書の提示が必要です。

ワーキングホリデービザでは任意加入ですが、ケガや病気による医療費負担を避けるため、短期の海外旅行保険でもカバーできるプランや保険付帯のクレジットカードを選ぶと安心です。

オーストラリアのビザを理解して最適な判断を

本記事では、主要なビザの種類を一覧で整理しましたが、実際の申請条件や費用は細かく変わる場合があります。

そのため、気になるビザが見つかったら、最新の公式情報を確認し、早めに準備を進めることを心がけましょう。

自分の目的やライフプランに合ったビザを選び、無理のないスケジュールで申請を進めることで、オーストラリア生活はより現実的なものになります。

本記事が、あなたにとって最適なオーストラリアビザを見つけるための参考となれば幸いです。

 

 

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