
近年、特に女子の海外旅行先として人気のベトナム。
旅行のお土産には何がいいのか、どんなお土産店があるのかなど、ガイドブックを見たりインターネットで検索したりして情報収集している方も多いのではないでしょうか。
ベトナムのお土産は種類が多いため、事前にチェックしておくことがおすすめです。
本記事では、ベトナムでお土産をスムーズに購入するための最新情報をまとめていますので、ぜひお土産選びの参考にしてみてください。
ベトナムのお土産選びのポイント
ベトナム旅行の楽しみは観光・グルメ・買い物などさまざまです。まずは、良いお土産を効率よく選ぶためのポイントを3つお伝えします。
雑貨や工芸品などは品質をよく見て選ぶ
カラフルな色使いやかわいらしい刺繍など、見たら手に取りたくなる魅力的な商品が多いベトナム雑貨ですが、商品の品質にばらつきがあることは否定できません。
特に大量の商品を狭いスペースに陳列しているローカル市場のお土産店では、以下のような気になる点がないか、しっかりチェックしてみてください。
誰かに渡すお土産ならもちろんのこと、自分用であっても帰国後に後悔しないように商品選びをしましょう。
お土産選びを考慮したスケジュールを立てる
限られた日数のベトナム旅行中、お土産選びをするタイミングを考慮したスケジュールを立てておくと、最終日にあわてることがありません。
ほしい商品をどこで探したいか、立ち寄りたいお店の場所も調べて自由行動の行程を決めておきましょう。
ハノイ、ホイアン、ホーチミンなどにあるお土産店には、色鮮やかなアオザイ風ワンピースの仕立て注文ができるお店があります。
注文後、仕上がりまでに数日かかるため、帰国日までに仕上がり品を受け取れるよう早めに注文することが必要です。
ばらまき土産は複数の種類を選ぶ
ばらまき土産にする商品は価格が安いものも多いので簡単に選びやすいですよね。
しかし、その反面、何か1種類だけを大量にばらまくと、安易に選んだという印象を与えてしまう、と懸念される方もいらっしゃるかもしれません。
特に食品は好みが分かれるため、数種類の商品を購入しておくことをおすすめします。食品のばらまき土産におすすめの商品は、このあと詳しくご紹介します。
食品系のお土産 ― コーヒー&インスタント食品
食品系のお土産には、ばらまき土産にぴったりな商品が豊富にそろっているほか、高級チョコレートのブランドもあります。
ベトナムならではの食品系のお土産としておすすめの商品を、種類別に見ていきましょう。
コーヒー
世界のコーヒー生産量ランキングで、第1位のブラジルに次ぐ第2位が実はベトナムであることはご存じでしょうか。
小袋に分けられているインスタントコーヒーや、ドリップタイプのフィルター入りレギュラーコーヒーなどは、ばらまき土産にぴったりです。
インスタントコーヒーには、3in1(砂糖・ミルク入り)、ブラック、ココナッツコーヒーなどがあります。
【おすすめブランド】
・MR.VIET
・HIGHLANDS COFFEE
ハス茶
ベトナムの国花であるハスを使用したハス茶(ロータスティー)も、ベトナムならではのお土産としておすすめします。
ハス茶は、ハスの香りがする緑茶の一種です。
1箱にティーバッグがたくさん入ったハス茶なら、ばらまき土産にも向いています。
【おすすめブランド】
・Cozy
ドライフルーツ・ナッツ類
ベトナム土産のドライフルーツと言えば、マンゴーのドライフルーツが定番です。
スーパーで売られているドライマンゴーは比較的安価で、パッケージも小袋から大袋までいろいろ揃っているため、渡す相手の好みに合わせて選ぶことができます。
【おすすめブランド】
・Vinamit Natural
また、ベトナム定番のナッツは、カシューナッツ。
ベトナムは世界3位のカシューナッツ生産量を誇ります。おやつ、おつまみだけでなく、砕いてお料理に使ってもいいカシューナッツは人気のお土産です。
お菓子
ベトナム土産にチョコレートを買うなら、高級チョコレートと呼ばれるブランドの商品がおすすめです。
カカオの含有量が多いことが特徴的で、濃厚芳醇な香りが楽しめます。
【おすすめブランド】
・Pheva
・ALLUVIA
クッキーやラスクを選ぶなら、ベトナムで日本人が創業した「STAR KITCHEN」の商品がおすすめです。個包装なので、日本で安心して配れるお土産として定番になっています。
また、ベトナムではココナッツクラッカーの種類が多いですが、筆者のお気に入りは「TOP COCO」です。
3種類のフレーバー(オリジナル・ピーナッツ入り・ごま入り)はどれも美味しく、ベトナムでこの商品を見つけて食べてみたあと、すぐに友人におすすめしました。
インスタント麺(フォー)
インスタント麺は、ばらまき土産にするには少しかさばりますが、スープにパクチーの香りがするベトナム料理を好む方には喜ばれるでしょう。
ベトナムのフォーは、つるっとした食感の米粉で作った平麺で、フォーのスープの味にはフォー・ガー(チキンフレーバー)と、フォー・ボー(ビーフフレーバー)の2種類があります。
【おすすめブランド】
・CUNG DINH
調味料
ベトナムの調味料の中でもにおいのくせがない調味料として「ライム塩」と「サテトム」をご紹介します。
どちらも価格が安く、ばらまき土産にもおすすめです。
日本でもスーパーでは豊富な種類のフレーバーソルトが売られていますが、ベトナムのライム塩(MUOI TIEU CHANH:ライムフレーバーの塩コショウ)もぜひ試してみてください。
通常のお料理のプロセスで、塩コショウを加えるいろいろなお料理に使えます。
また、サテトム(SATE TOM:エビ風味の具入りラー油)は、辛い調味料が好きな方には喜ばれます。
サテトムをお土産に購入したら、ボトルのふたから中身が漏れてしまう事態に備えて、ビニール袋などに入れて密封してからスーツケースに入れましょう。
雑貨&伝統工芸品 ― ベトナムらしさを感じる一品!

ベトナムでは、雑貨や伝統工芸品もベトナムらしい魅力のあるお土産として人気です。ここからは、ベトナム土産としておすすめの雑貨や工芸品をご紹介します。
刺繍雑貨
ベトナム雑貨には、丁寧に美しく刺繍された布小物があります。
刺繍の図柄は、お子様用にも大人用にも合う豊富なラインナップです。巾着の生地はコットンのほか、大人の女性用にはオーガンジー生地の商品もあります。
そのほか、ポーチやバッグ、クッションカバー、テーブルリネンなど、お土産店にある刺繍入りの布製品はたいへん種類が多いので、ぜひお気に入りを探してみてください。
アクセサリー
ベトナム土産のアクセサリーなら、水牛の角(バッファローホーン)で作られたアクセサリーがあります。
ネックレス、ピアス、ブレスレットなど、パーツが大きく存在感がありながら着け心地は軽く、色使いがカラフルなことなどが特徴的です。
陶器
ベトナムの陶器の伝統工芸品には、バッチャン焼き、ソンベ焼きなどがあります。
バッチャン焼きの絵柄は、ハスの花、金魚、とんぼなどのベトナム伝統図柄が特徴的です。
一方、ソンベ焼きには、中国由来の絵柄や、フランス統治時代の花柄などの種類があります。
また、ホーチミンでベルギー人とオランダ人女性が立ち上げた陶器のブランド「アマイ」の食器も、色使いやデザインがおしゃれで人気です。
陶器のお土産を買う場合、持ち運びで商品が割れないようにお土産店のスタッフが頑丈な梱包をしてくれます。そのため、予想よりも荷物がかさばることに注意が必要です。
かごバッグ
水草やい草などのカゴバッグや、プラかごなど、ベトナム土産のかごバッグはどこのお土産店でもたくさん陳列されています。
日本でも夏に使えるバッグとして、使い勝手が良いサイズ感で、編み目のしっかりした商品を選んでみてください。
Tシャツやトートバッグ
お土産用のTシャツはどこの観光地でも定番土産として売られていますが、価格の安さに合わせて品質も良くない場合が多々あります。
ハノイやホイアンでTシャツやトートバッグを買うなら、筆者のおすすめは「TiredCity」です。デザインはベトナムらしさとおしゃれを兼ね備え、素材もしっかりとしています。
美容・リラクゼーショングッズ
ベトナム旅行のお土産には、美容・リラクゼーショングッズも欠かせません。ここでは、種類が多いベトナム美容雑貨のなかから3種類を選んでご紹介します。
ココナッツオイル
ココナッツオイルは、ベトナムの定番土産のひとつです。
食用にもボディ用にも使えるココナッツオイルは、手足の保湿だけでなく、メイク落としや髪の保湿などにも利用できます。
気温が下がると白く固まってしまうのはココナッツオイルの特徴であり、品質には問題ありません。
【おすすめブランド】
・COCONUT RELIGION
・Vietcoco
アロマソープ
南国リゾートによくあるアロマソープのお土産は、ベトナムにもあります。
ココナッツオイルを使用した石鹸や、フルーツエキスやハーブを練り込んだ石鹸など、種類が豊富です。独特の香りがリゾートのスパを思い起こさせて、優雅な気分になります。
オーガニックコスメ
ココナッツオイルやアロマソープ以外にも、ベトナム人の間で流行しているオーガニックコスメがあります。
筆者もベトナムでは「Co mem」の美容液を愛用していました。
「Co mem」はハノイ市内に13店舗、ホーチミン市内に15店舗あるので、興味のある方は「Co mem」の店舗を訪れてみることをおすすめします。
【おすすめブランド】
・taran.
・Co mem HomeLab
お土産の購入場所について
ベトナムで日本人旅行者が多い街には、お土産店もたくさんあります。ここでは、現地在住日本人がよく訪れるお店を中心にご紹介しましょう。
お土産店(専門店)
ハノイやホーチミンでおすすめのお土産店は、どのお店も多彩な品ぞろえで必見です。
なお、ローカル市場に出店しているお土産店では、商品に値段表示がありません。
【ハノイ】
・HANOI SHOUTEN
・Izumi
・Tanmy Design
・ドンスアン市場
【ホーチミン】
・Kito shop
・coi
・Saigon Eco Craft
・ベンタイン市場
スーパーマーケット
ベトナムで食品のお土産を買うなら、ぜひスーパーマーケットにも行ってみましょう。
以下に、ハノイにもホーチミンにもある有名スーパーマーケットの一部をご紹介します。
・GO! Supermarket
・LOTTE Mart
・Annam Gourmet Market
空港
ハノイやホーチミンの空港内では、手荷物X線検査のあと、搭乗口が並ぶエリアに複数のお土産店があります。
国際線の搭乗口前にあるお土産店は免税店ですが、どの商品でも街なかのお土産店よりも高い価格で売られているため、免税=安いという印象はありません。
なるべく街のお土産店で買い物を済ませることがおすすめです。
まとめ
近いうちにベトナム旅行に行く予定がある方のために、ベトナムならではの旅行土産や、おすすめのお土産店をご紹介しました。本記事でお届けした内容を、渡して喜ばれるお土産選びの参考にしてみてください。
また、つい後回しにしてしまいがちな自分用のお土産も、こだわって選びましょう。
アロマやコスメなど香りがする商品なら、使用するときに旅の記憶が思い起こされるものです。ベトナム旅行の思い出に、買ってよかったと思えるお土産を選んでくださいね。
◇経歴
銀行の外国為替業務で英語を使用した仕事の経験があります。
◇英語に関する資格
TOEIC 860
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容
・海外駐在帯同家族としての長期滞在:アメリカ4年、インドネシア5年、ベトナム3年
・旅行経験:アメリカ、インドネシア、ベトナム、中国(香港・マカオ)、マレーシア、シンガポール、タイ、モルディブ、オーストラリア、カナダ、バハマ、フランス、スイス、ニューカレドニア
◇自己紹介
学生時代から英語は好きで、さまざまなタイプの英会話レッスンを受けた経験があります。
アメリカに滞在した4年間は子育てに専念。子どもたちを現地の幼稚園や公立小学校に通学させるなかで、保護者としてボランティアなどを経験しました。
インドネシア語とベトナム語は現地で学習。英語が通じない現地の人とのコミュニケーションに役立ちました。
帰国後に取得した資格:インドネシア語検定C級、ベトナム語検定6級