
ネイティブキャンプのコラムをご覧のみなさん、こんにちは!
今回のネイティブキャンプのこのコラムでは、死ぬまでに一度は訪れてみたいという方の多いとある世界遺産について特集していきます。日本から飛行機で長時間の旅になりますが、絶対に行く価値のある場所ですよ!
ズバリ、今回特集していくのは「ナスカの地上絵の完全観光ガイド」です!ナスカの地上絵は謎が多く、世界中の人に人気のあるペルーにある世界遺産です。
このコラムでは、ナスカの地上絵とは一体どのようなものなのか解説した後、見学方法、現地への日本からのアクセス方法と所要時間、地上絵を見に行くベストシーズンと現地の天候について解説していきます。
また、ナスカの地上絵以外にもペルーに行ったらぜひ訪れておきたいおすすめ観光スポットも紹介していきますよ。
- 謎の世界遺産「ナスカの地上絵」とは?
- 見学方法の比較:セスナ遊覧 vs 展望台(ミラドール)
- アクセス方法と所要時間の目安
- ベストシーズンと見学にピッタリの天候について
- ペルーに行ったら見ておきたい!おすすめ観光スポット
- まとめ
謎の世界遺産「ナスカの地上絵」とは?
まず、その名を聞いたことのない方はいないほど有名な世界遺産「ナスカの地上絵」とは一体どのようなものなのか、紐解いていきましょう。
ナスカの地上絵とは、今から約2000年前にペルーにあるナスカ川とインへニオ川に囲まれた平坦な砂漠に描かれた様々な絵のことを指します。絵の種類は、幾何学模様や動物など様々です。
20世紀の前半にアメリカの考古学者がこれらの絵を発見し、なんと今でも新しい絵が発見され続けています。直近では2020年に猫科の動物の絵が発見されたばかりです。まだ発見されていない絵があるのではないかと、研究者の間で調査が進んでいます。
ナスカの地上絵は、縦横30km以上ある広大な土地に千を越える数の絵が描かれています。絵があまりにも巨大なため、地上からでは絵だと気づかれないのです。そのため、ナスカの地上絵を見るためにはセスナなどの飛行機に乗る必要があります。
巨大な絵の謎
実は、どのようにしてナスカの地上絵が描かれたのかは現在のテクノロジーの発展があってもまだ解明されていません。古くから現地の民族が雨乞いのために描かれたという説や、農耕や水に関わる儀式の際に使われたという説などがあります。
また、ナスカの地上絵の特徴の一つに「直線が多用されている」という点が挙げられます。直線の中で長いものでは約48kmにも及ぶとのこと。さらに、三角形や四角形、台形を組み合わせたものや波の模様などの幾何学模様が多く描かれているのも特徴の一つです。
描かれている絵の多くは動物や植物が多いですが、その中には宇宙飛行士と似ている人間の絵や人やロボットのように見える絵が描かれています。そのため、宇宙や宇宙人との関連があるのではないか?という説もあります。
なんにせよ、未だその謎が解かれていないとっても神秘的な場所がナスカなのです。ペルーのミステリーに触れたい方、古代文明に興味のある方にはうってつけの観光名所ですね。
参考資料:
【ペルー】ナスカの地上絵の基本情報や謎とは?世界のミステリーに迫る! | 海外旅行、日本国内旅行のおすすめ情報 | ベルトラ YOKKA | VELTRA
見学方法の比較:セスナ遊覧 vs 展望台(ミラドール)
ということで、ナスカの地上絵を実際に見学する際の方法を二つほど紹介していきます。一つ目はセスナ遊覧、二つ目はミラドールと呼ばれる展望台から見る方法です。
セスナ遊覧の場合、専門のパイロットの方が運転してくださり、パイロットの横の助手席、もしくは後部座席に座ることができます。パイロットがマイクをつけ、ガイドしながら地上を周遊してくれます。
セスナには両サイドに窓が設置されているため、どの席に座ってもしっかりと地上の絵を見渡すことが可能です。また、セスナに乗る前に地上絵のマップをもらえるので、どの辺の位置に何の絵があるのかを把握することができます。
一方、ナスカの道路沿いに設置されているミラドールと呼ばれる巨大な展望台から絵を眺めることも可能です。セスナに乗るのが怖い方には、こちらの方法が安心でしょう。
高さは地上から約20mほどですが、しっかりとナスカの地上絵を見渡すことが可能です。また、地上絵のすぐ近くまで行くことができるのはミラドールのメリットと言えるでしょう。
しかし、やはり上空から見下ろす方が各絵の全体像をしっかりと把握できるため、スケールの大きさを感じたい方にはセスナ遊覧をおすすめします。
参考資料:
【ペルー】ナスカの地上絵の基本情報や謎とは?世界のミステリーに迫る! | 海外旅行、日本国内旅行のおすすめ情報 | ベルトラ YOKKA | VELTRA
アクセス方法と所要時間の目安
このセクションでは、実際にナスカの地上絵を見にいきたい方のために日本からナスカの地上絵までのアクセス方法と所要時間について解説していきます。
ナスカの地上絵まで辿り着くためにはまず、地上絵のあるペルーの国際空港でペルーに入国する必要があります。ペルー国内の移動は、基本的に首都のリマからナスカまで移動する方法が一般的です。
残念ながら、日本からペルーの首都であるリマへの直行便は出ていないため、アメリカのテキサスにあるヒューストンやダラス、ロサンゼルスやニューヨークを経由してリマのアレハンドロ・ベラスコ・アステテ国際空港に到着するルートが一般的です。
リマの国際空港に到着した後は、リマからバスでナスカまで移動するのが安全でしょう。距離は約450km、移動時間はおおよそ7〜8時間ほどかかります。
バス料金はとてもリーズナブルなので観光客にとっては時間はかかるもののお財布に優しい交通手段と言えるでしょう。また、バスの座席はリクライニングシートであることが多いため長い移動時間も快適に過ごすことができます。
参考資料:
ナスカの地上絵の行き方徹底解説 | おすすめの観光シーズンと移動方法
ベストシーズンと見学にピッタリの天候について
ペルーのナスカを訪れるのにベストと言われるシーズンを知るためには、特にナスカの気候について理解する必要があります。
ペルーは場所によって気温や気候が全く異なるのが特徴です。ちなみに、ナスカのあるアンデス山岳地方には四季がありません。主に乾季(5月〜10月)と雨季(11月〜4月)に分かれています。そして、平均気温も年間を通して最高気温が20℃、最低気温が8℃とほぼ変わりません。
ナスカの地域を訪れるのであれば、乾季である5月〜10月をおすすめします。この時期は晴れる日が多いため、セスナやミラドールからの見学が可能になります。反対に雨季の6月〜11月に訪れると雨の確率が上がり、絵を見ることができない可能性があります。
参考資料:
マチュピチュのベストシーズンは?ペルーの春夏秋冬や気候・気温 | 旅人ガイド【ペルー・マチュピチュ編】
ペルーに行ったら見ておきたい!おすすめ観光スポット
ペルーにはナスカの地上絵以外にもぜひ訪れておきたい観光スポットがたくさんあります。ペルーといえばナスカの地上絵を思い浮かべる方が多いですが、ここではそれ以外に訪れたい名所を紹介していきます。
マチュピチュ遺跡
ペルーといえば、ナスカの地上絵に匹敵する人気の観光スポット、マチュピチュ遺跡。マチュピチュ遺跡はアンデス山脈の標高2430m地点に位置するインカ帝国時代の建造物が色濃く残る世界遺産です。「空中都市」や「天空の遺跡」などといった異名を持ちます。
1911年に偶然発見されるまでは深い密林に囲まれていたそうです。太陽の神殿やインティワタナと呼ばれる日時計、コンドルの神殿など神秘的な見どころがたくさんあります。
現代の技術でも解明されていない謎が多く、その神秘的魅力に世界中の人々が魅了されています。
参考資料:
マチュピチュ遺跡 | 海外旅行・日本旅行のツアーやホテル予約はNEWT(ニュート)
ヴィニクンカ
ヴィニクンカは、クスコという地域の近郊に位置する標高が5000mもある絶景スポットです。「虹の山」として世界中の人に知られており、それもそのはず、地層に含まれている鉱物が太陽光によって酸化したことで赤、黄、緑などのカラフルな地層を見学することができるのです!
山頂まで登る道のりも、クスコの大自然を感じることができるためトレッキング好きの観光客にとても人気があります。
参考資料:
ヴィニクンカ | 海外旅行・日本旅行のツアーやホテル予約はNEWT(ニュート)
チチカカ湖
チチカカ湖は、ペルーとボリビアの国境に位置しており、世界で一番標高の高いところにある湖として有名です。その高さはなんと標高3800m!
水はとても透明度が高く、その水面に映るアンデス山脈がとても美しいです。ここに住むウロス族はトトラと呼ばれる葦で作られた浮島に家を作って住んでいます。長い年月を経てずっとこの地に住んできたウロス族たちの伝統文化や習慣に触れることができ、とてもおすすめです。
参考資料:
チチカカ湖 | 海外旅行・日本旅行のツアーやホテル予約はNEWT(ニュート)
まとめ
このコラムではここまで、ペルーにある世界遺産、ナスカの地上絵について徹底解剖してきました。いかがでしたでしょうか?
世界遺産の中でも、死の神秘的な魅力から群を抜いて世界中の人を魅了し続けるナスカの地上絵。日本からアクセスするのには時間がかかりますが、現地を訪れた時にはその疲れも吹っ飛んでしまうくらいの感動が待っているはずですよ。
また、ペルーにはナスカの地上絵以外にも多くの名所があります。今後ペルーを訪れる予定のある方、旅行に行く予定のある方はぜひ、このコラムを参考にしてみてくださいね。
◇経歴
大学時代に、外国語がどのように学ばれるのかについて興味を持ち、日本の大学院で第二言語習得論•応用言語学の研究に励む。
修了後はインターナショナルスクールの先生や、小学生オンライングループ英会話のバイリンガル講師、日本の文化を海外に広める音楽スクールで活躍中。
◇資格
IELTS Academic module 6.5
(speaking 6.5 reading 7.0 listening 6.5 writing 6.0)
◇留学経験
高校時代、春休み中にニューヨークにある姉妹校のタウンゼント•ハリス高校へ研修に参加。
その後大学時代にニュージーランドに一学期間の留学を経験。語学学校に通ったのち、主に応用言語学を中心に学ぶ。
◇海外渡航経験
つい数ヶ月前、高校ぶりに訪れたニューヨークの空港でみつけたストリートピアノ。
つい弾きたくなりニューヨーク出身の作曲家ジョージ•ガーシュインの「ラプソディーインブルー」を弾いたら、メキシコのカンクン行きの搭乗を待っていた皆さんから盛大な拍手を貰いました!とてもいい思い出です。
◇自己紹介
これまでの海外経験や、日本で出会った留学生たちとの交流から、英語をはじめとした外国語を使うことで、私たちの視野や価値観はどんどん広がっていくと確信しています!
英語が好き!と言う気持ちを大切に、英語を学び続けられる燈を見つけられるよう行動すると、英語学習が楽しくなります!