
日本人憧れのビーチリゾートのひとつ、ハワイ。
新婚旅行や家族旅行、友人同士の旅行など、ちょっと贅沢な旅行先として幅広い世代から人気があります。
ハワイが初めての人にとっては、飛行時間はどれぐらいなのか、時差は何時間あるのか、サマータイムの影響はあるのかなど、気になることがたくさんあるでしょう。
この記事では、日本とハワイの時差や時差ぼけ対策についてくわしく解説します。
ハワイ旅行の予定がある人はぜひ参考にしてください。
日本とハワイの時差とその計算方法
ハワイ州はアメリカの50番目の州で、1959年にアメリカ合衆国に加盟した最後の州です。
ハワイ州は8つの島とその周辺の小さな島々からなっており、州都はオアフ島のホノルル市です。日本から約6,400㎞~6,600㎞の距離に位置するハワイ。日本との時差は一体どれほどなのでしょうか?
日本とハワイの時差
日本とハワイの時差はマイナス19時間です。
日本とハワイとの間には日付変更線があり、この線をまたぐことで日付が1日ずれるという特徴があります。
日本はこの線の西側、ハワイは東側にあるため、両国間を移動する際には日付のズレが生じます。
例えば、日本が9月15日17時の場合、ハワイでは1日戻り、9月14日22時となります。
時差の計算方法
ここまで読まれて、「19時間もの時差を計算するのが難しい!」と思われた人もいるでしょう。
日本とハワイの時差の計算方法はズバリ、
「日本時間+5時間-1日」です。
時差の計算方法は複雑なようで、実は簡単にできます。
「日本が9月15日17時の場合、ハワイでは9月14日22時」になりますが、-19時間で計算をすると少々複雑です。そのため、上記のように簡単な計算方法で感覚的に把握するのがおすすめです。
【日本を軸として考える場合】
日本が9月15日17時の場合…17時+5時間=22時→日付を1日戻す→ハワイの時間は9月14日の22時
【ハワイを軸として考える場合】
ハワイが9月14日22時の場合…22時-5時間=17時→日付を1日進める→日本の時間は9月15日17時
となります。現代ではスマホですぐに確認できるなど便利なアイテムがありますが、この計算方法もぜひ参考にして計算してみてくださいね。
ハワイにサマータイムはある?
サマータイムとは、夏の間に時計を1時間早める制度のことです。
イギリス英語ではそのまま「summer time」、アメリカ英語では「daylight saving time (DST)」と呼ばれています。
サマータイムは日照時間を有効に活用したり、エネルギーの節約を目的としており、明るい時間帯を最大限に使えるようにしています。
ヨーロッパや北米、南米などで採用されていますが、ハワイ州にはサマータイムはありません。
日本も同様にサマータイムがないため、1年を通じて日本とハワイの時差は19時間となります。ハワイがサマータイムを採用していない理由は、年間を通じて日照時間の変化が少ないことです。
ただし、ハワイにサマータイムがなくても、アメリカ本土ではサマータイムが採用されているため、ハワイとアメリカ本土の時差を計算する場合は、季節によって変動することを覚えておきましょう。
日本・ハワイ間のフライト時間目安
ハワイの空の玄関口は、オアフ島・ホノルル近郊にある「ダニエル・K・イノウエ国際空港(HNL)」です。
日本の主要空港からは直行便が毎日運航されており、ハワイは日本人にとって非常に身近な旅行先です。
日本からハワイ(ホノルル)への飛行時間の目安は以下の通りです。
【日本・ハワイ間のフライト時間早見表】
| 出発地 | 往路(日本→ハワイ) | 復路(ハワイ→日本) |
| 東京(羽田・成田) | 約7~7.5時間 | 約8~8.5時間 |
| 大阪(関西) | 約8~8.5時間 | 約9時間 |
| 名古屋(中部) | 約8~8.5時間 | 約8~8.5時間 |
| 福岡 | 約8.5~9時間 | 約9~10時間 |
風の影響で、ハワイから日本への復路のほうが長くなる傾向にあります。
特に冬季は偏西風の影響を強く受けるため、復路はさらに長くなることがあります。実際にかかるフライト時間は、機内アナウンスなどで最新の情報を確認してみてくださいね。
ハワイ旅行の時差ボケ対策
時差のある国へ旅行をする場合、どうしても気になるのが時差ボケです。
時差ボケとは、体の規則正しいリズムが時差によって乱され、日中ぼんやりしたり、不眠になってしまうことを指します。もし時差ボケになって、旅先で元気に過ごせなかったら…と不安をお持ちの人に、ハワイ旅行の際の時差ボケ対策について紹介します。ぜひ実践してみてください。
出発前・飛行機内
現地で時差ボケにならないためには、出発前や機内での過ごし方が重要です。 日本からハワイへ直行便を利用する場合、出発時間が夜であることがほとんどです。
夜出発の飛行機に搭乗する場合は、離陸後なるべく早く眠ってしまうことをおすすめします。
機内食や映画など、機内サービスを楽しみたい!と考える人も多いでしょう。しかしそこはグッと我慢して、耳栓とアイマスクを着けておやすみモードに入ってみてください。
「そんなに早く眠れない!」という人は、出発1週間前から早寝を心がけてみてはいかがでしょうか。
早寝の習慣をつけ、体をハワイ時間に近づけることで、ハワイ出発日には自然と早い時間に眠気が訪れます。そして、機内での水分補給は忘れずに。
カフェインやアルコールを摂ると、睡眠の妨げになる可能性があるため、避けた方がベターです。座席に座りながらできる軽いストレッチをすることもおすすめです。ストレッチは血行が促進され、体がリラックスして眠りにつきやすくなります。到着までのちょっとした準備が、現地でアクティブに過ごすためのカギとなります。
到着後
日本の空港を夜に出発した場合、午前中にハワイに到着します。
日本時間ではまだ夜中なので、少々眠いと感じるかもしれません。ホテルにチェックインし、大きなベッドを見ると仮眠を取りたくなることもあるでしょう。
しかし、ハワイ到着後に昼寝をしてしまうと、逆に時差ボケが長引いてしまう可能性があります。
眠気を感じたらホテル周辺を散歩したり、カフェでお茶をしたりするなど、フライトで疲れた体に負担にならない程度のアクティビティを取り入れてください。到着日の夜は早めにベッドに入ると、翌日からアクティブにハワイで過ごすことができるでしょう。
おまけ:機内で寝る・リラックスするためのおすすめアイテム
現地で思いっきり楽しむために、機内でゆっくり休みたい!と考える人におすすめのフライトアイテムをご紹介します。
■ アイマスク
フライト中は、サービス時間に合わせて機内の照明を点灯・消灯するため、眠りたい時間に機内が明るく眠れない…ということもあるかもしれません。そんな時には、肌ざわりが良く、遮光性の高いアイマスクを使うと、時間帯に関係なく眠りやすくなります。蒸気が出るタイプの温かいアイマスクもおすすめ。アロマの香りと共に目元をじんわり温めてくれるので、リラックス効果も抜群です。
■ フットレスト
フットレストのないエコノミークラスでは、足を伸ばしにくく、疲れやむくみの原因になります。折りたたみタイプのフットレストは軽量で持ち運びも簡単なので、エコノミークラス症候群予防のアイテムとしても重宝します。ただし、航空会社によっては特定の種類のフットレストの使用を禁止していることがあるため、事前に使用可否の確認が必要です。
■ 使い捨てスリッパ
長いフライトでは、窮屈な靴を脱ぎたくなることもありますよね。しかし、裸足で過ごすのは衛生的にちょっと…という方におすすめなのが、使い捨てスリッパです。足元が蒸れにくい素材のものなど、快適に過ごせるものを探してみてください。また、ハワイのホテルには基本的にスリッパの準備がありません。100円ショップにもありますので、フライト用・ホテル用と準備しておくと便利ですよ。
■ 旅行用ネックピロー
長距離移動をする旅行者に欠かせないのがネックピローです。座ったままの姿勢で眠ると、首に負担がかかり、起床後に痛みを感じることも。ネックピローは重たい頭をしっかり支えてくれるので、フライト中の体の負担がグッと減ります。空気で膨らますタイプのネックピローは、コンパクトに収納できるので、持ち運びに便利です。
■ 着圧ソックス
長距離フライトでは、長時間同じ姿勢で過ごすことで血流が滞り、足がむくみやすくなります。着圧ソックスは脚に適度な圧力をかけてサポートしてくれるため、脚の疲れの予防に最適です。旅先で元気に観光するために、脚のケアはしっかりとしておきましょう!
■ 締め付けの少ない服
眠るときはゆったりしたパジャマを着るように、機内でも締め付けの少ない服を選ぶことで、快適に過ごすことができます。締め付けの強い服装は血行不良による体調不良の原因になることもあるため要注意です。あわせて通気性の良い素材を選ぶと、長時間のフライトでも蒸れにくく、ストレスなく過ごせるでしょう。
まとめ
ハワイ旅行は到着から出発まで、目一杯楽しみたいですよね!
ハワイ旅行中に元気に観光するためには、ハワイの時差を知っておき、なるべく時差ボケにならないよう対策をしておくのがポイントです。
旅行から帰った翌日には学校や会社に向かわなくてはならない人もいるでしょう。
ハワイ旅行を計画する際は、出発から帰国までを見越して、体調管理や時差管理をしっかりと行ってください。そうすることにより、日本との時差を感じることなく、快適にハワイ旅行を楽しめるはずです。
機内で使えるアイテムを上手に活用し、ハワイでの楽しい旅をお過ごしください!
◇経歴(英語を使用した経歴)
・オーストラリアのカフェで半年間勤務
・国内/国際線客室乗務員として5年間勤務
◇英語に関する資格(資格、点数など)
TOEIC、英検受験経験有り
アメリカのコミュニティカレッジにてEarly Childhood Educatorコース修了
◇留学経験
・オーストラリア シドニーへ1か月間の短期留学。
→週5日で語学学校へ通う。
・ワーホリでオーストラリア・ゴールドコーストに1年間滞在。
→Gold Coast Institute of TAFEの語学コースで学ぶ。
・2020年から4年間、家族の仕事でアメリカに滞在。
→州立のコミュニティカレッジでEarly Childhood Educationコース及びアカデミック英語コースを学ぶ。
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容(仕事、留学、旅行など)
仕事→韓国、中国、台湾、香港などアジアを中心とした国
旅行→アメリカ(ハワイ、グアム、サイパン含む)、カナダ、
シンガポール、マレーシア、オーストラリア、ドイツ、イタリア、
ギリシャ、クロアチア、ベトナム、タイ、バハマ、オランダ領セント・マーティン島など
◇自己紹介
旅行、海外生活関連のwebライター。
最初の短期留学の経験のおかげで、人生が変わったと言っても過言ではないと感じています。海外に滞在することがきっかけで、人生の選択肢が大きく広がり、成長を続けていきたいと思うようになりました。海外での長期滞在・留学経験者の視点から、皆さまにわかりやすい記事を書いていきたいと思っています。