
「セブ島に中学生の子どもを短期留学させたい。」
「セブ島での短期留学の費用を知りたい。」
そんな思いを抱えていませんか。そもそも中学生がセブ島に短期留学するメリットや、中学生ができる留学の種類って何があるのかも知りたいところですよね。
今回の記事では、 中学生ができる留学の種類や留学のメリット、注意点、費用の目安、そしてセブ島でのおすすめの学校を詳しく解説します。セブ島の短期留学をお考えの保護者の方はぜひ参考にしてくださいね。
中学生ができる留学の主な種類
中学生ができる留学の主な種類は下記の通りです。
① 単身留学(ひとりで行く)
メリット:
・親が同行しなくても中学生だけで留学できる
・自立や責任感を養える貴重な経験になる
デメリット:
・WEG(入国許可)の申請が必要
・行き帰りに付き添ってくれる大人を別で手配する必要がある
・保護者分のフライト代が追加でかかる
② ジュニアキャンプ(団体で行く短期プログラム)
メリット:
・同年代の子と一緒にグループで行動できるため安心
・空港から日本人スタッフが同行するケースもあり、親の同行不要
デメリット:
・開催日程が決まっていて自分では選べない
・出発地が成田または関空に限定されていることが多い
・WEGの申請が必要
③ 親子留学(親と一緒に行く)
メリット:
・自由に日程やスケジュールを決められる
・入国手続きもシンプルで安心
・トラブル時もすぐに親が対応できる
デメリット:
・親の分の学費・生活費も必要になるため費用は高め
・困った際に親に頼りやすいため自立心は芽生えにくい
それぞれの留学方法で良さや課題点があるので、これらを理解した上で、お子様に合う留学方法を見つけられたら良いですよね。
中学生がセブ島短期留学するメリット
中学生がセブ島に短期留学するメリットをご紹介します。中学生にとって安心して過ごせる環境の中で英語力の向上が見込めて、その上留学の手続きが他国より簡単であることが伺えますよ。
中学生が過ごしやすい生活環境
フィリピンの語学学校は、未成年でも安心して過ごせる留学先です。ほとんどが寮付きで、敷地内に宿舎があるため通学の必要がなく、中学生には特に安心です。授業は朝から夕方までしっかりあり、勉強に集中できるスケジュールになっています。
寮の部屋は1~6人部屋があり、トイレ・シャワーも完備。食事は1日3食提供され、掃除や洗濯もスタッフが行ってくれるので、生活面の負担はほとんどありません。料理は日本人に合う味付けで、辛いものが苦手でも安心です。ジムやプールが使える学校もあり、敷地内だけで快適に生活が完結します。週末には観光や社会活動などのアクティビティがあり、異文化交流も楽しめます。
日本人スタッフや看護師が常駐している学校も多く、体調不良のときもすぐに対応してもらえるので、初めての海外でも安心して滞在できますね。
マンツーマン授業で英語力が身に付く
フィリピン留学が中学生に向いているもう一つの理由は、英語の授業時間が他の国に比べて圧倒的に多く、短期間での語学力アップが期待できることです。
特に大きな特徴は、ほとんどの授業がマンツーマンで行われる点です。先生と一対一で学べるので、生徒の理解度やペースに合わせて授業を進めてもらえます。わからない部分は何度でも質問でき、丁寧に説明してもらえるため、授業についていけない…ということが起こりにくくなります。
一方、欧米の語学留学では20人以上の大人数で行うクラスが一般的で、自分だけがついていけない状況に陥ることも少なくありません。フィリピンでは教師の人件費が比較的安いため、こうした個別対応の授業スタイルが実現できているのです。
また、マンツーマンだけでなく、5人前後の少人数で行われるグループクラスもあります。同じレベルの学生が集まるので、発言や意見交換も活発になりやすく、国際的な交流も自然に生まれます。こうした学びやすい環境のおかげで、フィリピンでの短期留学は英語力アップを確実に実感しやすいといえるでしょう。
ビザ不要で手続きが手軽
フィリピンへの短期留学は、面倒なビザの準備がいらない点も中学生にとって魅力のひとつです。日本のパスポートを持っていれば、特別な手続きをしなくても入国時に自動的に観光ビザが出され、最大30日間は無料で滞在できます。つまり、春休みや夏休みを利用した1ヶ月以内の留学であれば、事前のビザ申請は一切不要。旅行と同じ感覚で出発できます。
もし1ヶ月を超えて滞在する場合でも、現地で語学学校が延長手続きを代行してくれるため、日本にいる間に何かを準備する必要はありません。出発前の手間が少なく、気軽にスタートできるのがフィリピン留学の大きなメリットですね。
中学生がセブ島短期留学する際の注意点
ここからは中学生がセブ島に短期留学する際の注意点を3つご紹介します。特にWEGの申請はもし忘れてしまったら、フィリピンへ入国ができなくなるので要注意です。
WEGの申請をしておく
フィリピンでは、15歳未満の子どもが一人で渡航したり、両親以外の大人と一緒に入国しようとする場合、特別な許可がなければ法律上入国できません。これは未成年の安全を守るために定められたルールで、例外を認めるためには「WEG(ウィグ)= 除外承認申請」という手続きを事前に行う必要があります。
このWEG申請を行っていない状態でフィリピンに到着すると、空港の入国審査で足止めされ、そのまま入国拒否になるケースがあります。そうなると、せっかくの留学や旅行が無駄になるだけでなく、その日のうちに自費で日本に送り返されてしまう可能性も。航空券の再手配や滞在費の損失など、金銭的な負担も大きくなってしまいます。
特に中学生の単独留学や、親の代わりに祖父母・親戚・知人が付き添うケースでは、WEGの存在を知らずに準備を進めてしまう家庭も少なくありません。しかしこれは非常に重要な手続きで、パスポート情報や同行者の情報、英文の同意書など細かな書類が必要になります。
安心してフィリピンに渡航するためには、必ず出発前にこのWEG申請を済ませておくことが必要不可欠です。語学学校や留学エージェントによっては、この申請のサポートをしてくれるところもあるので、事前に確認しておくとスムーズです。
中学生の受け入れがしっかりしている学校を選ぶ
フィリピン留学を検討する際、中学生が安心して過ごせる環境かどうかは学校選びの大きなポイントです。特に未成年の場合、現地でのサポート体制がしっかりしているかどうかで、留学生活の満足度も大きく変わってきます。
たとえば、日本人スタッフが常駐していて、生活面や学習面でいつでも相談できる学校は安心感があります。
また、洗濯や掃除などの生活サポートを完全にスタッフに任せられる学校もあり、中学生自身が家事の負担を感じることなく、勉強に集中できる環境が整っています。
さらに、定期的にスタッフと面談の時間を設けてくれる学校や、保護者に向けて留学中の様子をレポートで報告してくれる学校もあります。
こうした取り組みは、初めての海外生活で不安を感じやすい中学生にとって心強いものですし、保護者にとっても子どもの様子が分かることで安心材料になります。学校によっては、学習面の進捗状況や生活態度などを細かくフィードバックしてくれるところもあるため、留学の成果をしっかり確認できます。
事前にこうしたサポート内容を確認し、「未成年への対応が整っているか」「日本語でのサポートが可能か」「保護者との連携がスムーズか」などの情報をチェックしておくことが、トラブルのない快適な留学生活につながります。
学校や寮周辺の環境や治安を確認
フィリピンは全体的に留学生に人気のある国ですが、地域によって安全性に差があるのも事実です。特に中学生のような未成年を一人で海外に送り出す場合、治安の良し悪しは学校選びの中でも非常に重要なポイントになります。
都市部やリゾート地など、比較的安全で管理の行き届いたエリアも多く存在しますが、場所によってはスリや置き引き、夜間の外出に注意が必要な地域もあります。同じフィリピンでも「安全で過ごしやすいエリア」と「親の目が届かないと不安なエリア」があるため、学校の立地は必ず確認しておきたい点です。
学校の公式サイトやパンフレットでは「安心・安全」と書かれていても、実際の周辺環境がどうかまでは分かりづらいことがあります。そのため、現地の状況をよく知る留学エージェントや、すでにその学校に子どもを通わせたことのある保護者の声、または現地に詳しい専門家に直接相談することが大切です。
加えて、学校があるエリアにセキュリティスタッフが常駐しているかどうか、門限や外出のルールがしっかり設定されているかなど、学校内外の安全対策にも注目しましょう。
中には、敷地内で生活がすべて完結し、生徒が外出しなくても済むよう設計されている学校もあります。こうした情報を事前にしっかり調べておくことで、子どもを安心して送り出すことができ、留学そのものを前向きに応援できるようになりますよね。
中学生のセブ島短期留学にかかる費用目安
中学生のセブ島短期留学に関して、期間別にかかる費用は下記の通りです。
はじめての留学体験や短期間で英語に触れてみたい人に向いています。授業はマンツーマンが中心で、短いながらも集中して学べるプランです。週末に観光を楽しむことも可能です。
少し深く英語を学びたい人向けで、1週間よりも授業や生活に余裕が出てきます。ビジネス英語や試験対策など目的に合ったコースを選ぶこともでき、語学と異文化体験を両立できます。
英語にしっかり集中したい人や本格的に力を伸ばしたい人におすすめ。マンツーマンとグループを組み合わせた授業スタイルで、理解度に合わせて進められます。生活にも慣れ、自信もつきやすい期間です。
英語学習に加え、インターンやボランティア、資格取得など実践的な内容にも挑戦できる長期プランです。滞在中に国際感覚も身につけられ、語学以外の面でも大きく成長が期待できます。
中学生のセブ島短期留学でおすすめの学校
ここからは具体的にセブ島短期留学で中学生におすすめの学校をご紹介します。充実した環境が整っている学校を厳選しました。学習プランや、留学の目的を考えながら選んでみてくださいね。
EVアカデミー
EVアカデミーはセブ島にある設備が充実した人気の語学学校で、リゾートホテルのような環境で学べます。ジムやプール、ヨガルームなどがあり、勉強の合間にしっかりリフレッシュが可能です。
スパルタとセミスパルタの2つのコースから選べ、自分のペースで集中して英語を学べます。講師は厳しい審査とトレーニングを受けており、ネイティブ講師も在籍しているため質の高い授業が受けられます。学生は日本人が3~4割で、台湾や韓国など多国籍。英語だけを使う環境で、短期留学でも初日から授業がスタートし、週40コマの授業保証があります。IELTSの公式試験会場としても知られ、試験対策にも最適です。
寮は1~4人部屋があり、1人部屋は特に人気で早めの申し込みが必要です。Wi-Fiは一部エリアのみで、ネット利用にはポケットWi-Fiが必須です。食事は豊富で美味しく、寮の設備も清潔なのがうれしいポイントです。費用は約27万円から35万円ほどで、為替によって変動します。日本人スタッフも常駐しているため、初めての留学でも安心です。
人気の学校なため、特に夏休みなどは早めの予約がおすすめですよ。
CGスパルタ
CGスパルタキャンパスは、セブ島でも特に規律が厳しい環境で英語力を徹底的に伸ばせる語学学校です。平日は朝8時から夜10時まで授業や義務自習があり、外出は禁止されているため、勉強に集中したい人に最適です。
毎日エッセイを書き、翌日にネイティブスピーカーや経験豊富な講師から丁寧な添削を受けられるため、特に伸ばしにくいライティング力を効率よく鍛えられます。
グループクラスは最大4人までの少人数制で、初心者やグループ学習に不安がある方でも参加しやすいのが特徴です。また、ネイティブ講師も在籍しており、TOEICやIELTSの対策コースも充実していますよ。試験対策と日常会話の両方をバランスよく学べる環境が整っています。
食事は20種類以上のメニューが並ぶビュッフェ形式で、味付けの評価も高く、健康面でも安心です。学校は市内から少し離れた静かな郊外にあり、集中して英語学習に取り組める落ち着いた環境が整っています。英語漬けの生活を送りたい社会人や大学生、シニア、親子留学など幅広い層におすすめのキャンパスです。
セブイングリッシュスクール
セブイングリッシュスクールは、セブ市の中心に位置し、実践的な英語力を身につけたい人にぴったりの学校です。日本人講師が担当する文法や発音の授業で、日本人特有の苦手を丁寧にサポートしながら効率よく学べるハイブリッドなスタイルが特徴です。
毎週金曜日には実際のカフェや観光地などで英語を使う体験型レッスンがあり、教室だけでなく現場でのコミュニケーション能力も鍛えられます。
また、ホテルやカフェでの就労体験ができるワーキングホリデー準備コースもあり、海外での実務経験を積みたい人にもおすすめです。アットホームな小規模校で講師との距離が近く、英語学習に関する相談もしやすい環境です。
2025年7月には新しいキャンパスに移転し、内部のコンドミニアムや外部寮、講師とのルームシェアなど、多様な滞在スタイルが選べるようになりました。
さらに、アイランドツアーやジンベイザメツアー、ボランティア活動など多彩な課外アクティビティも充実しており、英語を学びながらセブの魅力を体験できます。留学前のオンライン英会話が無料でついてくるため、準備もスムーズです。全体として、CESは英語を話す自信をつけたい日本人に最適な、実践重視で親しみやすいスクールといえますね。
ELSA
ELSAはセブ島郊外の広大な自然に囲まれたキャンパスを持つ語学学校で、特に親子留学に強みを持っています。敷地内には幼稚園から高校までのインターナショナルスクールが併設されており、子どもたちは英語だけでなく、創造力や論理的思考、社会性など幅広い能力を育む環境が整っています。0歳から預けられるベビーシッターサービスもあり、未就学児のいる家族も安心して通えます。
学習環境は自然豊かでのびのびしている一方、南国特有の虫が多いことや、設備が高級ホテル並みではないため、快適さを重視する方には向かないかもしれません。キャンパスには海もありますが、泳ぐのには適していないので注意が必要です。
2022年から留学受け入れを再開し、韓国からのファミリー留学が多く、家族連れに人気の学校です。ゴルフ留学コースもあり、英語学習と趣味を両立したい方にも適しています。現地のフィリピン人学生と交流できる機会も多く、リアルな英語環境が広がっています。
12週間以上のプログラムでは、英語で理科や数学なども学べる特別なコースも用意されています。
人気の時期は早く満室になるため、留学計画は早めに立てるのがおすすめです。全体的に、自然豊かな環境で子どもと一緒にじっくり英語力と総合的な力を育みたい家族に向いている学校です。
ファーストイングリッシュ
ファーストイングリッシュは、2023年2月に開校した日本人向けの語学学校で、特に15歳以上の高校生や大学生、30歳までの社会人に人気があります。日本人の学習スタイルに合わせたオリジナルカリキュラムを提供し、英検やTOEICの対策にも力を入れているのが特徴です。校風は自由で門限もなく、自立した留学生活を送りたい方にぴったり。
また、24時間英語を使えるシェアハウス寮があり、生活の中でも英語環境がしっかり確保されています。学校は日本資本で運営されているため、日本人向けの手厚いサポートが受けられ、高校生の単独留学でも安心なガーディアン制度も設けられています。インターネット環境は高速で快適。キャンセルや返金ルールも明確で柔軟に対応しており、安心して申し込めます。
季節ごとに割引キャンペーンもあり、4週間以上のコースが対象です。総じて、ファーストイングリッシュは日本人学習者の特性を熟知し、きめ細やかな指導とサポートで効率よく英語力を伸ばしたい若者や社会人に向いた学校といえます。
GLC
GLCは、かつてIDEA CEBUとして知られていた日本資本の語学学校で、セブの中心に位置し便利な立地が魅力です。日本人以外の留学生も多く、多国籍な環境で異文化交流が活発に行われています。門限がなく自由度が高いため、勉強と遊びのバランスを楽しみながら充実した留学生活が送れますが、節度は必要です。
授業は到着後すぐにレベルに合った本格的な内容がスタートし、教材はすべて電子形式で、タブレットやノートパソコンの持参が必須です。15歳未満の学生はマンツーマンレッスン中心で、積極的にコミュニケーションを取らないと交流はやや難しい環境です。
施設にはジムやプールがあり、校外に出なくても快適に過ごせるのが特徴。400名以上の学生が在籍し、国際色豊かな環境でしっかり学びつつ、多彩なアクティビティも体験できます。日本資本の学校でありながらグローバルな交流を重視した、自由なスタイルの語学学校です。
まとめ
ここまで中学生のセブ島の短期留学についてご紹介してきました。中学生がセブ島留学を選ぶメリットはたくさんありましたね。費用面も欧米と比べて安く渡航できるのも、保護者にとってはうれしいポイントですよね。
語学学校もそれぞれによって校風や学習プログラムが異なります。語学学校を選ぶポイントは、お子様の性格や身につけたい力を総合的に見て判断することです。日本の良さや安心感を感じながらも、海外特有の環境で過ごすことで中学生にとって身に付く力がたくさんあるはずです。
この機会に、中学生のセブ島への短期留学をぜひ検討されてみてくださいね!
◇経歴
英会話スクール10年受講
◇英語に関する資格
英語検定二級
◇海外渡航経験
渡航先での経験内容(仕事、旅行など):旅行でフィリピン、セブ島、バリ島、ボルネオ島、韓国、台湾、グアム、ハワイ、シンガポール、オーストラリアに渡航経験あり。
◇自己紹介
自身の経験も活かしながら読者に寄り添った記事作りに努めています。外国のことを知ることは自分の視野を広げ、人生を豊かにしてくれます。ネイティブキャンプで楽しく英語に学び、海外の文化に触れましょう!