
セブ島への留学は料金が安いとされていますが、これは本当なのでしょうか。
この記事では、セブ島留学が他の国と比べてどのくらい安いのか解説します。
具体的な留学期間と費用について取り上げているほか、留学費用を少しでも抑えるためのポイントも解説しているため、ぜひ参考にしてください。
- セブ留学は他国と比べてどれくらい安い?
- 学校別&プラン別の料金比較
- 総予算を左右する「滞在&生活費」の実態
- 期間別コストモデル(2週間~3ヶ月)
- エージェント利用 vs 自力手配:どちらがお得?
- 費用を抑えるための選び方のポイント
- まとめ
セブ留学は他国と比べてどれくらい安い?
フィリピンのセブ島への留学は、他の国への留学と比べて料金が安いと聞いたことのある人も多いかもしれませんが、これは、物価が欧米よりも安いこともあって、学費や滞在費、生活費などにかかる料金が安いためです。
また、セブ島をはじめとしたフィリピンの語学学校は1日5〜7時間程度のマンツーマン授業を行うなど、英語の授業を受ける時間自体が多く、寮内でも英語以外は使用禁止といったルールを設けているケースもあり、英語漬けの日々を送れる点が特徴です。
このような点から、セブ島留学は他の国への留学と比べて料金面はもちろん、学習面でもコストパフォーマンスに優れていると言われています。
学校別&プラン別の料金比較
ここでは学校別&プラン別でフィリピンへの留学がどのくらいの料金になるのか解説します。
ここで取り上げる3つの学校とそれぞれのプラン別・期間別の料金は以下の通りです。
| 1ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 | |
| CIA | 1人部屋:約380,000円 2人部屋:約300,000円 |
1人部屋:約1,120,000円 2人部屋:約890,000円 |
1人部屋:約2,240,000円 2人部屋:約1,770,000円 |
| I Breeze | 1人部屋:約340,000円 2人部屋:約295,000円 |
1人部屋:約990,000円 2人部屋:約860,000円 |
1人部屋:約1,980,000円 2人部屋:約1,730,000円 |
| セブ英語倶楽部 | 1人部屋:約303,000円 2人部屋:約246,000円 |
1人部屋:約844,000円 2人部屋:約700,000円 |
1人部屋:約1,656,000円 2人部屋:約1,376,000円 |
これらの費用に、語学学校の入学金や教科書代、航空券代、海外旅行保険代、現地でのお小遣いなどが発生します。
現地でどのような生活を送るかによって、また為替のレートによって変動する部分ではありますが、これからセブ島に留学しようとしている方はぜひ料金の目安としてください。
総予算を左右する「滞在&生活費」の実態
いくらセブ島留学が料金が安いとはいえ、生活の仕方次第によって料金は大きく異なります。
例えば、滞在先のタイプが寮なのか、コンドミニアムなのか、アパートなのかによって家賃が異なるため、総額でも大きな違いとなるでしょう。
また、寮でも1人部屋なのか、2人部屋なのか、学校の施設内にあるのか、ホテルタイプなのかなど料金に違いを生む要素はさまざまです。
さらに、電気・ガス・水道などの光熱費の負担、インターネット料金の負担の有無によっても料金は大きく異なります。
そのため、自分の滞在先はどういった費用を支払う必要があるのか、事前に把握しておくことが大切です。
また、生活費に大きく影響する要素としては、食費があげられます。
物価が安いとはいえ、毎日外食をしていると留学にかかる料金は高額になります。
そのため、自炊を適宜取り入れることが重要です。
そのほかにも、学校までの通学にかかる交通費や友達の交際費に関しても料金の総額に大きく影響を与える要素であるため、オンラインリサーチなどを通して事前に目安を把握しておくことをお勧めします。
留学エージェントを利用している場合は、実際に現地に留学した人がどのくらいの予算で生活しているのか聞いてみてもいいでしょう。
期間別コストモデル(2週間~3ヶ月)
ここでは期間別のコストモデルを紹介します。
2週間、1ヶ月、3ヶ月でそれぞれどのくらいの費用がかかるのかを取り上げているため、セブ島留学に興味のある方はぜひ参考にしてください。
2週間
セブ島へは短期間の留学も可能です。
例えば2週間の短期留学をする場合、費用の目安は約285,000円です。
内訳としては、学費が約176,000円、渡航費が約88,000円、滞在費が約21,000円です。
学費には入学金のほか、授業料や寮費、教材費などが含まれています。
また、ここでいう滞在費には光熱費やインターネット料金などの通信費、各種娯楽費用などが含まれています。
語学学校のグレードや寮のタイプによっては料金が前後することもあるため、目安としてください。
また、航空券は早めに予約することで安くなるため、総額としてはこれよりもさらに下げることも可能です。
海外に少しでもいいから留学してみたい、英語の勉強をしたいといった人は、料金が比較的安い2週間の短期留学を検討してみてください。
1ヶ月
1ヶ月の留学の場合、料金の目安は約381,000円です。
費用の内訳としては、学費が約246,000円、滞在費が約40,000円、渡航費が約95,000円です。
こちらも学費や渡航費は多少前後するものと考えてください。
2週間の留学だとあっという間に終わってしまいますが、1ヶ月であれば。
少し長めに滞在できることもあって、現地の生活にも多少慣れ、簡単な単語や表現などを通して英語でコミュニケーションを取れるようになる可能性は大いにあります。
3ヶ月
3ヶ月の留学の場合、料金の目安は約1,188,000円です。
費用の内訳としては、学費が約938,000円、滞在費が約120,000円、渡航費が約130,000円です。
総額にすると高く感じられるかもしれませんが、寮費や授業料なども含んだ金額であるため、1ヶ月単位で見ると決して高すぎるというわけでもありません。
3ヶ月間の留学となると、学校を中心に友達も増え、外出して遊びに行く機会も多くなるため、英語を話す機会がより多くなると考えられます。
また、学校での英語学習も進んでいると予想されるため、ある程度のボキャブラリーが身につき、リスニングやスピーキングなどの能力も向上しているでしょう。
そのため、英語でのコミュニケーションを少しずつ楽しめている人もいると考えられます。
エージェント利用 vs 自力手配:どちらがお得?
留学の料金を検討するうえでポイントの1つとなるのが、エージェントを利用するのか、利用せずに自力で手配をするのかという点です。
ここでは利用する・しないでどういった特徴があるのか解説します。
留学エージェントなしの場合
留学エージェントを利用しない場合、自分で学校を見つける必要がありますが、その分授業料が安い学校を選べる可能性があります。
留学エージェントは、必ずしも一番安い学校を紹介してくれるわけではなく、エージェントが提携している学校を紹介しているケースがほとんどです。
これは、留学生が入学することで留学エージェントに成果報酬としてお金が支払われる仕組みとなっているためです。
そのため、料金をできるだけ安く抑えたいといった場合、自力で手配をした方が抑えられる可能性があるでしょう。
また、留学エージェントの場合、そもそも取り扱っている学校の数に限りがあるため、自力手配であれば、エージェントが取り扱っていない学校に行くことも可能です。
セブ島は語学学校の数が多く、料金の幅も広いため、エージェントが取り扱っていない学校でも安くてお得な学校や自身の目的や学習スタイルに合った学校が見つかる可能性もあります。
ただし、自力手配の場合、割引を活用できないため注意してください。
エージェントでは、エージェント経由で語学学校に入学した場合、一部の料金を割り引いたり、特典を付与してくれたりするケースがあります。
しかし、自力手配ではそういったものは基本的にありません。
留学エージェントを利用する場合
先ほども説明しているように、留学エージェント経由で語学学校に入学すると、割引が適用されるケースもあります。
そのため、料金を安く抑えられる可能性は十分にあります。
また、留学エージェントは、入学手続きや滞在先探しおよび手配、手続きなど、留学にあたって必要な各種手続きを代行してくれるケースがほとんどです。
実費面でのお得さはないものの、面倒な手続きに追われる必要がないという点で、コストパフォーマンスには優れているといえます。
手続き等を任せられる分、自身は英語の勉強に集中するといったこともできるでしょう。
費用を抑えるための選び方のポイント
留学費用が安いにこしたことはありませんが、費用を抑えるためのポイントとしては以下のような点が挙げられます。
・授業料を比較する
・滞在先の部屋のタイプに注意する
・航空券はLCCを使って取得を早めにする
・自炊を心がける
授業料に関しては、語学学校によってピンキリであるため、実際に自分でホームページ等をチェックして比較することが大切です。
必要に応じて直接メールで問い合わせて費用の内訳を確認してもいいでしょう。
昨今ではA Iや翻訳ツールを利用できるため、英語力がまだない状態でも、調べたりメールを送ったりすることは十分可能です。
また、滞在先の部屋のタイプを1人部屋ではなく2人部屋や3人部屋にすることで寮費が安くなります。
複数人の部屋だとプライベート空間の確保やルームメイトとの相性などの問題も出てくるため、一概におすすめはできませんが、費用面を重視したい人は検討してみてください。
そのほかにも、航空券は早めに予約すると料金が安くなるため、留学のタイミングが決まったらすぐに予約しましょう。
LCCを利用すればさらに航空券代を節約できます。
そして、食事はできるだけ自炊を心がけ、外食は友人と出かける時など特定のタイミングのみとすることで生活費の負担を小さくできます。
まとめ
今回は、セブ島の留学料金について解説しました。
欧米留学と比べると料金が安いとされるセブ島ですが、2週間あれば航空券代込みで30万円弱で留学することも可能です。
料金を少しでも安くしたいと考えている方は、授業料の比較や寮の部屋タイプ、航空券の早めの予約などを心がけてください。
また、留学エージェントを利用するのかしないのかによっても料金が変わる可能性があります。
◇経歴
・イギリスに半年間留学
・イギリスでサッカーの指導者ライセンスを取得(指導の試験などは全て英語)
◇資格
・特になし
◇留学経験
・イギリス:2013年4月〜9月、The English Studio
・ドイツ:2019年9月〜、大学院留学(英語ではなくドイツ語です)
◇海外渡航経験
イギリスにはサッカーの指導を勉強するために留学しました。半年間現地の日系チームに所属し、指導者として活動しながらイギリスの指導者ライセンス取得に向けてコースにも参加していました。また、平日は語学学校に通い、英語の勉強をしていました。
◇自己紹介
ドイツの大学院に留学中のライターです。イギリスに半年間の留学経験があるほか、ドイツには現在も留学中で6年目を迎えています。現在はドイツ語学習がメインですが、英語も勉強しなおしており、語学力をさらに伸ばすことを目標にしています。