
留学や駐在などでフィリピンに長く滞在していると、「日本の味が恋しい!」と思うことも多いかもしれません。
ある程度は日本から食材を持ってくることもできるかもしれませんが、たくさん持ってくるとかさばるし、賞味期限もあるので現地で手に入れることができたらとても便利です。
実はフィリピンには日本の食材を買うことができるスーパーや専門店が意外とたくさんあるのです。そこでこの記事では、フィリピンで日本食が買えるお店やその品揃え、価格帯などを解説していきたいと思います。
- フィリピンで日本食は買える?
- フィリピンの主要スーパーマーケットについて
- フィリピンの日本食材店一覧
- セブ島で日本食品を買うなら「町屋マート」がおすすめ!
- フィリピンでも100円ショップがある!?セブ店の「ダイソー」について
- 【おまけ】フィリピンにはあのお店も進出している!
- まとめ
フィリピンで日本食は買える?
長く日本の食べ物を食べられていない時には日本の味が恋しくなってきます。
また海外に滞在していると、日本の便利なレトルト食品や、簡単に味の調整ができる日本の調味料の手軽さが懐かしくなることも多いと思います。
そんな時にフィリピンで日本食を購入できるお店はあるのでしょうか。また、どのような食材が手に入るのでしょうか。早速解説していきたいと思います。
定番の日本食が揃う
フィリピンには日系の日本食を扱うスーパーマーケットの他、現地のスーパーでも日本食を扱っているお店があります。
特にフィリピンにある日系食材のお店では、日本のスーパーでもよく見かける定番の商品が数多く並んでいるので、懐かしい気持ちになる人も多いはずです。
具体的には醤油や味噌といった基本的な調味料、さらにレトルトカレーやインスタントラーメンなどがあり、普段の料理を日本風に仕上げるための食材が一通り手に入ります。
時には季節限定の商品が並ぶこともあって、日本の行事や季節感をフィリピンでも感じられる点は大きな魅力です。
お菓子や飲み物まで!
ちなみにフィリピンで購入できる日本食は調味料やインスタント食品などに限りません。
お菓子や飲み物、日本のお酒なども取り扱われています。日本のお菓子を留学先の友達に紹介する時に、現地でお菓子を調達できるのは便利です。
またお店にもよりますが、日本の牛乳を購入できるお店もあります。
乳牛の少ない、気温の高い国へ留学に行くと、牛乳を飲むのがあまり一般的ではなく、味も日本のものほど美味しくないこともあるので、時々日本の牛乳を飲むと日本にいた時より美味しく感じるという人がいるほどです。
現地のフィリピン人にも人気
フィリピンで売られている日本食材は、フィリピン在住の日本人コミュニティだけではなく、現地で暮らしているフィリピン人にも人気です。
日本のアニメなどを通じて日本文化が好きになった人や、日本での生活経験がある現地の人たちも、日本の食材を料理して楽しんでいます。
もし留学中にチャンスがあったら、現地で手に入るものだけで作ることができる日本の食べ物をフィリピン人の友人に紹介しても良いかもしれません。
フィリピンの主要スーパーマーケットについて
フィリピンには日本のように様々なブランドのスーパーマーケットがあります。
都市部を中心に展開している大型チェーン店から、地域の人たちに愛されている地元密着型のお店まで、スタイルや品揃えのバリエーションは様々です。
ここではフィリピンの主要なスーパーマーケットの特徴について解説していきたいと思います。
大型チェーン店
フィリピンにはSMスーパーマーケットやPuregoldなど、国内全土に店舗をかまえている大型のスーパーマーケットチェーン店があります。
主に都市部で展開していて、フィリピンの地元の食材から輸入品まで、数多くの食材を幅広く取りそろえているのが特徴です。
店内は清潔で広々としているので買い物しやすいですし、英語が通じるスタッフが多く、初めて訪れる外国人にも利用しやすい環境が整っています。
また、クレジットカードを使うことができるので、現金を持ち歩かなくても気軽に買い物することができます。
地元密着型の店舗
フィリピンでは大型のスーパーマーケットがある一方で、地元の市場や小規模なスーパーマーケットも多くあります。
大型のチェーン店と比べると品揃えは少ないかもしれませんが、新鮮な野菜や果物、魚介類などが安く手に入る場所として地元の人に愛されています。
また、市場であれば価格交渉できるところもあるので、地元の人とのコミュニケーションを楽しみながら買い物をすることができます。
ただし、衛生面などが心配な場合もありますし、支払い方法が限られていることも多いので、あらかじめインターネットで情報を確認しておいた方が安心です。
観光客も利用しやすい
最近では、観光客や留学や仕事で長期滞在する人向けのサービスに力を入れているスーパーマーケットも増えています。
外国人に人気のある輸入食品を取り扱っていたり、英語で表記されている案内板が整っているほか、店舗によっては免税対応やラッピングサービスを行っていることがあります。
都市部のスーパーマーケットであれば交通アクセスも良く、旅行中に訪問しやすいですし、旅行や留学から帰国する時のお土産を買うのにも役立ちます。
フィリピンの日本食材店一覧
それではフィリピンにはどのような日本食材店があるのでしょうか。取りそろえている食材の特徴などとともに、具体的に紹介して行きたいと思います。
New Hatchin Japanese Grocery(ニュー・はっちん)
マカティにあるニュー・はっちんは、マニラにある豊富な品揃えの日本食材専門店です。
日本の定番調味料やインスタント食品、冷凍食品の他、手に入れるのが難しそうな生鮮食品まで並んでいて、日本のスーパーマーケットに来たような気持ちで買い物することができるのが特徴です。
また、洗剤やペットフードなどの日用品もあります。
豊富な商品の中でもとても人気なのは、定期的に日本から輸入されている日本の牛乳です。入荷する店舗は限られていますが、フィリピンでは入手困難なので、すぐに売り切れるほど大人気になっています。
Yamazaki(山崎)
1998年から営業している山崎は、日本人コミュニティで長年愛されている老舗です。
日本食レストランと食材店が併設されていて、ラーメン、カレーをはじめとする本物志向の日本料理を食べることができます。
海外でも日本料理を出しているレストランはありますが、現地の人の口に合うようになっていることも多いので、日本の味を食べたい時にはおすすめのお店です。
食材店では日本の調味料や加工食品が並んでいます。ちなみにお弁当の配達サービスもあるので、懐かしい日本の味をいつでも味わうことができるのもポイントです。
ISEYA Japanese Food Store(イセヤ)
イセヤはマカティのリトル東京にある日本食材のお店です。お店に並んでいる商品は全て日本から取り寄せた商品です。
よく海外留学中に日本食コーナーに行くと、日本語が書かれている現地ブランドの商品が置かれていたり、あまり日本では有名ではないブランドの商品が置かれていることなどもあり、せっかく日本食を食べようと思ったのに満足のいく買い物ができなかったということも起こりがちです。
でも、日本から輸入されている商品であれば、クオリティの高い食材を選びやすいと言うことができます。
またイセヤでは品質の高さだけではなく、手に取りやすい価格やフレンドリーな接客も大切にしています。日本人だけではなく、現地のフィリピン人にも日本の食材を紹介したいという思いが伝わるお店です。
セブ島で日本食品を買うなら「町屋マート」がおすすめ!
語学留学をする人の多くは、フィリピンの中でもセブ島に滞在する人が多いのではないでしょうか。アイランドホッピングなども有名なので、旅行で訪れる人もたくさんいるはずです。
留学や旅行の最中に日本の食材を手に入れたい時、おすすめなのがセブにある「町屋マート」です。ここでは、セブ島にあるのにまるで日本のスーパーマーケットのような品揃えを誇る「町屋マート」について紹介します。
圧倒的な品揃えが売り!
町屋マートでは、日本の麺類や缶詰、漬物、ふりかけなどの食材が豊富に揃っています。留学中に自炊している人に人気です。ふりかけなどは使いやすいサイズが多いので、短期滞在の人でも購入しやすい量だと言えそうです。
特にカップラーメンの種類が豊富で、日本の小さなスーパーマーケットよりも多いくらいなのではないかというほど充実しています。
価格は日本の約2倍程度になってしまうので、あまりたくさん買い物するのは難しいですが、食べ慣れた味が恋しいという時には頼りになるお店です。
選択肢が豊富でうれしい
海外で日本の食材を購入しようとすると、普段買っているブランドでも限られた味のものしか無かったり、サイズが小さいものばかりでもったいないと感じたりすることもあります。
でも、町屋マートでは同じ調味料でも複数のブランドの商品が並んでいますし、醤油を一つとっても、小さいサイズや減塩タイプなどの選択肢も豊富です。
品揃えが豊富なので現地の日本食レストランの方も買いに来るほどだそうです。
日用品や医薬品まで購入できる
さらに町屋マートでは食材だけではなく、日用品や医薬品を購入することもできます。
海外の薬は日本の物より効き目が強いこともしばしばあり、慣れない人も多いですが、もしもの時に日本の薬を手に入れることができるのはとても安心ではないでしょうか。
また、なかなか買えないけれどあって嬉しいのは、日本の虫対策用品です。虫除けスプレーやアリ対策用品など、フィリピンの生活に必要な商品を日本ブランドで揃えることができます。
フィリピンでも100円ショップがある!?セブ店の「ダイソー」について
海外に行く時、ばらまき用のお土産を買うのにおすすめされることも多いのが、100円ショップのダイソーです。実はフィリピンのセブ島にも店舗があります。
値段は日本の約2倍になりますが、日本クオリティの雑貨や便利グッズまで揃うので、全てトランクに入れて日本から持ってくるのではなく、ここで現地調達するのも良さそうです。
ここではフィリピンセブにあるダイソーについて紹介してみたいと思います。
日本と同じ雑貨が揃う
ダイソーでは基本的に日本と同じ文房具や生活雑貨、キッチングッズなどの幅広い商品が取り扱われています。例えばフィリピンでは一般的では無い五本指ソックスなども購入できます。
ちなみに暑い気候なのに売られている意外なものが手袋やマフラーです。
「いつ必要なのかな?」と思ってしまいますが、季節に寄ってはあたたかいフィリピンから寒い季節の日本に帰国する人は事前にフィリピンで冬用品を買って準備するのもおすすめです。
日本の食品やお菓子はプレゼントにもおすすめ
ダイソーでは日本のお菓子やレトルト商品を購入することもできます。家で自分で食べても良いですし、友達へのプレゼントにすることもできます。
ちなみに友達の出身国等にもよりますが、賞味期限や消費期限について尋ねられたら答えられるようにしておきましょう。国によっては、日本と日付を記載する時の月日の順番が違うことがあって混乱させてしまうことがあります。
【おまけ】フィリピンにはあのお店も進出している!
実はフィリピンには日本でおなじみの外食チェーン店も進出しています。そこで最後にフィリピン人にも人気の店舗について紹介していきます。
ペッパーランチ
日本発のペッパーランチは、フィリピン国内にもマニラのモールを中心に出店しています。自分でお肉の焼き加減を調節しながら、鉄板の上でジュージュー焼くスタイルは、日本でも海外でも人気です。
フィリピンではフランチャイズのオーナー自身が料理人で、現地の味覚に合わせてローカライズされたメニューもあり、日本人留学生にとっては懐かしくもあり、新しい味に出会えるお店になっているといえそうです。
CoCo壱番屋
実は世界では日本式のカレーが人気になっているのを知っていますか?本格的なスパイスの効いたカレーが有名な国でも、Japanese Curryとして日本のまろやかで具だくさんのカレーが人気になっています。
フィリピンでは日本でのおなじみのCoCo壱番屋が進出していて、気軽に日本の味をフィリピンで楽しむことができます。
ちなみにフィリピンの「ココイチ」では、ベジタリアン向けのメニューやご飯を食べたくない人向けのオプションメニューなどもあり、地元のニーズに応えたメニュー展開をしています。
まとめ
今回紹介してきたように、フィリピンには日本の食材が手に入るお店が充実しています。
日本人だけではなく、現地のフィリピンの人たちも身近に日本の食材を買ったり、日本食レストランで食事ができる環境になっているというのも魅力的です。
もし留学などで長期滞在している時に日本食が恋しくなったら、今回紹介したお店に行ってみてはいかがでしょうか?
◇経歴
教育系企業で国際交流事業をサポートする仕事をし、英語でメールや会議をしていました。
◇資格
・英検(実用英語技能検定) 1級
・TOEICスコア 940
・TOEFL iBTスコア 78
◇留学経験
マレーシアのクアラルンプールにある語学学校に1年間留学して勉強しました。また、高校生の時にニュージーランドの現地の高校に2週間滞在して英語研修を受けたこともあります。)
◇海外渡航経験
マレーシア留学中にシンガポール、タイ、ベトナム、ブルネイ・ダルサラーム王国、オーストラリアに旅行しました。その他、大学生の時に国際交流事業に参加して中国に行ったこともあります。
◇自己紹介
私は中高生時代、自分が留学するなんて考えられないくらい英語が苦手でした。高校の語学研修も後ろ向きな気持ちで行ったのを覚えています。
でも大学入学後に留学生の友達ができてから国際交流に興味を持ち、英語の勉強に前向きに取り組めるようになりました。今でも勉強自体は苦手ですが、海外の友達とのコミュニケーションツールとして使いたいという思いをモチベーションに変えて、頑張っているところです。
英語が苦手な人の視点に立てるライターとして、皆様に楽しんで読んでいただける記事をお届けします!