マルタ共和国での高校生留学|魅力と失敗しないための6つのポイントを徹底解説!

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ネイティブキャンプのコラムをご覧の皆さん、こんにちは!

ネイティブキャンプのこのコラムでは、これから海外留学やワーキングホリデーに旅立とうとしている方、将来挑戦してみたい方、そして英語をはじめとする外国語の習得に興味のある方を対象に、有益な情報をお伝えしています。

ズバリ、今回特集していくのは「マルタ共和国での高校留学」についてです!近年、留学に挑戦する人の低年齢化が進んでいます。中学生や高校生で海外留学に挑戦したいという方も少なくなく、様々な国で、日本やその他の国からの中高生の留学を受け付けている語学学校が増えてきています。

そこで今回は、高校生が選ぶ留学先として魅力がいっぱい詰まったマルタ共和国について特集していきたいと思います。意外と知られていない語学留学先としてのマルタ共和国のメリットや、高校生向けプログラムの選び方、そしてマルタ共和国留学にかかる費用の目安をご紹介していきます。

さらに、滞在中の宿泊方法、渡航の際のビザ申請、年齢制限に関する注意点もご紹介していくので、実際に渡航する前の準備期間の参考にしてみてください。

最後に、マルタ留学後の成果を最大限に生かすための心構えについても解説していきます。

ポイント① 英語を学ぶなら“穴場”マルタという選択

円安の影響や世界情勢の悪化などが原因で、欧米圏やアメリカへの語学留学や交換留学に躊躇うことや、他の国への留学を検討し直す人も多いのではないでしょうか。

そんな中、欧米圏であるにも関わらず、高校生という若い年齢でも留学を実現しやすい国があります。それが、マルタ共和国です。

マルタはヨーロッパの留学先の中で費用を抑えられる国として知られています。滞在方法やどれくらい節約をして過ごすかにもよりますが、1ヶ月でおおよそ15万円程度で生活費が済むと言われています。

1年間の留学でかかる費用は、200万円ほどと、アメリカやイギリス、オーストラリアなどの同じ英語圏への留学でかかる費用の約半分の金額で済むことがわかりますね。

また、マルタ共和国は欧州の中でも治安がとてもいい国として知られています。筆者は実際に観光でマルタ共和国に1週間ほど滞在したことがありますが、私を含めた女性2人で夜の道を歩いていても怖い思いをしたことはありません。

フランスやイタリアやスペインなどと比べ、スリや盗難の被害の報告も少ないとされており、常識的に過ごしていれば大きな犯罪に巻き込まれることはないでしょう。

公用語は英語とマルタ語のマルタ共和国。そんなマルタ共和国の歴史的背景を紐解くと、様々な言語や文化に触れることができます。イスラム系の国々に支配されていた過去もあるため、市内にはイスラム教徒のモスクがあったり、バロック様式の歴史的建造物がたくさんあります。

参考資料

◾️マルタ観光スポット8選!留学経験者が選ぶおすすめご紹介 | SMARYU MAG 《留学ブログ》
https://smaryu.com/column/d/56892/

◾️マルタ留学が選ばれる3つの理由 | マルタの魅力や公用語などを解説| SMARYU MAG《留学ブログ》
https://smaryu.com/column/d/42410/

ポイント② 高校生向けプログラムの選び方

マルタ留学の魅力を知ったところで、ここからは高校生向けのマルタ留学のプログラムを紹介します。高校生がマルタ共和国に留学する方法は主に5つあります。

短期留学

一つ目の方法は、短期留学です。マルタ共和国での短期留学とは、1週間〜3ヶ月ほどの留学のことを指します。この期間内であれば、学生の夏休みや春休みを利用して渡航し、次の学期が始まる前に帰国することができます。

特に、語学学校で用意されている短期留学は、語学の学習のみではなく放課後アクティビティや文化交流なども含まれているので多くの高校生にとってかけがえのない体験となるでしょう。

サマープログラム

続いて紹介するのはサマープログラムです。その名の通り、夏休み期間中に開催される、未成年を対象とした留学プログラムです。

別名、サマースクールやサマーキャンプとも呼ばれ、国内観光やサマーキャンプ、ゲームナイトなどのアクティビティを楽しみます。留学生同士の交流はもちろんのこと、多くの場合現地の大学生がボランティアとしてこのプログラムのお世話をしてくれるため、現地の大学生と触れ合うこともできます。

中期留学

中期留学とは主に、3ヶ月〜半年の留学のことを指します。この場合、日本で在籍している高校の学期期間に合わせて渡航します。現実的な方法として、日本の高校を休学するか、高校が独自に実施しているマルタとのプログラムに参加する方法が挙げられます。

交換留学

交換留学とは、日本で在籍している高校が海外の高校と提携を結んでいる場合、その海外の高校に一定期間留学をするという方法です。自分が在籍している高校の提携先にマルタの高校がないか、高校の事務や英語の先生に相談してみるのがいいでしょう。

ただし、高校生の交換留学はあまり主流ではなく、公立高校のなかで提携校を持っている高校は多くありません。在籍している高校が公立の場合、詳しくは高校の英語の先生や国際交流担当の先生に相談をしてみましょう。私立高校で海外交流に力を入れている高校であれば、交換留学の制度を使用できる場合もあるでしょう。

交換留学でマルタ共和国に留学した場合、期間は1年間となることが多いです。

大学進学準備コース

最後に紹介するのは大学進学準備コースというプログラムです。マルタにある語学学校や大学が開講している大学進学準備コースで1年間勉強して、そのままマルタの大学へ進学するというケースもあります。

参考資料:

◾️高校生がマルタ島留学をする方法はこの5つ!留学準備は何をすれば良い? | 留学 mate
https://ryugaku-mate.com/maltaryugaku-highschoolpreparation/

ポイント③ 留学にかかる費用の目安を知る

続いては、実際にマルタ共和国への留学を検討している方が気になるポイント、留学にかかる費用の目安を知りましょう。今回は、滞在期間を1ヶ月とした場合の費用をお伝えしていきます。

1ヶ月の総額

ズバリ、マルタ共和国に1ヶ月留学した場合にかかる総額はおおよそ60万円と言われます。これは学費、生活費、渡航費、食費、海外旅行保険料が含まれた計算です。

学費

学費に関しては、自分が選択するコースによって金額が変動します。一般的に1週間に20コマのコースを受けると考えると、1ヶ月の学費は約12万円ほどとみて良いでしょう。

滞在費

滞在方法ですが、高校生の場合は一泊二食付きのルームシェアを強くお勧めします。ルームシェアであれば、ホストファミリーが生活をサポートしてくれます。

まだ一人暮らしの経験をしたことがない学生さんが多いため、突然海外留学先で一人暮らしを始めるのは精神的にも体力的にもきついからです。

マルタでの1ヶ月間のルームシェアの相場は約15万円です。それに加え、交際費や食費、観光費用も含めて1ヶ月約20万円の生活費がかかると思ったほうがいいでしょう。

渡航費

また、日本からマルタへの渡航費は往復で約20万円前後です。実は日本からマルタへの直行便は出ていないため、多くの場合は中東のドバイやアブダビで乗り換えとなります。

食費

1ヶ月にかかる食費は、先ほど紹介したルームシェアに滞在していれば毎日の昼食の分だけ必要となります。語学学校の近くのカフェやレストランで昼食を取ると考えると、1ヶ月で約5万円ほど、と考えればいいでしょう。

海外留学保険料

海外に留学をする際には、滞在期間がどんなに短くても海外留学保険に必ず加入しましょう。現地で怪我をしたり病気にかかって保険なしで病院を受診すると、高額にお金を請求されてしまいます。

1ヶ月の海外旅行保険料の目安はおおよそ1〜2万円と言われています。

参考資料:

◾️マルタ留学はメリットがいっぱい!語学留学の効果から費用まで徹底解説 | スクールウィズ -英語力UPの留学エージェント
https://schoolwith.me/columns/33688

ポイント④ 宿泊スタイルの違いを知って選ぶ

マルタ留学中の滞在方法についてもう少し詳しくみていきましょう。

学生寮

アメリカやイギリスなどで学生寮を利用するとなると、高額になるイメージがありますが、マルタでは学生寮でもリーズナブルに滞在することが可能です。

しかも、語学学校が手配してくれる学生寮の位置は学校から徒歩圏内であり学校によっては学内の寮があるため通学時間がかからないというメリットも。

ただし、洗濯や食器洗いなどの家事は自分で行う必要があるため自己管理能力があるかどうかが大事です。親元を離れて初めて寮生活をするという学生さんも多いでしょうから、日本を離れて親元を離れて、初めて家事も勉強も1人で行い生活するということの大変さは感じるでしょう。

ホームステイ

マルタ共和国の現地の人と同じ屋根の下で生活をし、本当の文化や習慣を体験したい場合はホームステイがお勧め。ホームステイ先のファミリーは、語学学校が設定した基準やルールをしっかり満たしている家庭が選ばれます。

また、1日二食付きで朝晩の食事を準備する必要がないため、家事に慣れていない高校生にはありがたいですね。また、マルタ共和国という日本から遠く離れた場所にもう一つの家族ができるというかけがえのない経験は、一生の宝物になります。留学後もSNSやメールで繋がり、お互いの国を行き来するという交流も夢ではありません。

参考資料:

学生寮?ホームステイ?マルタ留学で滞在方法はどれを選ぶ?|マルタ留学丸わかり!
https://langue-etrangere.com/preparation/accomodation/

ポイント⑤ 渡航・ビザ・年齢制限に注意

高校生がマルタ共和国に留学をすると決めた後は、渡航までの準備期間に必要なものや書類などを揃えることから始まります。ここでは、渡航方法やビザ申請、年齢制限などの注意事項をお知らせします。

渡航に関する注意

マルタ留学では、滞在期間が90日以内の場合、ビザ申請は必要ありません1週間〜3ヶ月以内の短期留学であればビザの申請は必要ないということです。

しかし、滞在期間が3ヶ月以上となる場合は必ず渡航前に「学生ビザ」を申請しましょう。マルタ共和国の大使館のウェブサイトで、自分の留学に申請が必要なビザの申請方法を確認しましょう。学生ビザ申請には、以下の書類が必須です。

入学証明書(留学先の学校に申請して発行してもらう)

銀行残高証明(英文)

ビザ申請書(英文)

海外留学保険証明書

健康診断書

書類が揃ったら、大使館やビザ申請センターにビザ申請の予約をしましょう。大使館のウェブサイトから予約ができます。

ビザ申請に関する注意

ビザを申請するタイミングですが、渡航の2ヶ月前までには申請をしておくと安心です。ビザの発給までには約1週間〜4週間ほどかかります。時期によってはもっとかかることもあるため、余裕を持って申請をし始めましょう。

また、必要書類の取得方法でわからないことがあり、準備がスムーズに進まない場合は留学エージェントに頼るのも一つの手です。

年齢制限に注意

高校生がマルタ留学を検討する際に気をつけたいのが、いきたい語学学校に年齢制限がないかどうか確かめることです。

年齢制限は、語学学校や入学するコースによって異なります。自分が学びたい語学学校に年齢制限がかかっていないかどうかは、その学校のホームページなどに行って確認しましょう。

参考資料:

◾️【2024年版】マルタの親子留学ガイド!目的に合わせたおすすめの学校をご紹介 | スクールウィズ - 英語力UPの留学エージェント -
https://schoolwith.me/columns/33700#:~:text=%EF%BC%882%EF%BC%89%E5%B9%B4%E9%BD%A2,%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E3%82%92%E6%8E%A2%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%97%E3%82%87%E3%81%86%E3%80%82

ポイント⑥ 留学後の変化を最大化するための心構え

最後に、マルタ共和国での留学から帰国後の変化を最大限に活かすための心構えについてお伝えしておきたいと思います。

留学先で出会う日本人たちとの関わり合い方を自分なりに整理しておく

今、日本からマルタ共和国に留学する高校生や大学生、社会人の方も増えてきています。せっかく英語を学びに行ったのに、現地で日本語のみで話していては語学力アップは期待できませんよね。

ただ、母国や親元を離れた高校生が現地で日本人と関わることができるのは精神的にとてもありがたいことでもあります。

そこで、現地の日本人と関わりながらも英語力を伸ばすための具体的な方法を自分なりに考え、ルール化しておくといいでしょう。例えば、緊急事態を除いては日本人同士でも英語で話すことにするーなどのルールを決めるといいでしょう。

危険なエリアを知り、近づかない

いくら治安がいいと言われているマルタでも、治安のいい日本で犯罪があるように危険なエリアと言われる場所はいくつかあります。留学前に、どのエリアが危ないのかをしっかり調べて、留学中は決して近づかないようにしましょう。

現地でも治安があまり良くないとされているのは首都バレッタにある工業地帯「アルバートタウン」です。ここでは売春やドラッグの取引がよくされています。また、ナイトスポットとして有名なバーチャビルでは酔っ払いによる盗難やナンパなども多いので夜の独り歩きだけは避けましょう。

参考資料:

◾️マルタ留学が意味ないって本当!? 失敗しないために知っておきたいマルタ留学のこと | RYUGAKU POST
https://www.d-sidejp.com/ryugaku-post/2023/02/14/malta_miss/

まとめ

このコラムではここまで、高校生でも挑戦できるマルタ共和国への留学について特集してきました。いかがでしたでしょうか?

欧州にありながら、比較的安い費用で、治安の良いなか公用語である英語を学びに行ける国として実は人気の高いマルタ共和国。筆者も観光で訪れた経験がありますが、イタリア近く、地中海に浮かぶ小さな島国であるマルタはバケーションにもぴったりな最高の国でした。

しっかりと英語力をアップさせながら、休日は美しいビーチで心の洗濯、美味しい地中海料理を食べて留学先で出会った人たちと楽しい観光をするのを強くお勧めします!高校生という年齢でも安全に暮らせる滞在方法もあるため、保護者の方も安心して送り出せることでしょう。

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