アテネオ・デ・マニラ大学ってどんな大学?フィリピンの名門校を徹底解説

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アテネオ・デ・マニラ大学
フィリピンの名門校

政界や弁護士、アスリートなど、幅広い分野で活躍する人材を輩出している、エリート校です。

日本の多くの大学とも提携しており、日本からの留学生も多数在籍しています。

この記事では、アテネオ・デ・マニラ大学について解説

フィリピンの大学への留学をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

アテネオ・デ・マニラ大学の概要と歴史

アテネオ・デ・マニラ大学の概要

アテネオ・デ・マニラ大学は、フィリピンの私立名門校

1859年にイエズス会によって設立された伝統のある学校です。

メインキャンパスは、フィリピン・ルソン島のメトロ・マニラと呼ばれるマニラ首都圏内の最大の都市、Quezon city(ケソン市)にあります。

名称 Ateneo de Manila University(アテネオ・デ・マニラ大学)
大学の種別 私立大学
キャンパス所在地 Quezon City、Makati City、Pasig Cityなど
本部所在地 Katipunan Avenue
Loyola Heights, 1108 Quezon City, Philippines
本部電話番号 (+63 2) 8426 6001
創立年 1859年
ウェブサイト https://www.ateneo.edu/
偏差値 58
学生数 約14,000人
外国人生徒率 2%(日本人の受け入れ実績あり)

アテネオ・デ・マニラ大学の歴史

アテネオ・デ・マニラ大学は、2番目に古い、アジア太平洋地域のイエズス会が運営する高等教育機関であり、1859年に、スペインのイエズス会がマニラ市民学校(Escuela Municipal de Manila)を設立したことに始まります。

1865年に中等教育機関に昇格し、その後大学になりましたが、創立100周年を迎えた1959年に、それまでの単科大学から総合大学に昇格しました。

150年以上の歴史を誇るカトリック系の総合大学です。

今では、フィリピンの私立大学の最高峰ともいわれており、フィリピン大学に次ぐ2位の座を、デ・ラサール大学と競っています。

ケソン市のキャンパスには附属小学校(K~K6)、附属中学校(K7~K10)、附属高校(K11~K12)が併設されています。

学部・学科と教育プログラムの特徴

アテネオ・デ・マニラ大学は5つの学部と40以上の専攻・専門分野で構成されています。

Arts and Humanities(芸術・人文科学)

・AB Art Management(芸術マネジメント)
・BFA Major in Creative Writing(クリエイティブライティング専攻)
・BFA Major in Information Design(情報デザイン専攻)
・BFA Major in Theater Arts(演劇芸術専攻)
・AB Humanities(人文科学)
・AB Interdisciplinary Studies(学際研究)
・AB Literature (English)(文学(英語))
・AB Philosophy(哲学)

Education(教育学)

・BS Learning Science and Design(学習科学とデザイン)

Management and Entrepreneurship(経営と起業家精神)

・BS Communications Technology Management(通信技術マネジメント)
・BS Information Technology Entrepreneurship*(情報技術起業家精神)
・BS Legal Management (法務マネジメント)
・BS Management(経営)
・BS Management (Honors)*(経営(優等学位))
・BS Management Engineering*(経営工学)
・BS Management of Applied Chemistry(応用化学マネジメント)
・BS Restaurant Entrepreneurship(レストラン起業家精神)

Science, Technology, Engineering and Mathematics(科学、技術、工学、数学)

・BS Applied Mathematics - Master in Data Science*(応用数学学士 - データサイエンス)
・BS/M Applied Mathematics with Specialization in Mathematical Finance*(応用数学(数理ファイナンス専攻))
・BS Applied Physics - BS Materials Science and Engineering*(応用物理学 - 材料科学・工学)
・BS Biology*(生物学)
・BS Chemistry*(化学)
・BS Chemistry - BS Materials Science and Engineering*(化学 - 材料科学・工学)
・BS Computer Engineering*(コンピュータ工学)
・BS Computer Science*(コンピュータサイエンス学)
・BS Computer Science - BS Digital Game Design and Development*(コンピュータサイエンス学 - デジタルゲームデザイン学・開発学)
・BS Electronics Engineering*(電子工学)
・BS Environmental Science(環境科学)
・BS Health Sciences*(健康科学)
・BS Innovation Design Engineering*(イノベーションデザイン工学)
・BS Life Sciences*(生命科学)
・BS Management Information Systems(経営情報システム学)
・BS Mathematics*(数学)
・BS Physics*(物理学)

Social Sciences(社会科学)

・AB Chinese Studies(中国学)
・AB Communication(コミュニケーション学)
・AB Development Studies(開発学)
・AB Economics(経済学)
・AB Economics (Honors)*(経済学)
・AB Management Economics(経営経済学)
・AB European Studies(ヨーロッパ研究)
・AB History(歴史学)
・AB Diplomacy and International Relations with Specialization in East and Southeast Asian Studies(外交・国際関係学(東アジア・東南アジア研究専攻))
・AB Political Science(政治学)
・AB Psychology(心理学)
・BS Psychology*(心理学)
・AB Sociology(社会学)

(*はHonors Programで、応募者の上位15%のみが参加できるもの)

教育プログラムの特徴

アテネオ・デ・マニラ大学では、コアカリキュラムと副カリキュラム、さらには専攻科目とを組み合わせているところが特徴です。

コアカリキュラムはアテネオ・デ・マニラ大学の教育の核心です。

学問的な能力と価値観形成の両方を目指します。

初めに受ける基礎コースでは、言語能力とコミュニケーション能力を磨き、科学と数学の基礎知識を身に付けます。

副カリキュラムは個人的・学術的・社会文化的・精神的な生活の発展を目指す、いわば職業訓練のようなもので、実践的な経験ができるのが特徴です。

このように、コアカリキュラムと副カリキュラムにより、生徒はさまざまな知識と経験を身につけます。

実践的な教育のおかげで、アテネオ・デ・マニラ大学の卒業生の就職率は非常に高いことが特徴です。

日本の大学との積極的な連携

アテネオ・デ・マニラ大学は日本の大学とも積極的に連携しています。

九州大学や神戸大学、明治大学や中央大学、同志社大学など、日本の約40の大学と協定を結んでおり、国際交流を行っています。

もちろん、交換留学や研修も行っているため、アテネオ・デ・マニラ大学では多くの日本人留学生が学んでいます。

学費と留学費用の目安

2024-2025年のアテネオ・デ・マニラ大学の学期ごとの授業料及び諸費用を以下に示します(2学期制)。

なお、上記費用は、学部のプログラムによっても変わります。

理工学部系は実験室使用料がかかるため、他学部に比べると若干割高になります。

学費(20ユニット) 104,420ペソ(265,017円)
基本料金 16,574ペソ(42,064円)
その他諸経費 7,200ペソ(18,273円)

(1ペソ=2.538円で換算)

アテネオ・デ・マニラ大学は私立大学なので、外国人留学生として支払う学費は国公立大学よりは高いですが、それでも欧米や日本の大学の学費より安いのが特徴です。

アテネオ・デ・マニラ大学なら、1年間で約65万円

学費だけで年間数百万円になる欧米留学に比べるとその安さが際立つでしょう。

キャンパスライフと施設環境

アテネオ・デ・マニラ大学のあるケソン市はビジネスの街としても有名です。

高層ビルや高級ショッピングモールなどが立ち並び、フィリピンでも安全性の高い場所といわれています。

加えて、アテネオ・デ・マニラ大学の校舎周辺は頑丈な柵で囲まれ、警備員が24時間常駐しているため、部外者がキャンパスや校舎内に入ることはできず、安全性はさらに◎です。

また、キャンパス内には図書館や体育館、教会に芸術文化センターなど施設が充実しています。

セキュリティが整った学生寮も備わっているので留学生も安心して滞在することができるでしょう。

もちろん大学内にはいくつかカフェテリアがあります。

大学周辺にもファストフード店やコンビニがあるので、生活するうえでも便利です。

アテネオ・デ・マニラ大学の有名な卒業生

アテネオ・デ・マニラ大学は多くの有名人を輩出しています。

特にフィリピンを代表する大物政治家の卒業校として有名です。

例えば、
第12代フィリピン大統領(1992-1998)フィデル・ラモス、
第14代フィリピン大統領(2001-2010)グロリア・アロヨ、
第15代フィリピン大統領(2010-2016)ベニグノ・アキノ3世はアテネオ・デ・マニラ大学の出身です。

フィリピンの独立運動に取り組んだホセ・リサールも、アテネオ・デ・マニラ大学の前身のアテネオ学院で学んでいます。

スポーツの分野では、最近はマキシン・エステバン(フェンシングのオリンピック選手)、アンジェ・クアメ(バスケットボール選手)などが卒業生です。

まとめ

アテネオ・デ・マニラ大学はフィリピンの私立名門校

日本からの留学生も多数在籍しています。

実践的な教育プログラムを、リーズナブルな学費で受けられるのがポイント。

フィリピンでも安全性の高い地域にあるので、治安面でも安心です。

フィリピン留学をお考えであれば、ぜひ名門のアテネオ・デ・マニラ大学を留学先候補のひとつにいれてみてください。

きっと充実した留学生活を送れるでしょう。

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