「セブ島の
セブ・アメリカン・イングリッシュ・アカデミー(CAEA)は、自分にとって最適な留学先なのだろうか」そのような疑問をお持ちではないでしょうか。
CAEAはセブ島の語学学校の中でも、日系ホテル一体型というめずらしい特徴があるため、特に快適な環境で留学生活を送りたい人におすすめです。
この記事では、CAEAと他の語学学校との違いや、コース内容などについて詳しく紹介します。
CAEAに向いている人の特徴も解説しているので、ご自身とマッチするかどうかを確認してみてください。
CAEAとは?—ホテル一体型の語学学校
CAEAの最大の特徴は、日本人が経営するホテル「HOTEL ASIA」内に学校があることです。
快適な環境で英語学習に取り組みたい社会人や、シニアの方におすすめです。
具体的に以下のような特徴があります。
・バスタブ付きの客室で日本式の生活が可能
・ウォシュレット完備で衛生面も安心
・ホテル併設の日本食レストランで食事が可能
・95%以上が社会人で落ち着いた学習環境
・小規模校できめ細かいサポート体制
ただし、一般的なフィリピン留学と比べて費用が高めです。
また、利用者のほとんどが日本人であるため、多国籍の留学生との交流を求める方には物足りない可能性があります。
多彩なコースとマンツーマンレッスン
CAEAでは、講師が生徒の目標やレベルに沿ったカリキュラムを作成するため、あなたの学習ペースに合わせてレッスンが進みます。
あなたの英語学習の目的に応じて、以下のコースを選択できます。
1. スピーキング特化コース
2. ゆうゆう4レッスンコース
3. TOEIC&スピーキングコース
4. ビジネススピーキングコース
4つのコースの共通点は、マンツーマンレッスンで、一人ひとりの弱点を克服できることです。
グループレッスンと比較して発話量も多くなり、恥ずかしがらずに英語を話すトレーニングができますよ。
①スピーキング特化コース
特にスピーキング力とリスニング力を伸ばしたい人におすすめなのが「スピーキング特化コース」です。
CAEAが独自開発したスピーキングメソッドを使用し、「聞く」「話す」に特化した実践的な授業を受けられます。
授業内容 | 何をするの? |
プラクティカルスピーキング(Practical Speaking) | 日常会話で使える短い表現を繰り返し発話して習得。 |
発音矯正(Phonics) | 音節や音の繋がりを意識した発音矯正。 |
サイドバイサイド(Side by Side) | 日常会話をベースに基本的な文法を習得。 |
リスニング(Listening) | 日本人が聞き取りにくい音を聞き取る訓練。 |
トラベル英会話(Travel&Conversation) | 飛行機、ホテル、ショッピングのシーンを想定した表現を習得。 |
トークアバウト(Talk About) | シンプルに伝わる自然な表現を習得。 |
1日6〜8レッスン受講でき、あなたのレベルや目標に応じたカリキュラムでレッスンが進みます。
こちらのコースを4週間受講した60代男性の方は「今まで聴き取れなかった音を聴き取れて、思ったことを咄嗟に英語で表現できるようになった」とふり返っています。
(体験談はこちら)
マンツーマンレッスンを1ヶ月も続ければ、英語で表現できる表現の幅がグッと増えるでしょう。
②ゆうゆう4レッスンコース
1日に6レッスン以上の授業が受けられるか不安な人や、レッスンとリモートワークの仕事を両立させたい人は、ゆうゆう4レッスンコースがおすすめです。
レッスン内容はスピーキング特化コースと同じです。
1日のレッスンを4コマにすることで、午後のフリータイムを以下のように自由に使えます。
・観光やショッピングを楽しむ
・リモートワークで仕事と両立する
・リラックスして疲れをとりながらレッスンへの集中力を高める
ただし、学習時間が限られる分、英語力の向上のスピードは遅くなります。
セブ島には娯楽関係の誘惑が多いため、空いた時間にはめを外しすぎてしまう恐れもあり、せっかくの留学が遊び中心になってしまう可能性もあります。
そのため、明確な学習目標をもったうえで、こちらのコースを選択することをおすすめします。
③TOEIC&スピーキングコース
留学を通してTOEICの点数を確実にアップさせたい人は、TOEIC&スピーキングコースがおすすめです。
制限時間内にリーディング問題100問をすべて解けるようにする訓練や、自分の弱点を克服するためのトレーニングを行います。
授業内容 | 何をするの? |
リーディング | 問題を精査しながら時間内により早く正確に解くトレーニング。 |
リスニング | ディクテーション(聞き取れた言葉の書き出し)やシャドーイング(音声を真似て声に出す)を取り入れた訓練。 |
TOEIC向けスピーキング | TOEICで頻出する単語や熟語を練習。 |
実際に、こちらのコースを2週間受講した高橋さんは、講師の熱心な指導により「早く確実に問題を解くコツ」を習得できたと言います。
(体験談はこちら)
マンツーマンレッスンで個人の弱点に集中して取り組むため、短期間でもTOEICスコアの大幅な向上が期待できるでしょう。
④ビジネススピーキングコース
ビジネススピーキングコースは、仕事で英語を使う機会がある、または将来的に英語を使った仕事をしたい社会人におすすめです。
実際のビジネスシーン(プレゼンテーションや会議、電話)で使える英語表現を集中的に学ぶため、日本で基礎的な英会話を身につけておく必要があります。
授業内容 | 何をするの? |
ビジネスコミュニケーション | ビジネスで頻出する言い回しや、会議などで使える表現を習得。 |
CNNリスニング | ニュース全体をまとめて捉える理解力を養い、時事問題について議論する力を高める。 |
こちらのコースで学ぶことで、職場で自信を持って英語を使えるようになり、キャリアアップの機会を広げられるでしょう。
学費と滞在費の詳細
CAEAで1ヶ月間(4週間)滞在した場合、日本円でおよそ60〜70万円かかります。
この価格は、選択するコースや部屋のタイプによって大きく変動するため、あくまでも目安となります。
スタンダードルームで過ごした場合、学費の料金設定は以下のとおりです。
4週間の学費(円) | 6レッスン | 7レッスン | 8レッスン |
①スピーキング特化 | 348,000 | 388,000 | 428,000 |
②ゆうゆう4レッスン | 326,000 | 314,000 | 306,000 |
③TOEIC | 381,000 | 421,000 | 461,000 |
④ビジネス | 381,000 | 421,000 | 461,000 |
※2025年6月時点での料金です。
各コースの学費には、以下の項目が含まれています。
・授業料
・ホテルASIA宿泊費
・朝食(土日祝日含む)
・電気代、水道代
・洗濯サービス、部屋の掃除、シーツ交換
・Wi-Fi代
学費以外で1ヶ月間の留学にかかる費用の内訳は、以下のとおりです。
項目 | 内訳 | 費用目安 |
渡航前費用 | 入学金 | 約2万円 |
航空券 | 約7万円 | |
海外保険料 | 約3万円 | |
現地費用 | 政府発行の許可(SSP発行)費用 | 約2.6万円 |
教材費(4週間の目安) | 2,500円 (ビジネスコースは3,800円) |
|
生活費・娯楽費 | 昼食・夕食(1日2,000円) | 約5.6万円 |
交通費 | 約2万円 | |
通信費(SIM・データ) | 約5000円 | |
アクティビティ・観光 | 約2万円 | |
総額 | 約25万円 |
学費としておよそ40万円、その他の費用でおよそ25万円必要となるため、トータルで65万円となります。
一般的なセブ島留学にかかる費用はおよそ30万円です。
日系ホテルでの宿泊費を含めた学費が割高なため、コストよりも留学生活の快適さと質を重視する人に適した選択肢と言えるでしょう。
社会人・シニア層に最適な環境
海外での長期滞在がはじめての社会人やシニア層の悩みに対して、CAEAの細やかな配慮は心強い支えとなるでしょう。
具体的に以下のような悩みを解決できます。
悩み | CAEAの工夫や環境 |
体力的についていけるかどうか心配 | 1日4レッスンのゆうゆうコースで無理なく学習を継続できる。 |
疲労が蓄積しないか心配 | 部屋のバスタブで毎日入浴できる。 |
食事が合うかどうか心配 | ホテルに日本食レストランが併設されている。 |
体調を崩した時が心配 | 徒歩圏内に日本語対応可能な病院あり。 |
学生に囲まれて居心地が悪いのでは… | 生徒の平均年齢が44歳で大人中心の環境なため学習に集中できる。 |
日本人向けのきめ細やかな配慮により、異国の地で生活することによるストレスを最大限に抑えられるため、思う存分英語学習に集中できますよ。
親子留学への対応
親子で留学(付き添い留学)してみたいと考えている人にも、CAEAは魅力的なスクールです。具体的に以下のメリットがあります。
・同じ客室での滞在が可能
・安全で清潔なホテル環境
・3歳以上から受講可能(子ども向けのレッスン対応あり)
・個々のレベルに合わせたマンツーマンレッスン
スピーキング特化コースで4週間受講し、スタンダードルームを選択した場合の費用は以下のとおりです。
4週間の学費(円) | 6レッスン | 7レッスン | 8レッスン |
留学生1人、付き添い1名の場合 | 405,000 | 445,000 | 485,000 |
留学生2人、付き添い1名の場合 | 752,000 | 832,000 | 912,000 |
※2025年6月時点での料金です。
親子留学の場合は通常よりも費用が高くなることや、子どもの年齢や性格によって長時間の授業が難しい場合があることを理解しておきましょう。
事前にスクール側と相談しておくと安心です。
まとめ
CAEAは日系ホテル一体型という学習環境で、質の高いマンツーマン英語教育を提供するスクールです。
特に社会人やシニア層にとって、快適で安心できる生活環境が整っています。
費用は一般的なフィリピン留学より高めですが、日本人経営ならではのきめ細やかな配慮により、満足度の高い生活環境で英語学習に集中できます。
あなたが留学に快適さと質を重視するなら、CAEAは理想的な選択肢となるでしょう。

◇経歴
・公立中学校英語教師(6年間)
・Webライター(英語学習、金融ジャンル)
◇資格
・中学校・高校英語Ⅰ種
・TOEIC 800点
・実用英語検定準1級
・児童英語教授法(TESOL for Children)
◇留学経験
カナダ(1年間)
多文化共生についてのフィールドワークや、トロント国際映画祭のボランティア活動へ参加しました。
◇海外渡航経験
カンボジアでのスタディツアーで現地の小学校を訪れ、英語で授業しました。
生きるために必死に勉強する現地の子どもたちから刺激をもらい、もっと英語を上達させて彼らと色々な話ができるようになりたいと思い、カナダ留学を決意しました。
◇自己紹介
カナダでの留学経験や英語教師としての実務経験を活かして、英語学習や留学のことで悩む読者の方にとって有益な情報をお届けできたらなと思っています。
具体的なアクションプランを示せるよう意識して執筆します!