「パラワン島ってよく聞くけど、実際どんな場所?」
「パラワン島への行き方は?」
「パラワン島のおすすめのアクティビティやグルメが知りたい!」
と考えている方もいるでしょう。
パラワン島は自然の美しさが魅力の観光地で、ツアーを活用することで効率よく観光やアクティビティを楽しむことができます。
この記事では、パラワン島の基本情報からアクセス方法、主なツアーまでご紹介します。おすすめのアクティビティやグルメ情報についてもまとめているので、ぜひ参考にしてくださいね!
パラワン島とは?
パラワン島はフィリピン南西部に位置する細長い島で、面積は約11,785平方キロメートル。フィリピン国内で5番目に大きな島です。北西は南シナ海、南東はスールー海に面しており、全長は約397kmにおよびます。
島の中心部には熱帯雨林や山岳地帯が広がっており、標高2,086mのマンタリンガハン山をはじめとした自然豊かな景観が特徴です。その大部分は保護区に指定されており、ユネスコの「パラワン生物圏保護区」に登録されるなど、豊かな生態系が守られています。
「フィリピン最後のフロンティア」とも呼ばれるパラワン島は、手つかずの自然が残ることで知られ、エコツーリズムの目的地としても人気です。なかでも、エルニドやコロンといったエリアは、透明度の高い海や白砂のビーチ、ダイビングスポットの豊富さで多くの旅行者を惹きつけています。
島の周辺には数多くの小島や無人島が点在しており、アイランドホッピングやシュノーケリング、ダイビングなど、多様なマリンアクティビティを楽しむことも可能です。
島には先住民族のバタク族やタガバヌワ族が暮らしており、自然と共生する彼らの文化もまた、パラワン島の魅力のひとつ。近年では観光業の発展により、多文化が共存する地域へと変化しつつあります。
手つかずの自然環境と豊かな生物多様性を持つパラワン島は、自然やアウトドアを満喫したい方にとって、魅力的な観光地のひとつです。
パラワン島への行き方
日本からパラワン島への直行便は運行されていないため、マニラやセブ島を経由して訪れることが一般的です。
まず、成田国際空港や関西国際空港などからマニラ行きの直行便を利用します。マニラまでは約5時間のフライトです。
マニラ到着後は国内線でパラワン島へ移動します。パラワン島には目的地に応じて使い分けられる以下の3つの主要空港があります。
プエルト・プリンセサ国際空港(PPS)州都プエルト・プリンセサに位置し、地下河川国立公園などへのアクセスに便利 エルニド空港(ENI)
パラワン北部の観光地エルニドに近く、美しいビーチや島々を巡るアイランドホッピングの拠点 ブスアンガ空港(USU)
コロン島にアクセスしやすく、沈没船ダイビングなどの人気スポットへの玄関口
セブ島を経由するルートもあり、セブのマクタン・セブ国際空港からはプエルト・プリンセサ行きの直行便が運航されています。所要時間は約1時間15分。セブ観光と組み合わせて旅程を組むのもおすすめです。
以下に、日本からパラワン島への主なアクセス方法をまとめました。
出発地 | 経由地 | 到着空港 | 所要時間 (目安) |
備考 |
東京・大阪・名古屋など | マニラ | プエルト・プリンセサ国際空港 (PPS) |
約6時間15分(乗継除く) | 地下河川国立公園などの観光に便利 |
東京・大阪・名古屋など | マニラ | エルニド空港 (ENI) |
約6時間15分(乗継除く) | アイランドホッピングの拠点 |
東京・大阪・名古屋など | マニラ | ブスアンガ空港 (USU) |
約6時間15分(乗継除く) | コロン島へのアクセスに便利 |
東京・大阪・名古屋など | セブ島 | プエルト・プリンセサ国際空港 (PPS) |
約6時間15分(乗継除く) | セブ観光との組み合わせが可能 |
11月から5月のハイシーズンは混雑が予想されるため、航空券や宿泊施設の予約は早めにおこなうのが安心です。
また、マニラやセブでの乗り継ぎ時間にも余裕を持っておくと、入国手続きや国内線への移動の際にも慌てずに済みます。予期せぬ遅延や混雑に備え、スムーズな旅の計画を立てましょう。
パラワン島の主なツアー
パラワン島内にはエルニド、プエルト・プリンセサ、コロンなど、個性豊かなエリアが点在し、それぞれの地域でユニークなツアーが楽しめます。
ここでは、パラワン島を訪れたらぜひ参加したい代表的な5つのツアーをご紹介します。
エルニドのアイランドホッピングツアー
エルニドを訪れるなら、島々を巡るアイランドホッピングツアーは外せません。特に人気の「ツアーA」では、ビッグラグーンやスモールラグーン、シークレットビーチなどを巡ることができます。
透明度の高い海と石灰岩の岩壁が織りなす景観は、写真では伝えきれない迫力。色とりどりの魚やサンゴ礁が広がるシュノーケリングポイントも点在しており、海の中の世界も堪能できます。
ツアーには、地元で獲れた新鮮な魚介を使ったビーチランチも含まれており、海を眺めながらの食事は特別な時間になるでしょう。
プエルト・プリンセサ地下河川ツアー
プエルト・プリンセサでは、UNESCO世界遺産にも登録された地下河川をボートで進む探検ツアーが人気です。
洞窟内の河川を進むと、自然が長い年月をかけて作りあげた不思議な岩のフォルムや静寂な空間が広がります。
自然保護の取り組みも進められており、エコツーリズムの観点からも注目されています。自然の神秘に触れながら、地球の営みを感じられる貴重な体験ができるでしょう。
コロンのダイビングツアー
コロンは第二次世界大戦時の沈没船が残るエリアとして、世界中のダイバーに知られています。「スケルトン・レック」などの沈没船ポイントでは、歴史と自然が融合した特別なダイビングが楽しめます。
沈船周辺には多種多様な海洋生物が生息しており、初心者から上級者まで幅広く楽しめるダイビングスポットが充実。カヤンガン湖などの透明度の高い湖でのスイミングも人気があり、海とはまた違った魅力を味わえます。
ポート・バートンのアイランドツアー
にぎやかな観光地から少し離れたポート・バートンでは、のんびりとした時間を楽しめるアイランドツアーがおすすめです。静かなビーチと穏やかな海が広がり、リラックスしたい方にぴったりのエリアです。
島々を巡るツアーでは、透明度の高い海でのシュノーケリングを楽しめます。海中にはカラフルな熱帯魚やサンゴ礁が広がり、手つかずの自然が残る海を堪能できます。比較的人が少ないため、プライベート感を重視したい方にもおすすめです。
カラウィット島サファリツアー
少し変わった体験を求めるなら、カラウィット島のサファリツアーがおすすめです。島内にはアフリカ由来の動物が放し飼いされており、ゼブラやキリンなどを間近で観察できます。
フィリピンにいながらアフリカの雰囲気を感じられるユニークな体験は、他の観光地ではなかなか味わえないものです。自然や動物とのふれあいを楽しみたい方には、特に印象深い時間となるでしょう。
パラワン島のツアーで楽しみたいアクティビティ
パラワン島では豊かな自然を活かした多彩なアクティビティが楽しめます。アイランドホッピングやダイビング、地下河川の探検など、日本ではできないアクティビティに挑戦するチャンスです。
ここでは、現地ツアーで参加できる代表的なアクティビティを紹介します。
シュノーケリングやダイビングで海の世界を体験
パラワン島周辺の海域は透明度が高く、海中の生物やサンゴ礁が豊富に見られることから、シュノーケリングやダイビングに適したスポットが多くあります。
エルニドやコロンには、初心者向けの浅瀬から経験者向けの沈没船エリアまで幅広いダイビングポイントが用意されています。色とりどりの魚やサンゴを間近で観察し、パラワン島の海を堪能しましょう。
カヤックで自然の中をのんびり探索
エルニドのラグーンや地下河川周辺では、カヤックで水上を進みながら景観を楽しむアクティビティが用意されています。モーター音のない静かなカヤックは、周囲の自然をじっくり味わいたい方に向いており、自分のペースで進めるのが魅力です。ラグーン内では水面に映る崖や木々の景色も楽しめます。
ホンダ湾での静かなアイランドホッピング
プエルト・プリンセサ近郊にあるホンダ湾でも、アイランドホッピングツアーが開催されています。Luli IslandやCowrie Islandなどの小さな島を巡るツアーでは、ビーチでのんびり過ごす時間やシュノーケリングを楽しむことも可能。
観光客が比較的少ないエリアなので、落ち着いた雰囲気の中で過ごせるのも特徴のひとつです。
パラワン島のツアーで味わいたいグルメ
パラワン島では、美しい海や自然とともに、地元ならではの食文化も満喫できます。ここでは、旅の合間に味わってみたい代表的なグルメをご紹介します。
新鮮なシーフード料理
パラワン島は海に囲まれており、新鮮な海の幸が豊富です。エビやカニ、イカ、地元で獲れた魚などを使ったシーフード料理は、ツアー中に味わいたい定番のひとつ。
グリルされた魚は、シンプルな調理ながらも素材の旨味が活きた一品。さまざまな魚介類を使ったシーフードスープも、現地の食文化に触れる良い機会となります。
フィリピンの定番家庭料理・アドボ
鶏肉や豚肉を、醤油や酢、ニンニクなどで煮込んだアドボは、フィリピンの代表的な家庭料理です。甘辛い味付けで、ご飯と一緒に楽しむスタイルが一般的です。
パラワン島では、地元の食堂やレストランで気軽に味わえるため、ツアーの合間の食事におすすめです。
さっぱりとした酸味が特徴のシニガン
タマリンドやライムの酸味が効いたスープ「シニガン」は、豚肉やエビ、野菜が入ったさっぱりとした味わいの料理です。暑い気候の中でも食べやすく、体をリフレッシュさせてくれます。
地域や家庭ごとに味の違いがあるため、店ごとに異なるシニガンを試してみるのもおすすめです。
マングローブの珍味・タミロク
タミロクは、マングローブ林で採れる貝の一種を使った珍味です。酢やスパイスでマリネされることが多く、独特の食感と風味が特徴です。
見た目に驚く方もいるかもしれませんが、地元ならではの一品として注目されており、新しい食体験を求める方にはおすすめです。
ユニークな肉料理・クロコダイルシシグ
クロコダイルシシグはワニの肉を使用した料理で、タマネギや唐辛子と炒めて提供されます。煙のような香ばしさと独自の食感が特徴です。
パラワン島の一部のレストランで提供されており、珍しい食材を試したい方に適しています。
南国の定番デザート・ハロハロ
かき氷にフルーツ、豆、ゼリーなどをトッピングしたハロハロは、フィリピンを代表するスイーツです。甘さと爽やかさのバランスが取れており、暑い日のおやつにぴったり。
屋台やカフェなど、さまざまな場所で提供されているため、観光の合間に気軽に楽しめます。
まとめ
この記事ではフィリピンのパラワン島のツアーについて詳しく紹介しました。自然の中で心をリフレッシュできるアクティビティがそろうパラワン島。訪れる際には、ぜひここで紹介したツアーやアクティビティ、地元グルメに挑戦してみてください。
旅行前には、日本で英会話を学んでおくことをおすすめします。現地でコミュニケーションがとれると、旅もより一層思い出深いものとなるでしょう。万が一のトラブル時にも安心です。
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◇経歴
・アメリカLAにてアパレル勤務
・英会話スクールに10年ほど勤務
◇留学経験
アメリカのLAのコミュニティカレッジに入学・卒業。
OPT VISAを取得し、LAのアパレル会社に1年間勤務。
次なる目標は、娘との親子留学。
◇海外渡航経験
留学:アメリカのLAに4年間留学
海外旅行:ドイツ・フランス・スイス・メキシコ・イタリア・グアムなど
◇自己紹介
英語関連の記事を中心に執筆するWebライター。中学生で日本を出ることを決意し、高校卒業後に渡米。アメリカではさまざまな国の学生と、濃い海外生活を送る。現在は関東の田舎でのんびり生活。今後の目標は、娘との親子留学と夫婦でのクルーズ旅行。