【2025年版】スイスの治安は良い悪い?世界の最新ランキング・スイスで注意すべき犯罪・危険エリア・対策まとめ

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ヨーロッパの人気旅行先の一つ”スイス”に、皆さんは行ったことがありますか?スイスは自然豊かな国というだけではなく、世界的な企業が多いことでも有名です。旅行先として人気な国である一方、治安が悪いと言われる場所もあります。チューリッヒやジュネーヴのような人気都市は、治安が良いのでしょうか?

今回の記事では、2025年現在のスイスの治安について説明します。注意すべき犯罪、危険エリアや対策についてもご紹介するので参考にしてみてください。治安は世界情勢により常に変化があることを頭に入れておきましょう!

スイスの基本情報

外務省のデータを参考にスイスの基本情報を簡単にご説明します。

<スイスの基本情報>

スイス連邦(Swiss Confederation)
・面積:4.1万平方キロメートル※日本の九州と同じくらいの面積
・人口:867万人(2020年)
・首都:ベルン
・言語:ドイツ語、フランス語、イタリア語 など

スイスの有名な観光地を3つご紹介します。

マッターホルン(Matterhorn)

アルプス山脈に属する最も有名な山で、標高4,478m。登山客だけではなく、観光客からも人気の山で、ピラミッド型の美しい尖峰が多くの人々を魅了しています。登山列車やケーブルカーなどが運行されているので、登山初心者でも楽しめる観光スポットです。

住所:Matterhorn, 3920 Zermatt, Switzerland

シヨン城(Château de Chillon)

スイス連邦ヴォー州のモントルー近郊のレマン湖畔にある城。水面に浮かんでいるように見える名城で、13〜16世紀にはサヴォイア公の居住としても使われていました。現在は、シヨン城の歴史や文化を紹介する博物館となっています。ディズニー映画『リトルマーメイド』のエリック王子が住んでいたお城のモデルともなったようです。

住所:Av. de Chillon 21, 1820 Veytaux, スイス

参考:Switzerland. シヨン城

マイエンフェルト(Maienfeld)

スイス東部・グラウビュンデン州にある小さな村。作家ヨハンナ・シュピリが発表した『ハイジ』の舞台とされている場所で、世界中から多くの観光客が訪れています。ハイジの舞台を再現したハイジ村があり、ハイジの山小屋やハイジハウスなどもあります。

世界の治安ランキングで何位?【2025年版】

スイスは世界の治安ランキングで何位でしょうか。

World Invest「世界平和指数ランキング。世界各国の治安・安全性ランキング」を参考に、治安が良い国ランキングをご紹介します。ちなみに、世界平和指数とは世界の平和を示す世界の主要な尺度であり、経済平和研究所が作成しました。平和状態は「社会の安全と安心のレベル」「進行中の国内および国際紛争のレベル」「軍事化のレベル」という3つの領域にわたって測定されます。

<世界の平和指数ランキング。世界各国の治安・安全性ランキング>

1位アイスランド(Iceland)
2位アイルランド(Ireland)
3位オーストリア(Austria)
4位ニュージーランド(New Zealand)
5位シンガポール(Singapore)
6位スイス(Switzerland)
7位ポルトガル(Portugal)
8位デンマーク(Denmark)
9位スロベニア(Slovenia)
10位マレーシア(Malaysia)

スイスは6位なので、他の国々に比べて治安は良さそうです。日本はというと、17位なのでランキング上では、スイスの方が治安が良いという結果でした。

実際のスイスの治安について

実際、スイスの治安はどんな感じでしょうか?2025年5月現在、外務省の海外安全ホームページでは危険情報は出ていません。スイスは一般的には治安が良い国と言われますが、日本と比べると犯罪率は高いです。

チューリッヒ、ジュネーブなどの都市部では、路上強盗や窃盗などの犯罪確率が高く、空港では旅行客を狙った犯罪率が高い傾向にあります。特に、本人の女性はスイスに限らず海外では狙われやすいので気をつけましょう。

治安が悪いとされるスイス国内のエリア

スイス国内でも特に治安が悪いと言われるエリアについて説明します。旅行や留学などではできる限り訪れないことをすすめますが、訪れる場合は細心の注意を払いましょう。自分の身は自分でしっかり守ることが大前提です。

ジュネーブの旧市街

歴史的な建造物で有名なジュネーブの旧市街では、観光客を狙ったスリやひったくりなどが発生しています。サン・ピエール大聖堂周辺は特に注意が必要です。また、チャリティを装った詐欺もあるので署名などを求められても対応しないよう心がけましょう。

チューリッヒ中央駅周辺

スイス最大の都市の玄関口なので、地元の人だけではなく観光客も多くいる場所です。便利ですが、観光客を狙ったスリや置き引きなどの犯罪が多くあります。駅構内でスマホや地図を見ながらウロウロしていると狙われる危険性が高まるので、必要以上にスマホに気をとられないように気をつけましょう。

スイス滞在中に注意したい犯罪の手口

前述の通り、スイスは比較的治安の良い国として知られていますが、観光客を狙った犯罪が多くあります。スイスで発生する犯罪の手口をいくつかご紹介します。

グループによるスリ

複数人で連携し、話かけてきたりすることで注意を引いた際に、仲間がバッグや貴重品を盗むという手口です。また、駅の階段などで転んだり体調が悪い人を見かけて介抱している時に気を取られて、仲間が荷物を盗むというような被害もあります。募金活動や切符の確認を通しても起こるので、見知らぬ人に話しかけられた時は特に気をつけましょう。

レストラン、カフェでの盗難

日本でよく見かける、座席を確保するために荷物を置くことは絶対してはいけません。これは「盗られても構いません」とアピールしているような状態です。また、食事中や会話中にテーブルにスマホや財布などの貴重品も置かないようにしましょう。盗難をする人たちはプロなので、どんな油断も見逃しません。

スイスは比較的治安の良い国ですが、昼間に比べて夜間は危険度が高まります。一人でレストランやバーに行くことはできますが、繁華街や観光地などがある大通りを歩くことをおすすめします。狭い裏路地などは歩かないよう気をつけてください。また、できるだけ荷物は少なく出歩くことも意識するといいでしょう。

被害に遭わないための5つの防犯対策

スイスで被害に遭わないためにできることを5つご紹介します!旅行前にしっかり頭に入れて、滞在中も意識して過ごしましょう!

1. 貴重品管理

貴重品は基本的に肌身離さず持ち歩くことです。トートバッグやハンドバッグではなく、ショルダーバッグを自分の体の前で身につけることが大事です。リュックも便利ですが、後ろで背負っているので安全であるとは言い切れません。また、バッグのファスナーを開けられる可能性もあるので、心配な方は鍵をつけておくこともオススメです。

2. 人混みに気を付ける

観光地や駅などの人混みは特にスリが多発します。周囲の状況に気をつけて、友人や家族などから離れないで行動しましょう。一人で訪れる場合は特に狙われやすいので、見知らぬ人に声をかけられても対応せずにその場を去りましょう。

3. ATMに気を付ける

現金を使う機会は少ないですが、万が一ATMを利用する場合にはカードスキミングや暗証番号の盗み見をされないように周囲を警戒しましょう。暗証番号を入力するときは、番号が見えないように手元を隠すなどして対応してください。

4. 荷物を放置しない

レストランやカフェでは絶対に荷物を放置しないようにしましょう。食事中も隣の席に荷物を置かずに、ショルダーバッグなどをかけた状態でいるのがベストです。また、テラス席などは景色は良いですが危険度は高まります。

5. スリにあった場合を想定する

対策の一つとして、「もし、スリにあったら・・・」という場合も考えておきましょう。クレジットカードや現金などは分散して持ち歩くことがおすすめです。パスポートはコピーをしておくことで、役に立つでしょう。また、日本大使館やカード会社の連絡先を控えておくことで盗難時も焦らずに対応することができるでしょう。

まとめ

今回の記事では、スイスの治安についてご紹介しました!今回ご紹介した内容を簡単にまとめておきます。

・世界の治安ランキングでスイスは6位
・スイスで治安の悪いエリアは「ジュネーブの旧市街」「チューリッヒ中央駅周辺」
・スイス滞在中に注意したい犯罪の手口「グループスリ」「レストラン、カフェでの盗難」
・被害に遭わないための対策「貴重品管理」「人混みに気を付ける」「ATMに気を付ける」「荷物を放置しない」「スリにあった場合を想定する」

スイスを訪れる際の参考になりますように。

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