セブ島のタクシー完全ガイド:安全で快適な移動のためのポイント

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セブ島には鉄道がないため、移動手段はほぼタクシーになります。

公共交通機関を利用する場合と比較して乗り方は簡単ですが、日本のタクシーとは異なる点も多いですよ。

本記事ではセブ島のタクシーの種類や特徴、料金相場、注意点などについて詳しく解説します。

タクシーの利用に欠かせないアプリや、タクシー以外にちょっと面白い交通手段も紹介するので、セブ島に出かける際はぜひ参考にしてください。

セブ島のタクシーの種類と特徴

まずは、セブ島のタクシーの種類と特徴をお話しします。
特徴は以下の5つです。

白色と黄色の2種類がある
手を上げると止まってくれる
24時間営業している
ショッピングモールや空港にはタクシー乗り場がある
チップは必要ない

(1)白色と黄色の2種類がある

セブ島には白色と黄色のタクシーが走っています。

一般のタクシーは白色で、初乗りは40ペソ、その後300mごとに3.5ペソ追加されます。
乗車人数は4人です。

黄色のタクシーは、空港へ出入りしているエアポートタクシーです。
料金は、初乗りが70ペソ、その後300mごとに4ペソが追加されます。
一般のタクシーよりも少し高いかわりに、空港での待ち時間がありません。
乗車人数は白色のタクシーと同じく4人です。

(2)手を上げると止まってくれる

セブ島のタクシーは、日本と同じく街頭で手を上げると止まってくれます。

空車を見分けるには屋根の上のライトを確認しましょう。
「VACANT」は空車、「OCCUPIED」は乗車中です。

また、ドアは自動ではないため自分で開閉する必要があります。

(3)24時間営業している

セブ島のタクシーは24時間営業です。
深夜になると走っているタクシーは減ってきますが、日本のように深夜料金はかかりません。

しかし、深夜のタクシーは危険なのでできる限り利用しないようにしましょう。
また、タクシーは1人で乗らずに、必ず複数人で利用することをおすすめします。

(4)ショッピングモールや空港にはタクシー乗り場がある

ショッピングモールや空港にはタクシー乗り場があり、係員から会社名や車のナンバー、タクシー番号などを書いたチケットを渡されるので、大切に保管しましょう。

万一トラブルがあった際には、チケットに書かれた番号に連絡するとドライバーにペナルティが課せられる仕組みです。

このチケットは、もしドライバーに要求されても渡してはいけません。

(5)チップは必要ない

セブ島では、基本的にチップは不要です。

しかし、とても良いサービスをしてもらった場合などは、10~20ペソ程度のチップを渡したり、お釣りをドライバーに渡すなどすればよいでしょう。

タクシーの料金体系と相場

次に、タクシーの料金体系と相場についてお話します。

セブ島は日本に比べてタクシーが非常に安く、およそ1/5です。
日本では多少贅沢なイメージがあるタクシーですが、フィリピンではタクシーを利用して観光するのが一般的となっています。

下は、セブ島のタクシーの料金体系です。

※1ペソ=2.5円(2025年4月17日現在)で計算しています

初乗り料金
40ペソ(約100円)
300mごと
3.5ペソ(約9円)
1kmごと
13.5ペソ(約34円)
2分ごと(停止中)
2ペソ(約5円)

なお、イエロータクシーの場合は初乗り料金が70ペソ(約175円)で、総額にするとホワイトタクシーよりも3~4割高くなる場合が多いようです。

セブ国際空港からセブ市内までの料金相場

以下は、セブ国際空港からセブ市内の各観光地までタクシーを利用した場合の料金相場です。

※1ペソ=2.5円(2025年4月17日現在)で計算しています

観光地
料金相場
ITパーク
230ペソ(約575円)
アヤラモール
230ペソ(約575円)
SMセブシティ
200ペソ(約500円)
ビーチリゾート
150ペソ(約375円)

以上からも、フィリピンのタクシー料金がいかに安いかがわかりますね。

日本のような高いサービスは望めませんが、その分お得に利用できるので、セブでの移動手段はタクシーがおすすめです。

タクシー利用時の注意点

セブ島でタクシーを利用する際には、いくつかの注意点があります。
注意点は、以下の6つです。

ドライバーにメーターを使うように伝える
メーターのスタート料金を確認
支払いは現金のみなので小銭を準備
空港の呼び込みタクシーは使用しない
ホテルではメータータクシーを呼んでもらう
もめてしまった時は諦める

(1)ドライバーにメーターを使うように伝える

ドライバーに目的地を伝えたら、メーターを使うように言いましょう。
「ここから〇〇までいくら?」などと聞いてしまうと、実際よりも高額な料金を告げてメーターを使わなくなるからです。

メーターを使ってもらうことが、ぼられないための基本です。

(2)メーターのスタート料金を確認

メーターのスタート料金が初乗りの40ペソになっているか、確認することも大切です。

メーターのリセットを忘れている場合や、前の客の料金に上乗せしてぼったくろうとする悪質なドライバーがいるからです。

タクシーに乗ったら忘れずにメーターの料金を確認しましょう。

(3)支払いは現金のみ

支払いは現金のみで、クレジットカード等は使用できません。
小額紙幣やコインを用意するのを忘れないようにしましょう。

お釣りを渡そうとしないドライバーもいるため、きっちりの金額で支払うのが一番です。

(4)空港の呼び込みタクシーは使用しない

空港では呼び込みタクシーに声を掛けられることがありますが、高額の料金を請求されるため乗ってはいけません。

空港のタクシー乗り場でチケットを受け取って乗るようにしましょう。

(5)ホテルではメータータクシーを呼んでもらう

ホテルでタクシーを頼むと、通常の3倍程度の料金がかかる高級車が来ます。
タクシーを頼む場合は、必ずメータータクシーを呼んでもらいましょう。

その際に、ホテルのスタッフに行き先も告げておくと安心ですね。

ホテルにも空港と同様に、ホテルの敷地外で待ち構えている呼び込みタクシーがいますが、ぼられるので乗ってはいけません。

(6)もめてしまった時は諦める

いくら気を付けていても悪質なドライバーに当たってしまい、もめることがあるかもしれません。
そんな時には下手に抵抗せずに、言われた金額を支払うのが賢明です。

喧嘩になると危険が伴いますし、警察に言ったところで、外国人旅行者はどうしても不利になります。

フィリピンのタクシー料金はそもそもが安いので、ぼられたとしてもそれ程大きな金額にはなりません。
安全を最優先して、言われた金額を払ってしまいましょう。

配車アプリ「Grab」の活用方法

次に、セブ島でタクシーを利用するのに非常に便利な配車アプリGrabを紹介します。

配車アプリGrabとは

配車アプリGrabとは、東南アジア8ヵ国700以上の都市で展開しているタクシー配車アプリです。

配車サービスだけでなくフードデリバリーや宅配サービス、ホテル予約などの機能も追加され、旅行者だけでなく現地では生活のインフラの一部となっています。

Grabを使うメリット

Grabを使うメリットは以下の通りです。

ぼられる心配がない
質の高いドライバーが多い
キャッシュレス決済が可能
日本語でのやり取りが可能
安全性が高い

配車予約の時点で料金がわかるので、ぼられる心配はありません。また、評価制度を導入しているため質の高いドライバーが多いのもメリット。

アプリにクレジットカードやデビットカードを登録すれば、キャッシュレス決済が可能です。
さらに、予約から支払いまでオンラインで完結できるため言語の心配はありません。

もしドライバーと連絡を取る必要があっても、メッセージのやり取りに自動翻訳機能が付いているため安心です。

利用者とドライバーの電話番号は相手に表示されないので個人情報がもれる心配もなく、万一のトラブルの際は非常ボタンで警察や緊急連絡先へ通報することができます。

Grabの使い方

では、Grabの使い方を解説しましょう。
※使用時にはネット回線(Wi-Fiまたはデータ通信)が必要です。

Grabは以下の手順で利用できます。

アプリを開き、Pick-upとDrop-offの場所をピン(または地名)で指定
決済方法を選択して内容を確認
BOOKボタンをタップ
ドライバーの顔と名前、車番号が表示される
Pick-upで指定した場所に行き、ドライバーの顔や名前、車のナンバーが合っているか確認し、間違いなければ乗車する
乗車するとドライバーが利用者の名前を呼んで確認する
目的地に到着。ドライバーが提示した金額またはアプリで表示された金額を支払う(カード払いの場合は、支払う必要なし)
利用の履歴はHistoryで確認できる
■Grabアプリのダウンロード
android / Grab - Taxi & Food Delivery
iPhone / Grab:タクシーとフードデリバリー

タクシー以外の移動手段とその特徴

セブ島にはタクシー以外にもさまざまな移動手段があります。
日本人の感覚ではちょっと驚くようなものもあるので、体験してみるのも良いかもしれません。

ここで紹介する移動手段は以下の4つです。

ジプニー
バイクタクシー
トラシクル
馬車

(1)ジプニー

ジプニーは日本のバスを小さくしたような乗り物です。

違うのは、手を上げるとどこでも止まってくれて乗車でき、運転手に声を掛ければどこでも降ろしてもらえる点です。
料金は一律7ペソ(約18円)ですからかなり安いですね。

ジプニーは狭い空間に人が密接して乗るため、スリが多いので注意が必要です。
乗る際には貴重品は持ち込まないようにしましょう。

(2)バイクタクシー

バイクタクシーとは、タクシーのバイク版です。
運転手は乗客用のヘルメットを1つだけもっていて、乗客はそれを使用します。

料金は決まっておらずメーターもないため、乗車前に値段を交渉する必要があります。
道路が渋滞している時や、ひとりでの移動でタクシーを使うのはもったいない場合に、バイクは料金が安いのでおすすめです。

(3)トライシクル

トライシクルとは、バイクや自転車にサイドカーを取り付けたもので、セブ島ではポピュラーな乗り物です。

バイクタイプは基本のルートが決まっていて好きな場所で乗り降りでき、料金は一律6ペソ(15円)です。

自転車タイプは、乗車前に目的地と料金を交渉する必要があります。
自転車なので速度は遅いのですが、のんびりとサイドカーに乗ってみるのも良いかもしれませんね。

(4)馬車

セブ島の一部では、今も馬車が交通手段の一つとなっています。
馬車は決まったルートを走行していて好きな場所で乗り降りすることができ、料金は一律10ペソ(約25円)となっています。

日本ではさすがにお目にかかることのない乗り物なので、セブ島で馬車を見かけたら、記念に乗ってみてはいかがでしょうか。

まとめ

この記事では、セブ島のタクシーの乗り方や料金、注意点などを解説し、タクシー利用時に便利なアプリを紹介しました。

セブ島のタクシーは、料金がかなり安いので利用しやすいですね。

ただし、呼び込みタクシーなどはぼられる可能性があるため、乗らないようにしましょう。
タクシー利用時は、今回ご紹介したGrabアプリを使えばかなり安全なのでおすすめです。

セブ島を訪れる際は上手にタクシーを利用して、安全・快適に移動しましょう。

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