英語力に磨きをかけるために、海外への語学留学は多くの人が検討する選択肢です。自分の目標や希望にあった国や学校を選ぶのが、成功する語学留学のコツの一つです。中でも、日本と同じアジア圏にありつつも英語が盛んな フィリピンは、留学先の候補としてよく挙げられますね。
今回は、 フィリピン国内でも特に治安が良く、ネイティブ講師の授業が受けられると話題のCNK International Academyについてご紹介します。留学先選びの参考にしていただければ幸いです。
- CNK International Academyとは?基本情報と特徴
- 提供されるコースとカリキュラムの詳細
- キャンパス施設と学習環境の充実度
- クラーク地域の魅力と安全性
- 留学費用とコストパフォーマンスの分析
- まとめ
CNK International Academyとは?基本情報と特徴
CNK International Academyは、フィリピンのクラーク特別区内に位置する語学学校です。1991年に設立された学校で、定員は300名。日本人学生の割合は約5%なので、存分に英語でのコミュニケーションへ集中できる環境となっています。
CNK International Academyの最大の特徴は、広大な敷地面積です。クラーク地区最大の学校面積を誇っており、総面積は2.3ヘクタールに及びます。東京ドームの半分ぐらいの広さ、ということですね。校舎はクラーク特別区内にあるため、治安が良い上に道路などの環境が整っているので安心です。周辺には野生の植物が残っているため、南国的な雰囲気を味わうこともできます。
コースの特徴としては、フィリピン人講師のマンツーマンレッスンに加え、ネイティブ講師とのマンツーマンレッスンにも対応しているのが、大きな特徴です。また、TOEICの試験対策コースも用意されています。CNK International Academy自体がTOEIC公式センターとなっているため、コースの受講中に本試験の受験も可能です。
学校の雰囲気としてはセミスパルタな大規模校で、親子留学にも対応しています。学生寮や施設が完備されているので、過ごしやすい環境です。
提供されるコースとカリキュラムの詳細
では、CNK International Academyで提供されているコースとカリキュラムについて、紹介します。CNK International Academyでは大枠で下記4つのコースが用意されています。さらに、それぞれのコースが細かく分かれています。
◾️ESLコース
・ESL
・Power Speaking
・Ultra Power Speaking
・Rapid
◾️試験対策コース
・TOEIC入門
・TOEIC 保証
◾️専門 コース
・BUSINESS コース
◾️親子 コース
・2人家族
・3人家族
・4人家族
それぞれがいったいどのようなコースカリキュラムなのか、細かく見ていきましょう。
ESLコース
ESLコースは、主に英会話力を向上させたい人向けのコースです。マンツーマンの授業を中心としています。
とにかく英語の基礎を確立したい、と考えている人にはESLあるいはPower Speakingのカリキュラムをおすすめします。どちらも1日に受講するコマ数は9コマなのですが、マンツーマンコースの回数が異なっています。ネイティブ講師とのグループレッスンを多く受講したい場合にはESLを、マンツーマンレッスンの回数を増やしたい人にはPower Speakingをおすすめします。
英会話中心、または二カ国留学を準備している、という方にはUltra Power Speakingがおすすめです。ネイティブ講師とのマンツーマンレッスンを含めたこのコースは、1日に受講するコマ数は8コマと少なめですがそれぞれの授業に集中して取り組めます。受講生一人一人に合わせたレッスンで、英語に対する自信と短期間での実力向上を目指すコースとなっています。
Rapidは短期間に素早く実力を付けたい方に適したコースです。特に、長期休暇の取得が難しく、短期間に集中して実力を向上させたい社会人に向いています。1日の授業数が10コマ、そのうち7コマがマンツーマンレッスンとなっていて、みっちりと指導を受けられます。
試験対策コース
試験対策コースでは、TOEICの試験対策を中心としたカリキュラムを受講できます。TOEIC入門は、TOEIC初心者のためのカリキュラムとなっています。1日9コマの授業を通して、初めてのTOEICに挑むための準備を行います。
TOEIC保証は、中級以上の生徒向けのカリキュラムとなっています。英語学習中で、高得点を目指す人向けです。授業数は1日8コマと少なめな印象かもしれませんが、TOEICの模擬試験を毎週受けられます。CNK International Academy はTOEIC公式センターでもあるので、本番の試験もここで受けられます。TOEIC保証のカリキュラムを12週以上受講したにもかかわらず目標の点数に到達できなかった場合には、延長授業を無料で受けることができます。確実に、そして着実にTOEICでの高得点獲得を目指す方にはぴったりのカリキュラムとなっています。
専門コース
専門コースは、ビジネス英語を学びたい人のためのコースです。通常の授業は1日8コマとやや少なめですが、履歴書の作成や電話対応などビジネス業務を行う上で必要となる英会話だったり文書作成だったりを集中的に学べるカリキュラムです。海外への就職や外資系企業への入社を考えている人に最適なカリキュラムといえるでしょう。
親子コース
親子コースは、家族で英会話力を向上させたい人向けのコースとなっています。2人~4人までに対応しています。親子コースというと2人しか対応していないという学校もある中で、4人まで対応してくれるのは嬉しいですね。基本的にはマンツーマン授業のみを受けられるコースとなっていて、一日の合計コマ数のみが決められています。この合計コマ数を家族で分配して受講する形となります。合計コマ数の追加は可能なのですが、減らすことはできません。
以上が、CNK International Academyで提供されているコースとカリキュラムです。目安となる価格帯などはこちらからご確認ください。
< https://www.ph-ryugaku.com/cnk/>
キャンパス施設と学習環境の充実度
続いて、CNK International Academyの施設と学習環境についてご紹介します。冒頭でもご紹介した通り、CNK International Academyは広大な敷地面積を誇る学校です。そのため、キャンパス内の施設もとても充実しています。さらに、現在は敷地内に新たな施設の建設予定もあるそうです。
まず、校舎内には教室やグラウンドといった基本設備の他、ピアノやアクティビティルーム、トレーニングジムにスピーチルーム、さらにはプールまで完備されています。卓球を楽しめるスペースだったり、読書室、休憩室だったりも用意されています。Webコールセンターなるものまでありますよ。
加えて、滞在先となる寮は基本的に4人部屋を基準としており、Wi-Fiが完備されているほか、ウォーターサーバー、トイレ、ベッド、机、エアコンなど、英語学習の滞在に必要なものが基本的にそろっています。家具は白を基調としたものが多く、落ち着いた雰囲気です。
実際の写真が見てみたい、という方はこちらからご確認ください。
< https://www.ph-ryugaku.com/cnk/>
クラーク地域の魅力と安全性
さて、CNK International Academyはクラーク特別区内に位置するとお話しましたが、そもそもクラーク特別区とはいったいどこなのか、と疑問に思った方はいませんか?
クラーク特別区は、首都マニラ近郊に位置するエリアです。フィリピンの中でも最も大きなルソン島のほぼ中央に位置します。マニラから車で2時間ほど北に移動したところにあります。もともとはアメリカの空軍基地があった場所なのですが、1991年にアメリカ軍が撤退し、1993年には特別経済区域へと指定されました。その名残からか、今でも多くのアメリカ人が暮らす地域となっているほか、アメリカ文化の影響を多く受けていることから、「リトル・カリフォルニア」というあだ名でも知られる地域です。
クラークには国際空港があり、多くの直行便が運航されています。そのため、新たな観光スポットとして注目されているほか、語学留学先としても注目を集めています。クラーク国際空港へは、日本からも直行便で渡航可能です。成田空港および関西空港から直行便が出ているので、ぜひ利用を検討してみてください。
クラーク特別区の安全性
クラーク特別区の最大の特徴は、セキュリティ体制がしっかりとしている点です。特別区周辺は塀で囲まれています。一般人の立ち入りは禁止されています。特別区には入り口と出口ゲートが設置されており、武装した警備員が常にいて、出入りする人や車はセキュリティチェックを受けることになっています。これにより、特別区内の安全が保たれています。さらに、特別区内はフィリピン最高レベルの整備が施されているため、安心して過ごすことができます。
その一方で、特別区域外は治安が良くないという情報があります。そのため、区域外では油断せずに注意しながら過ごすようにしてください。
クラーク特別区のレジャー
クラーク特別区内には、複数のレジャー施設もそろっています。なかでも、ズービック・サファリは元米軍基地内にあり、人気が高い施設です。タイミングが良ければ、トラやライオンの赤ちゃんにミルクをあげる体験もできますよ。1991年に大噴火が起きたピナツボ火山では現在、トレッキングツアーが大人気です。カルデラ湖での水泳やボート体験なども人気を博しています。アエタ先住民族のダンスパフォーマンスを鑑賞できるイベントなども人気です。
また、ゴルフコースがたくさんあるのもクラーク特別区の魅力で、ゴルフレッスンと語学留学を組み合わせる人もいるほか、ゴルフ練習場を併設している語学学校もあるほどです。英語とゴルフの腕を同時に鍛えられるのは、ユニークな魅力ですね。
留学費用とコストパフォーマンスの分析
CNK International Academyの費用面について、最後にご紹介します。CNK International Academyでは、利用する寮の部屋に何人滞在するかで費用が変わります。部屋の広さは4人部屋のままで、そこに1人~4人の何人で滞在するかによって、費用が変動します。
一般的に表示されている費用には、登録料、授業料、寮費(食費、掃除費用、洗濯費用)、テキスト費用が含まれていますが、現地で追加費用としてSSP申請日、電気代、水道代を支払う必要があります。また、追加のテキスト費用がかかる場合もあります。予算としては、月に15万前後を考えておくと良さそうです。周辺地域にある他の語学学校と比較して、突出して高額というわけでもなければ、ものすごく安いというわけでもありません。
コストパフォーマンス面で見ると、施設がとても充実しているため、その点で費用対効果を感じられるのではないでしょうか。また、日本人が少ない分、自然と英語を使う機会が増えるので、英語力の上達度合いによって、より費用対効果を感じられそうです。
まとめ
今回は、フィリピンのクラーク特別区内にある語学学校CNK International Academyについてご紹介しました。
広大な敷地面積を誇るこの学校では、充実した複数のコースから自分に合ったカリキュラムを選んで学習することができます。フィリピンに居ながらにして、確実にネイティブからの指導を受けられるのも、魅力の一つです。学校の敷地内にはさまざまな施設が充実していますし、学校が位置するクラーク特別区は治安や整備状況の面から安心して過ごすことができます。フィリピンへの留学を考えている方は、ぜひ候補の一つに加えていただきたい学校です。

◇経歴
・都内私立大学の英米文学科に入学
・大学院にてイギリス文学を専攻し、修士号取得
・翻訳専門学校にて英日翻訳の基礎コース修了
◇資格
・TOEIC 890点
◇留学経験
イングランド・グロスターシャー大学夏期文化研修(大学夏期休暇中)イングランド・オックスフォードの言語学校(大学夏期休暇中)
◇海外渡航経験
カナダ・バンクーバー、カルガリー(部活)
アメリカ・ニューヨーク(旅行)
◇自己紹介
幼いころから英語が好きで、ディズニーとマザー・グース、NHK教育テレビで育ちました。小学2年生で「ハリー・ポッター」シリーズと出会い、それ以降は大のPotterhead道を突き進み、イギリス文学と文化研究にいそしみ続けています。物語がとにかく好きで、映画、ドラマ、音楽、小説などを通じて、日本にいながらして毎日英語を浴びています。
少しでも役立つ情報を発信できればと思っています。よろしくお願いします!