ピナツボ火山の魅力:トレッキングで体感する大自然の息吹

フィリピン、ピナツボ火山、ネイティブキャンプ、オンライン英会話

フィリピン観光は魅力的な場所がたくさんありますが、1991年に大噴火が起きた「ピナツボ火山」を一目見たいという方も多いのではないでしょうか。

噴火当時は1,000人以上の被害者を出し、甚大な被害をもたらしましたが、現在は自然のパワーと美しさを感じる景色や、エメラルドブルーの湖が多くの人を魅了しています。
またトレッキング好きにもおすすめです。

今回は「ピナツボ火山」の基本情報や歴史から、見どころ、行き方なども紹介します。

ピナツボ火山の基本情報と歴史

まずは「ピナツボ火山」がどこにあるのかなどの基本情報や、1991年に起こった大噴火についてなどの歴史を紹介します。

ピナツボ火山の基本情報

「ピナツボ火山」はルソン島の西側、フィリピンの首都マニラの北にあるクラークという街の近くにあります。

クラーク国際空港と日本は直行便も行き来しているので、日本からのアクセスも良好です。

標高は1486m、噴火前は1745mでした。
噴火で生まれたカルデラ湖が有名で、トレッキングやキャンプ場として人気のスポットです。

ピナツボ火山の歴史

現在はトレッキング愛好家が集まる有名な観光地である「ピナツボ火山」。

しかし1991年に20世紀最大の規模と言われるほどの大噴火を起こし、死者806名、負傷者184名、行方不明者24名が出てしまいました。

加えて堆積した大量の火山噴出物(火山灰や火砕流)により半径20kmが危険区域に指定され、周辺地域の15,000人以上の住民たちが避難させられる事態に。

さらに噴火後、約7年間もの間、火山泥流が発生していたそうです。

また噴火によって光を吸収せずに散乱する「硫酸塩エアロゾル」が北半球全域に広がり、太陽光の届く量が減ったので、平均気温が0.5〜0.6度下がり世界に影響を与えました。

日本では記録的な冷夏になってしまい、「平成の米騒動」と呼ばれる米不足が起こったことが有名です。

ちなみに余談ですが、「ピナツボ」とは原住民アエタ族の言葉で「成長する山」という意味があるそうですよ。

トレッキングの魅力:火口湖への道のりと見どころ

「ピナツボ火山」でのトレッキングは、雄大な自然の絶景と冒険感を味わえるのが最大の魅力です。

トレッキングの道のりでは、多彩な地形の美しさと景観の変化を堪能できます。

主な見どころは次の3つ。

・噴火の作用によって生み出された特有の地形や、地質学的に興味深い自然の不思議を楽しめます。

・ピナツボ火山の周辺地域には、多様で豊かな生態系が存在しています。
トレッキング中には、たくさんの植物や生き物と遭遇できるでしょう。

・最大の見どころは、火口湖の見事なエメラルドグリーンの水面です。
湖は1991年の大噴火の影響で生まれたもので、透き通った水と周囲に広がるダイナミックな地形の感動的な景色を見るために多くの人が訪れます。

ピナツボ火山トレッキングの注意点

ピナツボ火山でトレッキングをする前に、次のことに注意しましょう。

・所要時間
トレッキング全体で約1日必要です。
出発地からトレッキング開始地点まで往復にかかる時間は4〜5時間ほどで、トレッキングの道のりは片道およそ2〜3時間かかります。

・難易度
難しさは中級レベル。ある程度の体力とトレッキング経験がある人に向いています。

・ガイドの必要性
ピナツボ火山でのトレッキングはガイドの同行が必要です。またガイドを付けると道案内だけでなく、地元の歴史や自然についての情報も教えてくれます。

・準備するもの
トレッキングに適した動きやすく温度調節しやすい服装、十分な水、軽食、日焼け止め、帽子、履きなれた靴。また万が一のためにレインコートなど雨具があると便利です。

アクセス方法:マニラ・クラークからの行き方と移動手段

マニラから、もしくはクラークから「ピナツボ火山」まで行く方法を紹介します。

まずマニラから行く際は、車や交通機関でクラークに行く必要があります。

マニラからのツアーを予約する場合は、ツアー会社が手配する車やバスで行くことになるでしょう。

クラークからの場合、クラーク国際空港から車で20分ほどのダウバスターミナル付近から出発するツアーが多いです。

ツアー出発地からは、ツアー会社が用意する送迎車でベースキャンプまで移動します。

その後ピナツボ火山についての説明やトレッキング時の注意点などの案内を受け、四輪ジープに乗り、トレッキングの開始地点まで向かう流れです。

舗装されていない道を長時間走るので、酔いやすい方は念のため酔い止めを飲んでおいてください。

マニラからでも、クラークからでも、ピナツボ火山のトレッキングはガイド付きツアーを予約して行きましょう。

ベストシーズン

ピナツボ火山にトレッキングに行くベストシーズンは、気温がちょうど良い上に湿度も低く、雨が少ない1〜2月です。

6〜11月は雨期なので、ツアー自体が少なかったり、天候次第でツアーが中止したりもあります。

周辺観光スポット:クラークやアンヘレスの見どころ

ピナツボ火山の周辺、クラークやアンヘレスで楽しめる観光スポットを紹介します。
ピナツボ火山と併せてぜひ行ってみてください!

旧米軍基地があった経済特区「スービック」

クラークから車で約1時間の場所に位置するリゾート地

以前は米軍の基地がありましたが、現在はフィリピン政府が管轄する経済特区となっていて、治安の良さが確保されています。

さらに美しいビーチがあるため、ダイビングなどマリンスポーツが人気アクティビティです。

ダイビングに自信があるなら、スービック湾の海底に沈んだ船舶や周りに広がるサンゴ礁を見られる探検もおすすめ。

また海だけでなく山の自然の美しさも魅力で、ジップラインやバンジージャンプ、現地の原住民からサバイバル技術を学べる場所まで多様なアクティビティが楽しめます。

現地の歴史や文化が学べる「クラーク博物館」

アメリカ空軍基地をイメージさせる外観が目を引く「クラーク博物館」。

規模は大きくありませんが、クラークとその周辺地域の歴史や文化に関する興味深い展示が数多く並んでいます。

また、第二次世界大戦中にフィリピンを占領していた日本軍に関する展示コーナーも設けられています。

特に「マレーの虎」という異名で知られていた軍人、山下奉文の軍服と軍刀は当時の状況を感じさせる貴重な品なので必見です。

さらに4Dシアターも隣接していて、臨場感あふれる様々な映像が楽しめます。

上映作品の中には、1991年に発生したピナツボ山の大噴火を体感できる映像プログラムもあるので、チェックしてみてください。

飛行機好き必見「エア・フォース・シティ・パーク」

エア・フォース・シティ・パーク」はクラーク国際空港のすぐ近くにあり、航空機が好きな人におすすめの公園です。

公園内には、かつてフィリピン空軍で活躍した航空機や戦車が展示されていて、レトロさと迫力を持ち合わせています。

公園全体は広々としていて、ちょっとした散歩にもぴったり。ピクニックを楽しんでも良いですし、子ども向けの遊具も設置されているので子連れの家族にもおすすめの場所です。

入場料がかからずに、空軍で実際に使われていた航空機や戦車を見学できるのはお得感があるでしょう。

ピナツボ火山の麓にある「プニング温泉」

ピナツボ火山の麓にある天然温泉リゾート施設「プニング温泉」。
自然と温泉が融合した癒しの空間です。

広い敷地は3つの「ステーション」と呼ばれるエリアに分かれていて、それぞれの区域の間は四輪のジープに乗って移動します。

ステーション1では、レストランでバイキング形式の食事、ステーション2では、ピナツボ火山の地熱を利用した砂風呂や泥パックなどの体験が可能です。

そしてステーション3には、色々な温度の温泉プールが用意されていて、冷たい水から70度ほどの熱いものまで好みに合わせて楽しめます。

さらに温泉プールの種類も10を超える豊富さで、フィリピンの雄大な自然に囲まれながら、心身ともにくつろげる時間を過ごせるでしょう。

スパやプールが楽しめる高級ホテル「エンジェルズビーチクラブホテル」

アンヘレスにある「エンジェルズビーチクラブホテル」はクラーク地域全体でみても最上級と評価されていて、通称「ABCホテル」の名前でも親しまれています。

ちなみに高級ホテルといっても、1泊1万円ほどから宿泊可能です。

ホテル内にはプールをはじめ、スパ施設やフィットネス施設なども備えられており、1日中楽しめる場所として観光案内にも取り上げられています。

また施設の中でも特に人気があるのは「Aqua Beach Club」と呼ばれる屋上にあるバー

旅行者だけでなく地元の人たちからも人気で、昼間から夜遅くまでお酒もプールも楽しめるのが大きな魅力のようです。

ゴルフ好きにおすすめ「ミモサ」

クラークはゴルフ愛好家にも人気の高い観光地です。

クラークの中でも特に有名なのが、「ミモサ」というゴルフ場。プロゴルファーのタイガーウッズがプレー場所として高く評価したことでも注目されています。

さらに空港から行きやすい立地なのも嬉しいポイント。

またフィリピンのゴルフ場は日本と比べて料金が手頃なのも魅力なので、ゴルフ好きの方はぜひ行ってみてください。

番外編!クラークでおすすめしたいイベント「気球フェスティバル」

毎年2月に行われる「国際気球フェスティバル」では、世界中から多様で個性的なデザインの熱気球が集結します。

色とりどりの熱気球がクラークの空を飾る、非日常的で特別な景色が楽しめるでしょう。

過去にはダースベイダーの気球が登場したことも。

またパラグライダーやスカイダイビングの実演なども行われ、熱気球以外の見どころもあります。

ちなみに「国際気球フェスティバル」は、1991年のピナツボ火山噴火で被害を受けた地域の復興を願って1994年から始まったそうです。

まとめ

1991年、20世紀最大と言われるほどの大噴火を起こし、多くの死傷者が出てしまった「ピナツボ火山」。

現在では噴火によって作られたエメラルドグリーンの火口湖や、特有の地形などを見にたくさんの人が訪れる有名観光スポットになりました。

大自然の絶景が楽しめるトレッキングは、ガイド付きツアーを予約して楽しんでください。

6〜11月の雨期は、ツアーが中止することも増えるので避けた方が良いでしょう。

また現在ピナツボ火山の大噴火の危険性はありませんが、2021年にも1度噴火が発生しています。
今後も火山活動への注視は必要のようです。

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