
美しいビーチをはじめとした豊かな自然、フレンドリーな国民性で日本人に人気のあるリゾート地、フィリピン。
かつては物価が安いことで知られていましたが、近年のインフレで「日本円10万円があれば、フィリピンで何ができるの?」と思う方も多いのではないでしょうか?
「10万円あれば、フィリピンに何日滞在できる?」
「航空券込みの10万円でフィリピンに旅行できる?それとも現地の費用のみ?」
「2026年のフィリピンの物価事情は?」
本記事では、2026年2月の最新レートを参考に日本円10万円がフィリピンでどれくらいの価値を持つのかを徹底解説!
10万円をフィリピンペソに換算した金額や、フィリピンの物価情報、今後の物価上昇状況の予測についてもお伝えします。
また、おまけとして、フィリピンの通貨の特徴や、現金取扱いの注意点も紹介しているので、フィリピンに渡航する予定のある方はぜひ最後までお読みください。
- 【2026年2月最新】フィリピンでの日本円10万円の価値
- フィリピンで10万円あればできること
- 【2026年2月最新】フィリピンの物価事情
- フィリピンの物価上昇トレンドと今後の見通し
- おまけ:フィリピンの通貨や取り扱い方法について
- 10万円を最大限活用してフィリピンを満喫しよう!
【2026年2月最新】フィリピンでの日本円10万円の価値
まず、日本円10万円がフィリピンの通貨フィリピンペソで、どれくらいの価値を持つのかをみていきましょう。
10万円 = 約37,200PHP(2026年2月平均レート)
2026年2月現在、フィリピンペソ(以下、PHP)の為替レートは、1ペソ=約2.6〜2.7円で推移しています。
そのため、日本円10万円の平均レートは37,200PHPに相当します。
5年前の2021年2月には1PHP=約2.2円でしたが、昨今は円安・PHP高の進行により、以前と比べるとPHPに対して日本円の価値が下がっていることがわかります。
縮まる物価差:ローカル生活なら日本の約1/2、都市部は日本と同等
上記のように円安・PHP高が進んだこともあり、日本とフィリピンの物価差も徐々に縮まりつつあります。
かつて、フィリピンの物価は日本の1/3または1/5と言われていましたが、現在は地方都市でのローカル生活であれば日本の約半分、マニラやセブなどの都市部では日本とほぼ物価が変わらなくなりました。
例えば、ローカル食堂での1食の料金は、100〜150PHP(約270〜400円)と、日本のコンビニ弁当の2/3ほどです。また、交通費(ジープニー)も初乗り13〜15PHP(約35〜40円)と、日本のバスや電車と比べると1/5ほどなのがわかります。
一方で、マニラのマカティやBGC、セブのITパークといった都市部では、日本よりも高いアイテムも多く見受けられます。例えば、マニラのスターバックスなどのトールサイズのドリンクは160〜205PHP(約416〜533円)、レストランでの外食も1人 500〜1,000PHP(約1,340〜2,680円)と日本とほぼ変わりません。
また、光熱費に関しては、フィリピンの電気代は東南アジアでも屈指の高さなので、エアコンを多く使うと1ヶ月に5,000〜8,000PHP(約1.3万〜2.1万円)に及ぶことも。日本よりも光熱費が高くなりがちです。
このように、一般的なローカルな生活のコストは日本の約半分ほどで済みますが、都市部に関しては日本と同じくらいまで物価が迫ってきています。
フィリピンで10万円あればできること
以下では、フィリピンで10万円(約37,200PHP)あれば、何ができるのかを見ていきます。訪問目的や滞在期間、生活スタイルによってできることは大きく異なるので、一般的な目安として捉えてください。
航空券込み3泊4日の「少し贅沢」なマニラ・セブ旅行
10万円あれば、日本からの往復航空券込みでも、3泊4日でマニラやセブなどのフィリピン都市部で旅行を楽しめます。
以下は、中級ホテル(1泊8000円〜)に宿泊する、マニラ/セブ旅行の費用の一例です。
| 費用項目 | 具体例 | 金額目安 |
| 航空券 | 東京/大阪〜マニラ/セブ(LCC) | 5.5万円 |
| 宿泊費 | 中級ホテルで3泊 一泊=約3,000PHP/約8,000円 |
2.4万円 |
| 食費 | 1日1,302PHP/約3,500円 | 1.4万円 |
| 交通費 | Grabなど配車アプリやタクシー | 0.4万円 |
| 観光・娯楽費 | 入場料やサービス料など | 0.3万円 |
ちなみに、日本からの往復航空券を含まない現地予算のみとして算出するのであれば、日本円10万円はフィリピン国内で10日間ほど標準的な観光旅行ができる金額です。
ただし、2026年現在、マニラやセブなどの都市部では宿泊費や外食費が上昇しているため、10万円で快適に滞在できるのは1週間ほどとなります。
地方都市での1ヶ月程度のノマド・長期滞在
都市部よりも比較的物価の低いダバオやバコロドなどのフィリピンの地方都市では、10万円あれば1ヶ月程度生活できます。
ただし、地方都市であってもインフレの影響を受けているので、節約をしつつメリハリをつけることが重要です。
例えば、住居には月15,000PHP(4万円)前後の郊外のAirbnbやスタジオタイプを選んだり、食費も基本は自炊ですませ、週に数回外食に行くくらいに止めるといいでしょう。
移動も、タクシーよりも運賃が安いトライシクルやジープニーを利用するのがおすすめです。
【2026年2月最新】フィリピンの物価事情
以下では、2026年最新のフィリピンの物価事情を項目ごとにみていきましょう。日本と比較しながら、フィリピンの物価をチェックしてみてくださいね!
食費
フィリピンでは、1食あたり100PHP~250PHP(約270~680円)で外食を楽しめます。
シシグやアドボなどの伝統的な料理は特にリーズナブルで美味しいものが多いです。地元のマーケットで食材を購入して自炊するのであれば、さらに食費を抑えられますよ(輸入食品は高価なので要注意)。
| 外食場所 | 費用目安 |
| ローカル食堂(カリンデリア) | 100〜150PHP(約270〜400円) |
| ショッピングモール内のレストラン | 300〜600PHP(約805〜1610円) |
ただし、外国料理や高級レストランでは1,000ペソ(約2,600円)以上かかることも珍しくないので、高級レストランで食事したい場合は余裕を持って費用を準備しておくと良いでしょう。
交通費
フィリピンの交通機関は日本と比べると非常に安いです。
配車アプリやタクシーの初乗り料金が以前よりも上昇しているとはいえ、日本よりもリーズナブルに利用しやすいと言えるでしょう。
| 交通手段 | 費用目安 |
| ジープニー | ・最低運賃:13〜15PHP(約35〜40円) |
| Grabなどの配車アプリやタクシー | ・近距離:150〜300PHP(約402〜805円) ・渋滞時や雨天時は高騰しがちなので、マニラ市内の移動には、250PHP〜600PHP(約680〜1,620円)ほど見込んでおくと安心 |
通信費
通信費に関しては、1ヶ月のプリペイドSIMであれば500~1,000PHP(約1,350〜2,700円)ほどです。
5Gに対応したエリアも増えてきてはいますが、安定した通信のためにホテルやカフェのWi-Fiをうまく活用するのがおすすめです。
フィリピンの物価上昇トレンドと今後の見通し
近年、インフレが激しかったフィリピンですが、2026年2月現在、全体的なインフレ率は年率2.0%と少しずつ落ち着きつつあります。
ただし、注意が必要なのは、外食、宿泊、電気代の上昇です。
というのも、2025年のフィリピンの平均インフレ率は1.7%でしたが、2026年1月には11ヶ月ぶりに2.0%まで上がっているからです。特にインフレ率が突出しているのが、住居・光熱費や外食・宿泊サービスで、それぞれ前年よりも4.0%と3.3%増えています。
現在米の価格は50〜65PHP、ガソリン価格は1Lあたり56PHP前後を推移するなど、ピーク時と比べると落ち着きつつありますが、電気代は高い状況が続いています。また、都市部では家賃も上昇傾向にあるため、サービスや維持費が生活コストを今後も押し上げる可能性が高いと言えるでしょう。
おまけ:フィリピンの通貨や取り扱い方法について
最後にフィリピンの通貨の種類や取り扱いの注意点を見ていきます。
フィリピンペソの紙幣と硬貨
フィリピンペソは以下のように、紙幣と硬貨で構成されています。
日本円と違い、紙幣は全てサイズが同じなのですよ!
| 紙幣 | 硬貨 |
| ・50PHP ・100PHP ・500PHP ・1000PHP |
・1PHP ・5PHP ・10PHP ・20PHP ・センティモ(1PHPの1/100の価値) |
かつてフィリピンペソの紙幣は6種類でしたが、2022年以降のデザイン変更により上記4種類に変更となりました。以前紙幣だった20PHPは、2026年3月現在硬貨がメインとなっており、200PHPも製造が中止されたため流通量は極めて少ないレア札となっています。
なお、2022〜2024年12月にデザインが刷新された紙幣はポリマー製が主流で、フィリピンを代表する野生動物が描かれています。偽造防止用の特殊な印刷技術が施されているため、光にかざすと透かしや特殊な模様を確認できます。
参考:BSP - The First Philippine Polymer Banknote Series
現地では小額紙幣を多めに準備しておこう
フィリピンでの支払いは現金が基本なので、100PHP以下の小額紙幣や硬貨を多めに持っておきましょう。
ホテルやショッピングセンター、レストランではクレジットカード対応していますが、小さな店舗やローカルな場所では現金支払いのみが多いです。
特にタクシーや露店では、小額の紙幣や硬貨を持っていないとお釣りをもらえないケースもあるので、コンビニやスーパーで高額紙幣を崩しておくと安心です。また、おつりをその場でしっかりと確認するのも忘れずに!
なお、フィリピンでは現金の取り扱いにも注意が必要です。スリやひったくりの被害に遭わないように、人前で財布を開いてお金を取り出すのはできるだけ避けましょう。
ターゲットにされないように、大金やブランド品などの持ち歩きを避け、かばんの中で財布からお金を取り出すなど、工夫してくださいね!また、バッグは常に体の前で持ち、観光地や繁華街では常に周囲に注意を払いましょう。
10万円を最大限活用してフィリピンを満喫しよう!
フィリピンでの10万円(37,200PHP)の価値は、滞在エリアやライフスタイルによって大きく異なります。以前のような「フィリピンの物価=日本の1/3」という時代ではありませんが、ローカルな交通手段や食堂などをうまく活用することで、日本にいる場合よりも贅沢な時間を過ごせます。
美しい観光地、親切な人、多様な料理などさまざまな魅力に満ちている国、フィリピン。
本記事を参考に、フィリピンで充実した時間を過ごしていただけると嬉しいです。
◇経歴
神戸市外国語大学卒業後、新卒採用で大手学習塾に就職し、講師職・個別指導部門のスクール運営に携わる。
8年間の勤務後、一念発起してドイツの語学学校に社会人短期留学。
帰国後は人材派遣会社の営業として4年間就業し、2023年11月からはフリーランスのライターとして活動中。
自身の経験を活かして英会話や海外旅行をはじめ、幅広いテーマについて執筆。
◇英語に関する資格
・実用英語技能検定 準1級
・TOEIC 850点
◇留学経験
・ドイツ(ハンブルグ):社会人短期留学(語学学校)
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容
・海外旅行
・社会人短期留学(ドイツ語学学校)
◇これまでの渡航先
オーストラリア、韓国、インドネシア・バリ島、台湾、カナダ(トロント)、ドイツ(ハンブルグ・シュツットガルト・フランクフルト・アーヘン・デュッセルドルフ・ケルン)、イタリア(ベネチア)、ギリシャ(アテネ・ミコノス島)、クロアチア、アメリカ(カンザス)
◇自己紹介
初めまして!みきです。
中学生の頃から英語でコミュニケーションを取るのが好きで、コツコツと勉強を続けております。
長期での留学経験はありませんが、英語を通じて海外の方とコミュニケーションを取ることで世界が広がっていくのを楽しく感じています。
大学入学をきっかけに、アルバイト代やお給料を貯めて年に1回〜2回ほど海外旅行に行くように。
友人と旅行するのも好きですが、自分のペースでゆっくりと廻るのも好きです。
2018年には勤めていた会社を退職し、ドイツにて短期社会人留学。
世界中から集まった個性豊かなクラスメイトに出会いました。
ドイツ語学習の傍ら、先生に隠れて英語で話せたのも楽しい経験となりました。
現在は、交際している彼がアメリカ人なので、次回の渡航を楽しみに日々英語力アップに向けて取り組んでおります!
英語学習や海外旅行、国際遠距離恋愛などの経験を活かして、誰かの背中を後押しできる記事を執筆できたらと考えております。
どうぞよろしくお願いいたします!