フィリピン中部に位置するセブ島は、ハイレベルな英語教育を比較的安価で受けられることから多くの日本人が留学に訪れています。
「セブ島の語学留学にかかる費用は?」
「セブ島の語学留学にかかる費用の内訳は?」
「セブ島の語学留学にかかる費用を安く抑えるコツを知りたい!」
本記事ではこのような悩みを抱える方向けに、セブ島留学にかかる費用を期間別に紹介していきます。記事の後半ではセブ島留学にかかる費用の内訳と 留学費用を安く抑えるコツも紹介するので、セブ島留学に行く際の参考にしてくださいね。
期間別セブ島語学留学の費用:1ヶ月
まずは、1ヶ月のセブ島留学にかかる費用を見ていきましょう。1ヶ月のセブ島留学にかかる費用は 41.8万円程度です。以下では、1ヶ月のセブ島留学をする場合の費用の内訳を紹介しています。
費用の種類 | 項目 | 目安の費用 |
学費 | 授業料・滞在費・食費 | 25万円 |
入学金 | 1.5万円 | |
水道光熱費・管理費 | 1万円 | |
教材費 | 1万円 | |
渡航費 | 往復航空券 | 5万円 |
海外保険 | 1.5万円 | |
SSP | 1.8万円 | |
SSP E-Card | 1万円 | |
生活費 | 交際費・娯楽費 | 3万円 |
雑費 | 1万円 | |
合計 | 41.8万円 |
セブ島留学の費用は語学学校やコースなどさまざまな要因によって異なります。セブ島の語学学校は授業料と寮費・食費がセットになっている学校が多く、 1ヶ月の合計費用は25万円程度です。
また、フィリピンでは30日以内の滞在の場合はビザを申請する必要がありません。しかし、現地の大学や語学学校へ通う場合は SSP(特別就学許可証)と SSP E-Cardが必要になるため、その申請・取得費用として2.8万円が必要です。
セブ島への語学留学にかかる費用は人によって異なるため一概には言えませんが、目安として1ヶ月間で 41.8万円程度を見積もっておきましょう。
期間別セブ島語学留学の費用:半年
半年間のセブ島留学にかかる費用の目安は 177.8万円です。
費用の種類 | 項目 | 目安の費用 |
学費 | 授業料・滞在費・食費 | 138万円 |
入学金 | 1.5万円 | |
水道光熱費・管理費 | 6万円 | |
教材費 | 1.5万円 | |
渡航費 | 往復航空券 | 5万円 |
海外保険 | 10万円 | |
SSP | 1.8万円 | |
SSP E-Card | 1万円 | |
ACR I-Card | 1万円 | |
ビザ延長費 | 5万円 | |
生活費 | 交際費・娯楽費 | 15万円 |
雑費 | 6万円 | |
合計 | 177.8万円 |
1ヶ月の費用の目安と同様、選択するコースや滞在場所などさまざまな要因によって費用が変動するため目安として捉えておきましょう。
最も大きなウェイトを占めるのが 授業料・滞在費・食費で約138万円かかります。語学学校によっては120万円程度で通えるものもあれば、240万円ほどかかる高額なものまでさまざまなので、自分が希望する学校の費用を確認しておきましょう。
また、フィリピンに59日を超えて滞在する場合 ACR I-Card(外国人登録証)が必要になります。加えて、30日を超える滞在のため 観光ビザの延長が必要となり、その費用として約5万円が必要です。
入学費用や往復航空券など、1ヶ月の留学と費用が変わらない項目がある分、費用面で見ると 半年間留学をした方がコスパが良いとも言えますね。
期間別セブ島語学留学の費用:1年
セブ島に1年間の語学留学をする場合必要となる費用は 376.6万円程度です。
費用の種類 | 項目 | 目安の費用 |
学費 | 授業料・滞在費・食費 | 280万円 |
入学金 | 1.5万円 | |
水道光熱費・管理費 | 12万円 | |
教材費 | 1.5万円 | |
渡航費 | 往復航空券 | 5万円 |
海外保険 | 20万円 | |
SSP | 3.6万円 | |
SSP E-Card | 1万円 | |
ACR I-Card | 1万円 | |
ビザ延長費 | 10万円 | |
生活費 | 交際費・娯楽費 | 24万円 |
雑費 | 12万円 | |
合計 | 376.6万円 |
1年間の留学の場合も授業料・滞在費・食費の部分がかなり大きく 280万円ほどかかります。
1年間ほどの長期留学の場合コースの選択肢も増えるため、安いコースでは250から490万円ほどと授業料の差も大きくなります。 学費は留学費用の4分の3ほどを占める大きな項目なので、自身の目的や予算に合わせて適切な学校とコースを選択しましょう。
SSPは半年ごとに更新する必要があるため、18,000円が2回分で36,000円かかります。1年間の留学では留学保険も20万円とかなり高額になるため、自身の求める補償内容と費用を考えた上で慎重に選びましょう。
セブ島語学留学にかかる費用の内訳
ここからは、セブ島での語学留学にかかる費用の内訳を紹介していきます。セブ島留学には次の3つの費用がかかります。
・渡航費
・生活費
それぞれの項目について、さらに詳しく見ていきましょう。
学費
セブ島への語学留学で最も大きな比重を占めるのが学費です。学費は主に次の4つの項目からなります。
・入学金
・水道光熱費・管理費
・教材費
セブ島留学ではほとんどの語学学校で授業料・滞在費・食費をまとめて支払います。自分で滞在先を探したり、食事を作ったりする手間が省けて便利ですね。
語学学校への入学金は学校によって異なりますが、1.5万円程度が相場です。一部の学校では 入学金が無料になるキャンペーンを開催していることもあるため、事前にチェックしておきましょう。
語学学校の寮に住む場合は、水道光熱費や管理費も請求されますが、一ヶ月1万円程度とリーズナブルな値段です。教材費も通う学校やコースによってさまざまですが、1万円~1.5万円程度が相場です。
渡航費
セブ島への語学留学にかかる渡航費は主に以下の3項目からなります。
・留学保険
・ビザ申請関連費
セブ島への往復航空券の値段は渡航時期や航空会社などによって大きく変動しますが、 LCCの場合3万~7万円、 大手の場合5万~15万円程度が相場です。航空券の費用を抑えたい人は、LCCを利用したりオフシーズンに渡航したりすることがおすすめです。
セブ島へ語学留学をする場合、保険への加入が必須ではありません。しかし現地での大きな怪我や病気のリスクに備えて、 保険に加入しておくことが推奨されています。留学保険の支払いは高額になることもあるため、自身の予算や希望する補償内容に合わせて適切な保険を選択しましょう。
ビザ関連費用としては、 SSP(特別就学許可証)や ACR I-Card(外国人登録証)の申請費用が挙げられます。滞在期間によって申請すべきビザの種類が異なるため、必ず事前に確認しておきましょう。
生活費
生活費としては次の2項目が挙げられます。
・雑費
交際費・娯楽費に関しては個人差が大きい項目で、頻繁に外食や旅行に出かける人は多めに見積もっておくと良いでしょう。上記項目に計上されない交通費や日用品費などは雑費として計上しています。
セブ島語学留学費用を安く抑えるコツ
最後に、セブ島留学費用を安く抑えるコツを紹介します。セブ島への語学留学を安く抑えるには、以下のポイントに気を付けましょう。
・複数人の相部屋を選ぶ
・授業料の安いコースを選ぶ
・安い航空券を取得する
・規則の厳しい学校を選ぶ
・周辺に娯楽が少ない立地を選ぶ
それでは、留学費用を抑えるためのポイントを1つずつ見ていきます。
授業料の安い語学学校を選ぶ
留学費用を抑えるコツの1つ目は、 「授業料の安い語学学校を選ぶ」ことです。授業料は留学費用の大半を占める項目なので、授業料を抑えることで留学費用そのものをぐっと抑えることができます。授業料はどの学校を選ぶかによって大きく異なるため、自身の目的に合わせてできるだけ授業料の安い学校を選びましょう。
複数人の相部屋を選ぶ
語学学校の寮に居住する人は、 複数人の相部屋を選ぶと費用を節約できます。フィリピンの語学学校には1人用の部屋に加えて、2~4人の相部屋も選択できます。部屋に同居する人数が多いほど滞在費用も少なくなるため、留学費用を抑えたい人は相部屋を検討しましょう。相部屋は安いだけでなく授業外でも他の生徒と交流できるため、 英語の上達速度が上がるというメリットもあります。
とはいえ海外の人と生活習慣が合わなかったり、人間関係のトラブルに発展したりする可能性もあるため、自身の好みに応じて選択することが重要です。
授業料の安いコースを選ぶ
授業料の安いコースを選ぶことも、セブ島留学の費用を抑える方法の一つです。複数のコースを提供している語学学校もあり、その費用はコースによって異なります。授業料が安い代わりにコマ数が少なめのライトコースを提供している学校もあるため、授業料を抑えたい人は検討してみましょう。
とはいえ、 留学の最大の目的は英語力を向上させることなので、自身の予算と目的のバランスを取りながらコースを選択することが大切です。
安い航空券を取得する
セブ島留学の費用を抑えるには、できるだけ安い航空券を取得することも有効です。航空券の値段は利用する航空会社や渡航時期などによって異なります。できるだけ安い航空券を取得するには、以下のことに気を付けましょう。
・LCCを利用する
・ハイシーズン(12月~5月)を避ける
特に1ヶ月程度の短期留学では、留学費用のうち往復航空券が占める割合が大きくなりがちです。留学費用を少しでも抑えたい方は、安い航空券を取得するよう心がけましょう。
規則の厳しい語学学校を選ぶ
規則の厳しい語学学校を選ぶことも、セブ島留学の費用を抑える方法として有効です。休日の旅行や外食などは、留学期間が長くなるほど積み重なって大きな金額になりがちです。規則の厳しい学校に入学して 娯楽費を減らすことは、費用面から見ても英語力向上という面から見ても悪い判断とは言えません。
とはいえデメリットも大きいため、スパルタ指導でストレスを感じたくない人や、余暇の時間も楽しみたい人は他の方法で留学費用を抑えましょう。
周辺に娯楽が少ない立地を選ぶ
語学学校や寮の立地も留学費用を抑える上で重要な要素です。学校終わりや休日に遊んでしまいがちな人は周辺に娯楽が少ない立地を選ぶことで、 娯楽費を抑え勉強により集中できます。規則の厳しい語学学校を選ぶ方法と同様、この方法も余暇の時間を大切にしたい人にはおすすめできません。
まとめ
本記事では、セブ島の語学留学にかかる費用を期間別に紹介しました。選択する語学学校やコースなどにより留学費用は異なります。
1ヶ月の短期留学では41.8万円、半年の中期留学では177.8万円、1年の長期留学では376.6万円の費用を見積もっておきましょう。
記事の後半では、セブ島留学の費用を抑えるポイントについても解説しました。本記事を参考にセブ島留学にかかる費用を把握し、費用を抑えて充実したセブ島留学を楽しんでくださいね。

◇経歴
ドイツのミュンヘン工科大学に留学。
英語で日本におけるサプライチェーンマネジメントについてプレゼンを行う。
◇資格
IELTS Academic 6.5
◇留学経験
・渡航先:ドイツ ミュンヘン
・留学期間 2024年4月~8月
・学校名:ミュンヘン工科大学
◇海外渡航経験
ドイツに約半年間留学。
留学期間中にヨーロッパ10ヶ国20都市以上を旅行。
2019年よりイギリス在住で、現在は毎日英語を使っています。
◇自己紹介
はじめまして、タニタニと申します!
現在大学4回生で、自身の留学経験を活かしてブログやライティング業を行っております。
英語や留学に関心のある方の一助となれるよう情報発信していきますのでよろしくお願いします!