
日本から近く時差も少ない上、費用が欧米と比べて比較的安いといった理由から、留学先として常に人気の高いフィリピン。
フィリピンといえば、セブ島やマニラを思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、フィリピンには他にも留学に適した場所が多く、落ち着いた環境でしっかり勉強したい社会人におすすめなのが「バギオ」です。
今回の記事では、そんなバギオにある語学学校の中から、社会人・ワーケーション留学に特化した「BECI」の「シティキャンパス」をピックアップしてご紹介します。
BECIシティキャンパスがどのような学校なのか、その魅力・特徴、コースや最新の費用、キャンパスの部屋・施設などについて、分かりやすく丁寧に解説していきます。
フィリピン留学、特にバギオ留学に興味がある社会人の方や、働きながら英語を学びたい方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
- BECIシティキャンパスの基本情報とバギオの特徴
- 社会人に特化!BECIシティキャンパスの魅力・特徴
- BECIシティキャンパスが提供しているコース
- BECIシティキャンパスの費用と現地支払い(2025年最新)
- BECIシティキャンパスの部屋・施設
- まとめ
BECIシティキャンパスの基本情報とバギオの特徴
BECIシティキャンパスを深く理解するために、まずは学校が位置するバギオという街の特徴を確認しておきましょう。
都市としての魅力や気候、生活環境を知ることで、留学生活のイメージがより明確になります。
避暑地として人気!「教育の都市」バギオとは
BECIシティキャンパスがあるのは、フィリピン北部ルソン島のコルディリェラ行政地域にある都市バギオです。
フィリピンは暖かいイメージがあると思いますが、バギオは標高が高い場所にあるため、フィリピン国内の避暑地としても有名です。
年間平均気温が約20℃と涼しいため、熱帯の気候が苦手な方にもおすすめです。
また「教育の都市」と呼ばれるほど、留学先としても人気があります。
日本人をはじめとして、韓国、中国、中東、アフリカといったさまざまな国や地域から語学留学生や大学生が集まります。
BECIシティキャンパスの概要
BECIシティキャンパスは、バギオ市内の中心部に位置しています。
「BECI」はバギオで20年の歴史を誇る伝統ある語学学校(資本は韓国)で、シティキャンパスは2022年12月5日にオープンした比較的新しいキャンパスです。
キャンパス周辺には、バギオ最大のショッピングモールSMやカフェ、セブンイレブン、バーナム・パーク、ジム、ヨガスタジオなどもあり、生活に便利です。BECIのなかでは3つめのキャンパスとなります。
生徒の国籍比率としては、日本:38.5% 韓国:23.1% 中国:0% 台湾:15.4% ベトナム:13.5%、サウジアラビア:15.4%(2023年9月時点)となっています。なお、日本人スタッフもいるので安心です。
【25歳以上限定】大学生・学生は不可
後ほど詳しく解説しますが、BECIシティキャンパスの大きな特徴が、25歳以上の社会人限定で学生の受け入れはしていないという点です。
そのため、大学生や若年層が少ない落ち着いた環境で英語を学び直したいビジネスパーソンなどが集まります。
社会人に特化!BECIシティキャンパスの魅力・特徴
ここからは、BECIシティキャンパスならではの特徴や他校との違いについて詳しく見ていきます。
社会人限定という珍しい環境が、どのようなメリットを生むのかをチェックしていきましょう。
社会人限定の落ち着いたキャンパス環境と「門限なし」の自由度の高さ
先ほどもご紹介したとおり、BECIシティキャンパスの最大の特徴は「社会人限定」である点です。
バギオをはじめ、フィリピンには多くの語学学校がありますが、子どもから大人まで、あるいは学生と社会人両方を受け入れているケースが多く、社会人のみを受け入れている学校は珍しいです。
学生などがいるとどうしても賑やかになりがちですが、社会人限定のため、落ち着いた雰囲気のなかで勉強に集中できるのがメリットです。
また、バギオでは唯一の「門限なし」の学校でもあります。
フィリピンの語学学校は「スパルタ式」が有名なほどルールなどが厳しいことが多い中、門限がないのは自由度が高く、現地での生活やリフレッシュも充実させられる嬉しいポイントですね。
24時間利用可能なコワーキングスペースとワーケーション留学
キャンパス内には、24時間利用可能なコワーキングスペースがあります。
また、オンラインミーティング専用の部屋もあります。これは、BECIシティキャンパスが「働きながら留学」というワーケーション留学をコンセプトとした学校だからです。
仕事を休んだり、退職したりすることなく、リモートワークなどで働きながらでも留学ができるカリキュラムが組まれています。
自分の仕事の状況やスケジュールに合わせて、就業後や夜間に1〜3コマのマンツーマンレッスンを受けるなど、柔軟な対応が可能です。
また、仕事をする上で重要なWi-Fiですが、BECIシティキャンパスのWi-Fiはバギオでトップクラスの強度を誇っています。
ビジネス英語に特化したコースと実践スキル
キャンパス内の施設だけでなく、学べるコース・内容も社会人に特化したものが提供されています。
ビジネス英語に対応したコースがあり、英語での事業提案書の作成、ビジネスメールの書き方、議事録の作成、商談の仕方、プレゼンテーション技術など、あらゆる業界で使えるスキルを身につけることができます。
留学後、仕事ですぐに使える実践的なスキルを効率的に身につけられるのは、忙しい社会人にとってはありがたいですね。
BECIシティキャンパスが提供しているコース
BECIシティキャンパスの魅力が多く伝わったでしょうか。ここからは、提供されているコースについてご紹介します。
なお、コース内容は変更になる可能性もありますので、こちらはあくまで参考としてご覧ください。実際に申し込む際には、学校へ直接連絡するなどして確認をお願いします。
| コース名 | 特徴 | 授業構成 | 合計コマ数 |
| Speed ESL コース | 英語の4技能をバランスよく鍛えられる一般英語コースです。 | マンツーマン4コマ + グループレッスン2コマ | 6コマ |
| Lite ESL コース | Speed ESLと同じく一般英語コースですが、コマ数が少ないため、仕事と両立させたい人にもぴったりです。 | マンツーマン2コマ + グループレッスン2コマ | 4コマ |
| ESP コース | 1日4コマのマンツーマンレッスンが受けられます。グループレッスンはありません。個人で集中して英語を身につけたい方におすすめです。 | マンツーマン4コマ | 4コマ |
| Flexi-Speed ESL コース | 集中して一般英語を身につけたい方におすすめです。 | マンツーマン3コマ + グループレッスン2コマ | 5コマ |
| Flexi-Lite ESL コース | マンツーマンレッスン1コマ、グループクラス2コマのコースで、日中にグループレッスン、夜間にマンツーマンレッスンを受けるスタイルです。仕事に集中したい方からも人気の高いコースです。 | マンツーマン1コマ + グループレッスン2コマ | 3コマ |
| Flexi- ESP コース | 1日3コマのマンツーマンレッスンを受講できます。レッスンは17時~20時50分に受講可能です。ビジネスシーンで使われる英語の習得を目指します。 | マンツーマン3コマ | 3コマ |
| IELTS コース | 英語圏の大学や大学院への進学を目指していてIELTS対策をしたい方、キャリアアップのためにスコアアップをしたい方などにぴったりです。 | マンツーマン4コマ + グループレッスン2コマ | 6コマ |
BECIシティキャンパスの費用と現地支払い(2025年最新)
留学を検討するうえで欠かせないのが、実際にかかる費用の把握です。
ここでは、渡航前に支払う金額と現地で必要となる費用を整理してご紹介します。
留学前に日本で支払う費用
登録料・入学金として100ドル($100)かかります。
現地で学校に支払う費用(2025年7月以降の目安)
ここからは、BECIシティキャンパスへの留学にかかる費用をご紹介します。
なお、コースや留学期間、部屋タイプにより料金は変わりますので、ここでは授業費以外で共通する費用に絞ってご紹介します。
現地費用はフィリピン政府の制度改定や為替変動により変動する可能性があるため、必ず学校やエージェントにご確認ください。
現地で学校に支払う費用には、SSP(特別就学許可証)、ACR I-Card(外国人登録証)の申請費用、および生活費などが含まれます。
また、2025年7月頃に申請費用が値上げされています。
| 費用項目 | 料金(目安) | 備考 |
| SSP申請費 | 7,800ペソ | 全ての留学生に必要(以前は6,800ペソ) |
| SSP E-CARD申請費用 | 4,500ペソ | SSP取得者に必要(以前は4,000ペソ) |
| ACR-Iカード申請費用 | 4,500ペソ | 9週(60日)以上滞在の場合(以前は3,500ペソ) |
| 教材費 | 1,000ペソ/4週 | ‐ |
| 水道光熱費 | 3,000ペソ/4週 | ‐ |
| メンテナンス費 | 1,000ペソ/4週 | ‐ |
| 寮保証金 | 3,000ペソ | 退寮時に問題なければ返金 |
| 学生証作成費 | 200ペソ | ‐ |
| 空港ピックアップ費用(入学指定日) | 入学指定日の場合は3,000ペソ(マニラ)、2,500ペソ(クラーク) | ‐ |
| 空港ピックアップ費用(入学指定日以外) | 入学指定日以外の場合は12,000ペソ~15,000ペソ | ‐ |
また、この他にビザ延長費用が期間に応じてかかります。
BECIシティキャンパスの部屋・施設
充実した学習環境や生活設備は、留学生活の満足度を大きく左右します。
BECIシティキャンパスの部屋タイプや校内施設を確認し、滞在中のイメージをつかみましょう。
部屋タイプ
部屋タイプは、1人部屋(スタジオ・セミマスターシングル・セミシングル)、2人部屋(スタジオ)、4人部屋(スタジオ)があります。
なお、各部屋にはベッド、机と椅子、クローゼット、エアコン、冷蔵庫、ドライヤーが備えられており、シャワー・トイレ付きタイプもあります。
部屋タイプによりキッチン付き、バルコニー付き、共用バスルーム形式などがあるため、滞在前に最新仕様を学校に確認しておきましょう。
施設
先ほどご紹介したコワーキングスペース、オンラインミーティングルームに加え、プレゼンテーションルーム、自習室などがあります。
まとめ
今回の記事では、常に人気の高いフィリピン留学のなかから、社会人・ワーケーション留学に最適な、バギオにあるBECIのシティキャンパスに焦点を当ててご紹介しました。
BECIシティキャンパスは、25歳以上限定の落ち着いた環境とビジネス英語に特化したカリキュラム、そして門限なしの自由度の高さが最大の魅力です。
リモートワークなど、働きながら英語力を高めたい社会人の方にとって、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
記事のなかでもご紹介したとおり、BECIシティキャンパスはサポートも手厚いですが、留学を成功させるためには、行く前に知っておくべきこともたくさんあります。ぜひ、この記事の内容を参考にしてください。
◇経歴
新卒入社した会社ではオーストラリア人上司のもと働いた経験があります。
海外クライアントとのメールや電話でのやりとりは日常茶飯事でした。
現在はWebライターのほか、英日翻訳者としても仕事をしています。
◇資格
TOEIC、TOEFL、IELTSなどの受験経験あり
◇留学経験
学生時代、イギリスのハル大学に1か月半語学留学をしました。
◇海外渡航経験
学生時代にイギリス留学を経験したほか、アジアを中心にさまざまな国に旅行に行ったり、フィールドワークをしたりしました。
フィールドワークでは英語を使ってインタビューをした経験もあります。
2019年よりイギリス在住で、現在は毎日英語を使っています。
◇自己紹介
子どものころはアメリカ人の先生の英会話教室に通い、大学ではイギリス留学を経験、新卒入社した会社ではオーストラリア人上司を持つなど、英語とは色々な接点を持ってきました。
英語はもっぱらリーディングが得意で、毎日洋書を読んでいます。大学で経験したイギリス留学では、語学クラスでさまざまな国の留学生と交流しました。また、英語で大学の歴史の講義を受けたり、現地の小学校でのボランティア活動も行いました。
よろしくお願いします!