
観光ビザよりも長期間、比較的少ない条件を満たすだけで長期滞在から現地就労まで許されるワーキングホリデーは、海外で生活するという貴重な体験を得ることができるため、沢山の日本人に人気のシステムです。
中でも、日本人に
人気のオーストラリアは、日本にワーキングホリデーが初めて導入されたワーホリ先駆けの国として年間約1万5千人の日本人がワーホリビザを取得しています。
美しい自然、温暖な気候、ワークライフバランスのとれた生活スタイルや高い最低賃金などが魅力的で、多くの若者が挑戦しています。
しかし、ビザの申請プロセスや、現地滞在中の海外生活や仕事探しは不安も多いもの。
そこで、多くの人が
ワーホリエージェントを利用するかどうか悩みます。
本記事では、オーストラリアのワーホリの基本情報から、エージェントのメリット・デメリット、利用しない場合の準備、さらにはおすすめのエージェント比較まで詳しく解説します。
- ワーキングホリデーとは?オーストラリアでの基本情報
- エージェント利用のメリットとデメリット
- オーストラリア・ワーホリにおすすめのエージェント比較
- エージェントを利用しない場合の準備と注意点
- 現地でのサポート体制とトラブル対処法
- エージェント選びのポイントと利用者の声
- まとめ
ワーキングホリデーとは?オーストラリアでの基本情報
ワーキングホリデーとは、18歳から30歳(国によっては35歳)までの若者が、異文化交流を目的に最長1年間滞在し、働きながら生活できる制度です。
オーストラリアは日本とワーキングホリデー協定を結んでおり、条件を満たせばビザを取得できます。
オーストラリアのワーホリ基本情報
・対象年齢:18歳~30歳(申請時点)
・ビザの有効期間:1年間(条件を満たせば最大3年間延長可能)
・就労可能期間:同一雇用主のもとで6か月まで(例外あり)
・必要な資金:5000豪ドル以上の資金証明が必要
・医療保険:加入が推奨される
このワーホリビザの大きな利点は、1年間という期間中、オーストラリア国内において観光だけでなく仕事や学習も可能で、自由度が高く、現地で生活する経験ができるポイントです。
条件を満たして正しく申請を済ませれば、ほとんどの場合、ビザが降りるので、比較的敷居の低いビザともいえます。
エージェント利用のメリットとデメリット
そもそも、ワーホリにおけるエージェントとは、オーストラリアなどのワーキングホリデー制度を利用したい人がビザの取得手続きをサポートしてくれる専門のサービス提供者です。
エージェントは、ワーキングホリデービザを取得するための書類作成や申請手続き、ビザ申請後のサポートなどを行います。
主に提供されるサービスは以下のような内容です:
・ビザ申請のサポート:ビザの申請方法や必要書類の案内、オンラインでの申請手続きを代行してくれます。
・渡航前準備:航空券の手配や、オーストラリアでの生活に必要な情報提供(住居、銀行口座の開設、保険の案内など)。
・現地サポート:オーストラリアに到着後、現地でのサポート(仕事探し、住居探し、生活サポートなど)を提供するエージェントもあります。
・ビザ延長や変更のサポート:ワーホリビザの期間延長や、ビザの変更手続きが必要な場合にもサポートを提供します。
特に使用するメリットは大きく分けて下記の5つといえるでしょう。
1.ビザ取得や出発準備のサポート:ビザ申請の手続きがスムーズになり、煩雑な書類手続きや、予期せぬ変更点にも対応可能のため、書類不備による申請却下を防げる。
2.仕事探しのサポート:エージェントのネットワークを利用して履歴書の添削や求人紹介をしてもらえるため、現地到着後すぐに働ける可能性が高まる。
3.住居探しのアシスト:シェアハウスやホームステイの手配をしてもらえる。
4.現地サポートが充実:到着後のオリエンテーションや銀行口座開設、携帯契約のサポートが受けられる。
5.トラブル対応:仕事や住まいでのトラブル時に相談できる窓口がある。
同時に、下記の様なデメリットも考慮する必要があります。
1.費用がかかる:エージェントの利用には数万円~数十万円の費用がかかります。
2.自分で自由に動けない場合がある:エージェント提携の仕事先、滞在先に縛られる可能性がある。
3.エージェントによって質に差がある:信頼できるエージェントを選ばないと、十分なサポートが受けられないことも。
ワーキングホリデーの制度やオーストラリア現地の事情に精通した専門家のサポートが受けられることで、沢山のメリットもある一方で、費用コストが大きい点や、沢山のエージェントから自分に合った業者を探す必要に気を付ける必要があります。
例えば、英語での書類調達や事務処理などに自信がない場合、あるいは、ワーホリの事務的作業に時間を割くことが難しいような場合には、エージェントに頼ることで心強いサポートや、ネットワークを利用した沢山の恩恵を受けることができます。
しかし、数多くのワーホリ利用者がエージェントなしでも問題なくオーストラリアのワーホリをかなえているという点や、ワーホリに必要とされる申請作業、現地での仕事先、滞在先の確保などの、自らで動くことで身につくサバイブスキルこそが、海外生活およびワーホリの醍醐味ともいえる点も考慮する必要があります。
オーストラリア・ワーホリにおすすめのエージェント比較
沢山選択肢のあるエージェントについて、どのような内容を検討し比較するべきなのか、ご紹介します。
具体的な名前は伏せますが、あくまで参考例として下記のような料金、サポート内容のレンジがみられます。
| エージェント名 | 費用 | サポート内容 | 特徴 |
| A社 | 約10万円 | ビザ申請、仕事紹介、現地サポート | 初めてのワーホリ向けで手厚いサポートを提供 |
| B社 | 約5万円 | ビザ申請、語学学校手配 | 低コストで最小限のサポート |
| C社 | 約15万円 | フルサポート、トラブル対応あり | 初心者に安心のフルサポート体制 |
このように、エージェントを選ぶ際は、費用だけでなく、どのようなサポート内容が含まれるのかをしっかり比較することが大切です。
また、それぞれの業者の実績や現地とのコネクションを確かめて、本当に信頼できる機関なのかを検討してから選ぶことをおすすめします。
エージェントを利用しない場合の準備と注意点
エージェントを利用しない場合、ワーホリビザの申請から現地渡航後の諸手続きを自分で行う必要があります。
具体的には、以下の準備が必要になります。
1.ビザ申請:オーストラリア政府の公式サイトから自分で申請。
2.仕事探し:現地の求人サイト(Gumtree, Seek, Indeedなど)を活用。
3.住まい探し:FacebookグループやFlatmates.comでシェアハウスを探す。
4.銀行口座開設・税金関連:現地銀行の口座開設、Tax File Number(TFN)申請。
5.緊急時の対策:保険加入、現地大使館の連絡先確認。
事前の公式情報のリサーチと、過去にワーホリを体験した日本人のブログ記事などを参考にしながら準備をする人が多いようです。
日本人でオーストラリアにワーホリをした人が沢山いるので、リソースが多く、他の国にワーホリに行く場合よりも情報収集が簡単な点が挙げられます。
公式情報をはじめとして、英語でのみ提供される情報も沢山あるので、しっかりとリサーチを行いましょう。
現地でのサポート体制とトラブル対処法
現地に渡航後のトラブルについて、想定される状況と対処方法について確認しましょう。
よくあるトラブルと対策
ワーホリ渡航後の現地生活にてよくあるトラブルとして以下の3つがあります。
・仕事が見つからない
現地での仕事先が見つかるには早くて1週間から長くて数か月かかる場合があります。
早い段階から英語の履歴書を用意して、求人に応募しましょう。
英語力が高いほうが採用の可能性も高まります。
また、オーストラリアは知り合いづてに仕事が見つかる場合も多いので、自分が求職中だということを恥ずかしがらずにオープンにするのも良いでしょう。
・住まいのトラブル
ルームシェアでのトラブルや、賃貸物件での予期せぬアクシデントなどは契約当初に契約内容を確認し納得したうえでサインをしましょう。
特に外国人をターゲットとした物件詐欺もあり得るので、十分注意しましょう。
・職場でのトラブル
労働環境が悪い場合、Fair Work Ombudsmanに相談・通報しましょう。
現地生活に馴染むまで、仕事と住居におけるトラブルがよくありますが、事前のリサーチと事前準備を整えてから臨むことで未然に防ぐことができます。
また、万が一トラブルに遭った際も、現地のサポート機関やSNSのコミュニティを活用することで、トラブルを速やかに解決することができます。
エージェント選びのポイントと利用者の声
これまでの内容で、ワーホリエージェントを利用する・しないの具体的なイメージがついたでしょうか?
専門家による手厚いサポートが受けることができるエージェントを利用したい、と考える方に、エージェントを選ぶ際のポイントをご紹介します。
・口コミや評判をチェック
SNSやブログなどのリアルな声を調べましょう。
実際に利用した顧客からのフィードバックから信頼できる機関なのか、推測することができます。
また、この際、ブログに見せかけて実は広告、というスポンサー記事ではないかしっかりとチェックすることをおすすめします。(スポンサー記事の場合、ページ内に広告記事の旨を表記することが義務図けられています。)
・サポート内容を比較
エージェントからどんなサポートが欲しいのかを明確にしましょう。
そして、それぞれのサポート内容を詳しく確認し、それらがカバーされているかチェックします。
そのためにも、どのようなワーホリを実現したいかが明確な必要があります。
・費用対効果を考える
複数比較検討して、料金内容とサポート内容が妥当かを判断しましょう。
実際にエージェント利用者の体験談が数多くネットで見つけられますが、その多くが「現地生活に慣れるまでのを解消できたので良かった!」というもので、不安の多いワーホリ生活の心強いサポートとなっているようです。
同時に、エージェント未利用勢からは、ワーホリ費用を安く抑えることができたという体験談もシェアされています。
まとめ
オーストラリアのワーキングホリデーは、エージェントを利用するかどうかで大きくスタイルが異なります。
エージェントを使えば手続きがスムーズで安心感がありますが、費用がかかります。
一方、エージェントを利用しない場合は費用を抑えられますが、事前準備が重要です。
どちらの選択肢もメリット・デメリットがあるため、自分の状況や希望に合わせて最適な方法を選びましょう。
オーストラリアでのワーホリが充実したものになるよう、しっかり準備を進めてください!
◇経歴
海外在住5年目
◇資格
英検1級
◇留学経験
イギリスの大学で交換留学
◇海外渡航経験
学生の交換留学から海外現地採用。現在ヨーロッパにて現地就職
◇自己紹介
大学時代の留学を機に、今はご縁がありヨーロッパでOLしています。