一年の留学にかかる費用はどれくらい?節約のコツや費用の安い国も紹介!

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海外留学をしたいと考えている人は多いですが、「留学したいけど費用が心配...」という声をよく耳にします。

そこでこの記事では、語学留学から大学留学まで、様々な留学形態における具体的な費用を国別に解説します。また、留学費用を抑えるための実践的な方法や、比較的費用の安い留学先についても詳しく紹介していきますので、参考にしてみてくださいね。

国別の語学留学1年間の費用

留学先として人気の高いアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど、それぞれの国で必要となる費用は大きく異なります。まずは各国の特徴と具体的な費用について詳しく見ていきましょう。

アメリカ

アメリカの場合、1年間の語学留学で約450万円が必要となります。費用が高いのは、世界的に評価の高い教育機関が集中しており、その分学費が高く設定されているためです。特にニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコといった大都市では、家賃や物価が郊外に比べて30〜50%も高くなることがあります。

例えば、ニューヨークのマンハッタンでは、シェアルームでも月額15万円程度かかることも。一方で、中西部や南部の都市では、同様の条件で7〜8万円程度に抑えられる場合もあります。

イギリス 

イギリスは、1年間の語学留学で約460万円と、人気の留学先の中で最も高くなっています。特にロンドンは世界有数の物価高を誇る都市で、他の地方都市と比べて生活費が1.5倍近くかかることもあります。

ただし、イギリスには数百年の歴史を持つ名門校が多く、質の高い教育を受けられることから、高額な費用に見合う価値があると考える留学生も少なくありません。

カナダ

 

カナダは、1年間の語学留学で約330万円と、比較的リーズナブルな国として注目されています。トロントやバンクーバーといった主要都市でも、アメリカの大都市ほどの物価高ではありません。

また、カナダドルが米ドルより安値で取引されていることも、日本人留学生にとってはメリットとなっています。治安の良さや多文化共生社会として知られる点も、留学先として人気の理由です。

オーストラリア

オーストラリアも、カナダと同程度の約330万円が1年間の語学留学の目安となります。シドニーやメルボルンといった大都市では物価上昇が著しいものの、依然として欧米の主要都市より生活費は抑えめです。

また、年間を通じて温暖な気候で、アウトドア活動が盛んなことも特徴です。物価の上昇傾向は継続していますが、ワーキングホリデービザを利用することで、留学中のアルバイトで生活費を補うこともできます。

ニュージーランド

ニュージーランドは、1年間の語学留学で約300万円と、比較的費用を抑えられます。オークランドやウェリントンなどの主要都市でも、他の英語圏の大都市と比べると物価は控えめです。

ただし、最近は物価や家賃の上昇が続いており、年々留学費用は増加傾向にあります。それでも、治安の良さや自然豊かな環境、フレンドリーな国民性から、長期滞在におすすめの国として評価されています。

留学にかかる費用の主な内訳

留学費用は大きく分けて、「渡航前の準備費用」「学費」「滞在費」「生活費」の4つになります。それぞれの費用について、具体的な金額と特徴を詳しく見ていきましょう。

渡航前の準備費用

渡航前の準備費用は留学生が見落としがちな点です。

まず、航空券は片道で8万円から15万円程度が必要で、繁忙期は特に高額になります。ビザ申請費用は国によって異なり、さらに必須となる海外留学保険は、1年間で15万円から25万円ほどかかります。

また、出願前の英語試験の受験料も必要です。TOEFLは1回約25,000円、IELTSは約26,000円かかり、目標スコアを達成するまで複数回受験するケースも多いため、余裕を持って臨みましょう。

その他、パスポート申請や予防接種、留学エージェントへの手数料なども発生し、準備費用の総額は50万円から100万円程度となるのが一般的です。

学費

学費は留学費用の中で最も大きな割合を占めます。

語学学校の場合、1年間の学費は国や学校によって大きく異なります。アメリカでは年間150万円から200万円、イギリスでは170万円から220万円が相場です。一方、カナダやオーストラリアは120万円から160万円程度と比較的抑えめです。

学校のレベルや知名度によっても学費は変動します。地方都市の学校では、同様のプログラムでも月額8万円程度に抑えられる場合も。また、集中コースや試験対策コースは通常のコースより15〜30%ほど高額になる傾向があります。

滞在費

滞在費は、ホームステイやシェアハウス、学生寮など、選択する滞在形態によって大きく変わってきます。

ホームステイは、食事付きで月額8万円から15万円が一般的です。都市部では高額になる傾向があり、ニューヨークやロンドンでは月額20万円を超えることも。ただし、英語環境に常に身を置けることや、現地の生活習慣を直接学べるというメリットがあります。

シェアハウスは、月額5万円から12万円程度で、キッチンやリビングなどの共用スペースを他の入居者と共有します。立地や設備によって料金は大きく異なり、都市部の新築物件では月額15万円以上することも。一方、郊外の物件や古い建物であれば、月額7万円程度で見つかることもあります。

学生寮は、大学付属のものと民間のものがあります。大学寮は通常、semester(学期)単位での契約となり、4ヶ月で100万円前後かかります。食事付きプランを選択すると、さらに20〜30万円程度上乗せされます。民間の学生寮は月単位で契約でき、月額10万円から18万円程度が相場です。

生活費

生活費は、食費、交通費、通信費、娯楽費などを含みます。

食費は、自炊中心の場合、月額3万円から5万円程度。外食中心だと月額8万円から12万円必要です。特に欧米の都市部では、レストランでの食事は1回2,000円から4,000円かかることが一般的です。

交通費は、公共交通機関の発達度や利用頻度によって変動します。自転車通学ができる地域であれば、大幅に交通費を抑えられるでしょう。

通信費は、現地のSIMカードやWiFiの契約が必要です。スマートフォンの通信プランは、データ通信量によって月額3,000円から8,000円程度。WiFiを別途契約する場合は、月額4,000円から7,000円追加で必要になります。

その他、教材費(月額5,000円〜1万円)、ジム会費(月額5,000円〜1.5万円)、娯楽費(月額2万円〜5万円)などもかかります。

また、現地での旅行や観光も留学生活の重要な部分を占めるため、月額3万円程度の予備費を確保しておくことをおすすめします。

留学費用を節約する方法

留学費用を節約するために、具体的な方法を詳しく解説していきます。

まず、渡航前の準備段階での節約方法から見ていきましょう。
・早期予約割引の活用(3〜6ヶ月前)
・LCCの利用検討
・マイレージの活用
・オフシーズンの渡航
・乗り継ぎ便の活用

ピーク時期を避けて渡航すれば、航空券代を30〜50%程度節約できることも。また、直行便にこだわらず乗り継ぎ便を選択することで、さらに20〜30%程度の節約が可能です。

滞在費の節約には、以下の方法がおすすめです。
・シェアハウスの活用
・郊外エリアの物件選択
・長期契約による割引交渉
・光熱費込みの物件選択
・家具付き物件の検討

シェアハウスは、単身で部屋を借りる場合と比べて30〜50%程度費用を抑えることができます。また、郊外エリアを選択することで、都心部と比べて家賃を40〜60%削減できることも。

生活費の節約については以下をトライしてみてください。
・自炊の習慣化
・現地のスーパーマーケットの活用
・学生割引の積極的な利用
・公共交通機関の定期券活用
・フリーWiFiスポットの利用

食費は、外食中心の生活と比べて、自炊中心にすることで50〜60%の節約ができます。また、現地のスーパーマーケットでセール品を活用すると、さらに20〜30%程度の節約ができます。

留学費用が安い国

アジア諸国への留学は、欧米と比較して大幅に費用を抑えられます。中でもフィリピン、マレーシア、ベトナムは、年間留学費用が150万円前後と、欧米の3分の1程度で済むことが特徴です。

フィリピンは、1年間の語学留学で120万円から150万円程度です。セブやマニラといった主要都市でも、家賃は月額3万円から5万円程度で、食費も日本の半分以下。また、フィリピンの語学学校では、欧米の語学学校と比べて少人数制のクラスが一般的です。

マレーシアは、1年間の語学留学で140万円から170万円が目安です。クアラルンプールやペナンといった都市部でも、ワンルームのアパートが月額5万円程度で借りられます。

また、多民族国家であるマレーシアでは英語が広く使用されており、日常生活でも英語力を磨けます。

留学費用に関する注意点

留学費用について、以下、注意点を解説していきます。

まず、為替レートの変動リスクには注意しましょう。例えば、1ドル=100円で計画を立てた場合、留学中に1ドル=150円まで円安が進むと、必要な費用が1.5倍に膨らんでしまいます。この為、替変動に対しては、以下のような対策が考えられます。

・留学費用の一部を事前に外貨で準備する
・為替予約を活用して、将来の支払いレートを固定する
・複数の通貨に分散して資金を管理する

長期留学の場合、為替の影響は大きくなります。例えば、1年間の留学で毎月50万円の支出がある場合、10円の為替変動で年間60万円の差が生じることになります。

まとめ

留学費用は国や地域、留学スタイルによってかなり変わりますが、妥協点を探すことで節約ができます。滞在先の変更、生活スタイルの工夫、各種割引の活用などを組み合わせることで、質を落とすことなく費用を抑えられるでしょう。

留学前の情報収集と現地での節約を組み合わせて、充実した留学生活にしましょう。

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