
オーストラリアと並んで、南半球にある国の中で日本人の旅行先として人気なニュージーランド。
「ニュージーランド観光の費用は?」
「ニュージーランド観光のモデルコースを知りたい!」
「ニュージーランド観光のベストシーズンは?」
本記事では、このような質問にお答えすべく、ニュージーランド観光にかかる費用を3泊4日・1週間と滞在日数ごとに徹底解説!
ニュージーランド旅行のモデルコースや主要都市の物価、観光のベストシーズンやビザ情報なども紹介しています。
ニュージーランド観光を検討している方は、ぜひ最後までお読みください。
- ニュージーランド旅行の費用内訳
- 3泊4日のニュージーランド観光の費用相場・モデルコース
- 1週間のニュージーランド観光の費用相場・モデルコース
- ニュージーランド主要都市の物価比較
- ニュージーランド旅行のベストシーズン
- 費用を安く抑えたいならオフシーズンが狙い目!
- おまけ:ニュージーランドの観光ビザ
- まとめ
ニュージーランド旅行の費用内訳
以下では、まずニュージーランド観光の費用内訳をみていきます。
航空券
渡航先や乗り継ぎの有無、渡航時期などによって料金は大きく異なりますが、日本からニュージーランドへの航空券の相場は往復で12万円程度です。
以下では、東京からニュージーランドの人気都市であるオークランドとクライストチャーチまでの航空券料金をまとめたので参考にしてください。
| 都市 | 便 | 料金(閑散期) | 料金(繁忙期) |
| オークランド | 直行便 | 10万円~ | 16万円~ |
| 乗り継ぎ便 | 8万円~ | 14万円~ | |
| クライストチャーチ | 直行便 | なし | なし |
| 乗り継ぎ便 | 9万円~ | 17万円~ |
オークランドへは東京からのみ直行便が出ています。
直行便では10時間ほど、乗り継ぎ便では20時間ほどのフライト時間が一般的です。クライストチャーチへの直行便はなく、乗り継ぎ便のみ就航しています。
ホテル
ニュージーランドのホテル費用の相場は1泊1万円〜です。
観光客から人気のオークランドにはホテルが多いものの、相場は1万円以上と高めです。
一方で、クライストチャーチは一泊7000円〜1万円ほどと、オークランドよりも費用を抑えて宿泊できます。
ニュージーランドでの旅を快適に過ごすためにも、自身の予算や計画に合わせてホテルを選ぶと良いでしょう。
食費
食費の目安は、1日1万円〜と見積もっておきましょう。
ニュージーランドは日本と比べて物価が高いので、1食あたりにかかる費用も高くなりがちです。
加えて、旅行先では外食がメインになる分、食費がかさむことも念頭に置いておきましょう。
特に、ちょっと豪華な食事やお酒を楽しみたい方は、食費を多めに見積もっておくとより食事を堪能できますよ!
現地での交通費
現地での交通費の目安は、一日あたり1000円〜です。
特にオークランドでは、電車やバスなどの公共交通機関が発達しており、手頃な値段で市内をめぐれます。
ちなみに、交通手段によって料金に大きな違いはありません。
電車とバスどちらを利用しても360円から1000円程度と非常にリーズナブルな価格で市内を移動できます。
クライストチャーチでもバスやトラムが運行しており、同様の値段で市内巡りが可能です。
なお、料金を押さえて快適に移動したいのであれば、ICカードも購入しておきましょう。
オークランドのAT HOPカード、クライストチャーチのメトロカードは日本のSuicaと同様に、事前にお金をチャージすることで公共交通機関を利用できます。
これらのカードがあると割引料金で交通機関を利用できるため、交通費を抑えたい方にオススメです。
観光費用
ニュージーランドでの観光費用は1日あたり5000円〜と見積もっておくと安心です。
ニュージーランドでは入場料がかかる観光地も多く、1スポットあたり3000円程度が多いです。
一方で、入場料のかからない自然系のスポットも多くあるので、観光費を抑えつつニュージーランドを楽しみたい方にオススメです。
NZeTAの申請費用
NZeTA(New Zealand Electronic Travel Authority)とは、観光や乗り継ぎなどの短期滞在(通常3ヶ月以内)目的でニュージーランドに渡航する際に、渡航前に日本などのビザ免除国の国民がオンラインで取得しなくてはならない電子渡航認証です。
ビザなしで渡航する場合は必ず申請が必要なので、忘れず申請し、取得しましょう。
ニュージーランドに入国する際には、NZeTAの申請費用と観光税合わせて1万円前後が必要です。
NZeTAの申請は、公式サイトまたはモバイルアプリ(iOS・Androidいずれも対応)から可能です。
ただし、申請から承認まで時間がかかるケースもあるので、早めに申請しておきましょう。
海外旅行保険
1週間程度のニュージーランド観光であれば、海外旅行保険は2000円〜4000円ほどです。
現地で万が一怪我をしたり、病気になったり、トラブルに巻き込まれてしまっても、安心して治療を受けられるよう、保険に加入しておくことが重要です。
どの保険に加入するかによって補償内容や適用条件が異なるので、自分に適した保険を選びましょう。
なお、条件を満たしているようであれば、クレジットに付帯する海外旅行保険を活用するのもおすすめです。
値段だけではく、必ず補償内容や適用条件を確認した上で海外旅行保険を申し込んでおきましょう。
3泊4日のニュージーランド観光の費用相場・モデルコース
以下では、3泊4日の弾丸ニュージーランド観光した場合の費用相場やモデルコースを紹介します。
費用相場
3泊4日のニュージーランド観光の費用目安は22万円〜で、費用内訳は以下の通りです。
| 項目 | 費用 |
| 航空券 | 12万円~ |
| ホテル | 3万円~ |
| 食費 | 4万円~ |
| 現地での交通費 | 4000円~ |
| 観光費 | 2万円~ |
| NZeTAの申請費用 | 1万円 |
| 海外旅行保険 | 2000円〜4000円 |
3泊4日のニュージーランド観光モデルコース
以下では、3泊4日オークランド観光のモデルコースを紹介します。
オークランドは、雄大な自然と魅力的な都市に恵まれている人気の都市です。
3泊4日の滞在だと観光に丸々使えるのは中2日。ニュージーランド観光でどこに行こうか迷っている方は参考にしてくださいね。
◾️1日目:市内&港エリア散策
| 午前 | 到着&ホテルチェックイン |
| 午後 | オークランド市内観光(スカイタワー、クイーンストリート) |
| 夕方 | ウォーターフロントエリア散策(ヴィアダクト・ハーバー) |
| 夜 | ディナー&夜景(ウィンヤード・クウォーター) |
◾️2日目:ワイヘキ島でワインツアー&ビーチ
| 午前 | ワイヘキ島へ移動(フェリー利用) |
| 午後 | ワイナリー巡り&ランチ、オネタンギビーチ |
| 夜 | 市内へ戻る&夕食 |
◾️3日目:ワイトモ洞窟&ロトルアの自然満喫ツアーに参加
| 午前 | ワイトモ洞窟(土ボタルの幻想的な輝きを満喫) |
| 午後 | ロトルア(マオリ文化体験や間欠泉の見学) |
| 夜 | 市内へ戻る&夕食 |
◾️4日目:デボンポート散策&お土産ショッピング
| 午前 | デボンポート散策(マウント・ビクトリア、ビクトリアロード) |
| 午後 | お土産ショッピング(都心部でお土産を購入) |
| 夕方 | 帰国 |
なお、ニュージーランドでは観光ツアーがたくさん開催されているため、ツアーで市内から離れた観光スポットを訪れたり、貴重な文化を体験したりもできます。
以上のモデルコースを参考に、ニュージーランド旅行の計画を立て、思い出に残る経験にしてくださいね。
1週間のニュージーランド観光の費用相場・モデルコース
次は、1週間のニュージーランド観光にかかる費用目安やモデルコースを紹介します。
費用相場
1週間(5泊7日)のニュージーランド観光にかかる費用の目安は27万円〜で、費用内訳は以下の通りです。
| 項目 | 費用 |
| 航空券 | 12万円~ |
| ホテル | 5万円~ |
| 食費 | 6万円~ |
| 現地での交通費 | 6,000円~ |
| 観光費 | 3万円~ |
| NZeTAの申請費用 | 1万円~ |
| 海外旅行保険 | 2,000円〜4,000円 |
5泊7日のニュージーランド観光では、3泊4日と比較すると食費やホテル代などは日数分高くなります。
一方で、費用の大部分を占める航空券に関しては変動がないため、全体の費用としては大きな差にはならないでしょう。
1週間のニュージーランド観光モデルコース
ニュージーランドに1週間滞在するのであれば、複数都市の観光も可能です。
以下では、先ほど紹介したオークランド観光に加えて、4日目からは近隣都市のクイーンズタウンを観光するプランを紹介します。
◾️1〜3日目:オークランド滞在
| 1日目 | 市内観光&ウォーターフロント |
| 2日目 | ワイヘキ島でワイン&ビーチ |
| 3日目 | ワイトモ&ロトルアで大自然満喫 |
◾️4日目:クイーンズタウンへ移動&市内観光
| 午前 | 空港からクイーンズタウンへ移動(1時間20分程度) |
| 午後 | 自然体験(ポブス・ピーク、ウォカティプ湖) |
| 夜 | 市内観光&夕食 |
◾️5日目:ミルフォード・サウンドツアー
| 午前 | ミルフォード・サウンドへ移動 |
| 午後 | ミルフォード・サウンドクルーズ(フィヨルドを巡るクルーズ) |
| 夜 | クイーンズランドへ帰還&夕食 |
◾️6日目:アクティビティ&市内観光
| 午前 | ジェットボート体験(アグネス・ダウン) |
| 午後 | 市内散策(ショッピングやカフェ巡り) |
| 夜 | 夕食 |
◾️7日目:オークランドへ帰還&帰国
| 午前 | フライトでオークランドへ(1時間30分) |
| 午後 | 空港散策&帰国 |
以上の通り、1週間ほどの旅程であれば飛行機でニュージーランドの複数の都市を巡れますよ!
現地での交通費はかさみますが、予算や目的に合わせて計画を立ててくださいね。
ニュージーランド主要都市の物価比較
ニュージーランドの主要都市であるウェリントン、オークランド、クライストチャーチは、それぞれ物価や生活コストが異なります。
滞在先を決める際の重要な判断材料になるため、都市ごとの傾向を押さえておきましょう。
首都・ウェリントン
ニュージーランドの首都ウェリントンは政府機関や文化施設が集まっているため、国内でも住宅費は高めです。
特に中心部では家賃が大きな負担になりがちです。
交通機関は整備されており、移動コストは比較的リーズナブルなのは嬉しい点。
ただし車を利用するのであれば、駐車料金は高いので注意しましょう。
食費は外食をすると高くなりがちですが、自炊を中心にすれば抑えられます。市場やスーパーで新鮮な食材を購入するのがおすすめです。
また、美術館や映画館などの文化施設は有料ですが、自然豊かなハイキングコースやビーチといった無料で楽しめるスポットも多く、工夫次第で娯楽費用を抑えられます。
オークランド
ニュージーランド最大の都市オークランドは、国内で最も物価が高い地域のひとつです。住宅費は特に高く、中心部では家賃がかさみがちです。
食料品や日用品も高めですが、ファーマーズマーケットや大手スーパーを利用すれば支出を抑えられます。
外食は高額ですが、多国籍料理のフードコートや屋台などでリーズナブルに食事を楽しめます。
公共機関が比較的充実しており、AT Hopカードを利用すれば運賃を節約できます。
ただし車を利用するのであれば、ガソリン代や駐車場代などのコストは高めでしょう。
クライストチャーチ
南島最大の都市クライストチャーチは、住宅費が比較的安く、家族世帯や長期滞在者に人気があります。
一方で、食品や日用品の価格については、物流コストの影響からオークランドやウェリントンと同程度、もしくはやや高めと言えます。
公共交通の料金は手頃で、市内移動にはバスが便利。外食は中心部では割高ですが、郊外では比較的リーズナブルです。
また、自然に囲まれた立地を活かして、公園散策やサイクリング、ビーチでのアクティビティなど、コストをかけずに楽しめます。
生活費を抑えつつ、豊かな自然を楽しみたい方に向いている都市といえるでしょう。
ニュージーランド旅行のベストシーズン
南半球に位置し、日本と季節が反対のニュージーランドでは、夏にあたる12月~2月が観光のベストシーズンと言われています。
ニュージーランド観光で夏がベストシーズンなのは、気候が安定して日照時間が長く、クリスマスや年越しなどのイベントと重なるからです。
ニュージーランドの夏は、日本と比べて涼しいため過ごしやすい気候だと言えるでしょう。最高気温は23℃ほどで、真夏でも快適に観光を楽しめます。
とはいえ、朝晩の寒暖差が大きく、紫外線が強いので油断大敵です。脱ぎ着しやすい上着やサングラスなどを忘れず持って行きましょう。
費用を安く抑えたいならオフシーズンが狙い目!
旅費を抑えてニュージーランド観光を楽しみたいのであれば、5月~9月のオフシーズン、特に6月~8月が狙い目です。
6月~8月はニュージーランドは冬なので、観光のベストシーズンである夏よりも観光客が少なく、航空券やホテルの値段が下がる傾向にあります。
ニュージーランド行きの往復航空券の相場は約12万円ほどですが、最も安い6月には10万円を下回り、通常の20%近く安い料金で旅行できます。
また、ニュージーランドの冬は日本の冬に比べて厳しくなく、スキーをはじめとするウィンタースポーツや天体観測などのアクティビティも堪能できます。
ニュージーランドで冬ならではのアクティビティを楽しみたい方や、旅費を安く抑えたい方には、オフシーズンにあたる6月~8月での観光がオススメです。
おまけ:ニュージーランドの観光ビザ
最後にニュージーランドの観光ビザについても解説します。
3ヶ月以内の滞在にはビザは不要!
3ヶ月以内の滞在であれば、ニュージーランド観光に特別なビザは必要ありませんが、2019年からNZeTAという電子渡航証が必要になりました。
NZeTAとは、ニュージーランド政府が施行している国境警備対策で、日本をはじめとした滞在ビザの発行が免除されている国からの旅行者に対して、申請が義務づけられています。
具体的な申請方法は、以下の2種類です。
移民局モバイルアプリをダウンロード
immigration.govt.nz/nzetaでオンライン申請する。
申請時には、NZD$100の観光税に加え、申請料(モバイルアプリ:NZD$17、公式サイト:NZD$23)が必要です。
NZeTAが未申請、もしくは、申請が受理されなかった場合は、渡航を拒否されるため、ニュージーランドへの渡航前に必ず申請しておきましょう。
長期間のニュージーランド滞在に使えるビザ
ニュージーランドに3ヶ月以上滞在する場合は、ビザが必要です。長期間滞在用に申請できる代表的なビザは以下の通りです。
これらのビザは観光ではなく就学や就労などを目的としたものが多く、取得が困難です。
もし、長期間ニュージーランドに滞在したいのでれば、目的に合わせてビザを取得できるよう早めに準備しましょう。
まとめ
ニュージーランド観光の相場は3泊4日で22万円から、5泊7日で27万円からと決して安くはありませんが、雄大な自然と魅力あふれる都市部などでかけがえのない時間を過ごせます。
中心地から離れた観光地では、マオリ文化やニュージーランド独自の自然を体験できるツアーも多く開催されているため、ツアーを活用して効率よく旅行を楽しむのもおすすめです。
本記事が、あなたのニュージーランド観光に役立つことを願っています!
◇経歴
ドイツのミュンヘン工科大学に留学。
英語で日本におけるサプライチェーンマネジメントについてプレゼンを行う。
◇資格
IELTS Academic 6.5
◇留学経験
・渡航先:ドイツ ミュンヘン
・留学期間 2024年4月~8月
・学校名:ミュンヘン工科大学
◇海外渡航経験
ドイツに約半年間留学。
留学期間中にヨーロッパ10ヶ国20都市以上を旅行。
2019年よりイギリス在住で、現在は毎日英語を使っています。
◇自己紹介
はじめまして、タニタニと申します!
現在大学4回生で、自身の留学経験を活かしてブログやライティング業を行っております。
英語や留学に関心のある方の一助となれるよう情報発信していきますのでよろしくお願いします!