大学時代に他の人とは一風変わった挑戦をしてみたい!
留学以外の形で海外に行ってみたい!
そう考えるあなたにおすすめしたいこと。
それは「海外インターンシップ」です。
グローバル化が進み、海外との距離が近づいた今、海外インターンシップ挑戦の門戸は開き始めています。
でも海外インターンシップなんて何から挑戦すればいいかわからない。
挑戦してみたいけど一歩踏み出せない、、そんなあなたへ
「海外インターンシップのいろは」をお届けします。
- 海外インターンシップとは?
- 海外インターンシップと日本のインターンシップの違い
- 海外インターンシップへの参加に必要な条件
- 海外インターンシップがおすすめの人の特徴
- 海外インターンシップを探せるサイト
- 海外インターンシップを就活に活かすポイント
- まとめ
海外インターンシップとは?
海外インターンシップとは、端的に表現すると「海外の企業やNGO団体など組織の一員として就業経験を積むこと」です。
オフィスに出勤したり、店舗に出て接客をしたり、幅広い職種があります。
就業期間は、春休み等の1,2ヶ月間だけ、大学を休学して半年から1年間など、ご自身の都合に合わせて自由に決めることができます。
また、就業期間の報酬は、アルバイトのように時給が発生する有給パターンと、支度金のみ支給、あるいは完全無給のパターンが存在します。
海外インターンシップと日本のインターンシップの違い
ここからは、学生時代に国内1社、海外2社でインターンシップを経験した筆者が、海外インターンシップと日本国内のインターンシップの違いを紹介します。
まず、前提として伝えたいことは、海外だろうと国内だろうと「所属組織の一員として、責任を持って業務を全うする」ことにおいて違いはありません。
その上で大きく3点の違いをお話します。
使用言語の違い
1つ目は使用言語です。
当然ですが、業務上使用する言語は渡航先の公用語に準じます。
案件によっては日本語を話せる社員のサポートがあったり、日本語を使って業務出来るパターンもありますので、必ずしも英語力に自信がないから挑戦できない、というわけではありません。
非日本語で業務に従事することは海外インターンシップの醍醐味の1つです。
ですので、現地の言葉で業務に向かうことを前提に準備を進めましょう。
企業文化の違い
2つ目に企業文化の違いです。
海外の企業(特に企業規模がそこまで大きくない企業)は、業務スピードの早さが大きな特徴です。
社員同士のコミュニケーションスピードや、業務の進行速度、さらには施策提案から実行等、意思決定のスピード感が、日本企業とまるで異なる場合が多くあります。
インターン生にとっては少々タフな環境かもしれませんが、就職前に海外の業務スピードを実感することは大きな財産になります。
業務の自由度の高さ
最後に紹介する違いは、業務の自由度の高さです。
いわゆる「裁量権」と呼ばれるものです。
海外インターンシップでは、与えられた固定の業務をこなすだけではなく、主体性を持ち、時には社員に臆せず意見することを求められます。
つまり、あなたの主体性が思いがけず組織に価値提供を実現できる機会があるということです。
こう聞くと、海外インターンシップって大変そうだけどワクワクする挑戦のように感じませんか?
海外インターンシップへの参加に必要な条件
ところで、海外インターンシップに参加する上で条件はあるのでしょうか。
あるとしたらどのようなスキルが必要なのでしょうか。
前提として、条件は応募する求人に依存するので、ご自身が行きたい国、就業したい職種の求人に記載されている詳細はしっかりと確認してください。
その上で、本記事では一般論、筆者の経験ベースで参加条件をお伝えします。
語学力
1つ目は語学力です。
ネイティブスピーカーレベルの語学力を求められることは稀ですが、組織の一員として業務を行う上で支障のないレベルの語学力は必要です。
語学力の指標として、TOEIC等のスコアが求められる場合もあります。
参加期間
2つ目は参加期間です。
短期募集にしろ長期就業の求人にしろ、企業が求める参加期間に合致することは必須です。
何らかの業務経験
3つ目は応募ポジションの業務経験です。
サービス業なら接客経験、オフィスワークなら事務経験など、些細なことでも何らかの就労経験が必要になる場合があります。
業務経験が全くない場合は、高校大学でのリーダー経験、組織経験で代替することもできます。
もっとも、未経験で応募できるポジションも多数存在しているので、業務経験がないから悲観的になったり、挑戦を諦める必要はありません。
最後は事務的ですがビザの取得です。
取得が必要となるビザの種類や、取得方法は渡航する国に依存しますが、多くの場合ビザの取得が必要です。
こちらは、後ほど紹介するエージェント企業を利用すれば手続きを行ってもらえますし、個人応募の場合でも、インターン受入先が手続きをサポートしてくれるので心配はありません。
みなさんお気づきかもしれませんが、海外インターン挑戦のために必須のハードスキルは少ないです。
むしろスキルより、向上心、主体性、打たれ強さ等のマインドがあれば誰にでも挑戦のチャンスはあると言えるのではないでしょうか。
海外インターンシップがおすすめの人の特徴
誰にでも挑戦のチャンスがある海外インターンシップ。
その上で特に挑戦をおすすめしたい人の特徴をお伝えします。
長期的な挑戦を目指している人
1つ目が、長期的な挑戦を目指している人です。
もちろん、短期の挑戦も可能ですが、長期間(半年以上)企業や団体に所属できると、より高度でやりがいのある業務に挑戦できる可能性が上がります。
そのため、半年以上かけた挑戦を検討している方はおすすめです。
高い向上心のある人
2つ目は高い向上心です。
海外インターンシップは「留学」とは異なり「お客様」ではなく、あくまで業務の責任を担う「主体者」です。
そのため、語学学習、社会勉強等を第一目標にする姿勢で挑戦することはおすすめしません。
一方で、業務に挑戦する中で、人間的、スキル的に飛躍したい、異国の地で組織を動かす経験をしたい等、向上心を持つ方には強くおすすめします。
思考や行動の柔軟性を伸ばしたい人
最後に、思考や行動の柔軟性を伸ばしたいと考える方です。
海外インターンシップは、異国の地、異文化、異言語に1人で挑むタフな挑戦です。
そこでは、常識外や予定外の出来事が絶えず起こります。
加えて、マニュアルや研修体制が整っておらず、自ら業務をキャッチアップする必要があります。
更に、インターン生という例外はなく、主体的な意見、意思決定を求められます。
このような環境は、柔軟に物事を考える力や、ハプニングに素早く反応する対応力等を養う恰好の場です。
日本でのバイトやインターンでは決して感じることのない困難を経験し、思考/行動の柔軟性を伸ばしたいと思うあなたは、ぜひ海外インターンシップに挑戦してみてください!
海外インターンシップを探せるサイト
いよいよ海外インターンシップに挑戦しよう、と決心した時、求人をどうやって探せばいいのでしょうか。
ここからは求人探しにおすすめのサイトを紹介します。
エージェントサイト
1つ目はエージェントサイトです。
海外インターンシップについて、何をすればいいかわからない、という方はまず「海外インターンシップ エージェント」と検索し、ウェブサイトを覗いてみましょう。
大手のエージェントだと、インターンストリートやタイガーモブという企業が存在します。
それぞれ、得意な国/地域やサービス内容が異なりますので、あなたがいきたい国、就きたいポジション等を軸に比較してみましょう。
SNS
2つ目はSNSです。
求人の真偽性、透明性のファクトチェックが必須であることは前提ですが、SNSを有効活用すれば思わぬ求人に出会うことができます。
特におすすめなツールはLinkedinです。
Linkedinはビジネス特化型のSNSと呼ばれ、多くの実業家、企業が重宝しています。
インターンシップの募集も頻繁に行われているため、思いがけず希望の求人と出会えるかもしれません。
重ねての注意ですが、くれぐれも情報選択には注意してくださいね。
アポを取り直談判
最後はサイトではないのですが、アポを取り直談判するのも有効な手段です。
例えば、留学等で既に渡航中な際は、有効な選択肢の一つになります。
筆者自身も途上国へ留学している際、直接お話を伺いインターンシップの機会をいただいたことがあります。
様々な手段が存在しますが、初めての海外インターンシップ挑戦の際はまず、エージェントに話を聞いてみることをおすすめします。
海外インターンシップを就活に活かすポイント
学生時代の貴重な時間を費やして挑戦した海外インターンシップをその後のキャリア形成に生かさないのはもったいない!ということで、海外インターンシップを就職活動に生かすポイントを3点紹介します。
主体的な行動力
1つ目は、主体的な行動力です。
ごく普通のことのように感じるかもしれませんが、指示を待たず自ら考え、行動し、組織に成果を還元できる人材はどの職場でも必要とされます。
リーダーシップ
2つ目は異文化、多様性のある組織を推進するリーダーシップです。
学生のうちから、多国籍なメンバー、しかも社会人との協働や統率する経験は強いアピールになります。
なので、どんなに少人数でも些細なことでもいいので、組織マネジメントに挑戦してください。
語学力
最後は語学力です。
業務を通じて養った語学力はビジネスシーンで活躍するための基盤になります。
グローバル人材を求める多くの企業は、語学を手段にビジネス経験を重ねたあなたのことを魅力に感じることでしょう。
以上3点を例に挙げましたが、他にも就活に生きる要素は沢山あります。
そのヒントは、新卒を受け入れる企業が新卒に何を求めているかを考察すると見えてくるかもしれません。
なので、ぜひ「企業がどのような人材を求めているのか?」という視点を持ちながら海外インターンシップに挑戦してください!
まとめ
ここまで、海外インターンシップのいろはを話してきましたが、イメージは深まりましたか?
大学時代は挑戦の選択肢が多いので、悩むこともあるかもしれません。
そして、時間は多いようで有限です。
その中で、他者と一線を画するタフな挑戦をしてみたい!
留学ではない、より高度な主体性が求められる海外挑戦をしたい!
と思うあなたは「海外インターンシップ」に挑み、充実と成長のキャンパスライフを送ってみては如何でしょうか。
この記事を読んでくださった方が、1人でも多く異国の地で奮闘し、成長されることを願っています。