海外の大学に進学するには?方法や進学までの流れ、奨学金など解説!

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海外大学への進学に憧れを抱く一方で、その手段や条件などが分からず困っている人も多いのではないでしょうか?

「海外の大学に進学する方法は?」

「海外の大学に進学するまでの流れは?」

「海外大学への進学に使える奨学金は?」

本記事では、このような悩みを抱える人へ、海外の大学進学するまでの流れや必要条件、奨学金などを詳しく解説していきます!海外大学に進学するための手順を理解し、ぜひ進学準備を進めていってくださいね。

海外の大学に進学するまでの流れ

海外大学に進学するまでの流れは以下の4ステップです。

  1. 志望大学の選定

  2. 必要なテストの受験

  3. 出願準備

  4. 合格後の手続き

海外大学に進学するために必要となる英語力や、学校での成績を高めるためには、長期的な視点が必要です。できれば高1、おそくとも高2には海外大学進学に向けた準備を始めましょう。

ここからは進学までのステップごとに、詳細を説明していきます。

1. 志望大学の選定

まずやるべきは「志望大学の選定」です。志望大学ごとに必要となる能力や書類が異なるため、自分の志望する大学をいち早く決定し、出願に向け準備を進めていきましょう。

大学を選ぶ際には立地や学術的な側面に加え、学費や生活費を含めた生活環境など様々な要因が関わってきます。自分の親や学校の先生、留学エージェントなど他の人とも相談しつつ、自分にとって納得のいく進学先を選びましょう。

2. 必要なテストの受験

志望大学が決定したら、出願時に必要となるテストを受験します。一般的にはTOEFLもしくはIELTSのスコアを基に、英語力の証明が必要です。要求されるスコアは大学ごとに異なりますが、高いレベルの英語力が求められるため、目標スコアの取得にはかなりの時間を要します。

また、アメリカの一部大学ではSATやACTなどの統一試験の受験が必要です。志望大学にてどのような資格が必要なのかを確認し、入念に準備していきましょう。

3. 出願準備

必要なスコアがそろったら出願準備に移ります。各大学の出願要項は入学年度前年の夏ごろに発表されます。

志望する大学により、必要書類は異なりますが、以下の書類が一般的です。

・願書

・成績証明書

・エッセイ

・推薦状

・テストスコア

海外の大学受験では、日本のようなペーパーテストはなく、成績やエッセイの内容などで総合的に評価されます。学校の成績や論理的なエッセイを書くための英語力などは、一朝一夕で身につくものではないので、時間をかけて準備していきましょう。

4. 合格後の手続き

合否結果は早くて12月ごろ、通常3月末頃に発表されます。

合格後は、次のような手続きを行いましょう。

・入学手続き

・ビザの取得

・留学準備

特にビザの取得は時間がかかることも多いため、合格後なるべく早く取りかかりましょう。

進学するための方法や必要な条件

海外大学に進学するための方法や、進学に必要な条件は日本の大学と大きく異なります。ここからは、海外大学に進学するための3つの方法と、進学に必要な条件を解説していきます。

海外大学に進学するための方法3選

海外大学に進学するためには、以下の3つの方法があります。

・高校卒業後そのまま進学する

・ファウンデーションコースを履修してから進学する

・現地の語学学校で学んでから進学する

それぞれ必要となる能力や特徴が異なるため、自分の語学力や目的と照らし合わせて、適切な方法を選択することが大切です。

例えば、高校卒業後に進学する場合、他の方法と比べて早期に進学できる一方で、高校在学中に高い語学力と成績が求められるためハードルが高い印象です。

ファウンデーションコースとは、留学生のための大学進学準備コースのことで、語学力や一般教養など大学生活で必要となる知識を習得できます。

語学学校では英語学習に絞って学べるため、語学力に自信がない方にもおすすめです。

海外大学進学の3つの方法とその特徴を理解し、自分に合った方法で進学を目指しましょう。

海外大学に進学するために重視される条件は?

海外大学への進学では、以下の3つが重視されます。

・英語試験のスコア

・高校での成績

・エッセイ

テストの成績のみを重視する日本の大学入試とは大きく異なるため、海外大学進学に合わせた対策が必要です。

英語試験のスコアに関しては、一般的にTOEFL iBT70以上、もしくはIELTS 6.0以上レベルの語学力が求められます。日本の高校教育では学習しづらいスピーキング能力も必要となるため、時間をかけてスコアを伸ばしていきましょう。

高校での成績が求められることも特徴的です。基準は国によって異なりますが、一般的に5段階中3~3.5以上の成績が求められます。成績に関してもすぐに伸びるものではないため、高校1年生から早期の対策を始めましょう。

エッセイでは、他の書類では評価できない人間性や論理性が評価されます。志望動機や自己アピールなど複数の項目に対して、英語を用いて納得感のある文章が書けるよう練習しておきましょう。

海外大学の進学で重視される3つの要素を押さえて、早期に効果的な対策を始めることが重要です。

海外大学の選び方

「海外大学に行きたいけど、どうやって選べば良いか分からない!」

海外大への進学を考えている人の中には、このような悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか?

ここからは、志望大学を決める際の選定基準、効果的な情報収集のやり方について解説していきます。

志望大学を決める際の選定基準3選

志望大学を決める際にチェックしておきたいポイントは、次の3つです。

・大学の場所

・学習環境

・必要となる費用

これら3つの観点から大学を絞っていくことで、自分に合った大学を効率的に見つけられます。

まず、国・地域・立地など大学の場所の確認は必須です。言語や治安、文化、風習などは大学の場所により大きく異なるため、留学生活をイメージしつつ適切な留学先を選びましょう。

学校の施設や研究分野、学び方などの学習環境も大学ごとに大きく異なります。自分がやりたい分野の研究や施設が充実しているか、制度やサポート面が自分にとって適切かなど、しっかりと確認しましょう。

進学する大学によって、学費や生活費などの費用のケアも大切。欧米などの国では物価が非常に高く、多額の費用が必要になりがちです。必要となる費用をしっかりと調べ、予算の範囲内で進学先を考えましょう。

海外大学についての情報収集のやり方は?

海外大学についての情報収集には以下の2つの方法が有効です。

・公式ホームページ

・在学生・卒業生のブログ

それぞれアクセスのしやすさや得られる情報の種類などが異なるため、自分の目的に応じて適切な手段を選びましょう。

公式ホームページは情報収集の最も一般的な手段です。学部や施設などの情報に手軽にアクセスできるため、必ず確認しましょう。

在学生や卒業生の残したブログなども有効な情報収集の手段です。ブログは普段の生活や学校の雰囲気など、大学のホームページに載っていない生徒の生の声を得られます。

それぞれの特徴を理解し、自身の目的や欲しい情報に応じて適切な情報収集の手段を選びましょう。

海外大学での生活費と学費

海外大学への進学を考える上で、現地での生活費と学費を知ることはかかせません。これらの費用は進学する国や大学ごとに大きく異なります。

ここでは、日本人に人気の留学先であるアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアの4ヶ国について、1年間に必要となる生活費と学費の目安を紹介していきます。

現地での生活費

現地での生活費は住宅費と、住宅費を除く食費、日用品、交通費、娯楽費などを合わせた生活費の2種類に分けられます。

住宅費に関しては、学生寮、ホームステイ、シェアハウスなど住居の種類によって金額が大きく異なりますが、少なくとも100万円程度の金額を見積もっておきましょう。

生活費に関しては少なくとも60万円が必要で、最も高いイギリスでは最大で180万円ほどが必要です。

生活費はその国の物価状況や為替相場などで大きく変動するため、その都度最新の情報を調べましょう。

アメリカ

イギリス

カナダ

オーストラリア

住宅費

100~200万円

90~170万円

95~120万円

60~120万円

生活費(住宅費除く)

60~120万円

60~180万円

60~100万円

60万円

合計

160~320万円

150~350万円

155~220万円

120~180万円

海外大学の学費

海外大学の学費は、公立・私立のどちらに進学するかで違います。

学費は公立・私立共にアメリカが最も高く、公立大学で400万円程度、私立大学で600万円程度必要です。

最も学費が安いのはカナダで、公立大学では300万円、私立大学でも450万円程度で進学が可能です。

学費は国だけでなく、公立・私立の違いや専攻など複数の要素によって変動するため、自分が進学したい大学の学費情報を必ず調べましょう。

アメリカ

イギリス

カナダ

オーストラリア

公立

330~500万円

250~350万円

250~400万円

300~450万円

私立

510~700万円

400~600万円

350~550万円

400~600万円

奨学金の種類と申請方法

海外大学に進学するには生活費や学費など多額の費用がかかります。

ここからは、海外大学進学に使える奨学金の種類と申請方法について解説していきます。

海外大学進学に使えるおすすめの奨学金8選

奨学金には様々な種類があり、それぞれ返済の必要性や支給条件などが異なります。そのなかでも「給付型」は成績や親の収入などの条件こそ厳しいものの、返済が不要なことから多くの人に人気です。

以下では、給付型でおすすめの奨学金を8つ挙げています。

それぞれ給付額や対象となる条件(進学先の国、専攻など)が異なるため、自分の目的や進学先に合わせて適切な奨学金を選択しましょう。

奨学金の申請方法は?

奨学金の申請方法は応募する団体や奨学金の種類によって異なりますが、一般的には次の通りです。

  1. 給付条件の確認

  2. 必要書類の準備

  3. 申し込み

奨学金ごとに対象となる資格が異なるため、必ず申し込み前に各団体のホームページから確認が必要です。応募資格の他に、併給の可否も重要な項目となるため必ず確認しておきましょう。

また、必要書類も応募する奨学金によって異なります。高校での成績や英語試験のスコア、親の資産状況など多くの書類が必要となるので、早めに書類の準備に取りかかりましょう。

必要書類がそろったら申し込みを行います。奨学金の受給が認められたら財団の指示に従い受給準備を進めてください。

希望の奨学金を受給するためには、自分の応募したい奨学金の募集要項をしっかりと確認し、前もって準備を進めることが大切です。

進学後のキャリアと就職

海外大学に進学後、どのようなキャリアを歩めるのか気になる人も多いのではないでしょうか?

ここからは、海外大学に進学後のキャリアプランについて、よくある3パターンを紹介していきます。

パターン1:日本または海外の大学院に進学

海外大学卒業後に、日本または海外の大学院に進学する人は多くいます。海外の場合は必要とされるスキルや資格が日本と異なる場合もあるため、事前の確認が重要です。

また、日本の大学院で、海外大学での学位取得が認められるか否かは、大学ごとの判断に委ねられています。日本の大学院に進学する場合は、取得した学位が大学院の入学条件に該当するか、事前に確認しておきましょう。

パターン2:日系企業に就職

2つ目のパターンは、海外大学を卒業後、日系企業に就職するケースです。海外大学の学位取得者を日本の大卒と同等に扱うかどうかは企業によって異なるため、自分の希望する企業の採用条件を確認しておきましょう。

また、留学先の国によっては卒業年度が日本の就職活動のスケジュールと合わない可能性もあります。オンラインイベントに参加したり、留年で卒業時期をずらしたりして日本の就職活動に対応できるよう工夫をしましょう。

パターン3:現地の企業に就職

海外大学を卒業後、現地の企業にそのまま就職する人もいます。海外で働く場合は、高度なスキルと言語力が必要となるため他のキャリアプランに比べると困難です。

また、海外の場合はインターンシップのような形で試用期間を経た後、そのまま就職するなど、日本と異なる就職形態の国が多くあります。自分が就職を希望する国の就職活動について下調べを行い、自分の希望に添った職種に就けるよう準備しましょう。

まとめ

海外大学に進学する際の流れや方法、奨学金などについて解説しました。多くは、日本と異なる書類やスキルが必要となるため、志望大学の出願要件を確認し、早めに準備を進める事が重要ではないでしょうか。本記事を参考に海外大学への進学準備を進めて、自分の将来を豊かなものにしていきましょう。

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