マルタ島留学はこんな人におすすめ!メリットやデメリットも紹介!

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地中海のほぼ真ん中に位置する小さな島国、マルタ共和国をご存じですか?東京23区よりも少し広い程度の大きさのこの島国の人口は約52万人で、ゴゾ島やコムノ島といった観光やリゾート地として名高い美しい離島も擁します。

そんなマルタ島は、地中海地域に位置しながらも、英語が公用語として使われているという特徴から、近年留学先として注目を集めています。

この記事では、マルタ島留学について詳しく解説し、そのメリットやデメリット、生活情報までをご紹介します。「マルタ島留学が気になるけど、どんな点が魅力なのか分からない」という方は、ぜひ参考にしてください!

マルタ島留学について

マルタ島はヨーロッパの中で最も小さな国の一つですが、その美しい自然や歴史的要所からリゾート観光地として非常に人気があります。

マルタ島はその小さな国土ながら、非常に長い歴史を持つ国です。最古の文明は紀元前5000年頃にまで遡り、世界最古のフリースタンディング構造物とされる巨石神殿「ジュガンティーヤ神殿」が有名です。その後、フェニキア人、古代ローマ帝国、アラブ人、ノルマン人など、様々な文化の影響を受け、16世紀に聖ヨハネ騎士団(マルタ騎士団)がこの島を統治しました。

騎士団時代の影響は現在でもマルタの建築や文化に色濃く残っています。このため、多様な文化が共存した歴史が、街並みや伝統に色濃く残っています。

さらに、19世紀にはイギリスの植民地となった後、1964年に独立を果たし、現在は観光業を中心とした平和な国として知られています。

イギリスの植民地だった歴史から、マルタ語に加え、英語も公用語として使われているのが特徴です。日常会話では英語が広く使われ、留学生にとってもコミュニケーションが取りやすい環境です。

また観光業が盛んなため、外国人の受け入れ体制が整っており、留学生活を支える心強い要素となっています。地中海の穏やかな気候や美しいビーチ、歴史ある街並みも留学先としての魅力を高めています。

2023年の統計によると、マルタには年間約85,000人の留学生が訪れ、その多くが語学留学を目的としています。特に、ヨーロッパ諸国からの学生が多い一方、日本や韓国などアジアからの留学生も増加傾向にあります。

マルタ島留学の基本情報

まずはマルタ島について基本情報を押さえておきましょう。

●場所

地中海に位置し、イタリアの南にある小さな島国です。ゴゾ島やコミノ島など複数の島々で構成されています。

●言語

公用語は英語とマルタ語。英語は行政や教育の場で広く使用され、マルタ語は日常生活でよく使われます。マルタ語はアラビア語、イタリア語、英語の影響を受けています。

●通貨

ユーロ (€)。

●気候

年間を通じて温暖で、冬でも10℃前後、夏は30℃を超えることがあります。

●治安

ヨーロッパの中でも比較的治安が良く、安心して生活できます。

●経済

観光業が主要産業であり、特に語学留学やリゾート観光が盛んです。また、近年では金融業やIT産業も発展しています。

留学先としては、首都のバレッタや観光都市のセントジュリアン、スリーマが特に人気があります。また、語学学校は40校以上あり、自分の目的やレベルに応じた学校を選ぶことが可能です。

マルタ島留学のメリット・デメリット

これらの基本情報を踏まえた上で、マルタ留学のメリットとデメリットをそれぞれ確認してみましょう。

メリット

1. 費用が比較的安い

イギリスやアメリカ等他の英語圏の国での語学留学と比較すると、学費や生活費が抑えられます。以下に具体的な数字を挙げながら、マルタ留学のコスト面でのメリットを解説します。

授業料の比較

マルタの語学学校の授業料は、週150〜250ユーロ(約22,000〜37,000円)程度が相場です。一方、イギリスでは同じようなコースが週200〜400ポンド(約36,000〜72,000円)かかることが一般的です。このため、数週間から数ヶ月滞在する場合でも、授業料の差が大きくなります。

生活費の比較

マルタ島での生活費は他の英語圏に比べてかなりリーズナブルです。以下は、1ヶ月あたりの生活費の目安です。

  • 家賃(シェアハウスや学生寮):400〜800ユーロ(約65,000円〜13万円)
  • 食費:200〜300ユーロ(約3万2千円〜4万9千円)
  • 交通費:26ユーロ(約4,300円)でバス定期券を購入可能

イギリスやアメリカの主要都市では、これらの費用が倍以上になるケースも珍しくありません。

留学全体の費用例

例えば、3ヶ月(12週間)の語学留学をする場合、授業料と生活費を含めた総費用の目安をイギリスと比較してみましょう。

  • マルタ島

授業料:1,800〜3,000ユーロ

生活費:2,000〜2,500ユーロ

合計:3,800〜5,500ユーロ(約63万円〜92万円)

  • イギリス

授業料:2,400〜4,800ポンド

生活費:3,000〜4,000ポンド

合計:5,400〜8,800ポンド(約98万円〜160万円)

このように、マルタでは約30〜50%の費用で留学が可能となるため、費用面のメリットから、マルタ島は「英語を学びたいけれど予算を抑えたい」という学生や社会人にとって、最適な留学先の一つとなっています。

2. 英語学習に適した環境とリゾート地での留学生活

英語が公用語であるため、日常生活の中で実践的な英語を学べます。さらに、観光業が盛んなため、外国人とのコミュニケーションの機会も豊富です。また、マルタ島は美しいビーチや歴史的建造物に囲まれており、学業とリゾート生活の両立が可能です。休日には観光やダイビングなどのアクティビティも楽しめます。

3. 多国籍な環境、充実した学生中心のナイトライフとパーティー文化

世界中から留学生が集まるため、国際的な友人を作る機会が多く、データによると、留学生の約30%がアジアから、50%がヨーロッパから集まっています。また、マルタ島は充実したナイトライフやパーティー文化でも有名です。

特にセントジュリアン地区にある「パーチャヴィル(Paceville)」は、学生たちが集まるナイトライフエリアとして知られています。

この地域にはクラブやバーが数多く集まり、夜遅くまで賑わいを見せています。入場料が無料のクラブも多く、学生でも気軽に楽しめるのが特徴です。

語学学校の生徒向けに、ナイトイベントやパーティーが定期的に開催されていることもあり、勉強の合間に友人を作ったり、他国の学生と交流したりする絶好の機会となっています。こうしたナイトライフの環境は、英語を使う実践の場にもなり、人々との会話を通じて異文化理解が深まる点も魅力です。

デメリット

1. 短期滞在向け

国土が小さいため、長期間滞在すると観光地やアクティビティが限られていると感じるかもしれません。そのため、短期留学に向いているとも言えます。

2. 英語のアクセント

現地の住民の話す英語は、もちろんマルタ独特のアクセントがあるため、最初は慣れるのに時間がかかるかもしれません。

3. 日本人が多すぎる

少過ぎる環境 選択する語学学校によって日本人留学生の割合が多すぎたり少なすぎるといった偏りが生じる場合があります。自分の性格や留学の目的をしっかりと踏まえて、慎重な学校選びをお勧めします。

マルタ島留学のプログラム詳細

マルタ留学には、沢山の語学学校があり、さまざまなプログラムが提供されています。以下に主なオプションをご紹介します。

語学学校

マルタには約40~50校の語学学校があり、一般英語、ビジネス英語、試験対策(IELTSやTOEFL)などの多彩なコースを提供しています。特に代表的な人気プログラムを挙げると、下記のようなものがあります。

  • 一般英語コース:初心者から上級者まで、幅広いレベルに対応。
  • ビジネス英語コース:仕事で英語を使いたい方向け。
  • 短期集中コース:1週間から数ヶ月間の短期集中型プログラム。
  • ジュニアプログラム:夏休みなどを利用した10代向けの語学コース。

また、マルタの語学学校の多くは、FELTOM(Federation of English Language Teaching Organisations Malta)という教育機関の認定を受けています。

この認定は、教育の質や施設の基準が国際水準に達していることを保証するものです。そのため、コストを抑えつつ、高水準の教育を受けることが可能です。

さらに、マルタの多くの語学学校では、1クラスの学生数が平均8~12名程度に設定されています。クラス分けはレベルに応じて細かく設定されるため、自分のスキルに合った学習が可能です。

これにより、教師と学生の距離が近く、個別指導がしやすい環境が叶うので、細やかな指導や、グループディスカッションが活発に行われます。

特に、会話中心の授業では、学生一人ひとりが発言する機会が多いため、英語を話す実践的なスキルを効率的に向上させることができます。

マルタ島留学での生活と滞在

生活費

マルタ島での生活費は他の英語圏と比べて手頃です。

  • 家賃:月400-800ユーロ(学生寮やシェアハウスの場合)
  • 食費:月200-300ユーロ
  • 交通費:バスの定期券は月26ユーロ程度

滞在先

滞在先としては、以下の選択肢があります。

  • 学生寮:語学学校が提供する寮で、他の留学生と交流ができるので交友関係を広げるのに最適な選択肢です。
  • ホームステイ:現地の家庭で生活しながら実践的な英語を学べます。
  • アパートシェア:自分のペースや目的を優先したい方や、長期滞在の場合におすすめ。

現地のアクティビティ

マルタ島での生活は学業だけでなく、美しい自然や国際的な環境を生かした楽しい生活を通じて実践的な英語を練習しながら過ごすことができます。休日には以下のような活動がおすすめです。

●観光

バレッタ、ゴゾ島、コムノ島などの歴史都市は必見のスポットです。荘厳な聖ヨハネ大聖堂や中世の街並みを散策するのがおすすめです。

また、ゴゾ島やコムノ島では大自然を満喫でき、美しいブルーラグーンではシュノーケリングやクルーズを楽しむことができます。

年間を通じてカーニバルや音楽祭、宗教行事が行われ、現地の文化を肌で感じられます。特に「フェスタ」と呼ばれる聖人を祝うお祭りでは、打ち上げ花火や地元のパレードが繰り広げられます。

●スポーツ・アウトドア

地中海ならではのアクティビティとして、ダイビングやスノーケリングが人気です。また、地中海の美しい海岸線を眺めながらハイキングを楽しむこともできます。

●ナイトライフ

世界中から集まった学生との交流も魅力的です。

食文化

マルタの食文化は、地中海料理をベースにイタリア、アラブ、イギリスなどの影響を受けています。主な料理には以下があります。

●パスティッツィ

チーズや豆のペーストが詰まったパイで、手軽に楽しめる軽食。

●フィッシュスープ

新鮮な魚介類を使ったマルタの伝統料理。

●カナッリーニ

イタリアの影響を受けた甘いデザート。

さらに、新鮮なシーフードやオリーブオイルを使ったヘルシーな料理も多く、食事を楽しむことができます。自炊の場合にも、スーパーで手軽に買い物ができるので、語学学校の友達と自分たちの国の料理を振る舞うなどして交流をするのも楽しいでしょう。

まとめ

マルタ島留学は、美しい地中海の環境の中で英語を学び、多国籍な友人を作りながら文化や歴史に触れることができる、非常に魅力的な選択肢です。その上、他の英語圏と比較して全体費用を抑えることができ、短期から長期まで幅広いニーズに対応できます。もし、英語を学びながら充実した留学生活を送りたいと考えているなら、マルタ島留学をぜひ検討してみてください!

 

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