日本から数時間のフライトで行ける韓国は、多くの魅力が詰まった国。
日本におけるK-POPや韓流ドラマ、韓国コスメに韓国グルメなどの韓流ブームの影響もあって、韓国語を本格的に学びたいと考える方も多いのではないでしょうか?
この記事では、
韓国留学におすすめの学校や費用
をご紹介します。
韓国留学をお考えの方はぜひ参考にしてください!
人気急増!韓国への留学
日本から近い韓国は、もともと「気軽に行ける旅行先」として人気の国でした。そこに、K-POPや韓流ドラマなどのエンターテイメントの人気の影響も加わり、近年は「留学先」としての人気も高まってきています。
韓国留学のメリット
韓国留学にはどのようなメリットがあるのでしょうか?まずは韓国留学のメリットからご紹介します。
韓国語を習得しやすい
留学して韓国語をどっぷり使う環境に身をおくことは、韓国語を習得する一番の近道です。
授業中もプライベートも韓国語で会話することで、どんどん会話力が身に付くでしょう。
また、韓国語と日本語は、使われている文字や発音は違うとはいえ、文法的には共通点が多いのが特徴です。そのため、他の外国語に比べると習得しやすいといわれています。
現地で韓国語にたくさん触れながら学習することで、きっと韓国語をマスターできるでしょう。
教育水準が高い
韓国は教育水準が高く、また留学生の誘致にも積極的です。
特にソウルには、留学生向けの滞在先もそろっています。
競争意識があるのも韓国人学生の特徴です。一緒に学ぶことで、自分を成長させる良いチャンスになるでしょう。
治安が良い
「インフラの安全性」や「個人の安全性」など4つの分野で分析した、2019年の世界の都市安全性指数ランキングによると、ソウルは8位です。
そのため、ソウルは治安が良い国であると言えるでしょう。(なお、東京は1位、大阪は3位)。
夜でもひとりで出歩いても基本的には安全です。また、地下鉄が発達しているため、安全に移動することもできるでしょう。
留学費用もリーズナブル
韓国へはリーズナブルに留学できます。
大学の受講料が安いのが特徴で、また日本から地理的にも近いため、LCCを利用すれば航空券も抑えることができます。欧米留学に比べると、かなり費用を抑えた留学ができるでしょう。
語学堂と語学学校の違い
韓国で韓国語を学ぶには、
語学学校(民間が運営)で学ぶ
の2つの方法があります。
語学堂 | 語学学校 | |
運営母体 | 国公立や私立の大学 | 民間 |
学校開始時期 | 10週を1学期として、春夏秋冬の年4回 | 入学時期は自由 |
参加単位 | 1学期(10週) | 1週間~ |
授業時間 | 1日4時間 | 1日3時間 |
ビザの取得 | 2学期以上の登録で学生ビザの取得が可能 | - |
特徴 | ・大学の施設を利用できる ・学生との交流が持てる ・ビザの発行で長期滞在が可能 ・大学の正規課程の編入も可能 |
・日本の英会話スクールや日本語学校のような感じ ・宿題が少な目なので自由時間も楽しめる |
こんな人におすすめ | しっかりと勉強したい方 | 気軽に留学をしてみたい方 |
それぞれの違いについて詳しく説明します。
語学堂
語学堂は韓国の大学付属の語学学校です。10週を1学期としており、年間4学期制を取っています。
そのため、入学時期が限定的です。
宿題も多く、出席率や進級条件も厳し目ですが、多くの語学堂は大学キャンパス内にあるので、大学の施設を利用できたり、現地の学生と交流できたりするのが特徴です。
2学期制以上の登録で学生ビザが取得できるので、長期留学も可能です。授業はレベル別に、会話を中心とした4技能を伸ばす授業が行われます。 しっかりと韓国語を学びたい方におすすめです。
語学学校
語学学校は、日本の英会話スクールや日本語学校のようなイメージです。入学時期も選べて、1週間からの入学も可能です。
授業は午前中に行われることが多いため、午後は自由な時間を楽しめます。語学学校の授業も語学堂同様、レベル別で、会話を中心に4技能を伸ばすレッスンです。
語学学校への留学ではビザが発行されないため、長期留学には向いていません。お試しで短期留学したい方、気軽に留学したい方におすすめです。
韓国の語学留学に必要な費用
それでは韓国留学に必要な費用をご紹介します。
韓国留学の費用の目安
韓国留学の費用の目安を以下に示します。近年韓国の物価高の影響で、留学費用も上昇傾向にあります。
1ヶ月 | 3ヶ月 | 半年 | 1年 | |
授業料 | 約3~6万円 | 約12~25万円 | 約30~40万円 | 約50~120万円 |
滞在費 | 約3~5万円 | 約8~15万円 | 約15~50万円 | 約60~100万円 |
食費や生活費 | 約1~5万円 | 約5~15万円 | 約10~30万円 | 約25~50万円 |
航空券 | 約2~5万円 | 約2~5万円 | 約2~5万円 | 2~5万円 |
保険料 | 約1万円 | 約5万円 | 約10万円 | 約20万円 |
合計 | 約10~25万円 | 約30~70万円 | 約70~140万円 | 約160~300万円 |
留学費用のうち、大きな割合を占めるものについて以下に詳細に示します。
授業料
語学堂に通う場合、私立か国公立か、またはどの学部に通うかによって授業料が変わってきます。私立の方が国公立よりも高い場合が多く、国公立では年間20~60万円、私立では60~100万円が費用の目安です。
一方、語学学校へ通う場合は、年間で100万円以上かかるといわれています。レッスンの種類や、学校の立地、サービスなど学校によってさまざまな違いがあるので、授業料にも幅が出てきます。
韓国留学の滞在費の違い
韓国での留学生の滞在先は主に以下になります。
・大学の学生寮
・コシテル、コシウォン、リビンテル(個室+キッチンなどの共同スペース)
・ワンルーム(日本の賃貸ワンルームのような部屋)
・ハスク(下宿)
大学の学生寮
語学堂へ留学する場合は、大学内または周辺にある学生寮を利用することができます。
食堂やランドリー、シャワーなどは共同の場合が多いですが、それなりに設備がそろっているうえにリーズナブルなので、人気の滞在先です。
大学によっては、学生寮を利用できるコースが決められていたり、長期間留学する学生のみ利用できるなど条件を設けていたりするところもあります。競争率も高いため、希望する場合は早めに問い合わせると良いでしょう。
コシテル、コシウォン、リビンテル
コシテル(コシウォン、リビンテルなどとも呼ばれます)は、個室+キッチンなどの共同スペースからなるタイプの滞在先です。
個室は2~3畳と小さなスペース。そこにベッドと机が備わっています。日本のビジネスホテルよりも狭いイメージです。トイレとシャワーは個室についているところもあれば、共同の場合もあります。
キッチンは共同です。インスタントご飯やカップラーメンなどの軽食が無償提供されていることもあります。
個室は非常に狭いため、あまり自由に使えるスペースはありませんが、狭くてもプライベートを確保したい方におすすめです。
ワンルール
ワンルームは、一般的な賃貸のワンルームのように、部屋にキッチン、トイレ、シャワーなどが備え付けられている部屋です。家具家電付きのところも多く、留学生だけでなく、韓国の大学生も利用しています。
ハスク
ハスクは「下宿」のこと。 個室は2~3畳と小さなスペース。そこにベッドと机が備わっています。日本のビジネスホテルよりも狭最近は数も減ってはきていますが、食事が提供され、世話人が滞在して学生の世話を焼いてくれます。共同生活がメインなので、トイレ、シャワーも共同です。
設備が古くなってきているところも多いため、快適性を求めずに、「韓国の暮らしを体験してみたい」方には良いでしょう。
ホームステイ
なお、特にアメリカでは一般的なホームステイは、韓国ではほとんどありません。
韓国留学の食費や生活費
食費は自炊か外食かによって変わります。最近では韓国も物価高の影響を受け、外食すると1回1,000円~3,000円はかかるため、留学費用を節約したいなら自炊がおすすめです。
自炊中心の生活なら、1ヶ月1万円程度に抑えることができるでしょう。
なお、外食する場合は、地元の食堂を利用するのがおすすめです。無料でキムチなどを食べることができるのでお得です。
韓国の語学学校・語学堂のおすすめ5選
それでは、おすすめの韓国の語学学校と語学堂を5つご紹介します。
私立 延世大学 語学堂(ソウル)
私立 梨花女子大学校 語学堂(ソウル)
国立 釜山大学 語学堂(プサン)
Lexis Korea(ソウル、プサン)
Easy Korean Academy(ソウル)
私立 延世大学 語学堂(ソウル)
都市 | ソウル特別市西大門区 |
費用例 | 2025年度から1,860,000ウォン(約20万円) |
入学時期 | 年4回 |
授業の特徴 | 4技能をバランス良く学べる |
延世大学は韓国で最も古い私立大学。
語学堂は韓国最大規模を誇り、毎年1,500名もの留学生が通うといわれている、マンモス校です。
教室数も多く、留学生のサポート体制も充実しているので、日本人にも人気です。
信頼性もあり、設備も充実しているのが特徴ですが、その分ソウル市内の語学堂のなかでも学費が高めです。
私立 梨花女子大学校 語学堂(ソウル)
都市 | ソウル特別市西大門区 |
費用例 | 2025年度から1,780,000ウォン(約19万円) |
入学時期 | 年4回 |
授業の特徴 | 教育プログラムに定評あり |
韓国で最も有名な女子大と言っても過言ではないのが、梨花女子大学校です。
キャンパス内はキレイに整備されており、最新の設備も備わっているので、快適なキャンパスライフを送ることができるでしょう。なお、語学堂は共学なので男性でも入学できます。
国立 釜山大学 語学堂(プサン)
都市 | 釜山広域市 |
費用例 | 2025年度から1,780,000ウォン(約15万円) |
入学時期 | 年4回 |
授業の特徴 | 発音練習クラスはダンスクラスなど、放課後授業も豊富 |
韓国第二の都市、プサンにある釜山大学は、グローバル人材の育成教育に取り組んでいる国立の総合大学です。
そのため、韓国語以外にも英語のクラスなど、さまざまな言語教育プログラムがあります。 発音クラスや試験対策クラス、ダンスクラスなど、放課後授業も豊富で、語学の勉強だけでなく、韓国の文化も学べるのが特徴です。
Lexis Korea
都市 | ソウル、釜山 |
費用例 | インテンシブコース: 1~9週:340,000ウォン(37,000円)/週 10~19週:330,000ウォン(36,000円)/週 |
Lexis Korea(レクシスコリア)は、ソウルと釜山にキャンパスを構える語学学校。
独自のマーケティング手法で、世界各地から留学生を招いているので、アジア各国に加えてドイツやイタリア、アメリカなどからも留学生が集まってきています。学校内にラウンジなどが用意されているので、気軽に国際交流ができるでしょう。韓国語コースのみならず、大学進学コースなども開講しています。
Easy Korean Academy
都市 | ソウル |
費用例 | 定期コース(4週間):450,000ウォン(5万円)/週 短期コース(4日間):470,000 ウォン(52,000円) |
ソウルにある、外国人向けの語学学校がEasy Korean Academyです。
日本人スタッフが在籍しているので、日本語で相談できるのが嬉しいポイント。また、韓国語の教員免許取得者が教えてくれます。韓国語と一緒にK-POPダンスが学べるコースも解説しています。
まとめ
お隣の国「韓国」は、文化やファッション、コスメなどが日本でも人気の高い国。韓国語を学ぶことで、よりその魅力に引き込まれることでしょう。学校選びや手続きでお悩みであれば、留学エージェントを利用するのも一手です。
ぜひ韓国留学をして、肌で韓国文化を感じてみてください!