みなさんは、オーストラリアと聞いて、どのようなものをイメージするでしょうか?
広大な自然やユニークな動物、クリケットやラグビーといったスポーツなど、多様な面を持っているのがオーストラリアですよね。
そんなオーストラリアには、魅力あふれる都市がいくつもあります。
そこで、今回の記事では、オーストラリアの有名な都市とその特徴をご紹介します。留学やワーキングホリデーにおすすめの都市や、都市ごとの人気の観光スポットについてもわかりやすく解説していきたいと思います。
オーストラリアに興味がある方、留学やワーキングホリデー先の候補としてオーストラリアを検討している方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。
オーストラリアの都市人口と特徴
オーストラリアの総人口は約2,500万人、国土面積は日本の約20倍にあたる約769万平方キロメートルです。人口密度は1平方キロメートル当たり3.3人くらいと、日本と比較するととても低いです。
しかし、オーストラリアの人口は多くが都市のある沿岸部に集中しています。沿岸部は気候も穏やかなことが特徴です。
人口の多い都市は、上から順に、
1位が シドニー(432万人)
2位が メルボルン(419万人)
3位が ブリズベン(205万人)
4位が パース(187万人)
5位が アデレード(116万人)
となっています。
以下、ゴールドコースト、キャンベラ、ニューキャッスル、セントラルコースト、ウロンゴンと続きます。
特に1位から5位の都市は、日本人にとっても聞いたことのあるなじみ深い場所ばかりではないでしょうか。
オーストラリアの地域別特徴
広大な面積を誇るオーストラリアは、以下の8つの地域(6つの州、1つの準州、1つの特別区)にわかれています。
首都特別区(ACT)
オーストラリア首都特別地域 (Australian Capital Territory)と呼ばれるエリアで、首都・キャンベラがあります。
国会議事堂や官庁、大使館などが集まる政治の中心地です。博物館などの文化施設や、カフェ、レストランなども豊富にあります。
クイーンズランド州
オーストラリア大陸の北東部に位置するクイーンズランド州。面積も広大、かつ人口も多くいます。
日本からも近く、行きやすいのが特徴です。ケアンズやブリズベン、ゴールドコーストといった都市があります。また、グレートバリアリーフなどの自然の観光資源も有名です。
ニューサウスウェールズ州
オーストラリア大陸の南東部に位置するニューサウスウェールズ州。オーストラリアを代表する都市・シドニーがあります。人口も多く、オーストラリアの総人口の約3分の1が暮らしている州でもあります。
農業、サービス業、観光業、製造業など、幅広いビジネスの中心的なエリアとも言えます。さらに、有名な大学も多いため、留学生も多く集まります。
ビクトリア州
オーストラリア大陸の東南部に位置するビクトリア州。オーストラリア第二の都市であるメルボルンがあります。美しいヨーロッパ風の建物があったり、現代的な建築物があったりと、街歩きも楽しめます。
州のサイズはそれほど大きくありませんが、食文化も発展していますし、世界遺産が見れたり、海も近かったりと、オーストラリアの魅力が詰まった場所と言えるでしょう。
南オーストラリア州
オーストラリア南部に位置する南オーストラリア州。州都はアデレードです。
中央郵便局や州立図書館といった歴史的建造物が見られるほか、州の一部は広大な乾燥地帯でもあり、都市と大自然を擁する州と言えるでしょう。
人口の大部分は州都のアデレードに集中していますが、ほかの都市と比べるとゆったりとした雰囲気も持っています。
西オーストラリア州
オーストラリア大陸の西部に位置する西オーストラリア州。州都はパースです。オーストラリアで最も広大な面積を持つ州ですが、人口はパースに集中しています。
自然が楽しめる観光スポットが多くあるほか、豊富な鉱山資源をもとにした経済発展も著しい場所です。
ノーザンテリトリー準州
オーストラリア大陸の北中部に位置するノーザンテリトリー準州。州都であるダーウィンは、進化論を唱えたダーウィンに由来します。
東南アジアに近いことから、アジア系の住民が多いことも特徴です。現存する世界最古のアボリジニ文化がある地域でもあります。
タスマニア州
オーストラリア大陸の南に位置するタスマニア島が一つの州となっています。
オーストラリア大陸とは異なる生態系が広がっていることも特徴です。ほとんどが山岳地帯で美しい風景が広がり、観光州としても人気を集めています。
留学とワーホリにおすすめの都市
続いてここからは、留学とワーホリにおすすめの都市をご紹介していきます。
シドニー
オーストラリア最大の都市、シドニーは経済、文化、商業といったあらゆるものの中心地です。他の都市よりも圧倒的に学校の数が多いため、自分のタイプ・好み・条件に合った学校を探しやすいです。都会的な街並みを楽しみながら、海などへも行きやすいです。
メルボルン
イギリス風のおしゃれな街並みが目を引くメルボルン。おしゃれなカフェも多く、語学学校以外でもバリスタコースは多く開催されています。なお、メルボルンは過去(2011年から2017年まで7年連続)に世界で一番住みやすい街にも選ばれたことがあります。
ブリズベン
オーストラリアのなかでも、一年を通じて温暖で過ごしやすい気候のため、留学やワーキングホリデーにもぴったりです。美術館や映画館、ショッピングセンターなどがありますが、いわゆる観光地というわけではないため、落ち着いた環境で過ごしたい人におすすめです。
パース
都会的な街並みよりも、自然豊かな場所の方が好きという方は、パースもおすすめです。海岸線が造りだす美しい風景も楽しめます。また、比較的治安が良いことでも知られ、留学生やワーキングホリデー希望者からも人気があります。ただし、夏は暑くなります。
ゴールドコースト
美しい砂浜が広がるゴールドコーストは、マリンスポーツを楽しみたい人にはぴったりの滞在先です。賃料や学費の安い大学などもあり、留学生から人気が高い都市でもあります。
また、アジアから来る観光客も多いため、ホテル、レストランなどで働くという選択肢もあります。
ケアンズ
ほかの都市と比べて規模が小さくコンパクトであるため、アットホームな学校が多いことも特徴です。また、日本からも距離が近く行きやすいこともうれしいポイントです。一年を通して暖かい気候です。
各都市の観光スポット
最後に、各都市の有名な観光スポットをご紹介します。留学やワーキングホリデーの気分転換や思い出作りに、ぜひオーストラリアのステキな観光スポットを訪れてみてください。
シドニー
オペラハウス、ハーバーブリッジといった、オーストラリアを代表するような観光スポットがあるシドニー。郊外まで足をのばすと、世界遺産「ブルーマウンテンズ」も見ることができます。
メルボルン
「ガーデンシティ」と呼ばれるほど、多くの公園があるメルボルン。街を歩くだけでも楽しいですが、王立展示館とカールトン庭園、メルボルン・スカイデッキ、ビクトリア州立図書館などが有名な観光スポットです。
ブリズベン
ブリスベンシティー植物園や、オーストラリア最大規模のコアラ保護区であるローンパインコアラ保護区もあります。
パース
野生のイルカに出会えるモンキー・マイア、石灰岩の石柱ピナクルズなど、美しく雄大な自然を持つパースならではの観光スポットが有名です。
ゴールドコースト
世界的にも有名なサーファーズ・パラダイス(Surfers Paradise)のほか、サーファーズ・パラダイス駅のすぐそばにあるQ1スカイポイント展望台もおすすめです。ビルの77回にある超高層の展望台です。
ケアンズ
サンゴ礁の広がる世界遺産グレートバリアリーフへの拠点となるのがケアンズです。そのほか、キュランダ・パーク、パロネラ・パークもおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
今回の記事では、オーストラリアの主要都市について、その特徴をご紹介しました。また、留学やワーキングホリデーにおすすめの都市や、各地の人気の観光スポットについても詳しく、かつわかりやすく解説していきました。
記事のなかでもご紹介したとおり、オーストラリアの都市はそれぞれ違った特徴や魅力があります。 いずれも留学やワーキングホリデーにおすすめですが、
「何をしたいのか」
「何を重視したいのか」
「環境は自分のタイプに合っているか」
などを考えて選ぶことが大切です。
留学やワーキングホリデーを成功に導くためには、前もってしっかりと準備や調査をすることが重要です。ぜひ、この記事でご紹介した内容を参考に、どこの都市に滞在してみたいか考えてみてくださいね。
また、ご紹介したオーストラリアのさまざまな都市について、「もっと詳しく知りたい」「ネイティブスピーカーの意見を聞いてみたい」と思った方は、ぜひネイティブキャンプのオンライン英会話レッスンを試してみてください!レッスンでは、ネイティブ講師とマンツーマンで話すことができます。
オーストラリア出身の講師であれば、よりリアルな現地情報を聞くこともできます。
また、留学やワーキングホリデー前の英語学習に活用するのはもちろん、オーストラリアで留学やワーキングホリデーをする際に気をつけた方が良いことなどを質問しても良いでしょう。ぜひ、みなさんの英語学習にレッスンをフル活用してくださいね。
◇経歴
新卒入社した会社ではオーストラリア人上司のもと働いた経験があります。
海外クライアントとのメールや電話でのやりとりは日常茶飯事でした。
現在はWebライターのほか、英日翻訳者としても仕事をしています。
◇資格
TOEIC、TOEFL、IELTSなどの受験経験あり
◇海外渡航経験
学生時代にイギリス留学を経験したほか、アジアを中心にさまざまな国に旅行に行ったり、フィールドワークをしたりしました。
フィールドワークでは英語を使ってインタビューをした経験もあります。
2019年よりイギリス在住で、現在は毎日英語を使っています。
◇自己紹介
子どものころはアメリカ人の先生の英会話教室に通い、大学ではイギリス留学を経験、新卒入社した会社ではオーストラリア人上司を持つなど、英語とは色々な接点を持ってきました。英語はもっぱらリーディングが得意で、毎日洋書を読んでいます。よろしくお願いします!