近年、セブ島を中心に、語学留学先として人気のフィリピン。電通が世界20カ国を対象に調査したジャパンブランド調査2017によると、フィリピンの親日度は、タイ、ベトナムと並んで1位となりました。
また、あるコンサルタント会社の調査では、「日本を信頼する」と答えたフィリピン人は92%という結果が出ています。このようにフィリピンには親日家が多く、若い世代を中心に日本に興味を持っている人たちがたくさんいます。特に日本語に興味を持っているのは10代後半から20代の女の子たちで、仕事や国際協力、海外ボランティア活動を通じて日本人の観光客と接するため、日本語を熱心に勉強している人も多いようです。
フィリピンと日本との関係はとても良好で、経済的な結びつきも強く、日本に対するイメージも良い国です。
- セブ島における国際交流の現状
- フィリピンでは英語が上手な人が多いのはどうして?
- セブで国際交流イベントに参加するためのヒント
- 貴重な留学期間を有意義に活用しよう
- おまけ フィリピン留学が人気の理由
- まとめ
セブ島における国際交流の現状
セブ島への留学を検討している方も多いと思いますが、セブ島では英語の勉強だけでなく、国際交流も盛んに行われています。
日本語学校に通うフィリピン人も多く、日本語を教えたい日本人による文化交流会を提供している場も多くあります。語学留学生であれば誰でも参加できるので、是非行ってみてください。交流会は週末に開催されているので、留学中の週末の活動としても参加しやすいと思います。
日本文化への愛が溢れるセブ島
フィリピンの若者世代は、日本文化に好意を抱いている人が多いです。これは近年になって、フィリピンの若い世代の間に日本のアニメやポップカルチャーに対する興味が広がり、日本語を学び始める人が増加して裾野を広げているからです。
セブ島の本屋では、フィリピノ語や英語表記の日本の漫画が並んでいますし、フィリピン現地のテレビでは、日本のアニメの吹き替え版が放送されています。
その他、NHKの連続テレビ小説のタガログ語吹き替えが放送されたりと、さまざまな日本のコンテンツが身近にあります。
日本語学習や日本文化の人気とその背景
アニメやポップカルチャーの人気だけでなく、日本で働いた経験のあるフィリピン人からは「日本人はとても親切だった」という声をよく聞きます。そういった評判によって、日本で働きたいと思っている人も多いようです。
日本の文化が好きという意見が根強く、日本人の礼儀正しさ、清潔な街並みへの憧れ、思いやりの精神、日本食などがフィリピン人を惹きつけているそうです。特に日本の食べ物はフィリピンでは評判で、豚骨ラーメンや焼き肉、お好み焼き、寿司などは人気の日本食です。
また、日本はアジアで最初に先進国になったという経緯から、純粋な憧れを抱く人もまだまだ存在しています。
フィリピンでは英語が上手な人が多いのはどうして?
1898年から約40年間、フィリピンはアメリカの植民地下にありました。植民地時代に、教育がすべて英語で行われるようになった経緯もあり、フィリピンは英語との関係性を深めていきました。
1974年の独立後も、厳密にはタガログ語がフィリピンの公用語と言われていますが、実質英語が公用語として用いられています。テレビや映画、家での会話、店の看板や標識も英語が使用されています。
こうした歴史的な背景から、フィリピン人は英語が堪能な人が多いのです。もちろん英語が上手であれば、就職に有利となり貧困から脱することを可能にしてくれるという側面もあります。
さらに、フィリピンで話されているタガログ語には、英単語がそのまま使われていることが多いという点もあります。文字もアルファベットで英語との親和性も高いです。
また、フィリピンは多くの島が集合してできており、約80もの言語があると言われています。異なる島の人が会話をする際、意思疎通するための共通の言語として英語が使われています。このような理由から、フィリピン人には英語が上手な人が多いのです。
言語交流会の魅力と参加方法
セブ島の語学学校に留学中に、フィリピン人の友人を作りたい方、学校で習った英語を実践で使いたい方、日本文化をフィリピン人に伝えたい方は、是非言語交流会に参加してみてください。
授業を受けるのも1つの方法ですが、やはり実践で話してこそ上達するものです。セブではたくさんの言語交流会やイベント、プロジェクトが開催
されています。自分でどんどん会話して飛び込むべきでしょう。
言語交流会では語学が堪能な人ばかりではないので、まだ英語力に自信がない方も恥ずかしがらずに、まずは単語だけでも良いので言葉を発してみましょう。発してみないと、間違っているのか合っているのかすら不明のままになってしまいます。その際、日本人を基準に考えず、世界には色々な文化や考え方があることを前提に交流すべきです。
また、フィリピン人の月収平均はだいたい3万円です。日本人とフィリピン人との金銭感覚は全く違い、私たちにとっては普通の値段が、相手にとっては高価であることがあります。こうした金銭感覚の違いは意識すべきです。
セブで国際交流イベントに参加するためのヒント
セブに留学したら、積極的に現地人や外国人の友達を作って国際交流をしましょう。ここでは外国人との知り合いの作り方、おすすめの国際交流スポットの入手の仕方をご紹介します。
FacebookやInstagram等を活用して情報収集する
ここ数年、何万人もの観光客が訪れているセブ。外国人バーや英会話カフェも多く存在しますが、実際はフィリピン女性と遊び目的の外国人男性や、日本人留学生を下に見ている白人も多く、こうした場所に行ってもなかなか友達は作りにくいものです。同じように国際交流を求めている人の集まる場所や、初心者可の質の良い交流イベントを探すには、FacebookやInstagramなどのSNSを利用した方が効率的です。留学生の参加者も歓迎してくれるコミュニティが必ず見つかるはずです。
語学学校や日本人の知り合い経由で情報を入手する
SNS以外にも、やはり安全な交流イベントを探すのであれば、知り合い経由の情報が安心です。セブ島に留学で来ている学生は、すでに交流会などのプログラムに参加している人も多いですし、語学学校には同じような目的の人も多いです。
危ない地域やイベントなどの情報も既に共有されているはずです。語学学校で出会った人とは、SNSでつながっておけば、後日でも連絡が取れます。
貴重な留学期間を有意義に活用しよう
フィリピン留学はかけがえのない体験ができる機会です。せっかく英語を学ぶためにセブ島に来ているのであれば、自分でどんどんコミュニティに参加して、国際交流していくべきです。
英語の授業を受けることも大事なのですが、それよりも人との出会いが一番思い出に残るものです。留学時間は限られています。積極的にフィリピン人の友達を作って、学校で習った英語を実践で使っていきましょう。
おまけ フィリピン留学が人気の理由
近年、フィリピンは語学留学先として大人気です。ここではその理由をご紹介します。
・地理的なメリット
日本人に人気の語学学校はマニラとセブ島にありますが、どちらも日本からのアクセスが非常に良く、直行便なら東京からマニラまで4時間ほど、セブ島へも5時間程度です。時差もわずか1時間で、地理的に好条件であることに加え、マリンスポーツやゴルフ、ショッピングが楽しめるエリアも多くあり、英語習得のためには最適の地とも言えます。
・短期間でかなり英語が身に着く
フィリピン人講師の英語は訛りが少なく、クリアな発音の英語を話すことに加えて、日本人留学生のニーズがうまくかみ合っていることが、留学先として人気の理由です。フィリピンの語学学校の特徴は授業のコマ数が多いことで、朝から夕方まで昼休憩をはさんで平均8コマの授業を受けるのが普通です。
これは午前中のみの授業で、午後は観光やアクティビティというカリキュラムが標準的な欧米の学校と異なる点です。また、欧米の場合はグループレッスンが主流ですが、フィリピンでは多くがマンツーマン制で、パーソナルできめ細やかな指導を受けられると評判です。フィリピン人の、明るくてポジティブな国民性も手伝って、スピーキングの指導や発音矯正を得意とする講師も多く、英語力を伸ばしたい日本人にとっては理想的な環境です。
・リゾート気分も味わえる
数々の美しい島から成り立つフィリピン。セブ島を始め、ボラカイ島やエルニドなど世界的に有名なリゾート地では豊かな自然に囲まれてゆったりした時の流れを堪能出来て、南国特有の開放感でいっぱいです。
セブ島にはかねてから定評のある語学学校が多く、日本人留学生の8割はセブ島で学んでいると言われています。海も山も魅力的なエリアなので、現地発のツアーや各種アクティビティも充実しています。平日は英語の勉強に専念し、週末はリゾートならではのショッピングやアクティビティを満喫するという過ごし方もできるのです。
・安価で留学ができる
欧米と比べて、安価に留学ができるのもフィリピンの大きな魅力です。時期や期間にもよりますが、費用は欧米の半額適度といわれています。
日本から距離が近いため、航空券が安いのに加えて、現地で移動のためのタクシーやバスを利用してもかなり安価です。宿泊は語学学校が運営する寮か学校と提携したホテルやコンドミニアムを利用します。ほとんどが食事付きなので、外食などに余計なお金をかける必要もありません。学費や滞在中の生活費も安く済むので、留学のコストを抑えることが可能なのです。
まとめ
フィリピンは、便利なアクセス、安価な費用、短期間でも充実した教育と、留学先として理想的な地域です。
TOEICの得点アップを狙う学生から、休暇を最大限に利用して英語力アップしたい社会人留学まで、さまざまなニーズに応えるプログラムが用意されています。勉強だけでなく、国際交流やリフレッシュにもぴったりな環境なので、日本人にとって理想的な留学先です。
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.