【ETIAS申請ガイド】いつから必要?申請方法・費用・対象国と有効期限

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ヨーロッパ旅行を考えている方にとって、気になるのがETIAS。導入の噂がありながらも何度も延期されてきましたが、どうやら2026年に本格導入となるようです。

「ETIASって何?」

「ETIASはどんな場面で必要なの?」

「ETIASはいつから導入されるの?」

「ETIASの申請に必要なアイテムや費用を知りたい!」

本記事では、このような質問にお答えすべく、日本人の視点からETIASの基本情報や申請対象者、申請方法や費用、必要なアイテムなどをじっくり解説!ETIASの対象国やEESとの違いなどもあわせて紹介します。

2026年以降にヨーロッパへの旅行や短期留学を検討している方は、ぜひ最後までお読みくださいね!

ETIASとは?

以下ではまず、ETIASの基本情報について紹介します。

シェンゲン協定締結国への渡航に必要な事前認証手続き

ETIASとは、シェンゲン協定締約国(以下、シェンゲン圏)への入国に必要な電子渡航認証です。正式名称は「European Travel Information and Authorisation System」で、日本語では欧州渡航情報認証制度と呼びます。シェンゲン圏へのビザなし渡航が認められた国や地域の国民が申請でき、ETIASを取得すると一定の期間内であればビザなしでシェンゲン圏への滞在が認められます。

アメリカのESTAやカナダのeTAと同様の、ビザ免除制度だと捉えるとわかりやすいかもしれません。国境エリアの警備強化、テロなどの犯罪や難民の大量流入を抑止するために、2016年からETIAS導入が検討され続け、ついに2026年からの導入が決まりました。

なお、ビザ免除国の国民以外は ETIAS申請の対象外なので、シェンゲン圏への入国の際はシェンゲンビザの取得が必要です。

ETIAS取得でEU諸国に滞在できる期間

ETIAS取得によってシェンゲン圏に滞在できるのは、任意の180日のうち最長90日で、滞在を許可された90日間を1回または数回にわたって渡航して過ごせます。なお、ETIASで入国可能なのは、観光や短期商用など短期滞在に限ります。90日以上の旅行や留学、就労を目的の長期滞在には、ビザの申請・取得が必要なのでご注意ください。

ちなみに、任意の180日間は任意の日付(最初の入国日)を起点とした180日間を意味します。オーバーステイにならないように、過去180日間でシェンゲン圏内でどれだけ滞在したかを把握しながら、滞在することが大切です。

乗り継ぎ目的でもETIASの取得が必要

ESTAやeTAと同じく、乗り継ぎ目的でシェンゲン圏への入国する場合も、ETIASの取得が必要になる可能性が高いです。万が一、日本出発前にETIASを取得していないと飛行機に乗れない可能性もあるので、余裕を持って申請・取得してください。

ETIASとEESの違い

ETIASと間違いがちな言葉であるEES。以下では、ETIASとEESの特徴や違いをまとめたので、参考にしてください。

◾️ETIASとEESの特徴・違い

ETIAS

EES

正式名称

日本語名

・European Travel Information and Authorisation System

・欧州渡航情報認証制度

・Entry/Exit System

・欧州出入国システム

導入時期

・2026年10月〜12月予定

2025年10月25日

内容

・ビザ免除国や地域の渡航者が、シェンゲン圏への入国で必要な電子渡航認証

・取得者はビザなしでシェンゲン圏に90日間滞在できる

・日本をはじめEU諸国以外からの渡航者対象の空港で利用可能な自動登録システム

・空港の搭乗ゲートでパスポートをスキャンして、登録者情報を自動で記録し、出入国をスムーズにする

ETIASはビザ免除国や地域からの渡航者を対象とした電子渡航認証で、EESはEU域外の渡航者が空港で利用する自動登録システムなので意味が異なります。

EESも今年導入されたばかりのシステムなので、何を指しているのか混乱しないようにそれぞれの言葉の意味を確認しておいてくださいね!

ETIASの利用開始時期

2025年12月8日現在、ETIASの利用開始時期は2026年10月〜12月になるだろうと言われています。導入開始から6ヶ月はETIASを取得していなくてもシェンゲン圏に入国できますが、2027年以降に渡航する際はETIASの取得が必要です。

利用開始時期は変更になる可能性もあるので、最新情報に関してはEU欧州連合サイトのFAQで随時確認してくださいね!

ETIASの対象国・申請が必要な人・対象年齢

以下では、ETIASの対象国や申請が必要な人、対象年齢などを紹介します。ETIASを申請可能なビザ免除国や地域もあわせて紹介しているので、参考にしてください。

ETIASの対象国

ETIASの対象国は、域内での国境検査を撤廃し人の自由な移動を目的とするシェンゲン協定に加盟している国々です。

◾️ETIAS対象国(2025年12月8日現在)

・アイスランド

・イタリア

・エストニア

・オーストリア

・オランダ

・ギリシャ

・スイス

・スウェーデン

・スペイン

・スロバキア

・スロベニア

・チェコ

・デンマーク

・ドイツ

・ノルウェー

・ハンガリー

・フィンランド

・フランス

・ベルギー

・ポーランド

・ポルトガル

・マルタ

・ラトビア

・リトアニア

・ルクセンブルク

・リヒテンシュタイン

・クロアチア

・ブルガリア

・ルーマニア

・キプロス

参照:日本人にとってのETIAS(エティアス)|ETIAS

シェンゲン圏内であれば他の国に入国する際に毎回入国許可を申請する必要はなく、追加のチェックもありません。ただし、パスポートは常に携帯してくださいね!

なお、EUとともにシェンゲン条約からも脱退したイギリスは、ETIASの対象ではないのでETIASの申請・取得は不要です。ただし、イギリスに入国する場合は、電子渡航認証ETAの申請・取得が必要なので忘れず申請・取得しましょう。アイルランドへの渡航も同様です。

申請が必要な人や対象年齢

ETIASの申請・取得が必要なのは、日本をはじめとしたシェンゲン圏へのビザなし入国を認められた国や地域からの全ての渡航者です。年齢にかかわらず必要なので、忘れずに申請・取得しましょう。

ETIASを申請できる国や地域

以下の国や地域のパスポートを持っている方は、ETIASの申請・取得が可能です。

◾️ETIASの申請対象国・地域(2025年12月8日現在)

・アルバニア

・アンティグア・バーブーダ

・アルゼンチン

・イギリス

・オーストラリア

・バハマ

・バルバドス

・ブラジル

・ブルネイ

・カナダ

・チリ

・コロンビア

・コスタリカ

・ドミニカ

・エルサルバドル

・ジョージア

・グレナダ

・グアテマラ

・ホンジュラス

・香港

・イスラエル

・日本

・キリバス

・マカオ

・マレーシア

・マーシャル諸島

・モーリシャス

・メキシコ

・ミクロネシア

・モルドバ共和国

・モンテネグロ

・ニュージーランド

・ニカラグア

・北マケドニア

・パラオ

・パナマ

・パラグアイ

・ペルー

・セントルシア

・サモア

・セルビア

・セイシェル

・シンガポール

・ソロモン諸島

・韓国

・台湾

・東ティモール

・トンガ

・トリニダード・トバゴ

・ツバル

・ウクライナ

・アラブ首長国連邦

・アメリカ合衆国

・ウルグアイ

・ベネズエラ

・コソボ

・ボスニア・ヘルツェゴビナ

・セントクリストファー・ネービス

・セントビンセント及びグレナディーン諸島

参照:ヨーロッパ渡航のためのETIAS(エティアス)申請方法|ETIAS

ETIASの有効期限

ETIASは一度取得すれば、取得日から3年間有効の予定です。ただし、ETIASは申請したパスポートと紐づいているので、パスポートが3年以内に失効する場合はパスポートの有効期限=ETIASの有効期限となります。

◾️ETIASの有効期限の考え方

例①)有効期限が2035年12月31日のパスポートでETIASを申請し、2027年1月1日に取得した場合

→パスポートの有効期限が3年以上なので、ETIASの有効期限は3年後の2030年1月1日

例②)有効期限が2028年12月31日のパスポートでETIASを申請し、2027年1月1日に取得した場合

→パスポートの有効期限が3年を切っているので、ETIASの有効期限はパスポートが失効する2028年12月31日

「せっかくETIASを取得したのに、パスポートが切れてETIASの有効期限が短くなった!」ということがないように、パスポートの有効期限を確認した上で申請しましょう!

参照:日本人にとってのETIAS(エティアス)|ETIAS

ETIASの申請方法・申請に必要なもの

ETIASは、アメリカのESTAやカナダのeTAと同じくオンラインで申請します。2025年12月8日現在、申請用の公式サイトはオープンになっていませんが、申請方法はESTAやeTAとほぼ同じ予定です。

ETIAS申請に必要なアイテム

ETIASはオンラインで申請するので、以下の3つが必要となります。

・インターネット使用可能なパソコンやスマートフォン

・ICチップ搭載型かつ有効期限内のパスポート

・申請料を支払うためのクレジットカード

電話や郵送にてのETIAS申請は受け付けていないので、オンライン環境を整えた上で申請しましょう。なお、クレジットカードは申請者本人の名義でなくても申請できるので、グループや家族で一括しての決済が可能です。

ETIAS申請の入力項目や質問

ETIASの申請時は公式サイトにアクセスし、流れに沿って必要項目の入力や質問へ回答します。なお、以下の入力項目や質問は、今後の世界情勢によって変更される可能性もあります。

入力項目および質問

主な内容

申請者情報

・申請者の氏名

・生年月日

・その他の名前(通称・別名など)

・出生地(本籍地など)

・性別

・国籍

・申請者両親の氏名

・自宅住所

・メールアドレス

・電話番号(自宅や携帯電話)

パスポート情報

・パスポートナンバー

・発行日

・有効期限日

・他の国籍や市民権についての情報(保有者のみ)

・永住権を持つ国住所(保有者のみ)

その他の情報

・ヨ ーロッパで最初に入国予定の国や渡航予定の国)

・現在の就労先や在学先

適格性を問う質問

・過去に重大な過失や犯罪があるか

・戦争地域へ入国・渡航歴があるか

・過去の渡航履歴や移民経験があるか

・EU加盟国を含むETIAS対象国で入国拒否や強制送還になったことがあるか

・申請者が未成年者の場合は、責任者の身元の確認

・申請書が第三者によって申請された場合、代行者や企業の身元の確認

ETIAS申請〜承認の流れ

ETIASを公式サイト上で申請し、承認されると、渡航許可通知であるETIAS番号が届きます。番号は日本出国から帰国まで必要なので、スマートフォンにデータを保管するほか、印刷してパスポートと一緒に管理しましょう。申請から承認までは、最大4週間ほどかかると言われているので、できるだけ早めに申請・取得するのがおすすめです。

ちなみに、ESTAやeTAと同様に、ETIAS取得=必ず入国できるという訳ではありません。入国可否の最終判断は、渡航先の入国審査で判断されるということを念頭に置いておきましょう。

参照:ヨーロッパ渡航のためのETIAS(エティアス)申請方法|ETIAS

ETIASの申請費用

2025年12月8日現在、ETIASの申請費用は7ユーロで、18歳以下および70歳以上の申請費用は無料になる予定です。申請費用は今後変更される可能性もあるので、申請時は公式サイトで最新情報を必ず確認してください。

なお、ESTAやeTAと同じく、今後ETIASの申請を代行する業者がネット上に出てくる可能性が高いです。代行業者を通して申請すると、仲介費用を取られたり、最悪の場合有効なETIASを取得できなかったりする(申請自体が偽物の可能性あり)ので、必ず公式サイトにアクセスして申請しましょう。

参照:ETIAS(エティアス)申請とは|ETIAS

まとめ

いよいよ、本格導入が来年末に迫るETIAS。現時点で詳しい導入日時は公表されていませんが、今後ヨーロッパへの旅も様変わりしそうです。

せっかく空港まで行ったのにETIASが取得できていなくて飛行機にすら乗れなかった、という悲しい事態にならないように、最新情報をチェックした上でスケジュールに余裕を持って申請・取得しておきましょう。特に、導入開始してすぐの時期は、混雑する可能性が高いので、慌てて申請することがないように注意してくださいね!

本記事が、あなたの今後のヨーロッパ旅行をサポートできることを願っています!

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