
みなさんは、「オランダ」という国についてどのようなイメージを持っていますか?
チューリップや風車など、美しい風景を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回の記事では、オランダの「観光」に焦点を当ててご紹介していきたいと思います。
具体的には、日本からオランダまでのアクセス、オランダ観光のベストシーズン、人気観光スポット、地方都市の魅力、観光で活用したい交通手段、オランダの気になる治安と安全対策などをわかりやすくていねいに解説していきます。
これからオランダ旅行を計画している方はもちろん、ヨーロッパの国々に興味がある方なども、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。
日本からオランダまでのアクセス
オランダ観光についてご紹介するにあたり、まずは日本からの行き方をチェックしていきましょう!
直行便はある?
現在、日本からオランダまでは、KLMオランダ航空が成田空港・関西国際空港からアムステルダム・スキポール空港までの直行便を運航しています。
フライト時間は成田からアムステルダムが約14時間、アムステルダムから成田までが約13時間半、関西国際空港からアムステルダムまでが約14時間20分、アムステルダムから関西国際空港までが約12時間45分となります。
経由便を利用するのもあり
アムステルダム以外の都市も観光したい、時間がかかることは問題ない、という方であれば、ヨーロッパの都市で乗り継いで行く方法もあります。
たとえば、ドイツのフランクフルト経由、イギリスのロンドン経由、フランスのパリ経由などがあります。
また、ヨーロッパ各都市から鉄道を使ってアムステルダムへ向かうこともできます。
航空券代が安くなる時期
オランダ行きの航空券代が安くなるのは、クリスマスや年末年始を除いた10~3月です。
特に11月や1月、2月が安くなる傾向にあります。
オランダ観光のベストシーズン
続いてここからは、オランダ観光のベストシーズンを気候の特徴とあわせてご紹介します。
オランダの気候の特徴
オランダは気候分類として海洋性気候に属しています。
四季はあるものの、1年を通じた気温差は日本より大きくありません。夏も極端に気温が上がることはなく過ごしやすいです。
冬は寒さが厳しくなりますが、極端な低温になることはめずらしいです。降水量については、1年を通じて大きな変化はありません。
オランダ観光のベストシーズンは春~夏
オランダ観光におけるベストシーズンは、気候も穏やかで過ごしやすい3月から9月ごろにかけてです。
特に3月から5月にかけては、オランダの国の花であるチューリップがとてもきれいに咲く時期です。
ただし、夏場は30度を超える日もあり、また航空券代も高くなる傾向にあります。
観光に適した服装を
オランダは極端な気候になることはあまりありませんが、天気が変わりやすいという特徴があります。
そのため、小雨が降ってきたときに備えて、雨具があると安心でしょう。
また、夏場であっても朝晩は冷え込むことがありますので、カーディガンなど羽織れるものや、対応調整できるような服装を用意しておくと便利です。
オランダの人気観光スポット
オランダの気候がわかったところで、ここからは定番の人気観光スポットをご紹介します。
アムステルダム国立美術館
オランダのバロック期に活躍した画家の作品が収蔵されており、特にヨハネス・フェルメールとレンブラント・ファン・レインの作品は必見です。
日本語のガイドブックもあるので、解説を見ながらゆっくり鑑賞することができます。
キューケンホフ公園
東京ドーム約8個分の面積の中に、チューリップ、スイセン、ヒヤシンスといった球根花が約700万以上植えられている公園です。
3月中旬〜5月中旬の2ヶ月だけ開園される期間限定なので注意してくださいね。
アンネ・フランクの家
アンネ・フランクがアウシュビッツに送られるまでの2年間を過ごした家が、現在博物館として公開されています。
アンネの日記の原本、アンネが2年間過ごした部屋、そして隠れ部屋へのアクセスであった回転式の本棚などを見ることができます。
ファン・ゴッホ美術館
オランダを代表する画家・ゴッホの美術館です。ゴッホの作品を最も多く所蔵している美術館であり、ゴッホの手紙や写真などの展示もあります。
周辺にはアムステルダム国立美術館やアムステルダム市立美術館もあるため、美術好きにはたまらないエリアでしょう。
ダム広場
アムステルダムの中心にあるのがダム広場です。
13世紀に海からの浸水を防ぐ目的でダムが作られた場所で、現在は王宮・新教会・第2次世界大戦の戦没者慰霊塔・マダムタッソー蝋人形館があります。
ザーンセ・スカンス
アムステルダムから電車で約40分で行くことができる観光名所で、オランダらしい雰囲気が味わえます。
水辺にある風車小屋といった、17世紀から19世紀ごろの風景が再現されています。博物館やチーズ工場などもあります。
オランダの地方都市の魅力
ここからは、アムステルダム以外のオランダの都市の魅力をご紹介します。
ロッテルダム
オランダ第二の都市であり、近代的な建物が多くみられる場所です。
特に、傾いた立方体のような形をした集合住宅・キュービックハウスは必見です。
1940年のドイツによる空襲で街のほとんどが破壊されてしまいましたが、そこから驚くべき再建・復興を遂げています。
ハーグ
アムステルダムから電車で約1時間で行けるオランダ第三の都市で、国会議事堂や首相官邸などがあるオランダ政治の中心地です。
ほかにも、マウリッツハイス王立美術館などの文化施設も充実しています。
デルフト
ロッテルダムとハーグの間に位置し、ヨハネス・フェルメールの故郷として知られ、また運河があることでも有名です。
フェルメールセンター博物館がありますので、フェルメールファンの方はぜひ訪れてほしい街です。
オランダ観光で活用したい交通手段

続いてここからは、オランダ観光で使いたい便利な交通手段をご紹介します。
アムステルダムは公共交通機関が充実
首都・アムステルダムは特に公共交通機関が充実しています。
地下鉄、トラム、バス、フェリーなど、さまざまな移動手段があり、これらを乗りこなせば観光もスムーズに行きます。
これらの4つの公共交通機関は、アムステルダム市営交通(GVB:Gemeentevervoerbedrijf)によって運営されています。
GVBは地下鉄、トラム、バス、フェリーで使える共通チケットを販売しています。乗り換えのたびにチケットを買う必要がないためとても便利です。
共通チケットの種類としては、1時間チケット、デイチケット(1日間)、マルチデイチケット(2日間〜)、グループ1日乗車チケット、子ども用デイチケットがあります。
自転車レンタルも活用しよう
オランダは国土の大部分が平坦な地形をしているため、自転車での移動もしやすいです。
主要都市には、レンタル自転車があり、パスポートもしくはクレジットカードの引換えだけで簡単に借りることができます。
なお、オランダは日本と違って右側通行なので気をつけてくださいね。
オランダの気になる治安と安全対策
最後に、オランダの治安と観光客ができる安全対策をご紹介します。
比較的安全だがスリや置き引きに注意
オランダは、ヨーロッパのなかでは比較的安全な国とされています。
しかし、都市部や観光客が多く集まるような場所では、スリや置き引き、ひったくりなどに注意が必要です。
「気を抜いていい」場所はありませんが、特に注意すべき場所として、アムステルダム中央駅およびその周辺、スキポール空港、ダム広場をはじめとする観光名所周辺が挙げられます。
すぐにできる安全・防犯対策
公共交通機関においては、荷物を網棚に置くのではなく、自分の体の前で抱えるようにしましょう。
また、誰かに話しかけられたとしても、荷物から目を離さず、注意をそらさないようにすることが大切です。
また、レストランやホテルなどでも、ちょっとした隙に荷物を盗まれることがあります。少し席を外す場合でも、荷物は持ち歩くようにしましょう。
まとめ
今回の記事では、旅行先として近年特に注目を集めている「オランダ」の観光について詳しくご紹介していきました。
具体的には、日本からオランダまでのアクセス、オランダ観光のベストシーズン、人気観光スポット、地方都市の魅力、観光で活用したい交通手段、オランダの気になる治安と安全対策などについてわかりやすく解説していきました。
記事のなかでもご紹介したとおり、オランダは魅力あふれる国ですが、それでも100%安全というわけではありません。
トラブルなく、スムーズな旅行・滞在のために知っておいた方がいいことはたくさんあります。ぜひ、この記事でご紹介した内容を参考にしてみてくださいね。
また、ご紹介したオランダの観光について、「もっと詳しく知りたい」「ネイティブの意見を聞いてみたい」と思った方は、ぜひネイティブキャンプのオンライン英会話レッスンを試してみてください!
レッスンでは、ネイティブ講師とマンツーマンで話すことができます。
特にオランダ出身の講師であれば、よりリアルな現地情報を聞くこともできます。
ぜひ、みなさんの英語学習や渡航前の準備にレッスンをフル活用してくださいね。
◇経歴
新卒入社した会社ではオーストラリア人上司のもと働いた経験があります。
海外クライアントとのメールや電話でのやりとりは日常茶飯事でした。
現在はWebライターのほか、英日翻訳者としても仕事をしています。
◇資格
TOEIC、TOEFL、IELTSなどの受験経験あり
◇留学経験
学生時代、イギリスのハル大学に1か月半語学留学をしました。
◇海外渡航経験
学生時代にイギリス留学を経験したほか、アジアを中心にさまざまな国に旅行に行ったり、フィールドワークをしたりしました。
フィールドワークでは英語を使ってインタビューをした経験もあります。
2019年よりイギリス在住で、現在は毎日英語を使っています。
◇自己紹介
子どものころはアメリカ人の先生の英会話教室に通い、大学ではイギリス留学を経験、新卒入社した会社ではオーストラリア人上司を持つなど、英語とは色々な接点を持ってきました。
英語はもっぱらリーディングが得意で、毎日洋書を読んでいます。大学で経験したイギリス留学では、語学クラスでさまざまな国の留学生と交流しました。また、英語で大学の歴史の講義を受けたり、現地の小学校でのボランティア活動も行いました。
よろしくお願いします!