
ワイキキ周辺には、老舗から新鋭まで数多くのステーキハウスが並びます。
中でも豪華な食事を楽しみたいとき、まず候補に上がるのがウルフギャング・ステーキハウスです。
ニューヨーク生まれの名門らしい品格と、ハワイの開放感が心地よく重なり、最上級ステーキ・ワイン・サービスの三拍子がそろいます。
店舗はワイキキ中心部のロイヤル・ハワイアン・センターの3階にありアクセスも良好です。
この記事では、初めての方でも安心して満足いただけるよう、予約・ドレスコード(服装)・メニューの選び方を中心に、実用的なポイントを丁寧に解説します。
ウルフギャング・ステーキハウスとは?
創業者はニューヨークの名店ピーター・ルーガーで経験を積んだウルフギャング・ズウィーナー氏。
2004年にニューヨーク・マンハッタンで自身の名を冠したステーキハウスを創業し、2009年にハワイ・ワイキキに進出しました。
店内にはテーブル席の他、カウンター席や個室も完備されており、総座席は500席以上と広々としています。
看板メニューは店内で丁寧に管理されたUSDAプライムグレードの熟成肉・ドライエイジングビーフで、平均28日ほどかけて旨味を凝縮させます。
温度・湿度・空気の流れを一定に保つ熟成庫で水分を適度に抜き、繊維をやわらかくし、香りを濃くするのが特徴です。
焼きは900℃の高温オーブンで一気に火を入れ、表面は香ばしく、中は肉汁を閉じ込めます。
味付けは塩を軸に、仕上げのバターでコクを重ねる王道のスタイル。ワインと合わせた際も、お肉の存在感が最後まで続くのが強みです。
ウルフギャングの場所とアクセス
立地は、ワイキキのメインストリートであるカラカウア通り沿いのロイヤル・ハワイアン・センターの3階にあります。
ワイキキの中心地に位置しており、アクセスも抜群。買い物やビーチからの移動が容易で、子連れや二世代・三世代での旅行でも動線が組みやすいのが特徴です。
ロイヤル・ハワイアン・センターはアラモアナ寄りがA棟、中央がB棟、ダイヤモンドヘッド側がC棟と分かれております。
ロイヤル・ハワイアン・ホテル前付近のエスカレーターで3階へ上がれば、迷わずにウルフギャングが見つかります。
ロイヤル・ハワイアン・センターの駐車場
車でお越しの方は、ロイヤル・ハワイアン・センターの駐車場を利用しましょう。
駐車場の入り口は、ウルフギャングよりも手前のロイヤル・ハワイアン・アベニューとドン・ホー・レーンの交差点にあります。
ロイヤル・ハワイアン・アベニューをビーチ方面に進むと右手に駐車場入り口がありますが、奥にはシェラトンワイキキホテルやロイヤルハワイアンホテルの駐車場となるため注意が必要です。
駐車場の注意点
2025年10月現在の駐車料金は、センター内で25ドル以上の利用がある場合、最初の1時間は無料になります。
2時間目・3時間目はそれぞれ3ドル、4時間目以降は1時間あたり8ドルが加算されます。
また、駐車場には高さ6フィート2インチ(約188cm)までの車高制限がありますので、大型車でお越しの際はご注意ください。
おすすめ・看板メニュー

ウルフギャングのステーキはもちろん、メイン以外の料理も高い評価を受けています。ここでは、ウルフギャングが初めての方でも安心の定番メニューをご紹介します。
メインディッシュのステーキ
初めての訪問ならば、看板メニューの「ポーターハウス(STEAK FOR TWO/THREE/FOUR)」が王道です。
TWOやTHREEはそのままシェアする人数を意味しており、2人前でおおよそ900g〜1kg前後(骨込み)のボリュームがあります。
日本人の食事量の感覚だと、「STEAK FOR TWO」を大人3人でシェアしても十分なボリュームかもしれません。
T字形の骨を境に、片側は柔らかなフィレ、もう片側は旨味の強いサーロイン。二つの部位を一皿で味わえます。
焼き加減はミディアムレアが基準で、赤身の香りと脂の甘みのバランスが絶妙。
ポーターハウスと並ぶ人気メニューが「トマホーク(TOMAHAWK)」。
牛のリブロース部分を骨付きのまま厚切りにした豪快な一皿で、アメリカンサイズのボリュームと見た目はインパクト抜群です。
骨の長さが特徴的で、まるで「斧(トマホーク)」のような形をしていることからその名がつきました。
外は香ばしく、中はジューシーに焼き上げられており、脂の旨味と赤身の濃厚さが一度に味わえます。
前菜やサイドメニュー・ドリンクも一流
前菜は、プリプリの海老を中心に魚介を盛り合わせてオリジナルのカクテルソースでいただくシーフードプラッターや、自家製ハウスドレッシングが決め手のウルフギャングサラダが人気です。
サイドメニューはステーキの旨味を引き立てるクリームスピナッチ、ポテト好きにはマッシュポテトやジャーマンポテトが鉄板です。
ウルフギャングはボリュームが多いので、最初は控えめに注文し、足りなければ追加すると失敗しにくいです。
お酒も豊富で、オリジナルカクテルからジャパニーズウィスキーまで揃います。
ワインリストは世界各国から厳選された銘柄が約1000本揃います。
特にステーキと相性の良いカベルネ・ソーヴィニヨンやメルローなどのフルボディ系や、華やかなディナーに最適なシャンパンが豊富です。
一人当たりの予算・価格帯
世界的にインフレが進んでいることもあり、ウルフギャング・ステーキハウスの価格は高級レストランらしい水準です。
ここではディナーだけではなく、より手頃にウルフギャングが楽しめるランチやハッピーアワーについてもあわせてご紹介します。
軽めに雰囲気を楽しめるランチ
ランチタイムは平日週末問わず、毎日11時から15時までとなります。
メニューはクラシックバーガー21.95ドル、ロコモコ20.95ドル、シュリンプ&アボカドサラダ20.95ドルなどとなっております。
せっかくならステーキを食べたいという方は12oz(約360g)のステーキとスピナッチ、マッシュポテト、さらにチーズケーキがセットになったテイストオブニューヨーク83.95ドルがおすすめです。
ランチは最安で一人当たり税・チップ込みで約25ドル〜(約3,750円〜)程度となります。
3時間限定の人気のハッピーアワー
ウルフギャングのハッピーアワーは月曜日から金曜日の15時から18時までとなっております。
ビールは6ドル〜、ワインやカクテルは8ドル〜とお手頃な価格帯です。
料理はバーガースライダー14ドル、ステーキタルタル24ドルなどが楽しめます。
こちらもランチ同様ステーキを味わいたい方はテイストオブニューヨーク83.95ドルがおすすめ。
お得な価格設定とはいえ、南国の開放感な雰囲気もあってつい注文が増えがちです。 思わぬ高額請求にならないよう合計金額の目安を意識しておきましょう。
華やかなディナーで味わう本格ステーキ
ディナーで看板メニュー「ポーターハウス(STEAK)」をシェアし、前菜・サイドを合わせると、税・チップ込みで一人当たり150ドル~(約22,000円~)が目安です。
もちろん、ボトルワインやロブスターなどの魚介類、デザートやカクテルを楽しむ場合は上振れします。
チップは伝票上で、18%・20%・22%と選択できるようになっておりますので、サービスの満足度に応じて支払いましょう。
スムーズな入店には予約がおすすめ
ワイキキエリアでも屈指の人気のウルフギャング・ステーキハウスは常に混雑しています。
予約は公式サイトからが最も手軽で確実です。
日本のウルフギャング・ステーキハウスの公式サイトからも、ワイキキ店のオンライン予約が可能です。
おすすめの入店のタイミング
混雑しやすい時間帯は19時前後のゴールデンタイム。
混雑を避けて落ち着いて過ごすなら、20時以降の遅めの時間が狙い目です。
当日は10分前の到着を心掛けましょう。予約フォームでは記念日や誕生日などのリクエストも可能です。
また、楽天トラベルなどの日本の旅行サイトからも、チップ込みのコース料理予約ができますので、英語でのやり取りが不安な方はこちらもおすすめです。
なお、ハッピーアワーは先着順で予約は受け付けておりません。
ハッピーアワーを利用したい方はオープン直後の15時頃にお店に向かうとよいでしょう。
気になるドレスコードについて
ハワイのウルフギャング・ステーキハウスはリゾート地にあるため、特段ドレスコードは指定されておりません。
ただし高級レストランになりますので、服装には注意しましょう。
女性は、キレイめなリゾートカジュアルスタイルのワンピースやブラウスにパンプスやヒールで十分上品にまとまります。
男性は、Tシャツや短パン、ダメージジーンズ、サンダルなどのカジュアルすぎる服装は控え、襟付きのシャツ(アロハシャツ)とロングパンツ、革靴といったスマートカジュアルを選択しましょう。
子どもは清潔感があればある程度普段着でも問題ありません。
ベビーチェアが用意されており、時間を問わずファミリーでも利用しやすい雰囲気です。
まとめ
ウルフギャング・ステーキハウスは、ハワイで特別な夜を過ごすのにふさわしい名店です。
28日熟成のプライムグレードのビーフ、丁寧なサービス、豊富なワインリスト、そしてワイキキ中心地という好立地がそろいます。
あらかじめ予算の目安を立て、事前予約や混雑を避けた来店予定、スマートカジュアルの装いを意識すれば、初めての方でも満足を通り越し感激する食事となります。
価格や提供内容は変動し得るため、最新情報を確認しつつ、記念日や家族旅行などハワイでの特別なディナーとして、ぜひ一度ウルフギャング・ステーキハウスを訪れてみてください。
◇経歴
現在はプライム上場企業で管理職を務める傍ら、Webライターとしても精力的に活動中。
2人の子どもの育児と仕事を両立しながら、英語を通して自分の世界を広げることを大切にしています。
◇留学経験
日本の高校を卒業後、1年間ハワイ・オアフ島へ留学。
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容
(アメリカ・ハワイ・インドネシア・オーストラリア・台湾・タイなど)
ハワイ留学をきっかけに世界の文化に興味を持ち、3年近くバックパッカーとして単身放浪の旅に出発。
ハワイで出会ったサーフィンに魅了され、現在では毎年、家族とともに良い波を求めて世界各地へサーフトリップを楽しんでいます。
◇自己紹介
英語は勉強というよりも、世界の人と心を通わせるための意思疎通のツールとして日々学習中。
将来的には子どもと一緒に親子留学をすることを目標に、日々学びを重ねています。