
シンガポール動物園は、国際的にも評価が高い動物園で、特に家族連れには人気があります。自然に近い形で動物が生息している様子を、至近距離で観察できることが有名です。オランウータンを見ながら朝食が食べられるレストランや、アニマルショーなど体験型のアクティビティもあります。
この記事では、シンガポールの動物園の基本情報やアクセス方法、チケットの購入方法、おすすめのエリア、有名なナイトサファリなど、シンガポール動物園を訪れるか迷われている方の役に立つような情報をまとめました。
シンガポールを訪れる予定のある方は、ぜひ最後までお読みください。
- シンガポール動物園の基本情報(営業時間・定休日など)
- シンガポール動物園の場所・アクセス方法
- シンガポール動物園の特徴・おすすめエリア
- ナイトサファリやリバーワンダーズとの違いは?
- シンガポール動物園周辺のスポット
- まとめ
シンガポール動物園の基本情報(営業時間・定休日など)
シンガポール動物園は、シンガポール北西部に位置する、マンダイ・ワイルドライフ・リザーブ(Mandai Wildlife Reserve)内にあります。動物園は、ナイトサファリ、リバー・ワンダーズ、バードパラダイス、マンダイフォレストワイルドアジアなどと並ぶエリアの一つです。
シンガポール動物園の園内は28ヘクタールと広大で、園内で1日中楽しむことができます。雨の多いシンガポールでも、楽しめるように屋根付きの展示エリアや施設も充実しています。
シンガポール動物園は年中無休で営業しており、営業時間は午前8時30分から午後6時までです。最終入場は、午後5時までです。
チケットの購入方法
チケットは、シンガポール動物園の公式ホームページまたは、KKdayやKlookなどの旅行予約サイトからチケットを購入することができます。動物園のチケットは、大人が49シンガポールドル、子供34シンガポールドル、幼児(0〜2歳)が無料です。
KKdayやKlookでは割引が行われていることも多く、特におすすめです。チケットは当日現地のチケットカウンターでも購入可能ですが、列ができる可能性があるため、チケットは事前購入がおすすめです。
所要時間
動物園の所要時間は、トラムを利用して主要展示物を見学する場合は、目安として約3〜4時間、動物ショーなどトラムを下車しながら回る場合は、約5〜6時間、各エリアをじっくり訪れる場合は、1日必要です。
シンガポール動物園の場所・アクセス方法
シンガポール動物園は、シンガポールの北西部に位置します。移動方法は、メトロ(MRT)とシャトルバス、タクシーの2つが主な交通手段です。
メトロ(MRT)+シャトルバスでのアクセス
メトロ(MRT)とシャトルバスでのアクセスは、最も安価なアクセス方法です。MRTの赤線(ノース・サウス線)でカティブ駅(Khatib駅)まで移動し、カーティブ駅からシャトルバスを利用します。
中心地からの所要時間は約80分で、MRTの代金は通常約2.6シンガポールドル、カティブ駅から動物園行きの直行シャトルは、約2.5シンガポールドルです。
タクシーの利用
グラブ(Grab)やゴジェック(Gojek)など配車アプリを利用してタクシーで行くことも可能です。行き先は、「Singapore Zoo」を到着地に指定します。中心地からの所要時間は約30分で、約35〜40シンガポールドルが目安です。ただし、所要時間や料金は時間帯等によって変動があります。
シンガポール動物園への移動には、安さを重視する場合はMRT+シャトルバスの利用を、効率を重視する場合は、タクシーの利用がおすすめです。
シンガポール動物園の特徴・おすすめエリア

シンガポール動物園の特徴やおすすめポイントについて解説をします。
自然に近い状態の動物を観察できる
動物園では、堀や植栽で仕切っただけの自然に近い状態の動物を観察することができます。今でこそ、多くの動物園でその方式が採用されていますが、1970年代の開園当初は画期的な方法でした。
絶滅危惧種を含む、300種以上約4,000頭の動物が暮らしている
園内には、絶滅危惧種を含む300種類以上、4,000頭の動物がおり、その数は世界でも有数です。
園内で一番の人気は、ホワイトタイガーです。動物園では2025年現在2匹のホワイトタイガーが飼われています。お土産売り場にも沢山のホワイトタイガーグッズが並んでいます。ただし、ホワイトタイガーは体調・気象条件により非公開になることもあるので、注意が必要です。
他の人気のある動物としては、オランウータン、チーター、シロサイ、ナマケモノ、アジアゾウなどが人気です。
ブレックファスト・イン・ザ・ワイルド
ブレックファスト・イン・ザ・ワイルド(Breakfast in the Wild)では、オランウータンの家族を間近で眺めながら朝食が食べられるアトラクションが家族連れに人気です。週末と祝日の朝9時から10時30分に開催されています。
朝食のビュッフェチケットは、パークチケット購入時に同時購入または、当日園内で購入することができます。席は先着順ですが、係の人による案内により席が割り当てられます。
動物ショーと餌やり体験
動物園で人気のアトラクションには、動物ショーや動物への餌やり体験があります。
動物ショーは、アシカのショーが1日2回開催されて人気です。レインフォレストファイツバックではお猿や大蛇、オウムなど熱帯雨林の動物によるショー、スプラッシュサファリでは、魚やカメ、カワウソなどの水辺の動物たちのショーがあります。
餌やり体験では、ゾウやキリンなどの動物への餌やりが人気です。ヤギやうさぎなどの小動物と触れ合えるイベントも子供に人気です。
おすすめエリアについて
動物園の園内には、11のエリアがあります。以下おすすめのエリアを紹介します。
・ワイルドアフリカ:ライオン、キリン、シマウマ、ミーアキャットなどサバンナで暮らす動物が一度に観察できるエリアです。
・フラジャイルフォレスト:巨大なケージの中に熱帯雨林の森を再現したエリアで、雨が降っていても楽しむことができます。ナマケモノ、キツネザル、巨大コウモリなどの動物や昆虫を間近で観察できます。
・エレファント・オブ・アジア:アジアゾウ一家の生態を近くで見学することができます。
園内トラムの利用
園内は広大なので、ガイド付きトラムを利用するのがおすすめです。トラムに乗りながら動物を間近で楽しめる他、近くで降りて散策したい場合には、いつでも降車が可能です。トラムは通常チケット代金に含まれています。
ナイトサファリやリバーワンダーズとの違いは?
シンガポール動物園関連では、ナイトサファリやリバー・ワンダーズ(旧リバーサファリ)の名前を聞くことがあるかと思います。2つのパークは、動物園とともに、マンダイ・ワイルドライフ・リザーブのパークの中の一つです。
動物園、ナイトサファリやリバーワンダーズは隣接しているため、1日で回ることが可能です。
ナイトサファリ
ナイトサファリは、その名の通り夜のみ営業しているサファリで、動物の夜の活動の姿を間近で見るということができます。営業時間は午後7時15分〜 夜12時で最終入場は23時15分です。入場料は大人が約58シンガポールドル、子供(3〜12歳)が41シンガポールドル、幼児(2歳以下)が無料です。
園内の回り方には、トラムツアーと4つのウォーキングトレイルの2つの方法があります。トラムでは園内を約40分かけて巡り、夜行性の動物たちを間近で観察します。トラムとウォーキングツアーでは見られる動物が異なります。
リバーワンダー
リバーワンダーは、世界初の世界の8つの大河をテーマにした、水族館・動物園です。見どころは、3頭のジャイアントパンダや、マナティーなどです。
各施設の距離
動物園、ナイトサファリ、リバーワンダーの3施設は隣接しており、徒歩5分ほどで移動できます。施設間を結ぶ無料シャトルバスも運行されており、小さなお子さんがいる場合には、移動に便利です。
シンガポール動物園周辺のスポット
シンガポール動物園のお土産、レストラン、近隣の観光スポットをご紹介します。
お土産
動物園のお土産売り場は、園内に3か所あります。1つ目は、園の入口にあり、一番品揃えがあります。お土産の例としては、ホワイトタイガーのぬいぐるみなど、動物をモチーフとしたグッズ、紅茶のTWGや、人気のポテトチップスIRVINSと動物園とのコラボ商品や動物園オリジナル商品などがあります。
レストラン
レストランの園内外には、レストランなど食事スポットがあります。園内の飲食スポットはやや高めです。Ah Meng Restaurant、Ah Meng Bistro、Inuka Cafeなど、シンガポールのローカル料理が楽しめるお店や、KFCなどのファーストフード店があります。
周辺の観光スポット
動物園の周辺スポットについてご紹介します。
・レインフォレスト・ワイルド・アジア:2025年3月に新しくオープンした冒険型の動物園です。東南アジアの熱帯雨林をテーマにした約13ヘクタールの広大な敷地で、希少動物約36種類を観察することができます。
・バードパラダイス:2023年に新しくオープンした施設で、世界各地400種以上、約3,500羽の鳥が展示されています。こちらもワシやタカ、インコのショーや、餌やり体験も可能で注目のスポットです。
・マンダイ・ワイルドライフ・ウエスト:バードパラダイスに直結している施設で、人工滝があります。レストランやカフェが並んでいるので、こちらで食事や昼食をとるのもおすすめです。
まとめ
以上、シンガポール動物園の基本情報、チケットの購入方法、アクセス方法、動物園の見どころなどをまとめて解説しました。シンガポール動物園は、特に家族連れでシンガポールを訪れる方には是非訪れて頂きたいスポットです。この記事が参考になれば幸いです。
◇経歴
・国際教養学部卒業
・外資系企業に勤務経験があり、アドミや会計分野で、インド人、カナダ人、オーストリア人、フランス人など様々な国の出身の同僚と働いた経験があります。
◇資格
英検1級、TOEIC 900点、IELTS 7.5 など
◇留学経験
大学時代に交換留学プログラムでイギリスの大学へ1年間留学し、リサーチの基礎や英語学について学びました。
◇海外渡航経験
・高校時代にシンガポールで3週間ホームステイをし、現地の高校で授業を受講した経験があります。
・大学留学中は休暇を利用してヨーロッパ各国を旅行し、多様な文化に触れました。
◇自己紹介
英語が好きで、子どもの頃から自ら進んで勉強してきましたが、日本式の文法やリーディング中心の学習方法では、なかなか話せるようにならず、苦労した経験があります。ネイティブキャンプでの英会話に助けられました。
英語学習に役立つ情報をまとめたブログも運営しておりますので、よろしければご覧ください。
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