
近年、日本人に人気の海外旅行先として、アラブ首長国連邦の「ドバイ」が注目されています。
ドバイと聞くと、「お金持ちがたくさんいるラグジュアリーな場所」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?
実際に、超高層ビル群が立ち並ぶ高級リゾート地として知られていますが、砂漠でのアクティビティや歴史ある旧市街地など、旅行者に人気の観光スポットも多くあります。
本記事では、ドバイ旅行を検討中の方に向けて、ドバイの基本情報から観光スポットまで徹底解説します。
また、ドバイ旅行の費用目安や注意点についても紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
- ラグジュアリーで近未来的な都市・ドバイ
- 日本からドバイへの行き方
- ドバイの主な観光スポット
- ドバイで楽しみたい体験アクティビティ
- ドバイ旅行の費用目安
- ドバイ旅行の注意点・イスラム文化への配慮
- まとめ
ラグジュアリーで近未来的な都市・ドバイ
ドバイはアラブ首長国連邦(UAE)を構成する7つの首長国の1つであり、1960年代後半に石油が発見されたことをきっかけに、不動産や金融、観光などが発達した国際都市です。
ここでは、ラグジュアリーで近未来的な都市である「ドバイ」の基本情報やベストシーズン、旅行先として人気の理由について詳しく解説します。
ドバイの基本情報
ドバイはペルシャ(アラビア)湾に面しており、首都アブダビの次に大きな都市です。
以下に、ドバイの基本情報をまとめました。
| 人口 | 約400万人(2024年) |
| 言語 | アラビア語 |
| 通貨 | ディルハム(AED) |
| 時差 | ー5時間 |
| 宗教 | イスラム教が中心 |
| 主な産業 | 貿易、金融、不動産、石油、運輸、製造、建設など |
ドバイ旅行のベストシーズンは?
ドバイは砂漠性気候であり、年間を通じて気温が高く乾燥しています。
旅行のベストシーズンとしては11月から3月頃で、この時期は平均気温が25℃前後と比較的過ごしやすいのが特徴です。
一方、4月から10月は気温が40℃を超える日が多く、特に夏(6〜8月)は50℃近くなることも少なくないため、屋内での観光が中心になります。
ドバイが旅行先として人気の理由
ドバイが旅行先として人気の理由として、「世界一」と称される建造物や施設が多く、他の国にはない近未来的な魅力があることが挙げられます。
また、観光地としても注力しているためサービスの質が高く、比較的治安が良いことも旅行者にとって安心ポイントといえるでしょう。
日本からドバイへの行き方
「日本からドバイまでどれくらいフライト時間がかかるの?」「直行便が運航してる?」など、どのようにアクセスするか気になる方も多いでしょう。
また、国によっては旅行時にビザ申請が必要になるケースもあるため、「ドバイ旅行では必要なのか知りたい」という方もいるのではないでしょうか。
ここでは、日本からドバイへの行き方と、ビザ申請の必要性の有無について詳しく解説します。
直行便と経由便での行き方
日本からドバイへは、成田国際空港および羽田国際空港から日本航空(JAL)とエミレーツ航空の直行便が運航しています。
直行便の場合、フライト時間は約11〜12時間であり、ドバイ国際空港に到着します。
経由便では世界各都市で乗り継ぎ、ドバイ国際空港到着までにかかる時間は約14〜20時間が目安です。
ドバイ旅行にビザ申請は必要?
基本的に30日以内のドバイ旅行では、日本国籍保持者はビザなしで滞在可能です。
ただし、入国時にパスポートの残存有効期間が6ヶ月以上あることが条件のため、有効期限が近い方は旅行前に必ず更新するようにしましょう。
ドバイの主な観光スポット
ドバイには有名な観光スポットが多く、世界中から観光客が訪れています。
特に、ダウンタウンの中心地には見どころが集まっているため、初めてドバイに旅行する際には必ず訪れたい場所といえるでしょう。
ここでは、ドバイの代表的なおすすめ観光スポットについて詳しく紹介します。
ブルジュ・ハリファ
世界一高いビルと名高い「ブルジュ・ハリファ」は、ドバイで最も人気の観光スポットです。
高さ828メートルの160階建てで、124階・125階にある展望台「At the Top」と、148階の展望施設「At the Top Sky」から見渡すドバイの景色は圧巻です。
ドバイ・モール
ドバイ・モールは、世界最大級のショッピングモールであり、その店舗数は1,200店舗以上あります。
レストランやカフェなども充実しており、ドバイのお土産を買うならドバイ・モールを選ぶと良いでしょう。
パーム・ジュメイラ
「パーム・ジュメイラ」は、ヤシの木の形をした巨大な人工島であり、高級ホテルやリゾート、高級住宅街があります。
ヘリコプターやスカイダイビングなど、上空からパーム・ジュメイラを眺めるアクティビティも人気です。
ドバイ・ファウンテン
「ドバイ・ファウンテン」はドバイ・モールの横で行われる巨大噴水ショーであり、そのサイズは世界最大級の規模といわれています。
無料で見られることと、夜は30分ごとに開催されるため、常に観光客で賑わっている人気の観光スポットです。
ジュメイラ・ビーチ・パーク
ドバイはプライベートビーチが多いですが、「ジュメイラ・ビーチ・パーク」はパブリックビーチのため、利用料を支払うことで誰でもアクセス可能です。
白い砂浜と透明度の高い美しい海が魅力で、タオルとビーチチェア、パラソルなどもレンタルできます。
ドバイ・フレーム
「ドバイ・フレーム」は、ギネスに認定された巨大な額縁型のランドマークビルで、展望室のほかにもさまざまなアトラクションがあります。
高さ150メートルにある長さ93メートルの橋にはガラスの床があり、スリリングな体験をしたい方におすすめです。
ドバイで楽しみたい体験アクティビティ
ドバイには近未来的な都市部のほか、砂漠地域やバスタキヤ地区と呼ばれる伝統建築の保護区などもあり、旅行中に楽しめる体験アクティビティも豊富です。
ここでは、ドバイでおすすめの体験アクティビティについて詳しく紹介します。
デザートサファリ
デザートサファリとは、4WDの車で砂丘を駆け巡るドライブや、ラクダに乗って散歩を楽しめるアクティビティです。
ほかにも、「オーバーナイトサファリ」と呼ばれる砂漠の中でのキャンプや、ビュッフェディナーも楽しめます。
デイラ地区・バスタキヤ地区
旧市街地であるデイラ地区・バスタキヤ地区では、白壁の建物と石畳の路地が広がる中東らしい景色を楽しめます。
特にバスタキヤ地区は伝統建築の保護区になっており、絵画を切り取ったような美しい街並みが魅力です。
ドバイ博物館や伝統工芸品を買えるお店もあるので、ゆったりとした時間を過ごしたい方におすすめです。
IMGワールド
「IMGワールド」はドバイ最大の屋内テーマパークで、ヒーローや恐竜などの4つのゾーンに分かれており、それぞれの世界観のアトラクションを楽しめます。
屋内にあるため天候に左右されることなく、1年を通じて快適に遊べる点が魅力です。
ドバイ・ドルフィナリウム
ドバイ・ドルフィナリウムは巨大なドームの施設で、イルカとオットセイの迫力あるショーが見られます。
また、午後にはイルカと一緒に泳げるアクティビティも開催しており、リゾート地での海水浴とは一味違う水遊びが楽しめます。
水上タクシー「アブラ」
「アブラ」とは、ドバイクリークを行き来する伝統的な木造船(水上タクシー)のことです。
ドバイの旧市街地を結ぶように運航しており、非常に安価に乗れるため現地の人々もよく利用しています。
ドバイ旅行の費用目安
ドバイ旅行をする際には、個人で手配するほか、ツアー会社などを利用して予約する方法もおすすめです。
ここでは、ドバイ旅行に必要な費用目安について詳しく解説します。
【旅行日数別】ドバイ旅行の費用総額は?
ドバイは都市のほとんどを砂漠が占めており、観光スポットは一部にまとまっているため、比較的短期間の旅行でも十分楽しめます。
以下、一般的な旅行日数別にドバイ旅行の費用目安をまとめました。
| 旅行日数 | 費用の総額目安(1人あたり) |
| 3泊5日 | 約20万円 |
| 4泊6日 | 約30万円 |
| 5泊7日 | 約38万円 |
ドバイ旅行で必要な費用の内訳
ツアーを含むドバイ旅行の費用内訳として、主に以下のような項目があります。
・往復航空券
・海外旅行保険
・宿泊費(ホテル代)
・食事代
・観光費用
・交通費
・通信費(Wi-Fiなど)
ホテルはエコノミークラスからラグジュアリークラスまで幅広いランクがあり、渡航時期などによっても金額が変動します。
また、ドバイでは比較的観光費用が高めに設定されているため、余裕を持った資金準備をしておきましょう。
ドバイ旅行の注意点・イスラム文化への配慮
外国人としてドバイ旅行する際に、注意すべきポイントがいくつかあります。
特に、ドバイのあるUAEはイスラム教国のため、日本とは異なる文化や価値観を持っており、知らずに旅行することはトラブルの原因になりかねません。
ここでは、ドバイの主な観光スポットについて詳しく紹介します。
服装やマナーについて
イスラム圏では、女性は肌を覆う慎ましやかなファッション(ヒジャブ)であることが一般的で、リゾートエリアを除く場所での露出度の高い服装はマナー違反とされるので注意が必要です。
また、日中の公共の場所での飲酒が禁止されているため、許可されているレストランやバーで嗜むようにしましょう。
観光地で写真を撮る際は、現地の人(特に黒い服を着ている女性)が写らないように配慮することが大切です。
ラマダンの期間は要注意
ラマダンとは、イスラム圏で1ヶ月間かけて行われる断食の文化であり、日の出から日没にかけて水も断ちます。
そのため、日中の公共の場所での飲食や喫煙は控えるようにするのが良いでしょう。
まとめ
本記事では、ドバイ旅行について、おすすめの観光スポットから費用の目安、旅行する際の注意点まで紹介しました。
ドバイには日本では見られないような美しい建造物や景色、そして貴重な体験が充実しています。
また、効率良く旅行日程を過ごすためには、現地の最新情報をあらかじめ収集しておくことが大切です。
ドバイ旅行を検討している方はぜひ本記事を参考にして、ドバイを目一杯満喫してくださいね!
◇経歴
・英米文学科卒業
・George Brown College卒業(カナダ・トロント)
・カナダ現地のパティスリーにてパティシエとして働く
・現在はWebライターのほか、SNS運用やコンテンツクリエイターとして活動しています。
◇資格
IELTS General 6.0
◇留学経験
・ニュージーランド(2週間)
→高校留学でホームステイ体験
・カナダ(13年)
→ワーキングホリデー→カレッジ留学→現地就職→永住権取得
◇海外渡航経験
長期滞在:カナダ、韓国(3ヶ月)
旅行:ニュージーランド、オーストラリア、アメリカ、
イタリア、タイ、インドネシア、シンガポールなど
◇自己紹介
英語学習や留学に関する記事を書いているWebライターです。
幼少期から英語や海外に興味があり、子ども英会話教室に通ったり、ニュージーランドへ短期留学したり、大学は英米文学を専攻したりと英語に関わる人生を過ごしてきました。
現在はカナダ在住13年め、海外で子育て奮闘中です。
英語学習や海外生活に興味のある方に、役立つ情報をお届けできたらと思っています。どうぞよろしくお願いします!