
「あの時英語を学んでいれば…」と
シニアになってから後悔する声をよく耳にします。
語学学習を始めるなら若ければ若いほうがいいと感じてしまいがちですが、実はシニアから英語学習を始める人はたくさんいます。
「勉強の方法がわからない」「独学で勉強を継続できるか不安」とお悩みの方必見!この記事ではシニアでも続けやすい英会話の勉強方法をご紹介します。
おすすめの教材や毎日続けるコツについても解説しています。
これから英会話を始めたい!と考えている方はぜひ最後までお読みください。
- シニアにも英会話の独学が向いている理由
- 英会話独学の基本ステップ
- 独学で役立つ無料アプリ&YouTubeチャンネル
- 中学英語のやさしい復習法
- リスニング&スピーキング習慣の作り方
- 続けるコツとアウトプット習慣
- まとめ
シニアにも英会話の独学が向いている理由
近年の子どもに対する英語教育熱は高まる一方ですが、シニアも英語の学習に取り組みやすい世の中になっています。
その理由は以下の通りです。
自分の時間がとりやすい
シニア世代になると、仕事や子育てがひと段落し、自分のために使える時間を確保しやすくなります。
そこで何か始めたいと考える人も多いでしょう。
英語学習はそんなシニアにうってつけです。
特に英会話は海外旅行やボランティアなど、趣味の幅を広げるきっかけにもなります。
時間に追われることなく、自分のペースで取り組めるのも魅力です。
独学で勉強するツールの増加
シニア世代が20代だったころ、英会話の学習法と言えば英会話教室に通うか、カセットテープやCDなどを利用したものが主流でした。
当時の選択肢は非常に少なく、また、費用も高額だったため、英会話学習はとてもハードルが高いものでした。
現在はさまざまなツールを利用して英会話を学ぶことができます。
例えば、YouTubeの英会話に特化したチャンネルや、Podcasts、スマホの英語アプリなど、無料で利用できるツールがたくさん存在します。
自分に合ったものを選び、無理なく継続することは、英会話習得の近道になるでしょう。
英会話学習でQOLをアップ
英会話を学ぶことで、QOL(Quality of Life=生活の質)を上げる効果が期待できます。
例えば、近年インバウンドの影響で外国人旅行者が増えています。
観光客に話しかけられるシーンもあるでしょう。
英会話の習得は、そのような場面でも慌てずコミュニケーションを取る自信をつけられます。
少しでも外国の人とコミュニケーションを取れると、小さな達成感が生まれます。
また、英会話の習得はボランティア活動に活かせます。
そのような活動を通じて、新しい友人ができたり、仲間が増えたりすることは、日々の生活のQOLを高める大きなきっかけとなるでしょう。
英会話独学の基本ステップ
英会話を習得するためのツールが充実しているからといっても、何から手を付けたら良いかわからない、とつまずいてしまう人も少なくありません。
ここでは、英会話を独学で習得するための基本的なステップを紹介します。
ステップ1:英会話学習の目的を明確にする
学生の英語学習の目的は、受験対策や留学目的など、はっきりしていることが多いです。
しかしシニアの場合は学習の目的を見つけにくいと感じている人もいます。
「海外旅行前に少しでも話せるようになりたい」「映画を字幕なしで観たい」「英検に挑戦してみたい」など、自由な目的を持って大丈夫!自分が英語を使って何をしたいか考えることが、独学で英会話を学ぶファーストステップです。
ステップ2:学習方法を考える
目的が決まったら学習方法を考えましょう。
机に向かってコツコツ勉強するのもよし、単語カードを使うのもよし。
無料アプリの利用や、YouTubeを活用するなど、自分に合った方法で学習することで楽しく英語を学べるため、学習効果が大幅にアップします。
ステップ3:毎日コツコツ続ける
ステップ2で決めた学習方法が自分に合っていない場合、毎日続けることが億劫になってしまうかもしれません。
「始めてみたけどこの方法は合わないかも…」と気づいた場合は無理に続けず、他の勉強法を見つけるのもひとつの選択肢です。
長時間勉強することが辛いと感じる人は、1日15分でも大丈夫。
「継続は力なり」という言葉があるように、目標を持って毎日コツコツ学習することが、英会話力アップの近道なのです。
ステップ4:実践の場で自信をつける
独学で学習している場合、なかなか実践の場で英語を使うシーンがないかもしれません。
一人でコツコツ勉強した場合、「本当に通じるのだろうか…」という不安を拭うことは難しいでしょう。
そんな時には地域の英会話サロンに参加してみたり、オンライン英会話を利用して外国人講師を相手に練習してみましょう。
英語での会話ができた!という成功体験が自信につながるでしょう。
独学で役立つ無料アプリ&YouTubeチャンネル
シニアでも続けやすい!と評判のスマホアプリとYouTubeチャンネルを紹介します。
独学で勉強する人におすすめのスマホアプリ
・Duolingo
ゲーム感覚で英語学習ができるアプリ。
1日5分からOKなので、続けやすいのが魅力です。
〇日連続記録を達成するとプライズがもらえるなど、モチベーションを保ちたい人にぴったりです。
・AI英会話スピークバディ
AIと英会話の練習ができるのが「スピークバディ」。
AIと聞くと不安に思うシニア世代も少なからず存在しますが、逆にAIが相手なので間違うことを恐れずに発言できます。
日本人が苦手とする発音の練習にもなりますので、実践前の練習相手としてぴったりです。
・NHKゴガク
NHKラジオ英会話は英語学習者ならほとんどの人が知っている語学番組です。
そのラジオ放送の内容を聴ける上に、アプリ上でスクリプトの確認もできます。
信頼と実績のNHKのアプリなので、シニア世代にも馴染みやすい点が特徴です。
・TED
上級者におすすめなのがTEDです。
興味のある分野を選択すると、その分野のプロフェッショナルの洗練された英語のプレゼンテーションが無料で聞けます。
内容のレベルはやや高いと感じるかもしれませんが、リスニング力や語彙力のほかにも、表現力の向上が期待できます。
独学で勉強する人におすすめのYouTubeチャンネル
YouTubeにはたくさんの語学学習チャンネルが存在しますが、中でもシニアにおすすめのチャンネルをご紹介します。
・This is 英会話
日常英会話に特化した動画が多く、ネイティブが日常的に使う会話を学ぶことができます。
実際にカフェやスーパーで行われている会話を聞けるので、生きた英会話を学びたい人にピッタリです。
・アーサー (IU-Connect)
ドイツ生まれのアメリカ人、アーサーさんによる語学チャンネルです。
基本的な英会話から、英語話者同士で日本のトピックについて話している動画もあるため、興味を持って楽しく学習できる点が特徴です。
中学英語のやさしい復習法
シニアの英語学習には、いきなりハードルの高い「ビジネス英会話」を学ぶよりも、まずは復習として「中学英語」をおさらいするのがおすすめ。
中学生時代には、ちんぷんかんぷんだった教材も、大人になってから読み返してみると意外とすんなり頭に入ってくるかもしれません。
中学英語には日常会話に必要な文法や語彙がぎゅっと詰まっているのが特徴です。
難しい表現を使わなくても、シンプルなフレーズで言いたいことは伝わります。
また、相手もシンプルな英語はとても聞き取りやすいのです。
英語の基礎に自信がない人は、まず中学英語から始めてみてください。
「昔のテキストは捨ててしまった」という人は、学びなおし専用の中学英語のテキストが販売されていますので、ぜひチェックしてみてください。
リスニング&スピーキング習慣の作り方
赤ちゃんが文字を覚えるよりも早く、周囲の声を聴いて言葉を真似するように、英語もまず耳からインプットして話すのが、英語に慣れる第一歩です。
文法や単語を丸暗記するよりも、聴こえてくる会話に耳を研ぎ澄ませ、聴こえたままを口に出す習慣をつけてみましょう。
海外ドラマや映画を観るのもおすすめですが、移動時間や散歩をしながら聴けるYouTubeやPodcastsが特におすすめ。
体を動かしながら何かを覚えることは、脳が活性化され、記憶力が高まると言われています。
耳から覚えたフレーズは実際のシーンでも使いやすくなります。
オンライン英会話やAIアプリを使ったスピーキング習慣を作り、覚えたフレーズをどんどん使っていきましょう。
続けるコツとアウトプット習慣
英会話を独学で学んでいる人にぜひ続けてもらいたい習慣、それは「アウトプット習慣」です。
聞いたり読んだりするだけのインプット習慣だけでは、実際に英語を使う場面でなかなかフレーズが出てこないことがあります。
アウトプット習慣のメリットは以下の通りです。
・何度も繰り返しアウトプットすることで自信がつく
・アウトプットは記憶に定着しやすい
・英語で話すことへの抵抗が少なくなる
アウトプットは何も声に出すだけではありません。
英語日記をつけたり、SNSで英語の一文を投稿してみるだけでもOK。
アウトプットには他にもたくさんメリットはありますが、これを習慣化することで、「使える英語」を身に付けることができるでしょう。
まとめ
シニアの英会話学習は楽しみながら続けることが一番のコツです。
英語学習は年齢に関係なく始められます。
「今日が一番若い」という言葉があるように、思い立てばすぐに開始しましょう。
少しでも学びたいという気持ちがあれば、それは既に一歩踏み出せている証です。
この記事で紹介した学習方法を参考に、ぜひ英語との距離を縮めていってください。
継続することで、英語が日常生活に溶け込むようになるかもしれません。
また、「アウトプットをする場所がない!」と悩んでいる人は、オンライン英会話No.1のネイティブキャンプで英会話講師とレッスンをしてみましょう。
ぜひ、この機会にチェックしてみてくださいね!
◇経歴(英語を使用した経歴)
・オーストラリアのカフェで半年間勤務
・国内/国際線客室乗務員として5年間勤務
◇英語に関する資格(資格、点数など)
TOEIC、英検受験経験有り
アメリカのコミュニティカレッジにてEarly Childhood Educatorコース修了
◇留学経験
・オーストラリア シドニーへ1か月間の短期留学。
→週5日で語学学校へ通う。
・ワーホリでオーストラリア・ゴールドコーストに1年間滞在。
→Gold Coast Institute of TAFEの語学コースで学ぶ。
・2020年から4年間、家族の仕事でアメリカに滞在。
→州立のコミュニティカレッジでEarly Childhood Educationコース及びアカデミック英語コースを学ぶ。
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容(仕事、留学、旅行など)
仕事→韓国、中国、台湾、香港などアジアを中心とした国
旅行→アメリカ(ハワイ、グアム、サイパン含む)、カナダ、
シンガポール、マレーシア、オーストラリア、ドイツ、イタリア、
ギリシャ、クロアチア、ベトナム、タイ、バハマ、オランダ領セント・マーティン島など
◇自己紹介
旅行、海外生活関連のwebライター。
最初の短期留学の経験のおかげで、人生が変わったと言っても過言ではないと感じています。海外に滞在することがきっかけで、人生の選択肢が大きく広がり、成長を続けていきたいと思うようになりました。海外での長期滞在・留学経験者の視点から、皆さまにわかりやすい記事を書いていきたいと思っています。