
フィリピン留学は、欧米への留学と比べて費用を格安に抑えられ、留学期間も短期から長期まで可能なため、多くの人から人気を集めています。語学学校では集中して英語を学べる環境が整っており、社会人や学生、親子留学など様々な留学ニーズに対応しています。
しかし、留学時期によって学習環境や生徒数、生活費や航空券の価格など費用面に差があるため、「繁忙期」と「閑散期」の違いを理解することが重要です。
この記事では、閑散期に留学するメリットとデメリット、費用の目安をご紹介します。
フィリピン留学の繁忙期
フィリピン留学には、多くの留学生が集まる繁忙期があり、この時期は学校や現地の活気が高まります。繁忙期は主に、夏休みなど学生の長期休みと重なることが多いです。ここでは、繁忙期の特徴とメリット、また注意点について説明します。
フィリピン留学の繁忙期
1〜2月と7〜8月は、フィリピン留学の繁忙期にあたります。留学生が特に多い韓国や日本の学生の長期休暇と重なるため、留学生の申込みが集中します。また、留学生だけではなく観光客も増えるため、航空券の価格も上がります。
フィリピンの学校は、多くのマンツーマン授業があることが特徴ですが、受け入れる学生の増加により、この時期は、グループレッスンが多くなるなど変更される可能性もあります。
繁忙期の学校と街の様子
繁忙期には語学学校では生徒数が大幅に増加し、生徒同士の交流やグループ活動が盛んになります。また、留学生活の面でも寮が満室になりやすく、学校や寮全体がにぎやかな雰囲気になります。
一方、都市部のマニラやセブなどの観光地でも、留学生や旅行者が増えて街が活気に溢れるシーズンです。
繁忙期の留学がおすすめな人
繁忙期の留学は、英語学習だけではなく、留学を通して他の留学生やローカルのフィリピン人など多くの人と出会いたい人には最適です。この時期は、人気のあるイベントや学校主催のアクティビティが充実しているため、新しい出会いの機会や友達を見つけやすいです。
また、初めての留学で不安を感じる人でも、同じ時期に留学している留学生が多いため、一緒に学習をしたり時間を過ごすことで不安が解消されやすいです。
フィリピン留学の閑散期
フィリピン留学の閑散期は、繁忙期に比べ留学生が少なくなるため、落ち着いた環境で学習ができる時期です。また、留学生も社会人や親子留学が中心になります。ここでは、閑散期の特徴や学習面、環境面での繁忙期との違いを説明します。
閑散期に該当する時期
フィリピン留学の閑散期は、一般的に4月〜7月上旬と10月〜12月上旬が該当します。この時期は、留学生のメインである日本や韓国の学生が学校に通っている時期であるため、留学生も減少します。
ただし、学校により閑散期の設定が多少異なる場合があるため、留学を検討する場合には事前の確認が必要です。
社会人や親子留学の増加
繁忙期には、長期休暇を利用した学生の留学が多いのに対し、この時期は、学生以外の社会人、シニア、親子留学などの留学生が増える傾向にあります。
また、留学の目的も、社会人のキャリアアップや転職準備、子どもの英語教育や海外体験など様々です。さらに、留学期間も、個々の目的に合わせて短期留学と長期留学に分かれることが多いです。
学校の運営体制や学習環境の変化
閑散期には生徒数が減少するため、授業のコマ数、クラスのレベル数、開講クラスに変更があることもあります。学校によっては、留学生の増減に合わせて講師数を調整したり、コース変更があることもあります。それによって授業のクオリティ自体には大きな影響はありませんが、念のため学校に確認すると良いでしょう。
閑散期にフィリピン留学するメリット
閑散期には留学生の数が少なくなるため、留学の費用面や環境面で多くのメリットがあります。ここでは、閑散期に留学するメリットを具体的にご紹介します。
授業料の割引プロモの適用やコース選択の自由度が高い
閑散期は繁忙期に比べ入学希望者が少ないことから、授業料が安定しており、追加料金も発生しにくいです。また、閑散期には、学校によってはキャンペーン割引やプロモーション割引を適用することもあり、留学費用を抑えることもできます。
さらに、授業の枠や講師にも余裕があるため、希望のレベルやコースを選びやすいメリットもあります。特に、英語初心者向け、ビジネス英語、発音強化など個々のニーズに応じたリクエストがしやすいです。
寮の部屋の選択がしやすく快適な留学生活を送れる
繁忙期には、個室や2人部屋など少人数向けの部屋を取るのが難しいことが多いですが、閑散期は寮に滞在する学生の数も少なくなるため、希望の部屋タイプが取りやすくなります。学生数が少ないため、バスルームなどの共用スペースの使用にも余裕があり、寮生活のストレスや不便さが繁忙期に比べて少なくなります。
また、静かな環境で、勉強や休息に集中しやすい環境になるため、英語力アップに繋がりやすいです。学校によっては、寮の空きが多いことで部屋のアップグレードをしてくれることもあります。
講師の目が届きやすく個別対応が受けやすい
閑散期は生徒数が少ないため、学生1人あたりに割ける講師の時間が増えます。それにより、講師は生徒の英語力や課題を把握しやすく、個々に合わせた丁寧な対応やフィードバックがしやすいです。
フィリピン人講師は元々フレンドリーで留学生との距離が近いですが、閑散期には授業外でも講師とコミュニケーションできる時間が取りやすいです。それにより、英語に関する悩みを相談したり、講師のサポートによりモチベーションの維持にも効果が期待できます。
また、講師のスケジュールにも余裕があることから、講師のリクエストや交代の希望が通りやすい場合もあります。
閑散期にフィリピン留学するデメリット
閑散期のフィリピン留学は繁忙期とは違ったメリットがある一方で、デメリットもあります。ここでは、閑散期にフィリピン留学するデメリットについてご紹介します。
学校での学生同士の交流の機会が少ない
繁忙期は、学校の受け入れ上限に達するほど学生数が増えますが、閑散期になると学生数が減るため、学生同士の交流イベントやグループワークなどが少なくなります。そのため、新しい友達を作る機会が繁忙期より少なくなり、英語学習以外の楽しみが減る可能性があります。特に、ひとりでコツコツと学ぶより、他の学生と一緒に学びたいタイプの人にとっては物足りなさを感じるかもしれません。
観光地や現地店舗で繁忙期の賑わいがない
閑散期は、留学生や観光客が減るため、モールなどの商業施設や観光地で繁忙期ほどの賑わいが感じられないことがあります。観光客に大きく依存している施設や観光地、店舗では営業時間が短縮されたり、休業になることもあります。
留学生活をしながらも、観光や外出を楽しみたい人にとっては、期待と現実のギャップを感じることがあるかもしれません。
授業や施設の利用に制限がある可能性
閑散期は生徒数が少ないため、一部の授業が統合されたり縮小されることがあります。特にグループ授業や選択授業でその傾向があります。
また、学校や寮、その他の関連施設の運営に関しても、運営コストを抑える目的で、学校が施設の一部を利用制限する場合があります。そのため、留学全般に対し自由度を求める人には、閑散期の留学は期待外れと感じる可能性があります。
閑散期にフィリピン留学する場合の費用目安
閑散期にフィリピン留学する場合、時期により授業料や航空券の価格に差が出ることがあります。ここでは、留学にかかる主な費用の項目とその目安、時期による違いを解説します。
学費と授業数の変動と相場
授業料は閑散期であっても通常時と大きくは変わりません。ですが、語学学校によっては、繁忙期に追加料金(週あたり5,000円前後)が発生する場合もあるため、閑散期の方が授業料が安くなるケースがあります。
授業料は、学校やコースにより違うため一概に言えませんが、目安として一例を挙げると、一般英語コース1週間の場合であれば、約15,000〜20,000ペソ(≒約40,000〜55,000円 ※1ペソ=2.7円換算)程度です。授業数は閑散期でも基本的には維持されますが、一部の選択科目などで制限がある場合があります。
航空券・生活費・寮費の時期による差
航空券は、渡航時期によって変わりますが、閑散期(4〜6月、10〜11月)には価格が下がりやすい傾向があります。例えば、成田〜セブ直行便(往復)であれば、繁忙期だと約10〜12万円、閑散期で約6〜8万円程度です。
寮費(部屋代)や生活費も、留学生が少ない時期は、語学学校ではキャンペーンやプロモーションを適用することがあるため、繁忙期よりも安くなります。目安として、1週間あたりの寮費は、約8,000〜12,000ペソ(≒22,000〜32,000円)(※学校や部屋タイプにより変動)程度です。
長期留学と短期留学別の総費用の目安
閑散期の場合、同じ期間やコースでも費用が1〜2割安くなるため、コスト面でのメリットが大きいです。
短期留学(1ヶ月)の場合
総費用:約20万円〜25万円(学費、寮費、航空券、現地生活費)
長期留学(3ヶ月〜)の場合
総費用:約55万円〜75万円(時期、校舎、コースによる)
まとめ
閑散期のフィリピン留学は、費用の節約、落ち着いて静かな環境で学習ができ、講師の手厚いサポートを受けられるなどメリットがあります。一方で、他の学生との交流の機会が少ないことや、観光地の賑わいに欠けるなど物足りなさを感じる面もあります。
フィリピン留学は、目的や重視したいポイントによって適した時期を選ぶことが重要です。費用や学習環境、期間を考慮し、自分に合った留学タイミングを見つけてください。
◇経歴
日本、韓国の企業で通訳・翻訳、アシスタントとして勤務
日本にて韓国語講師として5年勤務
フィリピンにてフリーの通訳として英語、韓国語、日本語の3言語の通訳を担当
◇資格
・韓国語能力試験(TOPIK)6級
・延世大学校韓国語教員養成課程修了
◇留学経験
【オーストラリア】
・クイーンズランドカレッジオブイングリッシュ:3カ月
・ゴールドコーストカレッジオブビジネス:6カ月
【フィリピン】
・ファーストウェルネスイングリッシュアカデミー:3週間
【韓国】
・梨花女子大学校言語教育院:3週間
・延世大学校言語研究教育院(韓国語教員養成課程):5週間
【タイ】
・プロランゲージ(タイ語):1年6カ月
◇海外渡航経験
ワーキングホリデーにてソウルの企業数社で通訳・翻訳、セールス、マーケティングを担当
韓国語習得のための留学5回(一般韓国語、ビジネス韓国語)
延世大学校にて韓国人と共に韓国語教育について学ぶ
◇自己紹介
韓国語学習コンサルタント
韓国語講師
講座構築コンサルタント
オンラインで韓国語学習に悩みを持つ学習者の問題解決をする韓国語学習コンサルタント、韓国語講師として韓国語習得に成功する学習法や練習法も指導しています。
また、英語と韓国語習得に成功した経験とカリキュラム構築、教材作成の経験を活かし講座構築の方法をあらゆるジャンルのプロに指導するコンサルタントとしても活動しています。
海外就職でフィリピンのセブに移住して5年半在住、現在はタイのチェンマイに住んでいます。
外国語に興味があり、英語、韓国語(ビジネスレベル)、中国語(中級)、現在はタイ語習得を目標に勉強しています。