スペインは温暖な気候と歴史的な街並み、情熱的な文化から留学先やワーホリ先として人気の国です。
「スペインワーホリの体験談は?」
「スペイン生活の魅力を知りたい!」
「スペインワーホリに行くための準備は?」
本記事ではこのような悩みを抱える方向けに、スペインワーホリの体験談をもとにスペインの魅力やワーホリに行くための準備などを解説していきます。
本記事を参考にスペインワーホリに関する理解を深め、スペインワーホリの準備を進めていってくださいね。
- スペイン基本情報
- スペインのワーホリ制度
- スペインでワーホリ!仕事探しや住居の選び方
- 体験談から見る1年のワーホリの過ごし方
- 体験談から見る準備の仕方
- 体験談から見るスペインでワーホリをする魅力
- まとめ
スペイン基本情報
スペインの基本情報は以下の通りです。
・面積:50.6万㎢ (日本の約1.3倍)
・人口:4,869万人 (2024年)
・首都:マドリード
・言語:スペイン語(他:カタロニア語、バレンシア語など)
・通貨:ユーロ (EUR)
・時差:日本時間ー8時間
スペインはヨーロッパ西部の地中海沿いに位置し、夏は暑く冬は温暖な地中海性気候です。
温暖な気候を活かしたオリーブやぶどうの栽培が有名で、EU最大のオリーブオイル生産国です。
1882年から現在に至るまで建設中のサグラダファミリアを始め、多くの世界遺産があることから、観光地としても人気を集めています。
スペインのワーホリ制度
ここからはスペインのワーキングホリデー制度について、ワーホリビザの概要から申請の流れ、必要書類まで詳しく解説していきます。
スペインのワーホリビザ概要
スペインのワーホリビザは18歳から30歳までの若者を対象に、現地での観光・就学・就労など多様な経験を認める自由度の高いビザです。
ビザの有効期限は入国から1年間で、年間500名のビザ発給枠が認められています。
ビザ申請から発給までは最短でも1ヶ月程度の期間が必要なので、スペインへのワーホリを希望する人は早めに申し込みましょう。
申請の流れ
スペインのワーホリビザ申請の流れは以下の通りです。
1.必要事項の確認
2.必要書類の準備
3.スペイン大使館で必要書類を提出
4.ビザ発給
まずはスペイン大使館のウェブサイトから必要事項を確認しましょう。
ビザ発給の条件には国籍や経済能力などさまざまな要素があるため事前の確認が必要です。
必要書類もスペイン大使館のサイトから確認できます。
パスポートなど取得に時間のかかるものもあるため早めに準備しましょう。
必要書類を準備できたらスペイン大使館にて申請を行います。
事前予約が必要なことに加え、大使館の判断によっては追加の書類や領事館での面会を求められるケースもあるため時間に余裕を持たせておきましょう。
書類が提出できればビザ発給を待ちます。
申請から発給までの目安は8週間で、その間パスポートを大使館に預けておく必要があります。
ビザ発給までに海外旅行に行く場合は大使館に連絡することでパスポートを一時的に受け取れます。
必要書類
スペインのワーホリビザ申請において必要となる書類は以下の通りです。
・ビザ申請書
・写真(4.5cm×3.5cm)
・パスポート
・住民票
・航空券の予約
・経済能力の証明
・健康診断書
・NIE(外国人登録番号)申請のための申請書
・NIE申請費用
ビザ申請書やNIE申請書はスペイン大使館のウェブサイトからダウンロード可能です。
パスポートの取得には1週間以上の期間がかかるため早めにとりかかりましょう。
また、現地での生活費を有していることの証明として、2000ユーロ(約32万円)相当の残高証明が必要です。
申請書類に不備があった場合は追加の書類提出や領事館での面会を求められるケースもあるため、しっかりと確認してから提出してくださいね。
スペインでワーホリ!仕事探しや住居の選び方
ここからは、スペインでワーホリする際の仕事探しや住居の選び方について解説していきます。
仕事探しの方法
スペインで仕事探しをする際には求人サイトや掲示板が有効です。
スペインの求人サイトを使うことで多くの求人情報に触れられますが、スペイン語で仕事探しをするハードルが高い人は日本語のサイトや掲示板がおすすめです。
以下では、スペインでの仕事探しにおすすめのサイトをまとめています。
この他にも、友人・知人からの紹介やSNSなどさまざまな手段で仕事を探せます。
多くの求人情報に触れることで自分に合った仕事を見つけましょう。
スペインワーホリでおすすめの仕事
世界中から観光客が多く集まるスペインでは、レストランやカフェ・ホテルスタッフなどの接客業が人気です。
日本食レストランや日本人が経営しているカフェなどは働くハードルが低いため、語学力に自信のない人でも安心してチャレンジできます。
スペイン発祥の「バル」での仕事も人気で、スペイン文化を感じつつ現地の人との交流もできるためおすすめです。
お金を稼ぎながら語学力の向上や現地人との交流ができる貴重な機会なので、現地でお気に入りの仕事を見つけてチャレンジしましょう。
住居の選び方
スペインのワーホリではサイトや掲示板を用いて住居を探すことが一般的です。
スペインでの住居探しにおすすめのサイトや掲示板は以下の通りです。
現地サイトに比べて日本語の掲示板は募集が少ないものの、コミュニケーションを取りやすい点が魅力的です。
スペインでは「piso(ピソ)」と呼ばれるシェアハウスに住むことが一般的で、3~4人程度での共同生活になります。
現地の雰囲気や部屋を確認するため、2週間程度ホテルで滞在しつつ現地で住居探しをする人もいるようです。
体験談から見る1年のワーホリの過ごし方
ここからはスペインワーホリの体験談をもとに現地での過ごし方について解説していきます。
ワーホリ期間中の1日のスケジュール
スペインでワーホリをしているA氏の1日のスケジュールは次の通りです。
8:00 起床
9:00~13:00 インターン先で勤務
15:00〜 ショッピング、バイト、語学学校、遊びなど
午前中にインターン先で勤務し午後は比較的自由に過ごすというスケジュールのようです。
多くの人がA氏と同様、半日をインターンなど時間が決められている場所で過ごし、残りの時間で自分の好きなことをやるというライフスタイルをとっているのではないでしょうか。
こちらのスケジュールはあくまでも一例なので自身の目的や性格に合わせて自分好みのスケジュールで過ごしてくださいね。
1年間の過ごし方
スペインで1年間ワーホリをするといっても、具体的にどのようなことをするのかイメージが付かない人も多くいるでしょう。
ワーホリの目的やワーホリ期間中の過ごし方は人それぞれですが、次のような過ごし方をしている人が多く見られました。
・語学学校でスペイン語を学ぶ
・アルバイト
・インターン
・旅行
ワーホリの目的の中で多いのがスペイン語を学ぶことです。
スペインでの生活にはスペイン語が必須ですが、自分で学ぶことは難しいため語学学校に通う人が多くいます。
スペイン語や英語にある程度自信が付いたところでアルバイトやインターンなどに挑戦する人も多く見られました。
実際の業務体験を通してさらに語学力を向上させたり現地の友人を作ったりと生活の質を高める人が多い印象です。
語学学校やアルバイトの合間を縫って旅行を楽しむことも欠かせません。
世界遺産が多く他のヨーロッパ諸国へのアクセスも良好なスペインでは、国内旅行はもちろん海外旅行も楽しめます。
スペインで生活する貴重な機会に現地での旅行を楽しみましょう。
体験談から見る準備の仕方
スペインワーホリに行く前に準備すべきことが多くあります。
ここでは、ワーホリの体験談をもとにスペインワーホリの準備の仕方を紹介していきます。
航空券の予約
ワーホリ準備の第一段階として航空券の予約はかかせません。
航空券は通常、渡航日が近づくほど高くなるため遅くとも1~2ヶ月前には予約しておきましょう。
また、繁忙期である4月~9月(特に8月)は値段が高くなる傾向にあるため注意が必要です。
逆に1~3月は観光客が少なく航空券が安い傾向にあるため、渡航時期にこだわりがない人はこの期間に航空券を予約することがおすすめです。
ビザ申請
航空券が予約できたらビザ申請を行います。
ビザ申請は用意すべき書類が多く、1~2ヶ月間の時間がかかります。
残高証明書やパスポートなど取得に時間がかかる書類も多くあるため、余裕を持って準備を始めることが大切です。
語学学校の予約
現地での語学学校も事前に探しておきましょう。
スペインでの生活にはスペイン語が必要ですが、最初からコミュニケーションを取ることは困難です。
そのため語学学校での学習を通して語学力を身につけた後、アルバイトやインターンなどに従事する人が多くいます。
語学学校の値段は受講するコースによって異なりますが1ヶ月7万円~12万円程度が一般的です。
自分で直接申し込むことも可能ですが、不安な方はエージェントの利用を検討しましょう。
滞在先の決定
語学学校の予約を取れたら現地での滞在先を探します。
通常サイトや掲示板などで探しますが、エージェントや語学学校によっては滞在先を紹介してもらえる場合もあるため確認しておきましょう。
最初の2週間程度はホテルに滞在して、現地で家探しをする人も多いようです。
持ち物の準備
1年間の長期滞在に備えて持ち物を準備しておきましょう。
スペインの物価はヨーロッパの中では低い方なので、必要最低限の持ち物だけ持参して後は現地で買いそろえるのもおすすめです。
その他
上記以外にも必須ではありませんがやっておくべき準備がいくつかあります。
・海外旅行保険の予約
・スペイン語の勉強
・スペインの情報集め
現地で怪我や病気をした場合、高額の治療費を請求されることがあるため保険に加入しておくことがおすすめです。
補償内容や料金などさまざまな保険があるため、自身の予算や目的に合わせて適切な保険を選びましょう。
日本にいる間にスペイン語の勉強をしておくこともおすすめです。
基本的な単語や文法を勉強しておくだけで、現地での生活や手続き等が簡単になります。
現地の文化や治安など必要な情報を事前に集めておきましょう。
スペインの文化は日本と大きく異なるため、事前に情報を収集しておくことでストレス無く現地での生活を始められます。
体験談から見るスペインでワーホリをする魅力
スペインでワーホリをする魅力は次の通りです。
・観光が楽しめる
・語学力を伸ばす仕事ができる
・多様な文化を体験できる
スペインにはサグラダファミリアやグエル公園を中心としたガウディの建築物や、世界三大美術館のプラド美術館など数多くの世界遺産があります。
また、他のヨーロッパ諸国やアフリカなどへのアクセスも良く、国内外問わず旅行を楽しむことが可能です。
スペインは非常に観光客が多く、飲食店スタッフやホテル業などの接客業の仕事が人気です。
世界各国の観光客とふれあう中で、スペイン語や英語を学びながら仕事に従事できます。
スペインは豊かな文化を持つことも有名で、パエリアやタパスなどの食文化や多くの文学者や美術家を輩出してきた芸術文化を肌で感じられます。
観光や多様な文化を楽しみつつ、スペイン語や英語の語学力を伸ばしたい人にはスペインでのワーホリがおすすめです。
まとめ
本記事では、スペインワーホリの体験談をもとにワーホリの準備やスペイン生活の魅力について解説しました。
スペインワーホリに行くにはビザ申請から航空券・住居の確保などさまざまな準備が必要です。
準備には多くの時間がかかるため計画的に行いましょう。
スペインワーホリは滞在中の観光や豊かな食文化や芸術文化など多くの魅力があります。
本記事を参考にスペインワーホリの準備を進め、楽しく思い出に残るワーホリにしてくださいね。

◇経歴
ドイツのミュンヘン工科大学に留学。
英語で日本におけるサプライチェーンマネジメントについてプレゼンを行う。
◇資格
IELTS Academic 6.5
◇留学経験
・渡航先:ドイツ ミュンヘン
・留学期間 2024年4月~8月
・学校名:ミュンヘン工科大学
◇海外渡航経験
ドイツに約半年間留学。
留学期間中にヨーロッパ10ヶ国20都市以上を旅行。
2019年よりイギリス在住で、現在は毎日英語を使っています。
◇自己紹介
はじめまして、タニタニと申します!
現在大学4回生で、自身の留学経験を活かしてブログやライティング業を行っております。
英語や留学に関心のある方の一助となれるよう情報発信していきますのでよろしくお願いします!