アメリカの大学にはどんな種類がある?入学する方法や留学のメリットもご紹介!

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色々な困難を乗り越えながら、経済的な発展をし続けているアメリカには、

「アメリカン・ドリーム」

を求めて多くの人が集まります。

アメリカは間違いなく魅力的な国の一つです。

この記事ではアメリカの大学への留学に興味のある方にむけて、アメリカの大学の種類やアメリカに留学をするメリット、入学方法について分かりやすく説明します。

ぜひ、最後までチェックしてください。

アメリカの大学の種類:リベラルアーツ・カレッジ

アメリカの大学というと、ハーバード大学やスタンフォード大学など世界大学ランキングに載る私立大学が思い浮かびますが、アメリカの大学で大切にされている教養教育が行われているのが、

リベラルアーツ・カレッジです。

基本

アメリカのリベラルアーツ・カレッジは、全米で約600校(大学は約4,000校)あり、行われているのは、教授との距離が近い少人数制の教育と、教養教育です。

大学の規模としては、大学全体の生徒数が1,000人〜2,000人と、有名私立大学や州立大学のマンモス校の数万人と比べると小規模です。

学費は私立と州立で異なり、私立の場合、年間40,000〜80,000ドル、州立の場合は、25,000〜40,000ドルです。

奨学金や助成金を利用する人も多くいます。

リベラルアーツ・カレッジには、難易度の高い有名大学に勝るとも劣らない名門校が存在します。

例えば、ウィリアムズ・カレッジ、アマースト・カレッジ、ウェズリアン大学などです。

特徴

「リベラルアーツ」は、人間が様々な束縛から逃れて自由に生きるための学問や教養のことです。

古代ギリシャに由来するもので、当時学問としては文法、修辞、弁証、算術、幾何、天文、音楽が学ばれていました。

今日では、批判的・多角的な視点で物事をとらえたり、学問領域を横断する学際的な教育が強調されています。

リベラルアーツ・カレッジで行われている教育は、実学や研究ではなく、書く、話す、クリティカル・シンキングなどの生徒を育てる教育です。

教育も少人数のクラスが基本で、教員からの丁寧な個別指導を受けることができます。

学校は主に郊外にあるため、学生は学生寮に泊まり、学校生活を通じて自立心を育むことができます。

専攻は、主に英語、歴史、政治学、心理学、数学、自然科学、芸術がありますが、専攻を決めるまで様々な分野を学際的に学ぶことが奨励されています。

芸術の音楽の専攻でも、小さい頃から音楽教育を受けている必要はなく、未経験の状態から学ぶことができるのが、リベラルアーツ・カレッジの特徴です。

大学生の時は、リベラルアーツ・カレッジで学問の基礎や考え方を学び、大学院で名門校に進学し、専門領域を研究する人も多いです。

アメリカの大学の種類:州立大学

アメリカの大学のカテゴリーの一つとして、

州立大学があります。

基本

州立大学は、各州が運営・資金提供する教育機関です。

アメリカの州立大学の規模は通常大きく、生徒数は10,000人以上の場合が多いです。

学費は、州内の学生と州外の学生(留学生を含む)で学費が異なり、州外から来る学生の方が学費が高いです。

州外から来る学生の学費は、年間約25,000〜50,000ドルとなっています。

有名校には、カリフォルニア大学(UCLA、バークレーなど)や、ミシガン大学、ワシントン大学、オレゴン大学などがあります。

特徴

州立大学での専攻は、幅広い学問分野をカバーしていますが、工学、コンピューター科学、自然科学などの理系分野には力を入れており、研究施設が充実しています。

ビジネス分野、社会科学、教育学、人文科学なども学ぶことができます。

生徒数が多いため、授業は講義スタイルが多くとられています。

州立大学のスポーツチームは有名で、アメリカンフットボールやバスケットボールは大学内外で大きなイベントです。

アメリカの大学の種類:私立総合大学

アメリカの大学と言えば、

私立総合大学を思い浮かべる方が多いと思います。

アメリカのトップ私立総合大学は、世界的に競争力のある大学も多いです。

基本

私立総合大学の規模は、小規模な大学で5,000人程度、大規模な大学で20,000人以上になります。

ハーバード大学は、学部生が7,000人、大学院生が16,000人です。

学費は、州立大学と異なり州からの資金援助を受けていないため、学費は州立大学よりも高い傾向にあります。

年間授業料は、50,000〜70,000ドルです。

奨学金や助成金制度は充実している場合が多いです。

卒業生や企業からの寄付が豊富で、大学内の施設や奨学金の資金源となっています。

有名な大学としては、アイビーリーグ(ハーバード大学、ペンシルベニア大学、プリンストン大学など)やマサチューセッツ工科大学(MIT)などの米国屈指の難関校があります。

特徴

有名私立大学は、世界の優秀な学生が志願するため、入学競争率が非常に高くなっています。

世界から優秀な学生が集まるため、多文化的な環境で、留学生の比率も多くなっています。

私立大学では、リベラルアーツを大切にしている大学が多く、専攻の他にも様々な学問分野を学び学際的な学びが推奨されています。

一方でSTEM分野(科学、技術、工学、数学)に特化した大学もあります。
(マサチューセッツ工科大学、カリフォルニア工科大学など)

私立大学は生徒数は比較的多いですが、1クラスあたりの学生数は少なく、教員からの直接指導を受けることができます。

学内では、学生による文化祭、スポーツ活動、サークル活動などが盛んです。

アメリカの大学の種類:コミュニティ・カレッジ

留学を考える際にアメリカのコミュニティカレッジについて聞いたことがある方も多いと思います。

アメリカのコミュニティ・カレッジについて説明します。

基本

アメリカのコミュニティ・カレッジは、2年制の公立大学です。

名前の通り、地域住民のために作られた学校ですが、留学生も学ぶことができます。

コミュニティカレッジは、学費が安く年間で8,000〜12,000ドルとなっています。

2年間で準学士号をとり、4年制の大学に編入するという方法が有名で、入学も4年制の大学よりは難しくないので、まずこちらで学び、良い成績を収めた上で4年制の大学に編入をする現地学生や留学生が多くいます。

アメリカの大学の特徴

授業スタイル

アメリカの大学では、大人数教室での講義スタイルもしくは、少人数制で学生同士や教授と議論をするセミナー形式があります。

生徒の自主性や授業への積極性が重視されています。

授業数は多くないですが、1授業あたり課題が多く出されます。

アメリカの大学では、授業への参加態度も評価の対象になるため、予習も欠かせません。

アメリカの大学で学業を続けるには、GPAという学業成績指標が、2.0以上(2.0点は平均)必要であり、GPA2.0を下回り続けると学校から警告があり、最終的に退学になる場合もあるので、大学生は必死に授業や勉強に取り組みます。

専攻科目について

アメリカの大学では、専攻を決めるのは2年次で、専門科目の勉強を始めるのは3年生からです。

アメリカの大学では、すべての学生が一般教養を履修する必要があり、人文学、社会科学、自然科学、数学、芸術などから選びます。

専攻を選んでからも、専攻を変更することが比較的容易です。

ダブルメジャーや副専攻など選択できる場合があります。

大学生の日常生活

アメリカの大学の学生は、学生寮に入る学生が多いです。

高校を卒業して親元を離れ、寮生活を通じて自立心を育みます。

留学生には、ホームステイも選択肢に含まれますが、アメリカの家庭を体験するというよりも、ホームステイを受け入れる側の副業的な側面もあり、あたりはずれがあるので注意が必要です。

学生は、勉強中心の生活を送り、学業に励みつつ、スポーツなどのクラブ活動にも励みます。

アメリカ留学のメリット

アメリカ留学には多くのメリットがあります。

英語力の向上

アメリカ留学の最大のメリットの一つは、英語環境で生活することで英語力が飛躍的に向上することです。

授業や日常生活を通じて、生きた英語を学び、表現だけでなく、文化的背景を理解する機会にもなります。

自己成長の機会

アメリカの大学では、自主性やリーダーシップを求められる場面が多くあります。

課題解決型の授業や、クラブ活動、インターンシップを通じて、タフさが求められ、自己を成長させる経験を得ることができます。

多文化体験ができる

アメリカには、世界から多くの留学生が集まり、国際色豊かなキャンパスが多いです。

また、そういった留学生は意欲が高いため、海外の留学生との交流も今後の人生における良い刺激になります。

キャリアにおいて国際市場での競争力が期待できる

アメリカでの学位は、国際的なキャリアにおいて高い競争力を持っています。

特に、ビジネス分野やSTEM分野では、グローバル企業や外資系企業への就職を目指す場合、アメリカでの留学経験は大きな強みとなります。

アメリカの大学に入学する方法

アメリカの大学への入学は、日本の一般入試試験とは異なり、書類で審査が行われます。

直接大学に出願する方法

アメリカの大学に直接出願するには、

①SATやACTなどの標準試験のスコア
②TOEFLまたはIELTSなどの英語能力試験のスコア
③エッセイ
④推薦状
⑤課外活動歴

が必要です。

出願締切日は大学ごとに異なるため、確認が必要です。

編入を利用する方法

コミュニティ・カレッジで準学士号を取得し、4年制大学に編入する方法は、学費を抑えつつ名門大学を目指せるので人気があります。

編入の際には、GPAや専攻の条件を満たす必要がありますが、専攻科目の単位を引き継げる場合が多いため、編入手続きが比較的容易です。

まとめ

アメリカの大学は、リベラルアーツ・カレッジ、州立大学、私立大学、コミュニティ・カレッジなど多様な選択肢があり、それぞれ特徴や魅力があります。

英語力の向上や多文化体験、自己成長など、留学を通じて得られるメリットも大きいです。

アメリカ留学はチャレンジですが、大きな成長と未来への可能性を切り開く機会です。

ぜひ挑戦をしてみてください!

 

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