留学のなかでも、短期留学や長期留学、語学留学や大学の交換留学など、期間や勉強内容など、目的によってさまざまな種類がありますね。
今回は、そのうちの一つであるワーケーション留学とリモートワーク留学について解説します!
働きながら海外で生活できたり、子ども連れで海外に滞在できる留学方法の特徴や費用の目安など詳しく解説していきますので、社会人になってからの留学や、家庭をもってからの留学を諦めたくない方は特に必見です!
- ワーケーション留学・リモートワーク留学とは?
- 子連れでワーケーション留学・リモートワーク留学
- 語学学校とプログラム、予算について
- ワーケーション留学・リモートワーク留学の注意点は?
- 現地に行けないならオンライン留学も考えてみよう!
- まとめ
ワーケーション留学・リモートワーク留学とは?
ワーケーション留学やリモートワーク留学は、働きながら海外で生活し、学びを得る新しい留学スタイルです。
リモートワークが普及したことで、多くの人が場所を選ばず働くことが可能になり、留学と仕事を両立する新しい選択肢が広がっています。
この留学スタイルでは、語学学校に通いながらオンラインで仕事を続けたり、現地の文化や生活を体験しながらスキルアップを目指します。
従来の留学と異なり、収入を得ながら留学できるため、経済的な負担を軽減しつつ、海外経験を積むことができます。
この記事では、新スタイルのワーケーション留学について紹介しながら、国ごとのメリット、留学費用についても説明します!
ワーケーション留学の特徴
働きながら学べる:リモートワークを活用して収入を確保。
柔軟なスケジュール:自分の仕事と学業のバランスを調整可能。
現地体験:実際に現地で生活し、その文化を学べる。
このスタイルは、特にフリーランスやリモートワークが可能な仕事を持つ社会人に人気があります。
子連れでワーケーション留学・リモートワーク留学
子どもがいる家庭でもワーケーション留学やリモートワーク留学は十分に可能です。
親子で海外を訪れることで、様々なアクティビティを通し、色々な体験を楽しみながら、親はリモートワークを続け、子どもは現地の学校や保育園で充実した時間を過ごすことができます。
海外親子ワーケーションと呼んだりもされるほど、特に最近では、親子での留学をサポートするプログラムが増えてきており、子どもの教育と親のキャリアの両立が以前よりも実現しやすくなっています。
親子留学のポイント
・現地の教育機関の調査:子どもが通える学校や保育園を事前に調べることは、安心して留学生活を送るために不可欠です。
特に保育園や幼稚園の受け入れ年齢、カリキュラム、英語以外の言語教育があるかどうかなどを確認しましょう。
現地の学校では異文化交流を通じて、子どもが自然と国際的な視点を養うことができます。
・親子留学プログラム:語学学校の中には、親子で参加できる特別なプログラムを提供しているところがあります。
親は語学学校で英語力を高め、子どもはキッズクラスや現地の保育施設で友達と交流することが可能です。
これにより、親子でそれぞれの目標に向かって学びを深めることができます。
・生活環境の選定:親子で快適に過ごせる住環境を整えることも重要です。
家族向けの住居は、安全性や利便性が高く、周囲に公園や子ども向けの施設があるエリアが理想的です。
また、シェアハウスではなく、プライベート空間を確保できる宿泊施設を選ぶこともおすすめです。
・親のリモートワークの時間管理:子どもとの時間を大切にしながら、仕事と両立するためには時間管理が鍵です。
例えば、子どもが学校に通っている間に集中して仕事を進めるスケジュールを組むことで、両立がしやすくなります。
親子留学のメリット
子どもにとって、異文化体験は非常に貴重な機会となります。現地の友達との交流や新しい言語への触れ合いは、将来的な成長に大きな影響を与えます。
また、親にとっても、子どもの成長を間近で見守りながら、自分自身のキャリアを継続できるという点で、大きなメリットがあります。
さらに、家族全体で新しい文化や価値観に触れることで、家庭内の絆が深まることも期待できます。
親子留学は、単なる教育やキャリアの一環ではなく、家族全員が一緒に成長するための特別な体験となるでしょう。
語学学校とプログラム、予算について
ワーケーション留学やリモートワーク留学を成功させるためには、語学学校の選定や予算計画が重要です。
以下に、主要な国ごとにプログラムの特徴と留学費用の目安を紹介します。
アメリカ
特徴とメリット
・多文化が融合する環境で、幅広いネットワークを築ける。
・ビジネスに特化したコースが充実。
プログラム例
ビジネス英語コース:リモートワークで役立つ英語スキルを学ぶ。
フレキシブルスケジュールコース:働きながら通いやすい時間帯の授業を提供。
予算
学費:週間あたり約5万円–7万円。
生活費:月20万円–30万円(家賃含む)。
オーストラリア
特徴とメリット
・ビジネスに特化したコースが充実。
・学生ビザでの就労が可能で収入も確保できる。
プログラム例
IELTS準備コース:国際資格取得を目指す。
オンライン+対面ハイブリッドコース:自宅や語学学校で学べる柔軟なプラン。
予算
学費:1週間あたり約3万円–5万円。
生活費:月15万円–20万円。
ヨーロッパ(イギリス、ドイツなど)
特徴とメリット
・歴史的建造物や文化に囲まれた刺激的な環境。
・高い教育水準と多言語環境での学びが可能。
プログラム例
短期集中コース:短期間で語学力を高めたい人向け。
専門スキル連携コース:ITやデザインスキルと英語を学べる。
予算
学費:1週間あたり約6万円–8万円。
生活費:月25万円–35万円。
アジア(フィリピン、韓国など)
特徴とメリット
・コストパフォーマンスが高く、短期間でも効果が出やすい。
・日本からの距離が近く、移動が容易。
プログラム例
格安マンツーマンレッスン:コストを抑えつつ、集中して学べる。
フィリピン親子留学コース:子どもと一緒に学べる特化型プラン。
予算
学費:1週間あたり約2万円–3万円。
生活費:月10万円–15万円。
ワーケーション留学・リモートワーク留学の注意点は?
新しい留学スタイルには魅力だけでなく、注意すべきポイントもあります。それらを事前に理解し、対策を講じることで、より充実した留学生活を送ることができます。
ビザの条件
多くの国では、リモートワークが合法かどうか、特定のビザが必要かを確認する必要があります。
違法滞在にならないよう、以下を確認しましょう。
・リモートワーク可能なビザ:一部の国ではリモートワーク専用のビザを発行している場合があります(例: エストニアのデジタルノマドビザ)。
・学生ビザの条件:語学学校に通う場合は学生ビザが必要なことが多いです。
学業以外の活動制限も確認が必要です。
・滞在期間の制限:短期滞在ビザでは滞在可能な日数に制限がある場合があるため、計画的なスケジュール管理が重要です。
ビザに関する手続きは時間がかかることも多いため、早めに確認し、必要な書類を揃えましょう。
インターネットの環境
リモートワークには安定したインターネット接続が不可欠です。滞在先の通信環境を事前に調査しましょう。
・Wi-Fiの速度:高速インターネットが確保できる滞在先を選ぶことが重要です。
最低でも10Mbps以上が目安となります。
・データ使用量の制限:ホテルやシェアハウスではデータ量に制限がある場合があります。
・必要ならポケットWi-Fiを準備:万が一、現地のインターネット環境が不安定な場合に備え、日本からポケットWi-Fiを持参するのも有効です。
また、インターネット接続の不具合が起きた場合のバックアッププラン(例えば、近くのカフェやコワーキングスペース)も事前に調査しておきましょう。
時差の調整
時差の影響で、日本のクライアントやチームとのコミュニケーションが困難になる場合があります。適切な時間管理が重要です。
・スケジュールの工夫:時差を考慮し、日本の業務時間に合わせて働く時間帯を調整しましょう。
・ミーティングの設定:時間の重なる部分を活用して、効率的にオンライン会議を行います。
・健康管理:時差の影響で生活リズムが乱れることを防ぐため、適切な睡眠と食事を心がけましょう。
時差を克服するためには、効率的なスケジュール管理だけでなく、現地時間に慣れるための柔軟性も大切です。
事前に日本の仕事の時間帯と現地時間の差を把握しておくと、計画が立てやすくなります。
現地に行けないならオンライン留学も考えてみよう!
もし現地に行くことが難しい場合、オンライン留学という選択肢もあります。オンライン留学なら、仕事や家庭の都合を変えずに、海外の教育機関のプログラムを受講できます。
特にコロナ禍以降、オンライン留学の選択肢は広がり、多くの人にとって現実的な方法となっています。
オンライン留学のメリット
・低コスト:交通費や滞在費が不要。
現地に行く際に発生する航空券代や生活費を節約できるため、留学費用を大幅に抑えることが可能です。
・柔軟性:自宅から好きな時間に受講可能。
自分の生活リズムに合わせて学べるので、仕事や育児との両立も容易です。
・質の高い教育:世界中の名門校の授業を受けられる。
一流の講師や専門家による講義を、自分のペースで進められる点が大きな魅力です。
オンライン留学の選び方
オンライン留学を選ぶ際は、自分の目標やニーズに合ったプログラムを選ぶことが重要です。
・プログラム内容の確認:語学スキル向上を目指すのか、専門分野の知識を深めるのか、目標に合った内容を選びましょう。
・受講可能時間:ライブ授業とオンデマンド授業のどちらを希望するか検討しましょう。
時差の影響も考慮する必要があります。
・サポート体制:質問対応や学習進捗のサポートが充実しているかを確認すると安心です。
オンライン留学で得られるもの
オンライン留学を通じて、現地体験とは異なる形でスキルや知識を深めることができます。
・語学力の向上:実践的な英語を学べる機会が多く、英語力の向上が期待できます。
・グローバルな人脈:オンライン授業を通じて、世界中の受講生と交流するチャンスがあります。
・自己管理能力:自分でスケジュールを管理しながら学ぶ経験は、仕事や生活全般においても役立ちます。
オンライン留学は、時間や場所の制約を超えて学ぶ新しい形の留学スタイルです。
自宅にいながらも、国際的な視野を広げるきっかけとなるでしょう。
まとめ
一口に”留学”といっても、様々な選択肢がある現代では、自分の希望に合った選択を自由にすることができます。
海外留学と聞くと「できない理由」を探しがちですが、ワーケーション留学は、今のキャリアをキープしながら、より広い世界を知ることができるチャンスです。
ぜひ視野にいれてみてください!