みなさん、こんにちは。今日は、1ヶ月留学したい方にむけての記事です。留学をしてみたいけど長期の留学は不安だなと考えている人や、時間はないけど1ヶ月だけでも留学したい人など、1ヶ月留学を考えている人の理由は様々だと思います。
今日は、22か国海外を訪れた筆者の経験を元に、行き先、持ち物、1ヶ月留学のメリット、デメリットをご紹介します。
この記事を読んで1ヶ月留学の参考になれば幸いです。留学は、人生で一度あるかないかの経験。ぜひ前向きに検討してもらえると嬉しいです。
1ヶ月留学の種類とプログラム選び
1ヶ月の留学では意味がないと思っている人もいるのではないでしょうか。そんなことはありません!
1ヶ月だけでも得られるものはたくさんあります。短いようで長い1ヶ月留学。ただ行くだけではもったいないです。
多くの人が語学学校に通ったり、趣味を生かした活動を行ったりしています。ここでは、おすすめの留学の種類とプログラム選びをご紹介します。
語学留学
1番選ばれるのがこのスタイルです。留学する人の最大の目的は語学力向上ではないでしょうか。
語学力を短期間であげたい場合は、語学学校に行くのがおすすめです。
自分のレベルにあったクラスに入ることができます。
語学学校を通して友達もつくることもでき、モチベーションアップにも繋がるでしょう。
語学留学+趣味
語学留学といっても、半日ほどで授業が終わるレッスンもあります。
語学留学と平行して行う人が多いのが、自分の興味のある分野を生かして活動をしています。また、日本にいる間は、忙しくて手が出せなかった分野に乗り出せるチャンスでもあります。
例えば、語学留学と一緒にバリスタやヨガ 、ダンスを楽しむ人も多いです。
場合によっては、資格を取れるコースもあるので興味のある方は調べてみるのも良いと思います。
海外インターンシップ
海外でインターンシップをすることも人気です。
短期間ではありますが、貴重な体験を得られるプログラムがたくさんあります。
1ヶ月の海外インターンシップをきっかけに長期の海外インターンシップや、海外就職に結びつけることも場合によってはできるでしょう。
また、海外インターンシップの経験を就職の履歴書や転職などに有利に働くこともあるかもしれません。
海外インターンシップを通して、職業体験だけでなく、語学力向上や異文化理解、実務スキルの向上ができること間違いなしです。
特に母国語以外の言語で仕事をすることはほどよい緊張感が生まれます。語学力が向上すること間違いなしです。
少し心配な人は、日本で実務スキルをつけておくと、海外のインターンシップで生かされることもあります。
また、語学力もある程度つけておいた方が余裕をもって望むことができるでしょう。
インターンシップでできる経験
インターンシップできる職種は様々です。ITやマーケティングなどの分野から教育、観光産業、NGOやNPOなどの非営利団体、スタートアップ企業などがあります。
ITやマーケティングは、ある程度の実務経験年数がないと参加できないイメージです。
一方で、教育や観光産業は経験が少なくても参加できることもあります。
学生が、1ヶ月留学で現地の学校やホテルで経験を積むプログラムに参加することも多いです。
インターンシップ費用
費用は、語学学校に比べて少し抑えられるイメージがあります。
プログラム費用的には10万円から30万円ほどです。
その他、航空券、滞在費、生活費、保険費用が別途で必要になります。インターンシップのプログラムによっては手配してくれるところや免除してくれるところもあるかもしれません。気になるプログラムがあれば自分でも調べてみてください。
スケジュールの流れ
まずは、プログラムに申し込む必要があります。インターンシップの支援団体や現地企業に直接申し込みましょう。
申し込んだら必要な書類を用意します。語学力などのスキルを問われる場合もありますので、TOEICの点数スコアなどわかるものの用意をしておくのがおすすめです。
無事にインターンシップ先が決まったら、渡航の準備です。
渡航したら1週目は、オリエンテーションが始まります。業務内容の把握やチームメンバーとの顔合わせがスタートします。
2から3週目には、実際に実務体験、プロジェクト参加に入ります。場合によっては、業務改善の提案などをすることもあるかもしれません。短期の人間だからこそ見えること、言える意見、あるかもしれません。
最後の週は、成果発表やフィードバックの受け取り、ふりかえりなどがあります。やっとなれた頃に帰国ということも多いです。
ホームステイ
1ヶ月の短期留学であれば、ホームステイがおすすめです。
1ヶ月のホームステイは、現地の生活を体験しながら語学力をのばすことができます。
語学学校に通う場合は、ホームステイ費用とセットになっていることも多いです。
ホームステイだと、毎日現地の人と言葉を使って意思疎通を行うので実践的な会話がつきます。
また、日本と違い、海外は必ずしも治安が良いとは限りません。ホームステイであれば、家庭環境で過ごすことができるので慣れない土地でも安心して生活をすることができます。
ホームステイ先の家族はホストファミリーと呼ばれます。留学が終了した後も仲良くしている場面もみられます。そんな人間関係をきずくことができたらすてきですね。
1ヶ月留学の行き先選び
1ヶ月であれば、比較的予算を気にせず国も行きたい放題です。だからこそ悩んでしまう行き先選びです。
せっかくであれば「行きたいな!」という直感と気持ちに従って行動するのもありだと思います。
アメリカ
日本人が学ぶ英語はアメリカアクセントであることが多いです。
日本人にとっても馴染みのあるアクセントのため、アメリカ人の英語は他の国へ留学するよりも聞き取りやすく入りやすいと思います。
ニューヨーク やロサンゼルスなど大都市もあり、人気の留学先の1つです。語学学校も豊富にあり、多国籍の人が集まるため留学しやすい地域の1つと言えるでしょう。
カナダ
アメリカと同じくらい人気の留学先がカナダです。
アメリカ同様、多国籍で語学学校が豊富にあり、非常に留学しやすいです。大都市のバンクーバーやトロントが人気です。
さらに、アメリカと比べて物価が少々安く、アメリカよりも治安が良いため安全面を気にするのであればカナダはおすすめです。
イギリス
イギリスアクセントは、最初は日本人にとって聞き取りづらいですが、すぐに慣れるでしょう。
イギリスアクセントはとても紳士的でかっこ良い印象を与えます。英語をだいぶ話せる人でも憧れるアクセントでしょう。
1ヶ月であれば、観光ビザで入ることができ特別にビザを取得する必要がないのも魅力の1つです。
名門の大学も多くあり、勉強だけでなくサッカーやミュージカルなど文化に触れることもできます。
オーストラリア
日本からも近い地域にあるため、非常に日本人に人気の留学先です。語学学校がたくさんあります。
自然と都市が融合した環境が魅力的です。マリンスポーツなども楽しむことができます。
気候は日本と真逆ですが、四季があり日本と比較的気候も似ているため、すぐに馴染むことができるでしょう。
多国籍な人が集まるので異文化交流もできます。日本からは教育系のプログラムに参加する人が多いイメージです。
長期でのワーホリや永住を考える人も多い国なのでまずはお試し1ヶ月もよさそうです。
ニュージーランド
オーストラリアとほとんど変わりません。
物価がオーストラリアより安いため、ニュージーランドを好んで選ぶ人も多いです。
自然に囲まれた地域が多いため、リラックスして留学生活をおくりたい方におすすめの地域です。
マルタ
最近、マルタの1ヶ月留学はとても人気です。
元々、イギリスの植民地だったため公用語は英語です。地中海に浮かぶ綺麗な景色を楽しみながら留学することができます。
物価も他の大都市に比べ安く、治安も比較的良いため特に女性に人気の留学先として知られています。
韓国
英語ではなく、他の言語を学びたいという人もいるでしょう。
1ヶ月留学に韓国を選ぶ人も多いです。
英語の語学習得と同じくらい日本人に人気な言語は韓国語ではないでしょうか。最近では、韓国ドラマや Kpopなどエンタメで日本でも影響力があります。
お隣の国でもあり、文法も日本と似ていて、食事も美味しいことから韓国に留学したい日本人もたくさんいます。
特に女性に人気のイメージです。韓国の大学や語学学校は1ヶ月からの短期留学プログラムを豊富に提供しています。
フィリピン
1ヶ月留学にフィリピンを考える人は多いです。
長期で留学を考えている人や短期で英語力を伸ばしたい人がフィリピンでまずは短期集中して語学に力を入れるイメージがあります。
フィリピンでの留学は費用が比較的安く、短期間で英語力を向上させることのできる環境が整っています。
例えば、寮を完備していたり、マンツーマンの授業があったりします。本気で英語力を伸ばしたい場合は、フィリピンへ行くのが良いかもしれません。
ヨーロッパ
ヨーロッパは、どの国に行っても英語を話せるのが普通という印象があります。
第一言語が英語ではなくてもみなさん英語が話せるのでモチベーションがあがります。
そして、ヨーロッパに留学すると国内かのように旅行ができるのも魅力の一つです。ヨーロッパに飛ぶだけでたくさんの文化を吸収することができます。
費用はどれぐらいかかる?
1ヶ月の留学費用はどれくらい かかるのでしょうか。
一般的には、30万円から70万円ほどと言われています。
地域によりますが、例えば東南アジアなどの物価が日本より比較的安価な地域では30万円前後で留学が可能です。
人気の国は、アジアでも英語圏のフィリピンで、短期集中の語学学校留学コースがあります。
また、自炊をする生活であれば、ある程度金額を抑えることも可能です。
せっかく留学するのであれば、欧米諸国に行きたい!と思う人もいるのではないでしょうか。
映画や海外ドラマ、洋楽を聞いて、アメリカやカナダ、イギリスなどに憧れをいだく方も多いのではないでしょうか。
海外で標準的な生活を海外でもおくる場合は、50から60万円前後必要と言われています。
アメリカでもニューヨークなどの大都市に住みたい方やお金を気にせず生活する場合は70万円以上かかります。
内訳にすると、航空券に10から15万円、語学学校には5から15万円、大学や専門学校の短期コース10から30万円と語学学校より割高になります。
ホームステイは食事付きが多い8から15万円、費用を抑えたい場合は学生寮5から12万円、シェアハウス4から10万円で済むことが多いです。
その他食費や交通費、携帯代などの雑費もかかります。
1ヶ月の留学じゃ意味ない?メリット・デメリットについて
1ヶ月の留学は意味があります!1ヶ月の留学でも英語力は上がります。
目的や目標によってはデメリットになることもありますが、行くに越したことはありません。
迷っている方は、ぜひ行ってみることをおすすめします。
デメリットだけではありません。1ヶ月留学だからこそ良いメリットもあります。
それでは1ヶ月留学のメリットとデメリットをご紹介します。
メリット
・中だるみしない
・費用を抑えることができる
・学校を休学することなくいくことができる
・職場を退職せずいくことが可能
・ビザをとる必要がない
・現地の文化や習慣を楽しく吸収することができる
・自然に英語を使う機会が増える
長期留学だと中だるみを経験する留学生が多いです。
期待していたほど語学力が上がらなくて落ち込んだり、慣れない生活環境に心身ともに疲れてしまったり、その繰り返しとの戦いでもあります。しかし、1ヶ月の留学ともなれば悩む時間はありません。
また、1ヶ月の短期であれば長期と比べて費用が抑えられるので行きたい国を選び放題です。
デメリット
・時差、天候、などの環境に慣れ始めた頃に帰国しなければいけない
・語学力の向上は難しい
語学の伸びはそれぞれ人に寄ります。
一般的に、急激に一度伸びた後は、ある程度時間がかかるのが語学です。
1ヶ月で劇的に伸びを感じる人もいれば、1ヶ月だけではあまり伸びを感じない人もいるでしょう。
語学は長い目でみていかないといけないので、あまり伸びなくても気落ちしないでください。
スーツケースの選び方と持ち物
スーツケース
1ヶ月の留学ではどのようなスーツケース、持ち物が必要なのでしょうか。
まずは、乗る航空会社の許容手荷物を確認しましょう。
無料の許容手荷物は1つの場合、2つの場合、個数ではなく重さで計る場合と様々です。
有料であれば、2つ目の荷物を預けられる場合もあります。
1ヶ月の留学であれば、スーツケースのサイズは70から90リットル入るMからLサイズがおすすめです。
トランクは1つで十分でしょう。最低限、日本でしか手に入らないもの、こだわりのもの以外は現地で調達してください。
元々、荷物の少ない人でも、大きめのトランクを持っていくことをおすすめします。
なぜなら、帰国時のお土産や、現地で愛用しているものなど荷物は確実に増えるからです。そのため、少し余裕があるサイズを選ぶことをおすすめします。
安全面で言えば、スーツケースは鍵や暗証番号などでロックできるものがおすすめです。
海外でのトランクの中の盗難はあって当たり前と考えてください。最近のスーツケースには大体ついていますが、TSAロック付きなら安心です。
TSAとは、アメリカを出入りする際にTSA職員が専用のマスターキーで開けられる仕組みになっています。
日本と違って国によっては勝手に開けられる危険性も貴重品はトランクに入れず、しっかり鍵をしてください。鍵をなくさないことも重要です。
持ち物
1ヶ月の留学であれば、こだわりがない限り、現地調達するものと考えてください。
しかし、人によっては肌が繊細などでこれしか合わないというものがあるかもしれません。
筆者が22ヵ国渡航して、また海外経験の多い友達に聞いてこれだけは必要というものをご紹介します。
薬
海外と日本の薬は違うことが多いです。代替のもので間に合わすこともありますが、薬は何があるかわからないので、予め風邪薬や胃腸薬、生理痛に聞く薬などは常備しておくことをおすすめします。
海外では何があるかわかりません。日本でどんなに元気な人でも、海外に行った途端、インフルエンザにかかったり、便秘になったりします。常備薬は必須と考えましょう。
パスポート
よく忘れる人がいるのですが、口癖はとりあえず「パスポートがあればなんとかなる」です。
海外に行く際、また帰国する際にはこれがないと飛行機に乗れません。海外で紛失した際は、大使館まで行って再発行する必要があります。
日本のパスポートは狙われやすいです。最新の注意を払ってください。
また、エージェントなどを通すとミスは減りますが、まれに有効期限が切れていたり、更新間近だったりします。
ビザの発行などに影響しますので余裕をもった有効期限を心がけてください。心配な場合は、大使館やエージェントなどに問い合わせることをおすすめします。
電子機器
電圧変換器は必須です。海外と日本の電圧は異なることが多いです。
最近はUSBケーブルで充電できたり、ホテルがかしてくれたりするケースもありますが、最低でも1つは持っておきましょう。
洗面用品
洗顔、シャンプーやボディソープなどは馴染みのものを持っておくのが吉です。
アジアでは日本の製品が人気で手にも入りやすいですが高額です。また、洗顔は手に入りづらいです。携帯用の洗顔は日本から持って行くことをおすすめします。
当然ですが、外国人と日本人は肌の体質が違うため、場合によっては海外のものを使って肌荒れになる危険性もあります。
1ヶ月分の洗顔やシャンプー、リンス、ボディソープ、化粧水、化粧用品など愛用しているものを持っていくことをおすすめします。
靴
日本のように、運動しやすい靴があるとは限りません。筆者も海外に駐在の際、多くの同僚が悩んでいたのが、サイズのあう運動靴が意外に手に入らないと言っていました。
ナイキやアディダス、スケッチャーズなど世界のブランドはどこにでもあるイメージですが、自分にあった靴を見つけるのはなかなか難しいようです。自分にぴったりな靴は少なくとも一足日本から持っていくと安心です。
下着
特に女性は、海外のひとと日本人のサイズが合わないこともあります。
見つけるのが難しいです。日本で用意しておくことをおすすめします。また、日本人の肌は敏感な傾向にあります。綿素材やシルク素材などこだわりがある場合は日本から持っていくと良いでしょう。
その他
1ヶ月の滞在であれば、洗濯をする機会があるでしょう。
海外の洗剤や柔軟剤は香りが強く苦手な人も多いです。心配な方は洗剤や柔軟剤を持参するのも良いでしょう。
また、海外の洗濯機は日本より性能が良いとは限りません。海外の水も同様です。
白いTシャツが帰る頃には、黄色くなっていることも珍しくありません。お気に入りの洋服はあまり持って行かない方が良いと思います。
また、英文字ロゴのついた洋服もおすすめしません。
よく、海外で日本語のTシャツをみた外国人を見かけます。変な日本語チョイスをしているTシャツばかりです。
同様に、日本人が着ている英語Tシャツはおかしな文であることもあります。意味を知っていて好きで着ていれば良いのですが、そうでない場合は意識した方が良いかもしれません。海外では無地の洋服を着た方が多いので少し浮いてしまうかもしれません。
最後に、洗濯する際に下着などの小物が干せる洗濯バサミや百均で購入できる洗濯ロープなどは海外に持参する際役に立つのでおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?今回は、1ヶ月の留学を考えている人向けの記事でした。
留学に行こうか悩んでいる人は、まず行動してみることを心がけてみてください。
1ヶ月の留学でも毎日語学に触れることで世界が変わると思います。
語学だけではありません。新しい友達ができたり、自分とは違った価値観を知ることができたり、異文化交流も楽しめること間違いなしです。
長期の留学は高額で悩んでいる人、会社や学校を長期で休めない人、まずは1ヶ月の留学をしてみてはいかがでしょうか。
筆者は、長期留学の前に2週間の短期留学をしましたが、2週間だけでも世界は変わりました。
語学のモチベーションも変わりましたし、その時できた友達と今も交流の機会もあります。長期留学と同じくらいかけがえのない思い出です。
ぜひ、今この記事を読まれている方もそんな体験をしてくれれば嬉しいです。

◇経歴(英語を使用した経歴)
学生時代に、デンマークのど田舎で交換留学を経験。ヨーロッパ中から集まる学生と寝食を共にし、英語漬けの日々を送った。
タイで現地採用として3年勤務。
タイ語が一向に上手にならず、英語で生活。
現在私立の小学校で英語講師として勤務している。
◇資格
TOEIC、TOFELiBTなどの受験経験あり。
◇留学経験
デンマーク:デンマーク南大学(UC SYD)に5ヶ月間
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容(仕事、留学、旅行など)
ケニア、カナダ、フィリピンなど
仕事、留学、旅行合わせて計21か国の渡航経験あり。
◇自己紹介
英語は決して得意な方ではありませんでした。だからこそ、今日まで続けてきたのかもしれません。苦手だったからこそ、みなさんのお悩みに寄り添える記事を書きたいと思っています!「英語は一生」です。共に頑張りましょう。