海外でショッピングをする際、服のサイズに戸惑うことはありませんか？サイズ表記も日本と異なるため、一体どれを買うべきか迷う人も多いのではないでしょうか。
この記事では、アメリカで服を買う時に失敗しないために、アメリカの服のサイズや特徴、豆知識についてくわしく解説します。ご紹介するサイズ表はインターネット通販を利用して、アメリカのアパレルを注文したい方の参考にもなるでしょう。
試着してみたいけど、勇気が出ない方に便利な英語フレーズもご紹介しています。ぜひ参考にしてください。
- アメリカの服のサイズと日本の服のサイズの違いを理解する
- レディース服のサイズと特徴
- メンズ服のサイズと特徴
- キッズ服のサイズと選び方
- 日本とアメリカのファッションに対する意識の違い
- ファッションチェックにおすすめのアプリ
- アメリカで洋服を買うときの英語表現
- まとめ
アメリカの服のサイズと日本の服のサイズの違いを理解する
日本のMサイズとアメリカのMサイズを比較すると、同じサイズ表記であっても、アメリカ服のサイズ感の方が大きめであることを理解しておきましょう。
このことは、両国に住む人々の体格差が関係しています。アメリカに住む人々の体格は日本人を含むアジア人よりも大きいため、洋服もそれに合った作りになっています。
日本でMサイズを着用している場合は、アメリカではSサイズ、またはXSサイズになることがあります。同じサイズ表記でも実際の寸法に差があります。可能であれば試着してから購入することをおすすめします。
レディース服のサイズと特徴
レディース服のサイズは以下の通りです。トップスは着丈や袖丈が長めであることも多いので、注意が必要です。
また、日本よりもサイズのバリエーションが豊富であることが特徴です。特にプラスサイズの人に向けたサイズ展開が充実しています。アメリカにはさまざまな人種の人々が住んでいるため、ファッション市場では多様なデザインやサイズの展開が非常に重要視されています。
トップス
| 国際基準 | XXS | XS | S | M | L | XL |
| 日本サイズ | XS（5号） | S（7号） | M（9号） | L（11号） | XL（13号） | 3L（15号） |
| アメリカサイズ（インチ） | 0~2 | 4 | 6 | 8 | 10 | 12 |
靴
| 日本サイズ（cm） | 22.0 | 22.5 | 23.0 | 23.5 | 24.0 | 24.5 | 25.0 |
| アメリカサイズ（インチ） | 5 | 5.5 | 6 | 6.5 | 7 | 7.5 | 8 |
ブランドによってサイズ感が大きく異なることがあるため、ネットで購入する場合でも取り扱いのあるショップで試着をしておくと安心です。
また、小柄な女性の場合、子供服のXLがフィットする場合があります。形を重視しない洋服の購入を検討しているのであれば、子供服の方が安く購入できるため、チェックしてみてはいかがでしょうか？
メンズ服のサイズと特徴
「メンズ服は大差がないのでは」と思っている方は多いかもしれません。メンズ服も実はサイズ感が異なるため、しっかりと確認する必要があります。
日本のメンズ服は日本人の体型に合わせて細身であることが多いですが、アメリカのメンズ服は胸囲やウエスト、肩幅が大きめに設定されています。特に日本のメンズ服は袖丈や肩幅がコンパクトに作られていることがあるため、アメリカサイズの服を試着すると、袖が余ってしまうことも。
ただし、アメリカのメンズ服では、「slim fit」や「tight fit」と表記されている服が存在します。通常のサイズよりも細身のデザインになっているので、胴回りが小さめの服が良い場合はそちらを選ぶと良いでしょう。
メンズのサイズ表記は以下の通りです。
トップス
| 国際基準 | XS | S | M | L | XL |
| 日本サイズ | S（1号） | M（2号） | L（3号） | XL（4号） | 3L（5号） |
| アメリカサイズ（インチ） | 34 | 36 | 38 | 40 | 42 |
靴
| 日本サイズ（cm） | 25.0 | 25.5 | 26.0 | 26.5 | 27.0 | 27.5 | 28.0 |
| アメリカサイズ（インチ） | 7 | 7.5 | 8 | 8.5 | 9 | 9.5 | 10 |
こちらもブランドによってサイズ感が異なりますので、可能であればフィッティングをしておくと安心です。
キッズ服のサイズと選び方
日本の子供服は、「100」「120」など主に身長を基準にしたサイズ表記がされています。一方で、アメリカの幼児の服は「2T」「3T」「4T」など年齢を基準にしたサイズ表記です。「T」は幼児を意味する「toddler」から来ています。
アメリカのキッズサイズでは、「XS、S、M、L、XL」などアルファベットで表されることが多くなります。
以下がキッズ服のサイズ表です。
| 年齢 | 日本 | アメリカ |
| 0歳児 | 60、70、80など | 0～6m、6～12mなど |
| 1歳児 | 80、90、95など | 12～16m、16～24mなど |
| 2歳/3歳児 | 90、95、100など | 16～24m、2T、3T |
| 4/5歳児 | 100、105、110など | 4T、5T |
| 6/7歳児 | 110〜120など | 6T、XS |
| 8~10歳児 | 120～130など | XS、S、M |
| 11~12歳 | 140など | L |
| 13歳～ | 150など | XL |
アメリカの幼児・キッズ服は、袖丈が長めであることが多いです。また、日本のパジャマはゆったりしたものがほとんどですが、アメリカのキッズ用のパジャマはピッタリとしたシルエットのものが多く販売されていることが特徴です。ゆったりしたパジャマが好みの方は、日本で用意しておくと安心ですね！
日本とアメリカのファッションに対する意識の違い
日本人のファッションに対する意識と、アメリカで暮らす人々のそれは、実は大きく異なります。日本の女性は可愛らしいファッションやコンサバティブなファッションが好まれる一方で、アメリカでは大人っぽい雰囲気の服装や体のラインを見せるドレスが人気です。アメリカのニュースキャスターの女性は、体にフィットした洋服を着ていることが多いです。
ただし、普段の服装が必ずしもそのような華やかなものとは限りません。アメリカの日常的な服装は非常にカジュアルです。例えば、普段着には上下スウェットや、タンクトップにレギンスといったシンプルな服装が一般的です。男性もTシャツにジーンズ、スニーカーなどカジュアルでリラックスした服装の人が多いです。
このように、ファッションに関する例を挙げるだけでも、両国の文化の違いが明確に見て取れます。他にもさまざまな違いがありますので、順番に見ていきましょう。
人の評価を気にする日本、自分が着たい服を着るアメリカ
日本人は他人の目を気にする傾向にあり、ファッションにおいても周囲の視線や意見を気にする人が多いでしょう。自分のスタイルが社会的に受け入れられるかを気にして服を選ぶ人が多く見られます。
一方、アメリカはほとんどの人が自分が着たい服を選んで着ています。個々のスタイルが尊重されているため、他人の服装をジャッジする人は少なく、自由なファッションが受け入れられています。
海外にもTPO（Time, Place, Occasion、時間・場所・場合に応じた服装）という概念を持つ人はたくさんいますが、アメリカは日本ほど厳格ではないため、基本的には「自分が着ていて快適な服」を選んで着ています。
オフィスにおいての服装の違い
日本でビジネスマンと言えば、まず思い浮かぶのがビシッとしたスーツ姿です。特に大手企業や古くから存在する業界では、ジャケット、シャツ、ネクタイ、革靴を合わせたフォーマルな服装が一般的です。
女性においても、会社では清潔感を意識し、派手な色使いの服は控え、肌の露出は避ける服装が一般的です。加えて日本のオフィスでは、ほとんどの女性は化粧をして出社しており、ナチュラルメイクが好まれています。このあたりはやはり、「他人の目」を気にしている部分が大きく影響しているでしょう。
アメリカでは、ビジネスマンがスーツにネクタイを締めて通勤している様子は都市部以外ではほとんど見られません。アメリカの会社ではオフィスカジュアルが一般的です。ジーンズやTシャツ、スニーカーなど、非常にリラックスした服装で仕事をしています。
このように、ビジネスシーンでも、アメリカでは快適性を重視した服装が好まれていることがわかりますね。
流行に敏感な日本、トレンドを気にしないアメリカ
日本では、特に女性は毎シーズン、洋服や靴、バッグを買い替えるほど流行に敏感です。ファッション雑誌やSNSをチェックして、常に流行りのコーディネートを意識しているため、街を歩くととてもオシャレな人が多く見られます。ブランド物が好きな点は、アジア人の特徴でもあります。
アメリカでは、先述したように「着たい服を着る」人が多く存在するため、一般の人々は流行にそこまで敏感ではありません。「今シーズン流行った服だから、次のシーズンは着られない！」といった考えは少なく、着たければ次のシーズンも気にせずに着る人が多いでしょう。
筆者は日本で着ていたお気に入りの服をたくさんアメリカに持って行きましたが、着る機会はほとんどと言って良いほどありませんでした。それほど日本とアメリカのファッションに対する意識は異なるのです。
ファッションチェックにおすすめのアプリ
「海外ファッションの流行がわからない！」といった方におすすめなのが、スマホアプリです。今シーズンの流行から、クローゼット内の管理、その日のコーディネートの決定まで、さまざまな機能が備わっています。特に海外では、現地のユーザーが多いアプリを使うことで、リアルタイムのトレンドが把握できるでしょう。気になる方はぜひチェックしてみてください。
Tumblr
Tumblr（タンブラー）は、アメリカで人気のソーシャルメディアプラットフォームです。
日本ではあまり利用されていませんが、テキスト、写真、動画、音声などさまざまなコンテンツを投稿できるアプリです。インスタグラムと似ていますが、プロによるファッション写真が多く掲載されているので、ファッションチェックをしてコーディネートの参考にしたい人におすすめのアプリです。
Smart Closet
Smart Closet（スマートクローゼット）とは、クローゼットの中身や毎日のコーディネートを管理できるアプリです。
手持ちの服はもちろん、購入を考えている服をWebサイトの画像から登録もできるので、「購入前にコーディネートを考えることができる」点が特徴です。ショッピングに失敗したくない方におすすめのアプリです。
WEAR
日本でも知名度のあるWEARですが、実はアメリカ版も存在するのです。
コーディネートやカラー、ワードを入力して検索すると、それに合った写真を提供してくれるアプリです。
アメリカで洋服を買うときの英語表現
アメリカはショッピング大国です。1年を通してさまざまなセールイベントが開催されているため、ブラックフライデーなどのセール時期に服をまとめて購入する人もいます。
アメリカでのショッピングを楽しむために知っておきたい英語フレーズをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
入店したとき
（〇〇を探しています）
（ちょっと見ているだけです）
試着について尋ねる
（試着しても良いですか？）
（試着室はどこですか？）]
サイズや色について尋ねる
（これは何サイズですか？）
（この商品の小さい/大きいサイズはありますか？）
（この商品の別の色はありますか？）
支払いについて尋ねる
（カード払い/現金で支払いはできますか？）
（このクーポンは使えますか？）
返品・交換について尋ねる
（返品ポリシーはどうなっていますか？）
（これを違うサイズに交換できますか？）
これらのフレーズはネットショッピングでも使えます。サイトの質問フォームから問い合わせをする際などにぜひ使ってみてください。
まとめ
この記事では、日本とアメリカのファッションについて解説しました。両国間は文化的な違いがあり、服装に対する意識がかなり違うことがわかったのではないでしょうか。
サイズにおいては、アメリカでは1サイズから2サイズ程小さめのものを選ぶと良いことを理解しておくと、アメリカでのショッピングがスムーズに進みます。
アメリカではセールイベントやディスカウントが頻繁に行われており、価格が驚くほど安くなり、お得にショッピングをするチャンスがあります。気に入ったアイテムを逃さないために、この記事をぜひ役立ててくださいね！
◇経歴（英語を使用した経歴）
・オーストラリアのカフェで半年間勤務
・国内/国際線客室乗務員として５年間勤務
◇英語に関する資格（資格、点数など）
TOEIC、英検受験経験有り
アメリカのコミュニティカレッジにてEarly Childhood Educatorコース修了
◇留学経験
・オーストラリア シドニーへ1か月間の短期留学。
→週5日で語学学校へ通う。
・ワーホリでオーストラリア・ゴールドコーストに1年間滞在。
→Gold Coast Institute of TAFEの語学コースで学ぶ。
・2020年から4年間、家族の仕事でアメリカに滞在。
→州立のコミュニティカレッジでEarly Childhood Educationコース及びアカデミック英語コースを学ぶ。
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容（仕事、留学、旅行など）
仕事→韓国、中国、台湾、香港などアジアを中心とした国
旅行→アメリカ（ハワイ、グアム、サイパン含む）、カナダ、
シンガポール、マレーシア、オーストラリア、ドイツ、イタリア、
ギリシャ、クロアチア、ベトナム、タイ、バハマ、オランダ領セント・マーティン島など
◇自己紹介
旅行、海外生活関連のwebライター。
最初の短期留学の経験のおかげで、人生が変わったと言っても過言ではないと感じています。海外に滞在することがきっかけで、人生の選択肢が大きく広がり、成長を続けていきたいと思うようになりました。海外での長期滞在・留学経験者の視点から、皆さまにわかりやすい記事を書いていきたいと思っています。
