留学や旅行にぴったり!カナダにはいいところがたくさんあります!

カナダ、おすすめの場所、ネイティブキャンプ

カナダは留学先や旅行先としてだけでなく、移住先としても人気を集める国の一つです。

カナダが「いいところ」として注目される理由は、自然環境や人々の温かさ、教育水準の高さや治安の良さなど、さまざまな面にあります。

本記事では、多くの人が魅力的に感じるカナダのいいところを集めて紹介します。ここでの情報を参考にカナダへの理解を深め、留学や旅行、移住の計画に役立ててください。

カナダの基本情報

カナダは北アメリカ大陸の北端に位置し、アメリカに隣接する国です。世界三大瀑布の一つである「ナイアガラの滝」は、アメリカとカナダを分ける国境となっています。

カナダ基礎データ
首都:オタワ(オンタリオ州)
言語:英語・フランス語が公用語
面積:998.5万㎢(ロシアに次いで世界第2位、日本の約27倍)
人口:約4,010万人(2023年カナダ統計局推計)

カナダの首都はオタワですが、最大の都市はトロント。次いでモントリオール、バンクーバーが大きな都市です。モントリオールがあるケベック州はかつてフランスの植民地とされた場所で、今もフランスの文化が強く残されています。

カナダの大部分は公用語が英語とされますが、ケベック州の公用語はフランス語です。

カナダは植民地支配の歴史以外にも、移民受け入れの歴史があり、イギリス系カナダ人やフランス系カナダ人のほか、中華系カナダ人や日系カナダ人など様々なバックグラウンドを持つ人がカナダに暮らしています。

カナダは移民の受け入れに積極的な国であり、多様性を尊重できる体制もカナダのいいところとされています。

カナダのいいところ:大自然がある

カナダのいいところの1つは、その雄大な自然です。カナダといえば、カナディアンロッキーやナイアガラの滝、美しい湖など、豊かな自然を思い浮かべる人も多いでしょう。

夏にはハイキングや登山、カヤックなどのアウトドアアクティビティが豊富にあり、冬にはスキーやスノーボートといったウィンタースポーツを楽しめる場所がたくさんあるため、国外からも多くの旅行客がカナダを訪れています。

2025年1月時点、カナダ政府のサイトによると、カナダには37の国立公園と11の国立公園保護区があり、30万㎢の土地が保護されているといいます。

そんな自然豊かなカナダでは、都市部でも数十分の移動で川や湖などの自然を満喫できるエリアにアクセスでき、市内にも大きな公園があるため読書やピクニックなど、のんびりとした時間を過ごすことが可能です。

カナダのいいところを語るうえで、この豊かな自然は欠かせない要素といえるでしょう。

カナダのいいところ:治安が比較的良い

カナダのいいところとして、治安の良さも挙げられます。オーストラリア拠点のシンクタンク「IEP(経済平和研究所)」より発表された「世界平和度指数 2024」で、カナダは63ヵ国中11位となり、これまで同様上位にランクインしました。

日本に比べれば、防犯意識を高く持つ必要があり、夜の一人歩きを避けたり、貴重品の管理に気をつけたりする必要はありますが、カナダは世界的に見れば犯罪率が低く、安全に過ごしやすい環境が整っている国です。

留学先としてはもちろん、海外旅行が初めての人や、まだ旅慣れていない人にとってもカナダは安心の渡航先となります。

カナダのいいところ:留学生受け入れ体制が充実している

カナダが留学先として選ばれる理由の一つに、治安の良さだけでなく、留学生の受け入れに積極的である点も挙げられます。

移民の多いカナダでは留学生向けのサポートが充実していて、中学校や高校では留学生を対象とする英語コース(ESL)を提供している学校が多くあります。

また、カレッジや大学では、さまざまな分野のプログラムが豊富に用意されており、留学生が自分の興味やキャリアに合わせて学びの機会を選びやすいのも魅力です。

留学のためのビザのタイプも豊富で、カナダでは下記のようなビザがあります。

学生ビザ:カナダの語学学校や現地校に6ヶ月以上就学可能
ワーキングホリデービザ:カナダでの1年の滞在が認められ、就学や就業が可能
Co-opビザ:専門コースの就学と関連の就労経験を得ることが可能
ポストグラデュエートビザ:カレッジや大学のプログラム修了後、最大3年間現地での就労が可能

プログラムやビザなど、より自分の興味や関心にあった留学スタイルを選びやすいのもカナダへの留学に人気が集まる理由といえそうです。

こうした留学生の受け入れ体制の良さも、カナダのいいところとして注目されるポイントの一つとなっています。

カナダのいいところ:教育水準が高い

カナダは、教育水準が非常に高い国としても知られています。

OECD(経済協力開発機構)が発表した「Better Life Index(より良い暮らし指標)」で、カナダの「教育」は0〜10の評価スケールで「7.8」という評価を受けました。

同じくOECDの調査によれば、カナダでは高校相当の教育を修了している人の割合が非常に高く、41ヵ国中で7位とされています。

これらの調査結果は、カナダの教育制度の充実度と教育水準の高さを裏付けるものとなるはずです。

また、カナダ国内には世界的に評価されている大学が多く、留学生の受け入れにも積極的です。多様なバックグラウンドを持つ学生とともに学べる環境が整っている点もカナダの魅力の一つでしょう。

移住者や留学生がカナダの教育面を見ていくうえで、こういった教育水準の高さもいいところとして評価できる部分の一つとなります。

カナダのいいところ:優しい国民性

カナダ人は非常に親切でフレンドリーな国民性を持っています。カナダには多文化主義が根付いており、移民や多様な文化を受け入れて尊重する傾向が強くあります。

街中でもさまざまな言語が聞こえ、食文化もカナダ料理に限らず非常に多彩です。

カナダ人は「I’m sorry」と謝る頻度が高く、思いやりが深いともよくいわれ、困っている人に声をかけてくれるような優しさがある人たちともいわれています。

また、LGBTQ+への理解や男女平等に関する意識も高いとされています。こうした優しく思慮深い国民性もカナダのいいところとして挙げられる点の一つです。

カナダが世界一のもの

カナダのいいところは、自然や治安、教育面や国民性など本当にたくさんあります。ここからはさらにカナダのいいところがわかるよう、カナダが世界一となっているものをいくつか紹介しましょう。

下記はカナダが世界一とされているものです。

①湖の数で世界一
②海岸線の長さ20万Km超えで世界一
③メープルシロップの生産量で世界一
④フレンドリーな国ランキングで世界一
⑤LGBTQ+観光客安全指数で世界一

湖や海岸線での世界一は、カナダの豊かで広大な自然を証明する結果といえます。

また、カナダ国旗のカエデの葉に象徴されるように、カナダはメープルシロップの生産量が世界一で、なかでもケベック州のメープルシロップが世界生産量の4分の3近くを占めているといわれています。

フレンドリーさやLGBTQ+に関するランキングの結果は、移民受け入れに寛容なカナダならではの結果といえそうです。

カナダの都市別で見れば、モントリオールの約30kmに及ぶ地下街「モントリオール地下街」も世界一の規模とされています。

ほかに、2024年10月にThe Top Tensが発表した「Top 10 Safest Cities in the World of 2024(2024年世界で最も安全な都市トップ10)」では、オンタリオ州の「バーリントン」が1位という結果でした。

残念ながら、直近の「世界最高の国ランキング」でカナダは1位を逃してしまいましたが、2021年の「「世界最高の国ランキング(Best Countries)」」で1位をとったことがあります。

おまけ:カナダの悪いところも知っておこう

ここまでカナダのいいところを紹介してきましたが、どんな国でもマイナス要素に感じられることがあるものです。

カナダの気候

カナダの場合、人によっては冬の厳しい寒さが難点と感じられるかもしれません。カナダでは、トロントを含む東側の冬が特に厳しく、真冬には気温が-20℃を下回る日もあり、しっかりと防寒対策する必要があります。

また、気候面では雨の多い地域にも注意が必要で、たとえば、バンクーバーは秋から春先まで雨が多く「レインクーバー」と呼ばれるほどです。

日本の梅雨のようにザーザーと雨が降り続けるというよりは、小雨や霧雨といったところですが、毎日のように雨が降り曇り空が続きます。

どんよりとした天気が続くのに耐えられないという人は、バンクーバー以外のエリアも見ておいた方がいいかもしれません。

日本人が多い

カナダへの留学では、現地に日本人が比較的多くいることが安心感につながる一方、日本語を使う機会が多くなってしまい、思ったほど英語力アップができなかったということも起こりがちです。

カナダ留学の場合は、日本人が少ない都市への留学を計画するなど、事前のリサーチやエージェントからの情報を元にプランができるとよいでしょう。

悪いところがあったとしても、工夫次第で乗り越えられることもあります。カナダのいいところもうまく理解し活かしながら、渡航前のプランニングでネガティブな面をカバーできるような準備ができるとよいでしょう。

まとめ

以上、カナダのいいところを中心に紹介しました。カナダは、その豊かな自然や優れた教育システム、そしてあたたかな国民性が魅力的な国です。

治安がよく、異文化理解にも寛容なカナダであれば、旅行先や留学先、移住先としてもおすすめです。

寒さや天候などのデメリットはあるにせよ、それ以上に得られるものは多くあります。

カナダならではの良さを味わいに、カナダを渡航先としてみてはいかがでしょうか?

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