フィリピンは東南アジアの中でも独自の歴史を持つ国であり、宗教・文化・生活習慣が多様に混ざり合った魅力的な国です。
フィリピン留学を検討している人にとって、語学学校の情報だけでなく、国そのものを理解することは、安全で豊かな海外生活を送るためにとても重要です。
気候・食事・宗教観・人間関係・価値観など、日本とは大きく異なる点もあります。
ここでは、フィリピンの宗教背景、文化、食習慣、生活スタイルまでを総合的に解説します。
主な宗教
フィリピンの宗教構成は東南アジアでは珍しい特徴があります。
人口の約90%以上がキリスト教徒であり、内訳は以下のとおりです。
- カトリック:約80%
- プロテスタント:約10〜12%
- イスラム教:約5〜6%
- イグレシア・ニ・クリスト(Iglesia ni Cristo)などの独立系キリスト教:約2〜3%
- その他(仏教・ヒンドゥー教など):少数
カトリック文化はスペイン統治の影響で深く根付いています。
ミサが生活リズムの一部となっている地域も多く、教会はコミュニティの中心的存在です。
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留学生が注意したいポイント
- 宗教行事の際は交通が混雑する
- 学校行事で宗教文化に触れる場合がある
- 教会内では写真撮影が禁止されることがある
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宗教別の特徴
カトリック(Catholic)
フィリピン文化の土台を形成する最大宗教です。
家族を大切にする価値観もカトリックの影響が強く、クリスマスは世界トップレベルの規模感で祝われます。
9月頃から街中にクリスマス装飾が始まることも珍しくありません。
プロテスタント(Protestant)
都市部を中心に広がり、比較的モダンで自由な雰囲気がある宗派です。
音楽を重視した礼拝が行われる教会も多く、若者の信者が増えています。
イスラム教(Muslim)
主にミンダナオ島など、フィリピン南部に集中しており、独自の文化と歴史を持っています。特にバンサモロ自治地域(BARMM)など、イスラム教徒が多い地域を訪問する際は、現地の慣習や服装規定(特に女性の肌の露出を控えるなど)を尊重することが不可欠です。
- 豚肉を食べない
- ヒジャブを着用する女性が多い
- ラマダン(断食)の期間がある
宗教的背景を理解し、敬意を持って訪問する必要があります。
フィリピンの食文化
フィリピンの食文化は、多国の文化が混ざり合ったユニークな特徴があります。フィリピン留学中の生活でも、日本人が比較的馴染みやすい味付けが多い点が魅力です。
主食はお米
フィリピン人は日本人と同様に米文化で、ご飯を中心に食事が構成されています。
代表的な料理
- アドボ(Adobo)鶏や豚を酢と醤油で煮込んだ定番料理
- シニガン(Sinigang)酸味があるスープ料理で野菜たっぷり
- レチョン(Lechon)豚の丸焼き。お祝い事で登場
- パンシット(Pansit)中華風の焼きそば料理。食べやすい味
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フィリピン料理の特徴
- 甘めの味付けが多い(例:伝統的な煮込み料理のアドボやソーセージのロンガニーサにも砂糖が使われることがあります。また、スパゲティなどの洋食も甘くアレンジされます)
- 外食が安い(150〜300円ほど)
- 南国フルーツが安くて美味しい
- 語学学校の食事は日本人向けに調整されることが多い
飲酒・喫煙について
飲酒
- 法律上、18歳から飲酒が可能
- 公共の場で飲酒禁止の地域あり
- コンビニやバーでは簡単に購入できる
喫煙
フィリピンの喫煙規制は日本以上に厳しい傾向があります。
- 公共の場の喫煙は禁止
- 違反すると高額な罰金
- 喫煙所は限定されている
喫煙習慣がある留学生は、渡航前に現地ルールの把握が必須です。
ショッピングについて(文化側面として)
フィリピンは「ショッピングモール文化」が非常に強い国です。
これは暑い国ならではの文化で、冷房が効いたモールに人々が集まる傾向があります。
代表的なモール
- SMモール
- アヤラモール
- ロビンソン
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モールの文化的特徴
- 生活のほぼ全てが完結する
- セールが頻繁に開催される
- セキュリティがしっかりしていて安全
- フードコートが安くておいしい
フィリピン留学中、モールはもっとも利用頻度が高い場所になります。
フィリピンの生活習慣・価値観
フィリピン留学を快適に過ごすには、現地の文化や価値観への理解が欠かせません。
時間にルーズ(フィリピンタイム)
フィリピンには「フィリピンタイム」という、時間に厳格ではない文化があります。
約束の時間から10〜15分遅れることが普通という感覚です。
これは現地の人々が時間を軽視しているわけではなく、人間関係やその場の状況を優先する価値観の表れと理解しましょう。
語学学校の授業は時間通りに始まりますが、友人との待ち合わせや公共交通機関の遅延など、生活の様々な場面でこの文化に触れることになります。
家族を非常に大切にする文化
フィリピン人は家族愛が強く、家族イベントはとても大切にされます。
休日は必ず家族と過ごすという人も多く、親を敬う文化が根付いています。
明るくフレンドリーな国民性
初対面でも笑顔で迎え入れてくれる人が多く、英語を話す心理的な壁が下がります。
これはフィリピン留学の大きな魅力です。
宗教が生活に深く根付いている
祈りの文化があり、生活の中で宗教的な言葉が自然に使われます。
価値観を理解して尊重することで、より良い留学生活につながります。
治安意識が高い
安全に過ごすための行動はフィリピン人でも徹底しています。
- 夜間の外出を避ける
- Grabを利用する
- 荷物を最小限にする
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