ワーキングホリデーと留学は、一見似ているようで実は大きな違いがあります。両者の概要から費用、英語力向上への影響、そして自分に合ったプログラムの選び方までを徹底解説します。それぞれのメリット・デメリットを把握し、自分の目的やスタイルに合った選択をするための参考にしてください。
ワーキングホリデーと留学の基本的な違い
ワーキングホリデーとは?
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制度の概要と目的
ワーキングホリデーは、協定を結んでいる国同士の若者が、それぞれの国で働きながら旅行や生活を体験できる制度です。渡航先では、観光ビザや学生ビザとは異なる「ワーキングホリデービザ」を取得し、一定期間滞在しながら就労できるのが大きな特徴となります。制度の目的は、若者同士の文化交流や国際理解を深めることにあります。旅行だけでは得られない、現地の生活を通じたリアルな文化体験と国際感覚の養成が期待できます。
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対象年齢と滞在期間
ワーキングホリデーは、国によって異なりますが、おおむね18歳から30歳(場合によっては35歳まで)を対象としています。滞在期間は1年が基本ですが、国によっては延長が可能な場合もあります。年齢制限があるため、一生に一度しか利用できない貴重なチャンスとなることが多いです。
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協定締結国での利用条件
ワーキングホリデーを利用できる国は、オーストラリアやニュージーランド、カナダ、イギリス、フランスなど、日本と協定を結んでいる国に限られます。渡航先の国ごとにビザの申請条件や必要書類、申請手続きの手順が異なるため、事前の情報収集が欠かせません。また、渡航時に一定額の資金証明が必要だったり、健康診断や英語力証明を求められる場合もあるため、出発前の準備はしっかり行いましょう。
留学とは?
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学生ビザの取得と就学の目的
留学は、学生ビザを取得して海外の教育機関で学ぶことを指します。目的は語学力の向上や専門知識・技術の習得であり、ワーキングホリデーと違い、学業が中心となる点が特徴です。取得できるビザの種類は、語学学校に通う場合と大学や専門学校などで学ぶ場合とで異なる場合があり、長期・短期いずれの場合も「学生として滞在する」ことが前提になります。
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語学留学から専門留学までの選択肢
留学の形態は実に多様で、英語などの語学を集中的に学ぶ語学留学から、大学や大学院で専門分野を深く学ぶ正規留学まで、さまざまな選択肢があります。学校の種類も語学学校、コミュニティカレッジ、専門学校、四年制大学、大学院など多岐にわたり、自分の目的や将来のキャリアビジョンに合わせて選ぶことができます。
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渡航先や年齢制限の柔軟性
留学の場合、渡航先や年齢制限は比較的柔軟です。基本的に学生ビザを取得できれば年齢制限は厳しくない場合が多く、大学や大学院などは年齢に関係なく入学できることもあります。また、英語圏だけでなく、スペイン語圏やフランス語圏、アジア圏など、世界中の国々に留学する機会があります。渡航先の幅が広いことで、学びたい内容や目的にあわせて柔軟に選択できるのが魅力です。
ワーキングホリデーの特徴とメリット・デメリット
ワーキングホリデーの特徴
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「暮らす」「学ぶ」「働く」を同時に体験
ワーキングホリデーの最大の特徴は、現地での生活そのものを体験しながら、仕事を通じて収入を得たり、語学学校に通って学んだりできる点です。「暮らす」「学ぶ」「働く」を同時に経験することで、留学では得られにくい実践的なコミュニケーション能力や異文化理解力を身につけることができます。
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現地で働きながら生活費を補える
ワーキングホリデービザを活用すれば、現地で自由に働くことができます。アルバイトやパートタイムでの仕事が中心となりますが、ある程度の英語力が身につけば、接客業やオフィスワークなどで働くチャンスも広がります。働くことで生活費を補うことができ、より長く滞在しやすいのも魅力です。
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観光や旅行を楽しむ自由度
ワーキングホリデーでは、学業や仕事の合間に観光や旅行を存分に楽しめます。ビザの制限が比較的ゆるやかで、国内外への移動も自由にできる国が多いため、休暇を利用して近隣国へ旅行したり、ワーキングホリデー先の各地域を巡ったりといったアクティビティを満喫できます。
ワーキングホリデーのメリット
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生きた英語力の習得
現地での生活や就労を通して、教科書だけでは学べない「生きた英語」を習得できるのは、ワーキングホリデーの大きなメリットです。日常生活や職場のコミュニケーションで英語を使うため、より実践的な語学力が身につきます。
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様々な仕事経験を通じた視野の拡大
海外での就労経験は、自分のキャリアに新しい視点をもたらしてくれます。接客業で異文化の接客マナーを学んだり、現地のカフェ文化やサービス業界のノウハウに触れたりすることで、日本では得られない実践的な経験を積むことができます。
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異文化交流と現地の人とのつながり
仕事やシェアハウスでの共同生活などを通じて、現地の人々との深い交流が生まれやすいのもワーキングホリデーならではの魅力です。生活を共にすることで、互いの文化への理解を深め、長期的な友情やネットワークを築ける可能性があります。
ワーキングホリデーのデメリット
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滞在期間が限られている
ワーキングホリデーのビザは、国によっても異なりますが、基本的には1年間が滞在の上限です。延長ができる国もありますが、それでも制限があるため、長期的に海外に滞在して学びたい場合には向かないことがあります。
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語学力の向上が目的になりにくい場合がある
ワーキングホリデーは学業よりも就労や観光の割合が大きくなる傾向があります。そのため、英語の基礎力があまりない場合、仕事が限られてしまったり、英語学習へのモチベーションが維持しづらかったりするリスクがあります。計画的に語学学校へ通うなど、学習目標をしっかり立てることが必要です。
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就労環境や仕事の選択肢が限られることも
ワーキングホリデー向けの就労ポジションは基本的に短期やパートタイムが多く、専門性の高い仕事に就くのは難しい場合が一般的です。英語力や現地での人脈などが十分でないと、仕事探しに時間がかかることもあるため、出発前からある程度の語学力や情報収集が求められます。
留学の特徴とメリット・デメリット
留学の特徴
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語学スキルや専門的な知識を体系的に学べる
留学は、学校や大学でしっかりとカリキュラムに沿って学べるのが最大の特徴です。語学学校では会話だけでなく文法や読解、ライティングを体系的に習得でき、大学や専門学校ではさらに高度な専門知識を学ぶことができます。
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語学学校や専門学校でのプログラムが充実
留学先には多彩なプログラムが用意されており、自分のレベルや目的に合ったコースを選択できます。英語初心者から上級者まで対応している語学学校も多く、ビジネス英語や資格試験対策、専門留学ではITやデザインなど、さまざまな分野を深く学ぶチャンスがあります。
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英語力や専門スキルを高める環境が整っている
学校や大学内には図書館やラボ、チューター制度などが整備されており、英語学習や研究をサポートする環境が充実しています。海外の教育機関は議論やプレゼンテーション、グループワークを重視するところが多く、コミュニケーション能力や問題解決力も同時に培うことができます。
留学のメリット
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英語力をバランスよく伸ばせる
留学では、リスニングやスピーキングだけでなく、リーディングやライティングなど英語力を総合的に高められます。授業での発表やレポート提出など、多方面で英語を使う機会があるため、苦手分野も含めてバランスよくスキルを伸ばせるでしょう。
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将来のキャリアにつながる人脈形成
学校には世界中から留学生が集まります。現地の学生だけでなく、多様な国籍のクラスメイトと触れ合うことで、将来にわたって役立つグローバルな人脈を築くことができます。また、大学や専門学校では、インターンシップや企業との連携プログラムを通じて、キャリア形成のきっかけを得ることも可能です。
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集中的な学習で語学力を飛躍的に向上
留学は学びに集中する環境が整っているため、短期間でも飛躍的に語学力を伸ばすことが期待できます。英語のみで生活し、かつ授業や課題で積極的にアウトプットする機会が多いほど、上達のスピードは速くなります。
留学のデメリット
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就労が原則として禁止されている
学生ビザでの滞在中、国によっては週20時間以内など、一定の条件の下でアルバイトが可能な場合もあります。しかし、ワーキングホリデーのように自由に働いて生活費を補うことは難しく、就労目的で渡航する場合はほぼ選択肢に入らないのが留学の特徴です。
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費用が高額になりがち
留学には学費のほか、滞在費や生活費、ビザ申請料、保険料など多くの費用がかかります。特に大学や大学院に正規留学する場合、学費が高額になる傾向があるため、事前の資金計画が必要です。奨学金や教育ローンなどの利用を検討する人も少なくありません。
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長期滞在が必要な場合がある
カリキュラムをしっかり修了し、単位を取得して卒業を目指す場合、数年単位の長期滞在となることがあります。短期留学もありますが、目的によっては長期スパンで計画を立てる必要があるため、日本の学校や仕事との調整も含め、大きな決断を求められます。
ワーキングホリデーと留学の選び方
自分に合ったプログラムを選ぶポイント
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目的を明確にする
海外大学院入学にはIELTS 6.5~7.0、看護・医療職はOET B判定が必要な場合もあります。スコア要件を満たす期限から逆算して模試日程を組み、フェーズごとにKPI(単語数・作文数・模試スコア)を設定しましょう。
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滞在期間と費用を考慮する
ワーキングホリデーは1年間が基本で、働きながら生活費を捻出できます。一方、留学は期間が長めになりやすく、学費や生活費で大きな金額が必要になる場合があります。自分の予算や貯蓄、奨学金の利用なども検討材料にしましょう。
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語学力や経験に応じた選択肢
留学の方が体系的に英語を学ぶ機会が多く、初心者でも安心してスタートできる環境が整っている傾向があります。逆に、ある程度の語学力がある人は、ワーキングホリデーで現地就労をしながら実践的に英語を伸ばすことも可能です。また、以前に留学や海外生活の経験がある方は、より実践的な学びの場であるワーキングホリデーを選ぶことでさらに視野を広げることができます。
ワーキングホリデーが向いている人
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働きながら生活したい人
海外で生活するための資金を現地で稼ぎたい、または働くことで実際の社会に溶け込みたい人にはワーキングホリデーが向いています。日常生活だけでなく労働を通じて、より深い異文化体験ができます。
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観光や旅行を楽しみたい人
観光や旅行を自由に楽しみたい人にとって、ワーキングホリデーはスケジュールが比較的自由なのが魅力です。長期休暇などを利用して、近隣の国や地域を巡りながら思い出をたくさん作ることができます。
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異文化交流を重視する人
現地の住人や世界各国から集まるワーキングホリデー仲間とのコミュニケーションは、かけがえのない体験です。異文化交流や国際的なネットワーク作りを重視する人は、ワーキングホリデーを通して豊かな人間関係を築けるでしょう。
留学が向いている人
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資格試験対策や専門スキルを身につけたい人
ELTSやTOEFL、TOEICなどの語学資格対策に集中したい人や、海外の大学・大学院で専門分野を深く学びたい人は、留学が最適です。専門的なカリキュラムの下で体系的にスキルを磨くことができます。
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集中的に語学力を伸ばしたい人
授業・宿題・プレゼンテーションといった学業に集中する環境が整っているので、英語力を効率的に向上させたい人は留学がおすすめです。クラスメイトとのディスカッションやグループプロジェクトなど、アウトプットの機会が多いことも魅力といえます。
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将来のキャリア形成を目指す人
海外の大学・大学院を卒業すると、国際企業への就職や高度な専門職への道が開ける場合があります。将来的に海外就職や国際的なキャリアを目指すのであれば、留学によって得られる学歴や資格は大きな武器となります。
ワーキングホリデーの費用について
国や生活スタイルによりますが、出発前に約30〜50万円、現地での生活費に月10〜15万円が目安です。航空券やビザ申請費、海外保険も含めた初期費用の準備が重要です。
下記の表は、各国の1年のワーキングホリデーにかかる費用相場です。
| 国名 | 目安費用(1年) | 備考 |
|---|---|---|
| オーストラリア | 約280万円 | 高い最低賃金が魅力。物価は高めだが、ルームシェアや自炊で節約可能。仕事も豊富で貯金も目指せる。 |
| ニュージーランド | 約170万円 | 英語圏で物価が比較的安く、自炊で節約しやすい。就労制限がなく、働きながら自然も満喫できる。 |
| カナダ | 約160万円 | 治安が良く多文化な環境。都市によって物価差があるが、語学と仕事の両立に最適な国。 生活費は地域により差あり。 |
| 韓国 | 約145万円 | 日本から近く渡航費が安い。 物価も比較的安く、食事付きの下宿「ハスク」など節約型滞在も可能。 |
| フランス | 約170万円 | 文化や芸術に触れながら働けるのが魅力。 都市部は物価が高めなので、郊外滞在で節約も可能。 |
| ドイツ | 約170万円 | ヨーロッパの中心で他国旅行にも便利。 ビザ条件が緩やかで、節約しながら安定した生活がしやすい。 |
| イギリス | 約225万円 | 物価は高いが英語力を生かした仕事が多い。ヨーロッパ旅行の拠点にもなりやすく、文化体験も豊富。 |
| アイルランド | 約180万円 | 温暖な気候とフレンドリーな国民性。 英語圏でありながら比較的治安が良く、落ち着いた滞在が可能。 |
| 台湾 | 約120万円 | 親日的で生活しやすく、食事や交通も安価。 中国語を学びながら働くことができるアジアの穴場。 |
| 香港 | 約270万円 | 国際都市で仕事の選択肢が豊富。 物価は高めだが公共交通は整備されており、移動が便利。 |
これらの費用は為替レートや物価の変動により変わる可能性があるため、最新の情報を確認し、余裕を持った資金計画を立てることが重要です。
また、現地での就労収入を見込む場合でも、仕事が見つかるまでの生活費をカバーできる資金を事前に用意しておくことをおすすめします。
ワーキングホリデーと留学の費用比較
ワーキングホリデーの費用
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渡航費とビザ申請費用
ワーキングホリデーの場合、渡航費は航空券代が大きな割合を占めますが、ビザ申請費用も国によって異なります。オーストラリアやニュージーランドなどは比較的高めで、カナダやイギリスも申請料がかかるため、渡航先を選ぶ際には注意が必要です。
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現地での生活費と収入のバランス
ワーキングホリデーでは、現地で働くことができるため、生活費の一部、または全額をまかなうことも可能です。ただし、アルバイトやパートタイムが中心となるため、期待する収入を得るには英語力や就労先の条件が重要となります。人気都市では家賃が高い場合もあるので、都市選びやルームシェアなどの工夫が必要です。
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語学学校に通う場合の追加費用
ワーキングホリデー中に語学学校へ通うことを検討している場合、学費がプラスアルファでかかります。ただし、フルタイム留学とは違い、短期やパートタイムコースを選びやすいので、費用を抑えながら必要な英語力を身につけられるメリットがあります。
留学の費用
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学費と学生ビザの申請費用
留学では最も大きな費用が学費です。語学学校でも数十万円から数百万円、大学や専門学校ではそれ以上になることも珍しくありません。また、学生ビザの申請費用や、国によっては健康保険への加入が義務付けられるため、その費用もしっかり計算に入れる必要があります。
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滞在費と生活費
学生寮やホームステイ、シェアハウスなど滞在先の形態によって費用は異なりますが、アメリカやイギリスといった物価の高い国では、生活費が高額になりやすい傾向があります。学校のある都市部か郊外かによっても家賃や生活費に差が出るため、選択肢を比較検討しながら予算を立てることが大切です。
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留学エージェントの利用にかかる費用
留学準備に不安がある方は、手続きや学校選び、ビザ申請などをサポートしてくれる留学エージェントを利用することが多いでしょう。エージェントによっては無料でサポートしてくれる場合もありますが、一部の手続きを代行してもらうには手数料が必要なこともあります。
ワーキングホリデーと留学の英語力向上の違い
ワーキングホリデーでの英語力向上
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実践的な英語を学ぶ環境
現地の職場や日常生活で求められる英語は、実践的で即戦力となるフレーズが多いのが特徴です。リスニングやスピーキングを中心に鍛えられるため、コミュニケーション能力を重視する人にとっては魅力的です。
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現地の人とのコミュニケーション
職場での同僚や顧客、シェアハウスのルームメイトなど、様々な人と英語で話す機会があります。英語がうまく通じなかったり、質問が理解できなかったりする場面もありますが、そういった経験が語学力を伸ばす大きな糧となるでしょう。
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職場での英語使用の機会
ワーキングホリデー先での接客や事務作業など、業務で英語を使用する場面が多いほど、実践的な英語力が身につきます。日常会話を超えた専門用語を学べるチャンスもあるため、就労の内容によって英語の幅が広がります。
留学での英語力向上
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語学学校での体系的な学習
語学学校では、カリキュラムに沿って文法やボキャブラリーを学ぶため、基礎力をしっかり固めながらステップアップすることができます。クラス別にレベルが細かく分かれているため、初心者から上級者まで、それぞれの段階に合わせて学習できます。
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専門的な英語の習得
大学や専門学校で留学する場合、学問分野に特化した専門用語やアカデミックな英語表現を習得する機会が豊富です。レポートや論文の執筆、プレゼンテーションなどを経験し、総合的な英語力と専門性が身につきます。
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学業を通じた英語力の総合的な向上
授業はもちろん、クラスメイトとのディスカッションやグループワーク、宿題・課題の提出など、学業中心の生活を送ることでリーディング・ライティング・リスニング・スピーキング全てのスキルをバランス良く磨けます。試験勉強や課題提出の締め切りをこなす中で、自然と英語力が向上していくのが留学の大きな利点です。
ワーキングホリデーと留学の選択に役立つ情報
人気の留学先とワーキングホリデー先
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ニュージーランドの魅力
ワーキングホリデー先としても人気の高いニュージーランドは、美しい自然とフレンドリーな国民性で知られています。都市部はコンパクトで治安も良く、移住者が多いことから英語が苦手でも比較的受け入れられやすい環境です。一方、留学先としても大学や語学学校があり、ゆったりとした雰囲気の中で勉強に打ち込むことができます。
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その他の協定締結国の特徴
オーストラリア、カナダ、イギリス、アイルランド、フランス、ドイツ、デンマークなど、多くの国がワーキングホリデーの協定を結んでいます。オーストラリアは都市部の仕事が豊富で、多国籍の人々が集まるグローバルな環境が魅力。カナダは美しい自然と多文化社会で生活しやすく、フランスやドイツでは英語以外の言語にも触れられます。イギリスは文化的な歴史を感じながら仕事や留学ができる点が人気です。
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留学先としてのアメリカやイギリス
留学先として特に人気が高いのがアメリカとイギリスです。最先端の教育を受けられる大学や語学学校が多数あり、世界中から学生が集まるため国際色豊かな環境で学べます。アメリカは多種多様な州や都市があり、イギリスは伝統と先進性が融合した学術環境が特徴です。
留学エージェントの利用方法
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サポート内容とメリット
留学エージェントを利用する最大のメリットは、学校選びからビザ申請、渡航準備、現地サポートまでトータルでアドバイスや手続きの代行をしてくれることです。初めて海外へ行く人や英語が不安な人でも、プロのサポートがあることで安心して出発できます。
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プログラム選びのアドバイス
留学エージェントは、多数の学校やプログラムを把握しており、それぞれの特徴や最新情報を得やすい立場にあります。そのため、希望に合ったプログラムを提案してくれるだけでなく、入学要件や学費、滞在方法などを踏まえた最適なプランを一緒に考えてくれます。
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手続きのスムーズ化
ビザや学校への出願手続きは書類が多く、英語でのやりとりも必要です。エージェントが間に入ることで、書類不備や連絡漏れなどのリスクが減り、渡航前の準備をスムーズに進められます。忙しい社会人や初めて海外へ出る学生には、特に心強い存在です。
ネイティブキャンプ留学おすすめのワーキングホリデープログラム
ワーキングホリデーにおすすめな国
日本は現在、以下の30か国以上の国や地域とワーキングホリデー協定を結んでおり、若者が一定の条件のもとで滞在・就労・就学を自由に組み合わせた海外生活を体験することができます。
協定国一覧
オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、韓国、フランス、ドイツ、イギリス、アイルランド、デンマーク、台湾、香港、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、オーストリア、ハンガリー、スペイン、アルゼンチン、チェコ、チリ、アイスランド、リトアニア、スウェーデン、エストニア、オランダ、ウルグアイ、フィンランド、ラトビア、ルクセンブルク
これらの国々では、年齢や滞在期間、資金条件などを満たせば、語学学習・就労・観光を組み合わせた長期滞在が可能です。
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オーストラリア
ビザの取りやすさ・仕事の多さ・自然と都市のバランスから、日本人に最も人気のワーホリ先。英語力に不安がある初心者にもおすすめ。
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カナダ
治安の良さ・多様性・教育レベルの高さが魅力。語学留学とワーホリを組み合わせて、しっかり学びたい人に人気です。
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イギリス
本場の英語に触れられる歴史ある国。ロンドンをはじめとした都市での生活や就労経験が、将来のキャリアにも活かせます。
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フィリピンから始める2ヵ国留学
フィリピン
フィリピンで英語力を伸ばした後に、カナダやオーストラリアなど英語圏でワーキングホリデーやインターンシップに挑戦する2カ国留学プランが人気です。
マンツーマン英会話で基礎を固められるフィリピン留学は、次のステップへ進むための土台作りに最適。キャリアアップを目指す社会人や、長期留学を検討している大学生にもおすすめです。
ワーキングホリデー実現までの流れ
行きたい国を決める
目的や語学力、予算に合わせて滞在国を選び、ビザの条件を確認します。
ビザを申請する
必要書類を揃え、各国の大使館サイトからワーホリビザを申請します。発給まで数週間かかる場合もあるため早めの準備が大切です。
航空券・保険・滞在先を手配
ビザが下りたら、航空券・海外保険・語学学校・住まいなどを予約・手配します。
渡航・現地生活スタート!
出発後は、語学学校に通う・仕事を探す・旅を楽しむなど、自分だけのワーホリ生活をスタート!
よくある質問
どんな仕事ができますか?
ワーホリでは、カフェ、レストラン、ホテル、ファーム、販売、保育、介護などの仕事に就くことができます。英語力や現地の状況により選べる職種が異なります。
英語力がなくてもワーホリに行けますか?
学校に通うべきですか?
英語初心者でもワーキングホリデーに参加することは可能です。ただし、英語力がないと現地での仕事探しや生活に苦労する場面が多くなります。特に英語での面接や電話対応、住まい探しなどで困るケースが少なくありません。
そのため、渡航後すぐに語学学校に通うことをおすすめします。語学学校では実践的な英会話スキルを短期間で習得できるため、ワーホリ生活のスタートをスムーズに切るためにも有効です。
語学力に不安がある場合は、1〜3ヶ月の語学留学とワーホリを組み合わせる「語学留学+ワーホリプラン」が人気です。
ワーキングホリデーはどの国が人気ですか?
特に人気が高いのは、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、イギリスなど。働きやすさ、ビザの取りやすさ、英語環境などを基準に選ばれています。
ワーキングホリデービザを取得する条件は?
ワーキングホリデービザを取得するには、以下の一般的な条件を満たす必要があります。
年齢:申請時に18〜30歳(国によっては31歳または26歳まで)
パスポート:有効な旅券と帰国航空券または購入資金の所持
資金:滞在初期の生活費として十分な資金があること
健康状態:健康であること
扶養家族の同行不可:子どもや被扶養者を連れての渡航は不可
初回申請であること:基本的に同じ国での取得は一生に一度(※一部例外あり)
※条件は国によって異なるため、申請前に必ず各国の大使館・公式サイトで最新情報を確認しましょう。